更新日:2021.2.28/公開日:2017.2.23
このコンテンツは山手皮フ科クリニック 院長 豊福一朋が100%オリジナルで書いています。
ソバカス、雀卵斑(じゃくらんはん)治療
ソバカスとは
QスイッチアレキサンドライトレーザーとIPL(光治療)の長所短所比較
山手皮フ科クリニックのソバカス完全治療
Qスイッチアレキサンドライトレーザー
IPL(光治療)フォトフェイシャルM22
ソバカスの治療ではどのように機器を選択するか
治療のながれ
ソバカスとは
映画などに出てくる白人の子供には、ソバカスが多いですね。
このようなソバカスは医学用語では「雀卵斑(じゃくらんはん)」といわれます。点在する色素斑がスズメの卵の表面様であることからきています。
ソバカスは毛髪が赤毛、ブロンドの白人に多いとされ、ヨーロッパでも北に行くほど多くなります。
北欧、アイルランドあたりがもっとも多いといわれています。アイルランドでは6~10%程度が赤毛でソバカスが多くの人に見られます。
私は米国でメラニンの研究をおこないましたが、赤毛の原因はメラニン生成に関与する遺伝子に変異があることが明らかになっています。
はるか昔に遺伝子に変異が起こり、アイルランドに昔から住んでいたケルト人の間で保持されていると考えられています。
赤毛の人は皮膚の色も白く、幼少時からたくさんのソバカスがあります。ソバカスもメラニン生成に関与する遺伝子の変異があることが予想されています。

アイルランドに多い赤毛の人はソバカスが多い
日本でもソバカスがある人は色白の人が圧倒的に多いです。
ソバカスは両方の頬部に同時に存在することが多く、紫外線曝露後には多少色が濃くなることもありますが、季節的変動はほとんどみられません。
また、ソバカスの始まりは幼小児期のこともありますが、思春期から中年と幅広いです。
しかし、純粋にソバカスだけという人は少なく、もっと深いところにメラニンがある軽症の太田母斑がまじっていることもあり、ソバカス治療後にわかることがあります。
ソバカスの原因は紫外線に弱い遺伝子なので、親から受け継がれていきます。
皮膚を紫外線のダメージから守るために、日ごろからサンスクリーン、長袖の衣類や帽子の着用、日傘の利用などが重要です。
できてしまったソバカスはレーザーや光治療が有効です。
当院でのソバカス治療はQスイッチアレキサンドライトレーザーとフォトフェイシャルM22です。いずれの機器も長所と短所があります。
ソバカス治療によく用いられるレーザーとIPL(光治療)の機種
レーザー | IPL(光治療) |
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QスイッチレーザーとIPL(光治療)の効果比較
美容皮膚科でおこなわれるソバカス治療では、主にレーザーとIPL(光治療)が用いられています。
上記の表のとおり、それぞれの治療法において治療目的に対する効果に差があります。
ソバカスの治療にはQスイッチレーザーが最も適しています。
Qスイッチレーザーを用いることでほぼすべてのソバカスを消すことが可能です。
また、Qスイッチレーザーでいったん消えたソバカスの再発はありません。
ピコレーザーはソバカスを薄くする効果がありますが、いったん治療で薄くなったソバカスの色調が時間の経過とともに戻るため、定期的に繰り返しの治療が必要となります。
IPL(光治療。以下省略)はくすみと肌質の改善効果は優れているのですが、残念ながらソバカスの治療では高い効果が得られません。
山手皮フ科クリニックのソバカス完全治療
当院のソバカス治療では、Qスイッチアレキサンドライトレーザーを使用しています。私はソバカス治療では、Qスイッチアレキサンドライトレーザーでの治療が安全でもっとも効果があると考えています。
くすみが強い場合は、最初にQスイッチアレキサンドライトレーザーを使えないため、フォトフェイシャルM22という光治療(IPL)をおこなってから、レーザー治療をおこないます。
Qスイッチアレキサンドライトレーザーでのソバカス治療例
上記写真をクリニックすると拡大画像がご覧いただけます。
Qスイッチアレキサンドライトレーザー
Qスイッチアレキサンドライトレーザーは50ナノ秒という非常に短い時間(1ナノ秒 = 1/1,000,000,000秒)でレーザーを発振(照射)することができるため、標的組織に限局した治療が可能となります。
効果的な出力(エネルギー)を用いることで、ソバカスの原因となる「メラニンを過剰に蓄積した原因細胞」のみを熱破壊することができます。
ソバカスの原因となる「メラニンを過剰に蓄積した原因細胞」がレーザー照射により熱破壊されるため、レーザー照射で消えたソバカスの再発はありません。
※新たなソバカスの出現はあります。 現時点で、ソバカスを消すことができるのはQスイッチレーザーを用いた治療のみと考えています。
Qスイッチアレキサンドライトレーザーについての詳細は当院ホームページのQスイッチアレキサンドライトレーザーをご覧ください。
Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーでのソバカス治療例
症例1
20歳代女性
ソバカスの治療目的で来院 すべてのソバカスを消したいとの希望あり。
レーザー治療を選択されました。
照射回数1回 来院回数4回(初診時、治療時、治療1か月後、4か月後) レーザー照射費用(全顔)\165,000,その他の費用※\14,800,合計\179,800
※その他の費用の内訳:
初診料\3,300,再診料(2回)\3,300,照射時:眼球保護コンタクトレンズ使用料\2,200,麻酔クリーム代\3,300,薬剤費(軟膏、鎮痛剤など)\1,380,トラネキサム酸内服(30日分)\1,320
症例2
20歳代女性
シミ・ソバカスの治療目的で来院
すべてのシミ・ソバカスを消したいと希望あり。レーザー治療を選択されました。
照射回数1回 来院回数3回(初診時、治療時、治療1か月後) レーザー照射費用(全顔)\220,000,その他の費用※\17,440,合計\237,440
※その他の費用の内訳:
初診料\3,300,再診料(2回)\3,300,照射時:眼球保護コンタクトレンズ使用費\2,200, 麻酔クリーム代\3,300,薬剤費(軟膏、鎮痛剤など)\1,380,トラネキサム酸内服(90日分)\3,960
症例3
20歳代女性
ソバカスの治療目的で来院 すべてのソバカスを消したいと希望あり。
レーザー治療を選択されました。
照射回数1回 来院回数3回(初診時、治療時、治療1か月後)レーザー照射費用(全顔)\165,000,その他の費用※\13,150,合計\178,150
※その他の費用の内訳:
初診料\3,300,再診料(1回)\1,650,照射時:眼球保護コンタクトレンズ使用費\2,200, 麻酔クリーム代\3,300,薬剤費(軟膏、鎮痛剤など)\1,380,トラネキサム酸内服(30日分)\1,320
ダウンタイム
Qスイッチレーザーを用いたソバカス治療はIPLに比べて効果が高い反面、ダウンタイムがあります。ダウンタイムとはレーザー照射部位の炎症と痂皮(カサブタ)、炎症後の色素沈着が生じる期間のことです。
1)炎症と痂皮(カサブタ)形成
炎症(下図上段)
レーザーを照射した直後から照射部位には炎症(皮膚が赤く腫れること)がおきます。レーザー照射によりがシミの原因となる細胞が熱破壊されるためです。原因細胞が熱破壊されるため、レーザーを照射したソバカスが再発することはありません。炎症は効果の裏返しといえます。
痂皮(カサブタ)形成(下図下段)
レーザー照射部位は治療後5~7日で黒褐色の痂皮(カサブタ)になります。痂皮(カサブタ)は治療後7日目ごろから剥がれだし、治療後2週間までにはほとんど剥がれて、ソバカスのないきれいな肌があらわれます。

Qスッチレーザー治療後のダウンタイム
2)炎症後色素沈着
Qスイッチレーザーを照射すると、その部位には炎症がおこり、後に色素沈着が生じることがあります。熱いお湯で手などに熱傷を負い、その傷が治ったあとに皮膚が茶色になることがあります。これを炎症後色素沈着といいます。レーザー治療後の色素沈着も同じ原理です。皮膚にいったん炎症がおこると、メラニンの産生が増加し、局所的に皮膚の色調が濃くなります。ソバカスのレーザー治療では、シミやアザの治療に比べ低い出力で照射するため、炎症後色素沈着はあまりみられません。ソバカス治療後の炎症後色素沈着のリスクが高くなる要因として以下のことがあげられます。
- 生まれつき肌の色が濃い
- 日焼けしている
- ソバカスにレーザーを照射したところ、通常ソバカス治療で用いる出力では反応が悪く出力を上げる必要があった場合
- ソバカスのように見えてシミ(老人性色素斑)であった場合
炎症後の色素沈着は一時的なもので必ず消退します。レーザー治療後、2週間目までに痂皮(カサブタ)は剥がれ落ち、ピンク色の肌があらわれます。ソバカスのレーザー治療ではほとんどの場合、炎症後の色素沈着を生じず治療は終了します。しかしながら、一部の方ではその後1~3週間してレーザー照射部に褐色のソバカスのような色が戻ってきます。ソバカスが再発したように見えますが、この状態が炎症後色素沈着です。レーザー治療後1~1か月半ごろに濃さのピークをむかえ、徐々に薄くなって消退していきます。炎症後の色素沈着が生じた場合は3~6か月程で消退しますが、まれに1年程かかることもあります。
3)炎症後色素沈着対策
炎症後色素沈着を予防したり、炎症後色素沈着がでても薄くするために以下のような方法があります。
予防策
- 日焼けしている場合、数か月待って肌色が薄くなるのを待ってからレーザー治療を行う
- レーザー治療前、あるいは治療直後からトラネキサム酸の内服をおこなう
- フォトフェイシャルM22(当院にあるIPL機器)で肌の色調を明るくしてからレーザー治療を行う
※フォトフェイシャルM22推奨回数2回
色素沈着対策
- トラネキサム酸の内服
- ビタミンC含有化粧水、ハイドロキノンなど美白剤の外用
ソバカスのレーザー治療で消えないもの
ソバカスのレーザー治療では、ソバカス以外のホクロ、肝斑、脂漏性角化症、太田母斑が消えません。
- ホクロ
薄いホクロはソバカス・シミと鑑別が難しいため、レーザー治療時に照射することになります。
レーザーを照射したホクロは一時的に色が濃くなりますが、数か月して元の色に戻るか、薄くなります。 - 肝斑
頬骨部上の皮膚に左右対称性にある色素沈着です。
レーザーでは消えず濃くなることがありますが、この範囲にはソバカスが多いためレーザーを照射します。
レーザー治療後に自然にもとの色調に戻りますが、トラネキサム酸の内服で薄くすることをおすすめしています。 - 脂漏性角化症
厚みがあるシミで、Qスイッチレーザー単独では消えません。
治療については「脂漏性角化症」をご覧ください。 - 太田母斑
皮膚の深層にあるシミで、軽症の場合はソバカスと区別がつかず、ソバカスのレーザー治療後に残ったシミとして、はじめて認識されることがあります。
治療については「太田母斑」をご覧ください。
ソバカスQスイッチレーザー治療料金(全顔のみ)
ソバカスQスイッチレーザー治療料金はこちらをご覧ください。
IPL(光治療) フォトフェイシャルM22
IPLとはIntensive(強力な) Pulse(パルス) Light(光)の頭文字をつなぎ合わせた「強力な光治療」という意味です。コンピューターで制御された、高エネルギーの連続した波長の光を皮膚に照射することにより、くすみ、皮膚の若がえり、肌質の改善、赤ら顔などに対して幅広い治療効果が期待できます。IPLではソバカスを薄くすることはできますが、消すことはできません。
当院ではIPLをソバカス治療にはつかいません。
くすみが強く、レーザー照射でできない場合、プレトリートメント(前治療)としてくすみを改善するの使用します。効果を得るために1~2回の治療をおこない、くすみを薄くしてレーザー治療へ進みます。
フォトフェイシャルM22の特徴
フォトフェイシャルはルミナス社の登録商標です。現在、ルミナス社が開発した光治療器がフォトフェイシャルと呼ばれています。
フォトフェイシャルM22の詳細は当院ホームページ「フォトフェイシャルM22」をご覧ください。
フォトフェイシャルM22とQスイッチレーザーの効果比較
フォトフェイシャルM22 | Qスイッチレーザー | |
当院ソバカス治療での役割 | くすみが強い場合の前治療 | 本照射 |
シミ※ | ★★★ | ★★★★★ |
ソバカス※ | ★★★ | ★★★★★ |
くすみ | ★★★ | 効果なし |
肌質改善 | ★★★ | 効果なし |
化粧のノリ | ★★★ | 効果なし |
ダウンタイム | 赤みなし | 赤み→カサブタ |
※ 当院ではソバカス治療をフォトフェイシャルM22単独では治療いたしません。
くすみが強い場合のソバカス治療
お肌のくすみが強い場合、レーザー治療を最初におこなうと、以下のようなさまざまな肌トラブルが起こる可能性があります。
- レーザーの出力を上がれないために治療効果の減弱
- 治療後の色ムラの出現
- 炎症後色素沈着や炎症後紅斑の長期化
くすみが強い場合は、レーザー照射は避けるべきです。
この場合当院では、最初にくすみを薄くするためにIPL(光治療)をおこないます。
くすみの治療に効果が高いフォトフェイシャルM22を2回照射します。
くすみが薄くなった時点で、あらためてソバカスの密度をみて、レーザー料金のお見積りをします。
症例
50歳代女性
ソバカスの治療目的で来院 すべてのソバカスを消したいのでレーザー治療を希望されました。
くすみが強く、ソバカスのみをレーザー照射した場合、炎症後の色素沈着やソバカスが消えた部分とくすんだ皮膚の色むらが危惧されました。
治療計画はIPL(光治療)(全顔)を1か月おきに2回おこない、くすみが薄くなった状態でレーザー治療をおこなうことにしました。
照射回数3回 来院回数5回(初診時、IPL2回、レーザー1回、治療1か月後)IPL費用 \50,600(2回分)、レーザー照射費用(全顔)\143,000,その他の費用※\13,150,合計\206,750
※その他の費用の内訳:
初診料\3,300,再診料(1回)\1,650,照射時:眼球保護コンタクトレンズ使用費\2,200, 麻酔クリーム代\3,300,薬剤費(軟膏、鎮痛剤など)\1,380,トラネキサム酸内服(30日分)\1,320
フォトフェイシャルM22料金
フォトフェイシャルM22の料金はこちらをご覧ください。
ソバカスの治療ではどのように機器を選択するか
美容クリニックではソバカス治療にQスイッチレーザーを使っていないところが多くあります。
一般に美容クリニックでは、ソバカスの治療で受診されると、IPLかアキュチップ※などの光治療をすすめられことが多いようです。
※ アキュチップとは直径数ミリの小さな面積に強力に光を照射してソバカスやシミを治療するIPL(光治療)の発展型です。
IPLは看護師や医師が施術をおこないます。
Qスイッチレーザー治療はおこなうのは医師に限られています。
顔全体のソバカスを1回の治療でほとんど消すには、多くのレーザー治療の経験を必要としますし、治療後にあらわれるダウンタイムへの細かい対処が必要です。
そのために、顔のソバカス全部を一度に治療する医師は多くありません。
IPL治療の問題点はソバカスが薄くはなりますが、消えないことです。
IPLは治療前に「ソバカスがすべて取れるわけではありません」と説明を受けてかつ納得されてから選択されれば、ダウンタウムのない良い治療法です。
しかし、「(IPLやアキュチップを)続ければ全部とれて、きれいになります」という言葉を信じて10回、20回、多いと30回以上の治療をされている方もいらしゃいます。
ソバカスに対するIPL、アキュチップでの治療はでは、ソバカスがすべて取れることは絶対にありません。
ソバカス治療の際には機器の長所と短所の説明を考慮されて選択されてください。
私は以下の様に考えています。
ダウンタイムがあってもよいので全部ソバカスを取りたい |
Qスイッチアレキサンドライトレーザー |
1~2週間程度の休みがとれたので全部ソバカスと取りたい | |
治療は1回で終わらせたい※ | |
何回もIPL(光治療)をおこなったが取れなかった | |
肌のくすみ改善が目的でソバカスは薄くなれば良い | IPL(光治療)フォトフェイシャルM22 |
レーザー治療が終わってソバカスが消えたのでメンテナンスをしたい |
※くすみが強い場合 前処置としてフォトフェイシャルM22を1~2回おこなうので、1回の治療では終了しません。
ソバカスのレーザー治療のながれ
● 治療開始までに2回のご来院が必要です。当院は方針として、全てのレーザー治療、美容施術において初診での来院時に治療をおこなうことはありません。改めてご来院いただくこととしております。
● 過去に当院にて初診・初回相談または治療をお受けになられたことがある患者様において、初診または最終治療のいずれか直近の日付から1年を経過している場合、再度初診の診察から治療開始または治療再開となります。
①初診・初回相談(来院1回目)・再相談
- ソバカスのレーザー治療のご相談はWEB予約サイトからおとりいただけます。初回相談料は3,300円です。
- 再相談は『院長外来』の対象メニューです。『シミ・ソバカス・脂漏性角化症※再相談』の項目でご予約ください。自費診察料は1,650円です。カウンセリングにて治療方法と費用のお見積りをいいたします。後日の治療となります。
- フォトフェイシャルM22は当院では「くすみ」の治療に用いています。WEBからご予約をおとりいただく『院長外来』の対象メニューです。『肝斑・くすみ改善』の項目でご予約ください。
②レーザー治療
- 予約をおとりいただき、後日の治療となります。電話またはクリニック受付にてご予約を承ります。
レーザー治療
洗顔
お化粧や日焼け止めはメイク落としと洗顔フォームを使用して完全に落としていただきます。
麻酔

顔全体に麻酔クリームを塗って、ラップで覆って麻酔します。
痛みを伴う治療のため麻酔を使用します。
全顔または広範囲の身体の治療の場合はクリーム麻酔(全顔の場合3,300円)を使用し、必要時注射麻酔を併用します。
消炎鎮痛剤の内服
レーザー照射前に消炎鎮痛剤と胃薬を内服します。
眼球保護
照射時は、患者様の眼を守るために専用のゴーグルを使用します。
眼瞼周囲へ照射をする場合は、麻酔の目薬を点眼した後、特殊な医療用コンタクトレンズシェルを使用します(装着操作は医師が行います。コンタクト使用+抗菌点眼薬料合計3,000円)。
普段使用しているコンタクトレンズは治療前に外していただきます。
当日は眼鏡で来院いただくか、コンタクト保存容器と保存液をご持参ください。
クリニックでも販売しております(370円)。
レーザー照射
Qスイッチアレキサンドライトレーザー照射時は、専用ゴーグルや医療用コンタクトを装着していても赤い光が見えますが問題ありません。
治療後の処置
軟膏を塗布します。
治療範囲に水疱ができたり、軽度の出血がみられる場合があります。
クーリング
治療後はアイスノンで10~20分冷却していただきます。
炎症後色素沈着対策
カサブタがはがれ落ち新しいピンクの皮膚ができた後、炎症後色素沈着(後述)が生じることが多いため、炎症後色素沈着予防・軽減のためトラネキサム酸を内服します。
原則としてレーザー治療当日に60日分を処方します。
経過診察
1か月後と4か月後に経過をみます。
経過診察の予約はできません。
炎症後色素沈着が濃く目立つ場合はトラネキサム酸の内服に加え外用剤(ハイドロキノンとトレチノイン)を外用します。※医師の判断により、経過診察が不要な場合もあります。
Qスイッチアレキサンドライトレーザー治療の概要
診療区分 | 自由診療 |
---|---|
照射出力等 | Qスイッチレーザー 3.0~18J/c㎡ |
治療期間及び回数 |
治療回数は1回 |
施術によるリスク・副作⽤ | 照射に際しては局所麻酔含有クリームあるいは麻酔注射剤を使用します。 治療後、照射部位は炎症がおこります。 治療部位は痂皮、びらんになり、上皮化するまで2週間かかります。 |
施術に要する費⽤(レーザー照射料金のみ) 別途診察料金、抗生剤などの費用が必要。 |
全顔照射\132,000~¥220,000 |
承認区分 | ALEXレーザーは国内承認機器です。 |
フォトフェイシャルM22治療の概要
診療区分 | 自由診療 |
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照射出力等 | 12~16J/c㎡ |
治療期間及び回数 |
くすみ・美肌目的の治療では回数に規定なし 照射は2~3か月おき |
施術によるリスク・副作⽤ | 照射部分に一致したマイクロクラストが生じます。 |
施術に要する費⽤ | 1回 ¥25,300 6回目以降/レーザー治療後割 ¥22,000 |
承認区分 | フォトフェイシャルM22は国内承認機器です。 |
注)治療には、国内未承認医薬品または医療機器を⽤いた施術が含まれます。
治療に⽤いる医薬品および機器は当院の医師の判断の元、個⼈輸⼊⼿続きをおこなったものです。
個⼈輸⼊において注意すべき医薬品等についてはこちらをご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1.html