
目次
1.そばかす(ソバカス)雀卵斑(じゃくらんはん)とシミの基本知識と治療
このページではそばかす(ソバカス)にお悩みの方へ、基本的な知識と治療方法に関してご説明いたします。
そばかすとシミの違いとは
そばかすとは
映画などに出てくる白人の子供には、そばかすが多いですね。このようなそばかすは医学用語では「雀卵斑(じゃくらんはん)」といわれます。点在する色素斑がスズメの卵の表面様であることからきています。
後述するシミ(老人性色素斑や脂漏性角化症)は紫外線による皮膚の細胞の遺伝子変化が原因とわかっていますが、そばかすの原因はわかっていません。
アイルランド人の赤毛とそばかす
私はカナダ、米国でメラニンの研究をおこないましたが、研究者の間では「アイルランド人の赤毛(Irish Redhead)」の話は有名です。赤毛の人にはそばかすも多く、この話がそばかすの原因ともつながります。
そばかすは毛髪が赤毛、ブロンドの白人に多いとされ、ヨーロッパでも北に行くほど多くなります。北欧、アイルランドあたりがもっとも多いといわれています。アイルランドでは10~30%程度が赤毛でそばかすが多くの人に見られます。ヨーロッパ以外では赤毛になる人の割合は0.06%ですから、アイルランドでの10~30%の赤毛の比率は高いといえます。そして以前から赤毛とそばかすは遺伝子に関係があると考えられています。
実際に赤毛の原因はメラニン生成に関与する遺伝子(メラノコルチン-1受容体)に変異があることが明らかになっています。そばかすにもメラノコルチン-1受容体遺伝子が関係していると考えられています。赤毛は昔、北に住んでいた白人におこった遺伝子の変異から始まります。皮膚や髪の毛の色をつくるメラニン産生に関する遺伝子に突然変異が起こったとが考えられます。外界との交流が少なくかつ狭いコミュニティーではこれらの遺伝子変異は蓄積して保持されていきます。アイルランドでは昔から住んでいたケルト人の間でこれが起こり、現在まで保持されていると考えられています。ちなみに小説「赤毛のアン」の主人公アン・シャーリーにはそばかすが多いと描かれていますが、彼女はアイルランド系で間違いないと思います。小説の舞台となったプリンス・エドワード島にはアイルランド移民が多く、アイルランドのことわざや迷信、アイルランドの歴史上の人物が登場します。私もアイルランドの首都ダブリンにいったことがありますが、赤毛の人が多いと思いました。
白人のそばかすと日本のは症状の出方と推移が違うので同じものとは考えませんが、日本人のそばかすにも遺伝子変異が関係してると考えられています。そばかすがある人は色白の人が圧倒的に多いのと、両親、兄弟姉妹にも頻繁にそばかすが見られるからです。遺伝子は単一の遺伝子の変化ではなく、様々な遺伝子複合した変化からそばかすができているのでしょう。赤毛に関係するメラノコルチン-1受容体遺伝子異常は常染色体劣性遺伝(両親ともに変異遺伝子をもっている場合に赤毛になる)ですが、日本人でのそばかすは常染色体優性遺伝と考えられています。そばかすが多い人では両親いずれかにそばかすが多いことも常染色体優性遺伝と考える理由です。

日本人のそばかす
白人のそばかすは「夏季に多くなり、また数も多くなり、色も濃くなる。冬季には小さくなり、数も減少し、色も薄くなる」、「成人(30歳)以降、徐々に消退する傾向がある。」とありますが、日本人では、このようはそばかすはありません。
日本人でもそばかすは夏季と冬季で若干の色調の差がありますが、これはそばかすがない部分でも同様に起こり、日差しによる通常の皮膚の色の変化によるものだと思っています。また、成人以降、数色調が減ることはなく、むしろ数が増加していくことが多いと思います。
したがって、日本人のそばかすは白人のものとは異なるのかもしれません。しかし、家族内でそばかすが多い人がみられることから遺伝があることは間違いないと思います。
シミとは
みなさんは、シミにはたくさんの種類があるのをご存知でしょうか。
一般にいう「シミ」は老人性色素斑や脂漏性角化症です(狭義のシミの定義)。ほかに広範囲に濃い色素の増強がみられる肝斑や、太田母斑や後天性真皮メラノーシス(ADM)をシミに含めることもあります(広義のシミの定義)。

老人性色素斑は長年の紫外線による皮膚のダメージで表皮の角化細胞やメラニン細胞(色素細胞)が遺伝子異常をおこしてできるものです。このなかで多発する小型の老人性色素斑はそばかす型日光色素斑とも呼ばれ、そばかすとの鑑別が難しいことがあります。
脂漏性角化症は長年の紫外線暴露、加齢によってできる、盛り上がったシミです。皮膚から盛り上がるので皮膚腫瘍として分類されることもあります。
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)はそばかすに似ていることがあり、治療に用いるレーザーの反応がそばかすと異なるので、鑑別が重要となります。
そばかすとよく似た色素斑(シミなど)
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)
頬の両側にこのような小さな色素斑がパラパラと散らばっているとそばかすと間違われて診断されていることがあります。
原因は真皮に存在する真皮メラノサイトが原因です。通常は真皮にはメラニン産生するメラノサイトはないか、あってもメラニンを産生していません。
後天性真皮メラノーサイトーシスについてはこちらをご覧ください

そばかす型の老人性色素斑
一見、そばかすに似ています。20歳後半に出現し、鼻にあまりないことからそばかす型の老人性色素斑と診断しました。
幼少期には色素斑がなかったことがそばかすと異なります。
紫外線による皮膚の加齢によるシミです。中学、高校、大学での野外活動で紫外線にあたる時間が長かった人にでる傾向があります。

そばかす、シミが出来る原因とその仕組み
紫外線等による肌へのダメージ
太陽光が皮膚にあたると、皮膚の表面の角層で5~10%が反射されます。それから皮膚のメラニンに散乱、吸収されます。皮膚の角層の最下部である基底細胞層に届くのはわずかで、その下の真皮にはさらに少ない量が届きます。紫外線ではUVBはほとんどが表皮までしか到達せず、真皮まで到達するのは10%程度です。UVBは細胞のDNAに変異を起こします。DNAの変異はすぐに酵素によって修復されますが、からだ側はつねに大量の変異を修復する過程でまれに修復エラーがおこります。この修復エラーが遺伝子の傷となって、細胞に変化をおこします。
UVAは波長が長く、真皮まで到達します。UVAはおもに真皮の劣化を起こします。真皮の線維芽細胞を老化させて、細胞外マトリックス(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などかならる基質の劣化させます。
これらの変化が、シミ、シワ、たるみなど皮膚の老化を招きます。長期にわたる紫外線暴露は皮膚がんの発生要因にもなります。
シミ(老人性色素斑)場合
シミの代表である老人性色素斑では、紫外線によりメラニン細胞(メラノサイト)、表皮基底細胞に異常(形質転換)がおこります。最近では線維芽細胞の老化も一因であるとわかってきています。
皮膚が長期にわたり紫外線を浴びると、表皮のメラニン細胞に異常がおこり、メラニン色素(以下、メラニン)を過剰に産生するようになります。これをメラニン細胞の形質転換といいます。
さらに角層をつくる表皮基底細胞も形質転換をおこし、メラニン細胞を活性化する因子(インターロイキン1α、MSH)を常に産生するようなります(表皮基底細胞の形質転換)。活性化したメラニン細胞は絶え間なくメラニン産生を続け、角層には過剰なメラニンが蓄積します。
老人性色素斑では、おそらくメラニン細胞、表皮基底細胞の両方に形質転換がおこっているので、治療にはレーザーで双方を破壊する必要があります。
さらに、紫外線により真皮に老化がおこると、老化した線維芽細胞からメラニン細胞を刺激する物質が表皮にむけて分泌され、メラニンの過剰産生がおこることもわかってきました。
レーザーは真皮にも熱を与えるので、真皮の「リモデリング」がおこり、老人性色素斑の再発を予防します。
他院での治療ですが、老人性色素斑を数回にわたって治療するところがあります。これは、レーザーを用いても老人性色素斑の治療が難しいことを意味しています。表皮基底細胞、メラニン細胞、老化線維芽細胞の3つの同時に取り除く必要があるかでしょう。
真皮の「リモデリング」とは(▶をクリっく)
- 真皮は線維芽細胞、マクロファージ、肥満細胞、血管、神経からなる「細胞成分」とコラーゲン、エラスチン、基質(ヒアルロン酸など)からなる「間質成分」の2つに分類されます。細胞外マトリックスとは生体内で細胞を取り巻いている物質の総称ですが、真皮ではコラーゲン、エラスチン、基質(ヒアルロン酸など)が「(真皮の)細胞外マトリックス」と呼ばれます。細胞外マトリクスは皮膚の弾力性の維持、水分の保持をおこなっています。 皮膚が長期に紫外線にさらされることで、細胞外マトリクスは劣化して、皮膚の弾力性が低下して、乾燥傾向になります。「細胞成分」である線維芽細胞は紫外線老化します。老化した線維芽細胞は表皮のメラニン細胞にむけて、異常なシグナルの伝達をおこなうようになります。このシグナルでメラニン細胞は過剰なメラニンを産生し、大量のメラニンは角化細胞へ受け渡され、角層のメラニン量が増えシミとなります。レーザー、RF(高周波)、超音波などを使って真皮に熱凝固をおこすと、からだは皮膚のダメージと受け取り真皮の線維芽細胞を活性化させて、老化した線維芽細胞は新しい線維芽細胞に置き換わります。そしてメラニン細胞へのシグナル伝達が正常化します。この過程を「皮膚のリモデリング(再構成)」と呼び、美容医療での皮膚の若返りの原理です
そばかすの場合
そばかすでは、メラニン細胞が過剰なメラニンを産生することが原因です。紫外線が関係していることは間違いないのですが、メラニン細胞自体に異常がおこっているかは不明です。レーザー治療では老人性色素斑よりも弱い出力で効果がでることから、角化細胞の形質転換はおこっていないと思います。
治療にはメラニン細胞のみをターゲットとして治療すればよいので、安定した治療効果を得ることができます。
2.そばかす(ソバカス)治療でような機器を選択するか
皮膚科、美容皮膚科、美容形成外科のホームページでそばかす治療をみると、じつにさまざまな治療方法が記載されています。
そばかす治療によく用いられるレーザーとIPL(光治療)の機種
| レーザー | IPL(光治療) |
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それゆえ、「そばかすの治療ではなにがベストか」という質問はよくいただきます。
シミ・そばかす治療をはじめ、美容にかかわる治療はクリニック、医師で違いがあります。皆さんご自身のポリシーで治療しているので、どの治療方法がベストかは一概にいうことはできません。また、「シミ・そばかすが少しでも薄くなれば良い」、「完全に消したい」など治療を受ける側のニーズもさまざまですので、一般論としてどれがベストかを論じるつもりはありません。
このサイトでは私、豊福一朋がこれまでの経験とIPL、レーザーの作用機序や治療原理などを踏まえて、私見として述べさせていただきます。

この表はそばかすの治療の用いられている方法を書き出しています。IPL(光治療)だけが△です。IPL(光治療)を用いた治療では一時的にそばかすは薄くなりますが、何回おこなっても完全に消えることはありません。中止してしばらくするとそばかすの色が戻ってきます。IPL(光治療)ではそばかすの原因となる細胞を壊すことができないのが原因です。
レーザーは照射方法の違いでQスイッチレーザーとピコ秒レーザーに別けられます。それぞれに効くレーザーと効きにくいレーザーがあります。効果の違いはレーザーの波長で異なります。
レーザーの波長
レーザーの波長の話をします。少し専門的な話になりますが、レーザーの波長はシミ・そばかすを含めたすべての美容医療に大きく関わります。
波長は光の波の形をつくります。波長が長い光は赤色に近くなり、波長が短い光は紫色に近くなります。
シミ・そばかすの治療に使うレーザーにはアレキサンドライト、ルビー、Nd:ヤグの3つのレーザーがあります。ルビー、アレキサンドライト、Nd:ヤグレーザーの波長はそれぞれ694nm、755nm、1064nmです。

そばかすのレーザー治療ではレーザーの光がメラニンに吸収されて、そばかすの原因となる色素細胞が壊れます。メラニンに吸収される度合いが波長のよって異なるのです。一般には、レーザーの光は波長が短いほど、メラニンによく吸収されます。よって、ルビー(694nm)、アレキサンドライト(755nm)、Nd:ヤグ(1064nm)の順で、メラニンに吸収されます。では、そばかす治療ではルビーレーザーのほうが、アレキサンドライトレーザーより優れているのでしょうか? 実際につかってみるとルビー、アレキサンドライトともにそばかす治療には十分です。同程度の治療効果をもっているといえます。一方、Nd:ヤグはメラニンへの吸収度が低いことがわかります。実際つかっても、そばかすを1回で完全に取りきれることはありません。レーザートーニングに使われる1064nmのNd:ヤグはそばかす治療には適さないといえます。

Qスイッチレーザーでのそばかす当院治療例

上記写真をクリニックすると拡大画像がご覧いただけます。
Qスイッチレーザーかピコ秒レーザーか
ピコ秒レーザーは刺青(タトゥー)の除去に開発されたレーザーです。1ピコ秒は一兆分の1秒=1/1,000,000,000,000秒という極めて短い時間です。
Qスイッチレーザーでのレーザーはナノ秒で一億分の1秒=1/1,000,000,000秒なので、単位では1000倍短い時間です。
ピコ秒レーザーは瞬間に高い出力で色素を破壊でき、刺青(タトゥー)の除去では治療効果が高いレーザーです。Qスイッチレーザーにくらべて治療回数が半減すると言われています。
それでは、シミ・そばかすの治療では、ピコ秒レーザーとQスイッチレーザーと比べてみるとどうなるのでしょうか。ここでは、1064nmというメラニンへの吸収が少ないNd:ヤグと、メラニンへの吸収は良い反面、出血しやすい532nmのレーザーを除外します。
さらにQスイッチアレキサンドライトレーザーは大手メーカーの販売が終了し、メンテナンスが難しくなったので除外しました。
そして、ピコ秒のルビーレーザーは存在しません。結果、ピコ秒アレキサンドライトレーザーとQスイッチルビーレーザーを比較することになります。

当院には、ピコ秒アレキサンドライトレーザーの「ピコシュアプロ」とQスイッチルビーレーザーの「ナノスターアール」があります。つかってみると、治療効果では優劣をつけられないという結果でした。いずれも、シミ・そばかすにとてもよく効きます。※そばかす治療ではピコレーザーを使っています。

シミ・そばかすに効くレーザーはピコ秒レーザー、Qスイッチルビーレーザーの違いではなく、レーザーの波長であると言えます。ルビー(694nm)、アレキサンドライト(755nm)であればシミ・そばかす治療には十分だと思います。
フォトフェイシャルなどのIPL(光治療)との治療比較
フォトフェイシャルに代表されるIPLでは、そばかすを薄くすることが可能です。
IPLはレーザーと比較してダウンタイムが軽いことは最大の利点と思っています。欠点はIPL単独ではそばかすは消えないことです。当院にそばかす治療でいらっしゃる患者様は、他のクリニックでIPL治療を受けられた方もいます。そのクリニックでは「○○回施術すれば、そばかすは消えますよ」といわれたそうですが、IPLでは何回治療をおこなっても、そばかすが”消える”ことはありません。IPLではそばかすの原因となるメラニンを多く産生する色素細胞を取り除くことができないからです。
これはアキュチップも同様です。アキュチップとはIPLで発生する光線を小さい面積に集中させてシミ・そばかすを治療する方法です。通常のIPLより効果があり、消えるシミ・そばかすはありますが、再発も多くみられます。通常のIPL同様、メラニンを多く産生するそばかすの原因細胞を完全に取り除くことができないのです。
レーザーとIPLの色素性疾患、美肌、赤ら顔治療での効果比較表
レーザー(アレキサンドライト、ルビー)とフォトフェイシャルなどのIPL(光治療)での効果を比較してみます。

※ △の理由はIPLで顔の色素斑(シミ、そばかす、肝斑)を治療する際に、シミ治療モードでの照射をおこなった場合、肝斑が悪化することが多いからです。肝斑に用いるためには適切な波長のフィルターを用いて、出力を調整して照射して◯~◎となります。このモードではシミ治療の効果が弱くなるのが欠点です。
IPLの重要性
上の表ではフォトフェイシャルを含むIPLは色素性疾患の治療には、物足りないように見えます。しかしIPLは当院ではシミ・そばかすのレーザー治療できれいに仕上げるためににはとても重要な機器です。
当院ではくすみがある場合、フォトフェイシャルを治療前の「プレトリートメント」としておこないます※。シミ・そばかす治療をおこなう時に注意しないといけないのは、「肝斑」と「くすみ」です。肝斑が濃い状態、くすみでは表皮にメラニンが増えた状態で、レーザー治療効果を妨げます。照射したレーザーが表皮のメラニンに吸収されて、シミ・そばかすの原因となるメラニン細胞に届きにくくなるからです。「肝斑」と「くすみ」をレーザー治療前にフォトフェイシャルで改善してから、シミ・そばかすのレーザー治療おこなうのが当院の治療の特徴でもあります。
※くすみがない、少ない方はプレトリートメントは省略してレーザー照射をおこないます。
フォトフェイシャルについての詳細は「フォトフェイシャルステラM22」をご覧ください。
そばかすの治療では他にどのように機器や治療方法を選択するか
レーザートーニングについて
レーザートーニングはそばかす治療に向いていないと思っています。
レーザートーニングはQスイッチ・Nd:ヤグレーザーの照射エネルギー密度を低くしたもの(「低フルエンス」と呼ばれます)で、顔全体に照射するとシミや肝斑がうすくなるとの宣伝文句でたくさんのクリニックでおこなわれています。最近はピコレーザーを低フルエンスで照射することもおこなわれているようです。
レーザートーニングは低フルエンスなので、ダウンタイムが少ないとうたわれています。しかし、ダウンタイムが少ないとうことは治療効果も少ないということです。
そばかすの治療でレーザートーニングと何回もおこなっているようですが、レーザートーニングでそばかすが薄くなることはあっても、消えることはありません。また、短い間隔で繰り返しNd:ヤグレーザーを照射すると、低出力であっても正常なメラニン細胞が傷んでしまいます。そばかす、シミ、肝斑でレーザートーニングを繰り返し治療される方にはまだら、不均一に色抜けしている方を多く見ます。
そして、Nd:ヤグレーザーの1064nmの波長は、アレキサンドライトの755nm、ルビーの694nmにくらべてメラニンへの吸収性が低いです。あえてNd:ヤグレーザーをそばかすの治療に使うのはいかがなものでしょうか。

ピーリングについて
ピーリングは肌表面に蓄積した古い角質を剥がれやすくする薬剤を塗り、肌のターンオーバーを促す施術です。
施術により肌のターンオーバーが促進されることから、皮膚の組織に蓄積されていたメラニン色素が徐々に排出されていきます。
そばかすでは、原因となる表皮のメラニン細胞(メラノサイト)から過剰に産生されるメラニンが、角化細胞に受け渡されて、角層蓄積してそばかすの色をつくっています。
ピーリングでは角層を化学的にはがすので、角層のメラニン量は減り、そばかすが薄くなります。残念ながらそばかすを消すまでにはいりません。
そばかすの原因細胞を除去できないので、ピーリングを止めると、しばらくして元通りのそばかすの色調の戻ります。
イオン導入について
イオン導入は、皮膚に弱い電流を流すことによって電気の勾配(片側プラス、もう片方をマイナスにする)をつくり。イオン化された物質を皮膚に浸透させる方法です。
ビタミンC誘導体がイオン導入では使用され、ビタミンC誘導体は皮膚の奥深くに浸透し、そこでビタミンCに変換されます。
ビタミンCは表皮メラニン細胞(メラノサイト)のメラニン産生を抑制します。すでに存在するメラニンの色も薄くします。
ピーリングと同様にそばかすの原因細胞を除去できないので、消すことはできません。イオン導入を止めると、しばらくして元通りのそばかすに戻ります。
エレクトロポレーションについて
エレクトロポレーションは特殊な電気パルスを利用して、瞬間的に肌層に孔をあける方法です。
この穴から、美肌、美白の有効成分を皮膚の真相まで浸透させることができます。
ビタミンC誘導体はもちろん、イオン導入では浸透させることができなかったトラネキサム酸などの浸透が可能です。
ビタミンC誘導体やトラネキサム酸は美白成分なので、そばかすを消すことはできませんが、薄くすることは可能です。
施術を止めると、しばらくして元通りのそばかすに戻ります
ハイドロキノン(HQ)について
ハイドロキノンは、1940年台から米国で美白剤として使われはじめ、現在では世界中で美白・美肌治療に使われている歴史の長い安全性が確立された美白剤です。
ハイドロキノンはつぎの3つの効果で美白剤として高い効果を持っています。
- メラニンを合成するtyrosinase(タイロシネース/チロシナーゼ)という酵素の活性を抑制する。
- 過剰なメラニンを産生する異常なメラニン細胞を破壊する。
- メラニンの凝集したメラノソームを分解する。
これらの作用によりメラニン色素が生成されにくくなり、そばかすの色は薄くなります。しかし、そばかすを消すまでにはいたりません。
そばかすの場合、顔の広範囲に外用する必要がありますから、結構な量をつかうことになります。
副作用としては、刺激感、接触皮膚炎に注意が必要です。
外用を中止すると、しばらくして元のそばかすの色調に戻ります。
内服薬について
そばかすを薄くする内服薬としては、肝斑のホームケア(セルフケア)に使われるビタミンCやトラネキサム酸があります。
ビタミンCやトラネキサム酸は理論的に美白成分ですが、内服で効果があるかについては疑問です。
3.山手皮膚科クリニックでのそばかす(ソバカス)治療について
当院のそばかす治療の特徴はそばかすを1回のレーザー照射で治療します。くすみが少ない場合はプレトリートメントなしでレーザー照射をおこないます。
くすみがある場合レーザーの治療前に2回のフォトフェイシャルによるプレトリートメントをおこなうことがあります。
使用するレーザー
当院のそばかす治療では、ピコ秒アレキサンドライトレーザー「ピコシュアプロ」を使用しています。

ピコ秒アレキサンドライトレーザーについての詳細はこちらをご覧ください。
フォトフェイシャル(IPL)によるプレリートメント
レーザーでそばかすを治療する時に、くすみがない、肝斑がないあるいは薄い状態の法が仕上がりがきれいになります。
その理由は
- くすみはレーザーの治療効果を弱くする。
- 治療時にそばかすを見落としやすくなる。
- 肝斑上のそばかすを含む色素斑の治療は肝斑を悪化させやすい。
からです。
くすみはレーザーの治療効果を弱くする。
そばかすの原因細胞は表皮に一番下にあります。ここの細胞をレーザーを使って完全に破壊することが「そばかすのレーザー治療」です。
そばかすの原因となる”異常な”メラニン細胞は大量のメラニンをつくっています。メラニンは表皮の一番上(角層)まで運ばれます。そこでは周囲よりメラニン量が多いので、色が濃いソバカスとして認識されます。当院でそばかす治療に使っているピコシュアプロの波長755ナノメートルのレーザー光はメラニンによく吸収されて、瞬時に高熱となります。”異常な”メラニン細胞は熱破壊されます。このとき、正常にメラニン細胞は細胞内のメラニン量が少ないので生き残ります。これがレーザーでそばかすを治療する理論です。※老人性色素斑や脂漏性角化症ではメカニズムが異なります。
皮膚に照射されたレーザー光は最初に表皮にあるメラニンに吸収されます。吸収されなかった残りが一番の”異常な”メラニン細胞まで到達します。
肌が”くすんでいる”ということは、表皮にメラニンが多いということです。照射してレーザーの多くはくすみに当ってしまい、パワーが減った状態で一番下に届きます。これでは、そばかすの細胞のが生き残り、不完全な治療となります。

くすんでいる皮膚では治療時にそばかすを見落としやすい。
皮膚がくすんでいる状態では、そばかすが見えにくくなっています。私は拡大鏡をつけて、小さなシミまで見つけ出して照射しようと頑張ります。しかし、くすみで見えないと治療しても取れないシミが残った(実はレーザーが当たっていなかった)ことになり、満足度は低くなります。

プレトリートメントはきれいに仕上げるのに大切です
プレトリートメントは治療が終わってのそばかすがあった部位となかった部位のコントラストの差を減らす意味でも重要です。
くすみがある状態でそばかすのレーザー治療をおこなうと、レーザーが当たった部位はそばかすがなくなり、きれいなくすみのない皮膚になります。照射していない部分のくすみとコントラストがついてしまいます。


赤ら顔も治療の妨げになることがある。
肝斑の大きな原因は顔の摩擦です。20歳代では典型的な肝斑の方は多くありませんが、洗顔やクレンジングで長い年月擦っていて、頬骨部(頬骨にあたり)の皮膚が赤くなっている方が多くいます。これは肝斑予備軍です。摩擦で表皮が薄くなり真皮の血管が透けても見える、あるいは摩擦のために軽度だけど慢性の炎症が起きていて真皮の血管が拡張している、あるいはその両方です。表皮が薄くなると表皮のメラニン量が少なくなるので、そばかすの色素斑がうすくなり、見えにくくなっていることがあります。さらに赤みが見えにくくします。
摩擦による肝斑予備軍では、正しいスキンケアが第一です。さらにフォトフェイシャルが効きます。摩擦を避けると皮膚が厚くなり、炎症が収まり、そばかすをピンポイントで狙えます。
肝斑上のそばかすを含む色素斑の治療は肝斑を悪化させやすい。
「肝斑上のそばかすを含む色素斑の治療は肝斑を悪化させやすい。」と書きましたが、頬骨部の色素斑は肝斑が出ている年齢だとそばかすでなくシミ(老人性色素斑)のことが多いと考えています。そばかすと老人性色素斑の治療での違いは出力です。老人性色素斑はそばかすより強い出力で照射します。肝斑上の老人性色素斑を中程度以上の出力でむやみに照射すると、肝斑の悪化、あるいは点状に白抜けした状態となり、いずれにせよ”まだら状態”になります。
肝斑の治療はフォトフェイシャルをおこなうので、スキンケア+フォトフェイシャル+紫外線対策+トランサミン内服で肝斑を薄くして、レーザー治療をおこないたいと思います。
4.山手皮膚科クリニックのそばかす治療症例
症例1
20歳代女性 そばかすのレーザー治療目的で来院

照射回数1回 来院回数4回(初診時、治療時、治療1か月後、4か月後) レーザー照射費用(全顔)220,000円,その他の費用※14,800円,合計234,800円
※その他の費用の内訳:
初診料3,300円,再診料(2回)3,300円,照射時:眼球保護コンタクトレンズ使用料2,200円,麻酔クリーム代\3,300円,薬剤費(軟膏、鎮痛剤など)1,380円,トラネキサム酸内服(30日分)1,320円
症例2
20歳代女性 シミ・そばかすのレーザー治療目的で来院

照射回数1回 来院回数3回(初診時、治療時、治療1か月後) レーザー照射費用(全顔)220,000円,その他の費用※17,440円,合計237,440円
※その他の費用の内訳:
初診料3,300円,再診料(2回)3,300円,照射時:眼球保護コンタクトレンズ使用費2,200円, 麻酔クリーム代3,300円,薬剤費(軟膏、鎮痛剤など)1,380円,トラネキサム酸内服(90日分)3,960円
症例3
20歳代女性 シミ・そばかすのレーザー治療目的で来院。

照射回数1回 来院回数3回(初診時、治療時、治療1か月後)レーザー照射費用(全顔)198,000円,その他の費用※13,150円,合計211,150円
※その他の費用の内訳:
初診料3,300円,再診料(1回)1,650円,照射時:眼球保護コンタクトレンズ使用費2,200円, 麻酔クリーム代3,300円,薬剤費(軟膏、鎮痛剤など)1,380円,トラネキサム酸内服(30日分)1,320円
5.治療の流れ
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STEP1
予約
当院は完全予約制です。ご予約は「予約サイト」から承っております。
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STEP2
初診、再相談
写真撮影

VISIA(ビジア)という画像診断器と一眼レフカメラで撮影します。 診察

診察では、顔に存在するそばかすの確認をおこないます。そばかすの密度、分布などを参考に最適な治療方法を提案します。おおよそのレーザー料金の見積もりをします。ただし、くすみがつよくてシミの分布が不明なときは、プレトリートメント後の見積もりとなります。 (くすみが少ない場合)料金の見積もり
以下の2つが当てはまる場合は、プレトリートメントをおこないません。診察でお見積りをおこないます。次回、レーザー照射となります。
くすみがない、少ない
顔の摩擦で皮膚が薄くなっていない、赤みがない
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STEP3
治療
くすみが少ない場合はレーザー照射
くすみが少ない場合は、プレトリートメントなしでレーザー照射へすすみます。
くすみがある場合はまずプレトリートメント→レーザー照射
診察時に、1)顔がくすんでいる、2)摩擦で頬骨部に皮膚が薄くなっている、赤みがある、3)肝斑があると判断した場合は、フォトフェイシャルを2回のプレトリートメントおこなわせてください。
プレトリートメントをおこなうことで、レーザー治療後の仕上がりをきれいにします。

プレトリートメントは2か月あけて2回おこないます。肝斑がない、薄い場合は2回目のフォトフェイシャル後にレーザー料金の見積もりをします。肝斑が濃い場合はフォト2回目から1か月あけて、お見積りをします。1か月あけるのは肝斑がさらに薄くなることを期待してです。 レーザー照射
疼痛対策

顔全体に麻酔クリームを塗って、ラップで覆って麻酔します。 クリーム麻酔と神経ブロック注射を併用します。麻酔に注射では針の刺入部位に針の大きさの点状の内出血がおこります。
眼瞼では皮膚が薄いために、針の刺入部位に沿った内出血がおこる場合があります。この場合2週間で消失することがほとんどです。

シミ・そばかすのレーザー全顔照射では、痛みを緩和するのにクリーム麻酔に加えて、局所麻酔を使った神経ブロックをおこないます。全顔にあるシミ・そばかすのレーザー治療では治療時間が30-60分となります。疼痛対策は重要です。麻酔注射には痛みがあります。 眼球保護
照射時は、眼球を保護する目的でコンタクトシェルを用います。
コンタクトシェルを使用することで、レーザー照射が安全におこなえます。目の上(上眼瞼)、目の下(下眼瞼)にそばかすも照射可能となります
眼球保護用のコンタクトシェル:レーザー使用時の必需品です。麻酔の点眼をおこなってから装着します。コンタクトレンズの経験がない方でも問題なく装着できます。
6.そばかすレーザー治療料金
そばかすレーザー治療料金(全顔のみ)
そばかすのレーザー治療料金はこちらをご覧ください。
フォトフェイシャルM22料金
フォトフェイシャルM22の料金はこちらをご覧ください。プレトリートメントでは2回おこないます。
7.よくある質問
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なぜ、そばかすは再発するのですか?
そばかす、シミは皮膚に紫外線を浴びることでおこります。いったんレーザー治療をおこなって、完全に消すことができても、治療後に紫外線予防をしていないと新しいそばかす、シミが出現します。治療した部位に同じように出現した場合、治療がうまくいってなかった可能性があります。IPLやNd:ヤグレーザーを用いたトーニング治療をおこなった場合、シミ・そばかすは薄くなった状態で残っています。細胞は残っているので時間が経つと同じ部位に同じように出現します。老人性色素斑や脂漏性角化症ではトーニングではなくNd:ヤグレーザーを使ったスポットの治療がおこなわれます。この場合でも治療後に細胞が残っていることがあり、そもそも消えない場合や、消えても数年して同じ部位に再発することがあります。そばかす・シミの再発は「ダウンタイム(治療後の炎症や炎症後色素沈着)が少ない」といううたい文句で受けたアキュチップを含めたIPL治療では再発することがほとんどです。「ダウンタイムが少ない」ということは「原因細胞のへのダメージが少ない=治療効果も少ない」ということです。「ダウンタイムが少ないのに治療効果が高い」は理想ですが非現実です。ピコ秒レーザーは治療に使われだして10年になります。刺青には素晴らしい効果を発揮します。シミ・そばかすの治療では、ピコ秒レーザーの波長が重要です。波長1064nmのピコ秒レーザーでの効果はあきらかにQスイッチルビーレーザーやピコ秒アレキサンドライトレーザーに劣ります。
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そばかすの再発を防ぐにはどうすればいいのですか?
シミ・そばかすは治療後に同じ場所に再発することはありません。もし、同じ場所にできたのであれば、いったんはなくなったように見えていても、細胞レベルでは取り切れず残っていたということです。そばかすは遺伝的要因があり、紫外線を浴びることで、あらたにそばかすができる可能性は十分あります。また、老人性色素斑や脂漏性角化症は紫外線を防御して新たにできるのを予防することは重要です。治療後は紫外線対策などのセルフケアをしっかりおこなうことをお勧めしています。日ごろからサンスクリーン、長袖の衣類や帽子の着用、日傘の利用をおこなってください。
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一度出来たそばかすとシミは治せるのですか?
一度できてしまった、そばかすやシミ(「狭義のシミ」では老人性色素斑と脂漏性角化症、「広義にシミ」では太田母斑、ADM、肝斑)を治すことは可能です。ただし、肝斑のみレーザーを使わない治療で治します。
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日焼け止め(サンスクリーン)をつかっていてもそばかすでできました。
日焼止め(サンスクリーン)をつかっていても、そばかすができるかたは何に注意すればよいのでしょうか。日焼け止めの外用量を見直してください。容器に表示されたSPFやPAの効果を得るには、クリームでは顔全体にでパール玉2つ分を外用するとされています。 この量を外用すると結構厚いと気づかれると思います。ちなみに薄く塗った場合、塗る量を半分にするとSPF値は表示値の20~50%に低下するという報告もあります。 SPF50でも10~25に下がっているというのです。みなさん1日1回は日焼止めを塗っていらっしゃると思います。しかし、1回で十分なのでしょうか?日焼止めは時間とともに摩擦で薄くなります。表示のSPFの効果を発揮しているのは、なんと2~3時間といわれています。朝、日焼止めを塗って学校や会社にいって、夕方日が照っている時間に帰宅して外を歩く場合、塗りなおす必要があります。
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ホームケア、セルフケアでそばかす予防に効くものはありますか?
ホームケア、セルフケアとしてはビタミンC誘導体がはいった化粧水の使用をおすすめします。ビタミンC誘導体はビタミンC単剤にくらべて皮膚への浸透性が極めて高いものです。表皮基底層にまで浸透して表皮メラノサイトのメラニン産生を抑制し美白効果があります。また、紫外線、喫煙、生活習慣から発生する活性酸素を除去します。活性酸素は皮膚のさまざまな部位に悪影響を及ぼすので、加齢にともなう皮膚の老化防止(エイジングケア)にも効果があり、手軽ながら非常に効果が高い、美容医療には欠かせないケア用品です。
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そばかすのレーザー治療は痛いですか?
レーザー照射は痛みをともないます。疼痛対策は重要です。 痛みが残ると、顔をしかめますから、目の周囲、鼻根部にシワがより、一部の皮膚がシワに隠れてレーザーがあたらない部分ができます。 そうなるとそばかす、シミの”うち残り”、”取り残り”となるので、疼痛対策には万全を期します。 局所麻酔薬入りクリームの全顔塗布、局所麻酔薬注射により顔面の神経ブロックをおこないます。 麻酔を使用しないレーザー照射があると聞きますが、麻酔なしで我慢できるくらいのレーザー照射の出力では、絶対にそばかす、シミは消えません。
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そばかすとシミ取り後のダウンタイムはどの程度ですか?
顏全体にシミ・そばかす治療では、照射後に発赤がおこり、3~5日で痂皮(かさぶた)になります。照射から7~10日、長くても2週間で痂皮は剥がれ取れます。 照射レーザーの出力、肌質によっては治療後に炎症後色素沈着がでます。 そばかす治療では軽く、脂漏性角化症では必発で濃く出ます。老人性色素斑はその中間です。 炎症後色素沈着がおこる場合は、治療しばらくして徐々に濃くなり、治療1~1.5か月目にピーク、その後徐々に薄くなり3~6か月でなくなります。 肌色が濃い人、野外での仕事などで紫外線を浴びやすい方は、それより長くなります。
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8.執筆・監修・更新情報

この記事の執筆者
豊福 一朋医師
公益社団法人日本皮膚科学会認定
皮膚科専門医/医学博士/経営管理学修士(MBA)
メッセージ
そばかす(雀卵斑)のページをご覧いただきありがとうございます。私は1991年に九州大学皮膚科に入って以来、国内外でシミの原因となるメラニンの研究をおこなってきました。2005年の開業以来、レーザーでのシミ・そばかす、脂漏性角化症、太田母斑、ADMの治療をおこなっています。シミの治療は私のもっとも得意とする分野です。
美容皮膚科治療の中でシミの治療は難しいと言われています。それはシミの種類が多く、簡単には見分けがつかないからです。また一人の顔にさまざまな種類のシミが同時に存在していることも、治療を難しくしています。シミ、そばかすならピコレーザー、肝斑であればトーニングと簡単にはいかないものです。実際当院には他院に通って、治療がうまくいかなかった人が多くいらっしゃいます。そのようなクリニックでは、顔にどんなシミかあるかの説明がないまま、流れ作業的にフォトフェイシャル、ピコトーニングがおこなわれているようです。そもそもフォトフェイシャルではシミ、そばかすは消えないのですが。
シミ、そばかすの治療では、医者選びが大切です。私は皮膚科専門医あるいは形成外科専門医が、顔を十分に観察してどこにどんなシミがあるかを的確に説明できるなら信頼して治療をまかせられると思います。
近隣にそのような医師がいない場合はぜひ、当院を受診ください。カウンセリングで治療を押し付けること一切ありません。安心してお越しください。
経歴
- 1991年
長崎大学医学部卒業
- 1991年
長崎大学病院泌尿器科、九州大学病院皮膚科にて卒後研修
- 1994年
九州大学大学院医学研究科入学。
同年、カナダ医学奨学金(Royal Canadian Medical Foundation)にて
カナダ・アルバータ州立大学皮膚科(エドモントン)に留学 - 1997年
九州中央病院皮膚科医長
- 1998年
九州大学大学院医学研究科修了(医学博士)
- 1999年
米国国立衛生研究所(NIH)(メリーランド州ベセスダ)研究員
- 2001年
佐賀県立病院皮膚科医長
- 2002年〜2004年
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)
- 2005年
山手皮膚科クリニックを開設
ピコ秒アレキサンドライトレーザーでのシミ治療の概要
| 診療区分 | 自由診療 |
|---|---|
| 照射出力等 | ピコ秒アレキサンドライトレーザー 1.0~4.0J/c㎡ |
| 治療期間及び回数 | 治療回数は1回 ※くすみがあるときは先行してフォトフェイシャルを2回行います |
| 施術によるリスク・副作⽤ | 照射に際しては局所麻酔含有クリームあるいは麻酔注射剤を使用します。 治療後、照射部位は炎症がおこります。 治療部位は痂皮、びらんになり、上皮化するまで2週間かかります。 |
| 施術に要する費⽤(レーザー照射料金のみ) |
全顔照射132,000円~224,000円 ※そばかすの密度と範囲で決定 |
| 承認区分 | ピコ秒アレキサンドライトレーザー(ピコシュアプロ)は国内承認機器です。 |
フォトフェイシャルM22治療の概要
| 診療区分 | 自由診療 |
|---|---|
| 照射出力等 | 12~16J/c㎡ |
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治療期間及び回数 |
くすみ・美肌目的の治療では回数に規定なし 照射は3~4か月おき プレトリートメントでは2回 |
| 施術によるリスク・副作⽤ | 照射部分に一致したマイクロクラストが生じます。 |
| 施術に要する費⽤ | 1回 ¥25,300 |
| 承認区分 | フォトフェイシャルM22は国内承認機器です。 |
注)治療には、国内未承認医薬品または医療機器を⽤いた施術が含まれます。
治療に⽤いる医薬品および機器は当院の医師の判断の元、個⼈輸⼊⼿続きをおこなったものです。
個⼈輸⼊において注意すべき医薬品等についてはこちらをご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1.html