保険診療のご案内

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アレルギー検査

特異IgE抗体採血

自分の体の構成成分と違う物質(細菌、ウイルス、食物、ダニ、花粉など)が外から体の中に入ってくると、体はこれを異物として認識して攻撃・排除します。この自己防衛メカニズムを「免疫」といいます。
アレルギー反応は本来自分を守るための免疫が過剰に反応して自分の体を傷つけてしまう状態です。
アレルギー反応では抗原提示細胞、リンパ球、好酸球、マスト細胞などの細胞と、IgE抗体、ヒスタミン、ロイコトリエン、インターロイキンなどのさまざまなタンパク質や化学物質が関係しています。
このなかでIgE抗体は、即時型アレルギー反応をおこす物質です。アレルギーがおこると、そのアレルギーの原因(アレルゲン)にだけ反応する「特異IgE抗体」が体の中で産生されます。アレルゲンが卵白であれば卵白特異IgE抗体、ダニであればダニ特異IgE抗体が産生されます。
アレルギー検査で測定しているのが、このIgE抗体の量であり、現在200種類以上のアレルゲンに対する特異IgE抗体を測定することができます。測定値は、クラスという段階的に量をわかりやすく示す方法でクラス0~7まで7段階で示す方法がとられています。値が高い方がその特異IgEの量が多いことを示しています。
しかし、特異IgE抗体の値が高いからといって必ずしも症状と相関しません。特に、食物アレルゲンでは、特異IgE抗体がある程度高くてもそのアレルゲンを摂取しても症状がでないことがあります。

特異IgE抗体検査で原因を特定できる可能性があるアレルギー

  • 花粉症
  • アトピー性皮膚炎
  • 食物アレルギー
  • 気管支喘息
  • 小麦依存性運動誘発アナフィラキシー

特異IgE抗体検査費用

項目数 自己負担額
(自己負担30%)
項目数 自己負担額
(自己負担30%)
1 ¥837 8 ¥3,147
2 ¥1,167 9 ¥3,477
3 ¥1,497 10 ¥3,807
4 ¥1,827 11 ¥4,137
5 ¥2,157 12 ¥4,467
6 ¥2,487 13 ¥4,797
7 ¥2,817 View39 ¥4,797

(計算式)
1項目(110点)×検査数+免疫学的検査判断料(144点)+採血手技料(24点)
合計点数に10(1点=10円)を掛けて、さらに健康保険自己負担割合(0%、10~30%)を掛けた金額が自己負担額となります※。
これに別途、初診料282点(¥850)、再診料72点(¥216)が加わります。

特異IgE抗体検査項目

1)吸入アレルゲン

室内ほこり
ハウスダスト
ダニ
ヤケヒョウヒダニ
アシブトコナダニ
サヤアシニクダニ
ケナガコナダニ
真菌(カビ)
ぺ二シリウム
クラドスポリウム
ピティロスポリウム
トリコフィトン
アスペルギルス
ムコール
カンジダ
アルテルナリア
ヘルミントスポリウム
黄色ブドウ球菌
マラセチア属
動物
ネコ
イヌ
セキセイインコのフン
セキセイインコ
モルモット
ハムスター
ラット
マウス
ウマ
ウシ
ヤギ
ヒツジ家兎
ブタ
ニワトリ(羽毛)
ハトのフン
ガチョウ(羽毛)
アヒル(羽毛)
樹木花粉
スギ
ヒノキ
カエデ
ハンノキ
シラカンバ
ブナ
ビャクシン
コナラ
ニレ
オリーブ
クルミ
マツ
ヤナギ
アカシア
クワ
雑草花粉
ブタクサ
ブタクサモドキ
オオブタクサ
ニガヨモギ
ヨモギ
フランスギク
タンポポ
ヘラオオバコ
シロザ
アキノキリンソウ
イラクサ
カナムグラ
イネ科花粉
ヒロハウシノケグサ
ハルガヤ
ギョウギシバ
カモガヤ
ホソムギ
オオアワガエリ
アシ
ナガハグサ
セイバンモロコシ
コムギ(属)(花粉)
スズメノヒエ(属)
オオスズメノテッポウ
職業性
オオバコ種子
イソシアネートTDI
イソシアネートMDI
エチレンオキサイド
無水フタル酸
ホルマリン
マルチアレルゲン
イネ科・マルチ
食物・マルチ
動物上皮・マルチ
雑草・マルチ
雑穀・マルチ
カビ・マルチ

2)食物性アレルゲン

乳製品
牛乳
αラクトアルブミン
βラクトグロブリン
カゼイン
チェダーチーズ
モールドチーズ
卵白
オボムコイド
卵黄
鶏肉
豚肉
牛肉
羊肉
穀類
コムギ
ライムギ
オオムギ
オートムギ
トウモロコシ
ソバ
アワ
ヒエ
キビ
サツマイモ
魚介類
アジ
イワシ
サケ
サバ
タラ
マグロ
カレイ
エビ
カニ
ロブスター
イカ
タコ
ムラサキイガイ
牡蠣
ホタテ
アサリ
イクラ
タラコ
野菜
トマト
ニンジン
ジャガイモ
ニンニク
タマネギ
セロリ
パセリ
ケノコ
ホウレンソウ
カボチャ
ヤマイモ
果物
オレンジ
グレープフルーツ
イチゴ
リンゴ
キウイ
メロン
マンゴ
バナナ
洋ナシ
モモ
アボカド
スイカ
豆/ナッツ類
大豆
エンドウ
ピーナッツ
インゲン
ブラジルナッツ
アーモンドココナッツ
カシューナッツ
クルミ
その他
ゴマ
ビール酵母
麦芽
グルテン
ω-5グリアジン
マスタード
カカオ

3)その他

寄生虫
回虫
包虫
アニサキス
昆虫
ミツバチ
スズメバチ
アシナガバチ
ゴキブリ
ヤブカ
ユスリカ(成虫)
ガ(蛾)
薬物/他
ヒトインスリン
ゼラチン
綿

4)View39

一度の血液検査で39項目のアレルギーをまとめて調べられます。問診から原因アレルゲンが推定できない方、学童期以降のアトピー性皮膚炎の方などの感作アレルゲンのスクリーニング検査として有用です。費用は5,000円程度です。

View39検査項目

【吸入アレルゲン】(18項目)
ハウスダスト
ヤケヒョウヒダニ
スギ
ヒノキ
ハンノキ
シラカバ
カモガヤ
オオアワガエリ
ブタクサ
ヨモギ
アルテルナリア
アスペルギルス
カンジダ
マラセチア
ネコ(フケ)
イヌ(フケ)
ゴキブリ
【食物アレルゲン】(20項目)
牛乳
卵白
オボムコイド
コムギ
ソバ
大豆
ピーナッツ
リンゴ
バナナ
キウイ
ゴマ
牛肉
豚肉
鶏肉
エビ
カニ
サバ
サケ
マグロ
【その他】(1項目)
ラテックス

採血セット(参考)

アトピー性皮膚炎

1)13項目
動物マルチ、スギ、ダニ1、ハウスダスト1、カンジダ、卵白、牛乳、コムギ、米、大豆、ピティロスポリウム、黄色ブドウ球菌A、黄色ブドウ球菌B
2)8項目
動物マルチ、スギ、ダニ1、カンジダ、卵白、牛乳、大豆、ピティロスポリウム

学童・乳幼児のアトピー性皮膚炎と食物アレルギー

1)学童
ダニ1、スギ、ヒノキ、イヌ、ネコ、カビマルチ、食物マルチ、イネ科マルチ
2)乳幼児13項目
動物マルチ、カビマルチ、ダニ1、ハウスダスト1、カンジダ、卵白、牛乳、コムギ、米、ソバ、大豆、イワシ、ゼラチン、オボムコイド
3)乳幼児8項目
動物マルチ、ダニ1、卵白、牛乳、コムギ、米、大豆、イワシ

鼻炎

A)通年性鼻炎
1)13項目
動物マルチ、カビマルチ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、ハンノキ、スギ、ゴキブリ、ダニ1、ユスリカ、ハウスダスト1、ガ(蛾)
2)10項目
動物マルチ、カビマルチ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、スギ、ダニ1、ハウスダスト1、ガ(蛾)
3)8項目
動物マルチ、カビマルチ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、スギ、ダニ1、ガ(蛾)

B)春~初夏の鼻炎
1)10項目
スギ、ヒノキ、ハンノキ、ハルガヤ、ダニ1、ガ(蛾)、ハウスダスト1、カビマルチ、イヌ、ネコ
2)8項目
スギ、ヒノキ、ハンノキ、ハルガヤ、ダニ1、ガ(蛾)、ハウスダスト1、カビマルチ
3)6項目
スギ、ヒノキ、ハンノキ、ハルガヤ、ダニ1、ガ(蛾)

C)夏~秋の鼻炎
1)10項目
ブタクサ、ヨモギ、イネ科マルチ、ユスリカ、ダニ1、ガ(蛾)、ハウスダスト1、カビマルチ、カナムグラ、動物マルチ
2)8項目
ブタクサ、ヨモギ、イネ科マルチ、ユスリカ、ダニ1、ガ(蛾)、ハウスダスト1、カビマルチ
3)6項目
ブタクサ、ヨモギ、イネ科マルチ、ユスリカ、ダニ1、ガ(蛾)

小麦依存性運動誘発アナフィラキシー

コムギ、グルテン、ω-5グリアジン

TARC(thymus and activation regulated chemokine)

TRAC値とは

TRAC値はアトピー性皮膚炎で特異的に上昇し、短期的な重症度を敏感に反映することから、アトピー性皮膚炎の重症度を数値で表すことができます。
TRAC値の特徴
1.アトピー性皮膚炎の重症度と相関する。
2.かゆみと伴う皮膚の炎症を示す。
3.治療中のTRAC値の経時的な変化を観察することで、病状、治療効果の客観的は指標となる。
4.治療の短期的な目標を決めることができる。
なお、長期的な重症度を反映するのは(非特異的)IgEといわれています。

TRAC値検査費用

¥1,090(健康保険自己負担30%の場合)

(計算式)
TRAC値検査(194点)×検査数+免疫学的検査判断料(144点)+採血手技料(24点)
合計点数に10(1点=10円)を掛けて、さらに健康保険自己負担割合(0%、10~30%)を掛けた金額が自己負担額となります※。
これに別途、初診料282点(¥850)、再診料72点(¥216)が加わります。
非特異的IgEをおこなう場合は100点(¥300)が追加されます。