新宿区高田馬場の山手皮膚科クリニック。皮膚疾患・美容医療に対応しています。

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更新日:2021.4.17/公開日:2017.3.7

老人性血管腫

老人性血管腫とは

老人性血管腫は別名ルビースポットなどとも呼ばれ、からだ中どこにでもできるものです。名前は「老人性」とついていますが、30歳ころから出現します。皮膚の中の毛細血管が増殖してできたものです。赤いほくろのような外観をしていますが、ほくろとは異なります。老人性血管腫はレーザーで治療することができます。

老人性血管腫の症状

主に顔、胸元、背中、腕などが好発部位ですが、からだ中どこにでもできます。大きさは1~4mmほどで、平坦かやや盛り上がっています。

腹部に多発している老人性血管腫

額の単発で発生した老人性血管腫

老人性血管腫の原因

はっきりとした原因はわかっていません。好発部位である顔、胸元、腕は日光露出部ですから、紫外線による影響が考えられます。年齢とともに増えてくるので老化が関係しているともいわれています。背部、腹部など日に当たらない部分にもでき、多発することもありますから、遺伝子の要因なども考えられています。

老人性血管腫の治療

治療は凍結療法、切除術、レーザー治療(炭酸ガスレーザー、色素レーザー)があります

1)凍結療法

液体窒素で老人性血管腫を急速に凍結させて破壊する治療法です。簡単にできる治療ですが、色素沈着が長く残り(半年~2年程度)、治療部位が瘢痕になる危険性があります。

2)切除術

メスを使って手術する方法です。老人性血管腫をメスあるいは円刃刀(パンチ)でくり抜いてから縫合します。縫合した傷跡が残ります。

3)炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーは波長10,600ナノメートル(1ナノメートル0.000001ミリメートル)のレーザーです。炭酸ガスレーザーの波長は水に吸収される性質があり、皮膚は水分を含んでいるため病変の性状、色調に関係なく皮膚を蒸散させて削り取ることができます。老人性血管腫の部分にキシロカインという歯科治療で使うものと同じ局所麻酔の注射を行い、炭酸ガスレーザーで老人性血管腫を蒸散させます。照射時間は15~30秒程度です。瘢痕を残すことは少ないのですが、ゼロではありません。ロングパルスYAG(ヤグ)レーザ、色素レーザーに反応しない老人性血管腫は炭酸ガスレーザーで蒸散させます。

4)色素レーザー

波長595ナノメートルの色素レーザーは血管内の赤血球に吸収されて、瞬間的に高熱となり、血管壁にダメージを与えます。このメカニズムで老人性血管腫を治療します。

 

山手皮フ科クリニックでの老人性血管腫の治療

色素レーザー:VビームⅡ

波長595ナノメートルの色素レーザーではVビームⅡが最新機器です。麻酔の注射剤は使用しません。レーザー照射部の先端に内蔵されたダイナミッククーリングディバイス(DCD)という冷却装置が照射の直前に冷却ガスをレーザー照射部に吹き付けて、熱ダメージから皮膚を保護して、疼痛を軽減します。DCD装置により広範囲な病変でも安全に治療することが可能となっています。多発した血管腫、皮膚の浅いところにある血管腫に使用し、一度に広範囲を治療することが可能です。軽くゴムではじかれたような痛みがあります。痛みに敏感な方は麻酔薬を含有したクリーム剤で照射部位を麻酔することがあります。

レーザーの特徴はVビームIIをご覧ください。

シネロン・キャンデラ社 VビームII 国内承認機器

治療の流れ

● 治療までに2回のご来院が必要です。当院は方針として、全てのレーザー治療、美容施術において初診での来院時に治療をおこなうことはありません。改めてご来院いただくこととしております。

● 過去に当院にて初診・初回相談または治療をお受けになられたことがある患者様において、初診または最終治療のいずれか直近の日付から1年を経過している場合、再度初診の診察から治療開始または治療再開となります。

初診・初回相談(来院1回目)・再相談

  • 老人性血管腫のレーザー治療をご希望の方は、先ず『院長外来』の診察にご来院いただいております。診察時に診断と治療方法の説明をおこないます。
  • 前回相談日ならびに前回レーザー治療から1年以上経過している方は、再度診察(再相談)が必要です。
  • 当院は方針として、診察と治療は同時におこなっておりません。レーザー治療までに2回のご来院が必要です。
  • 『院長外来』はWEBからご予約をお取りいただく予約制です。クリニック受付ならびにお電話では『院長外来』の予約の受付はいたしておりません。
  • 必要時、診察前に洗顔または部分的な洗浄をお願いしております。範囲が狭い場合は、診察室でお化粧を拭き取らせて頂くことがあります。
  • 当院では、個包装のメイク落とし、洗顔料、化粧水、乳液、日焼け止め、使い捨てタオルとヘアバンドをご用意しております。診察後にお化粧直しをご希望の場合は、患者様ご自身にてご用意願います。
  • 診察・診断をおこない、医師が老人性血管腫の治療について説明いたします。
  • 治療希望部位の面積を計測し、おおよその治療面積をお伝えいたします。※実際の治療面積は、治療時に確定します。
  • レーザー治療を前提とした診察・相談・治療の実施について、患者様の年齢制限を設けております。ご相談及び施術ともに、満19歳以上の方を対象とさせていただきます。

治療(来院2回目)

  • 初診・初回相談・再相談の後に治療が可能となります。
  • 老人性血管腫のレーザー治療は、WEBからご予約をおとりいただく『WEB予約レーザー治療』の対象メニューです。クリニック受付ならびにお電話では『WEB予約レーザー治療』の予約の受付をいたしておりません。
  • 治療は医師(院長)がおこないます
治療間隔・回数・費用について
  • 老人性血管腫の色素レーザー治療は、自費診療となります。
  • レーザー料金は1回の治療につき1個8,800円です。
  • 同一箇所に対する目安の治療回数は1~2回です。治療ごとにレーザー料金がかかります。
  • 1回のご来院で10個まで治療可能です。
  • 眼瞼周囲にレーザー照射を行う場合、レーザー光から眼球を保護するレーザー専用のコンタクトシェルを使用します。コンタクトシェルを使用する場合、コンタクトシェル使用料と抗菌点眼薬代として3,000円を頂戴いたします。
  • この同意書に表示の金額は、同意書提供現月日時点の料金案内(消費税10%を含みます)です。将来において改定となる場合があります。実際の治療費は、治療日の料金設定が適用されます。
レーザー照射のながれ
  1. 洗顔:照射部のお化粧や日焼け止めは完全に落としていただきます。
  2. 眼球保護:専用のゴーグルを使用します。コンタクトシェルを使用する場合は、麻酔点眼液を点眼後に医師が眼瞼内に挿入します。
  3. レーザー照射:照射ごとに冷却ガスが皮膚表面に噴射され、皮膚を保護し痛みを緩和します。照射時の痛みはありますが、安全に治療を行うため麻酔は使用せずに実施します
  4. 照射後の処置:照射部位に抗炎症作用のある軟膏を塗布します。その後、アイスノンで5~10分間冷却して終了となります。ご自宅での冷却は不要です
照射後の反応・処置・スキンケアについて
  • 治療当日は、入浴、飲酒、運動はお控えください。シャワー浴は可能です。
  • 治療当日晩の洗顔後から基礎化粧品の塗布が可能です。
  • カサブタが生じた場合、日焼け止めの塗布・お化粧はカサブタが取れてから可能となります。
  • 照射部へのマッサージや強い摩擦は少なくとも1週間はお控えください。
  • 治療後レーザー照射箇所に発赤、膨疹、局所的に内出血(紫斑)や点状皮内出血が生じます。内出血(紫斑)や点状皮内出血が生じた場合、完全に消退するまでに通常1~4週間ほどかかります(多くの方が2週間以内に消退します)。
  • 治療箇所の表皮に強く炎症が生じた場合、炎症後色素沈着がみられる(皮膚が茶色くなる)ことがあります。炎症後色素沈着は3~6か月で消退します。
  • まれに水ぶくれができます。水ぶくれができた場合、治療箇所が瘢痕となる可能性が高くなります。すぐにご連絡いただき受診をしてください。
注意事項
  • 原則経過診察はありません。治療後にご心配な症状があるときには受診をしてください。経過診察は自費診療となります(自費診察料1,650円)。
  • 1回の治療で除去できなかった箇所に対する、追加の治療をご希望の場合、前回治療の1か月後から治療が可能です。
  • 治療希望箇所に過度の日焼け、肝斑、炎症後色素沈着、炎症後紅斑、皮膚炎、湿疹、痒み、カサブタがある場合、治療をお受けいただけません。
  • 安全に治療を行うために、治療期間中は日焼けを避けてください。日中外出時は日焼け止めを必ず使用してください。日焼けをした後や大事なご予定がある前は少なくとも2週間あけていただいております。
  • 治療前後3日間は、一部のニキビ治療薬(デュアック配合ゲル、ベピオゲル、ディフェリンゲル、エピデュオゲル)、ピーリング石鹸の使用を中止してください。
  • 光線過敏症、妊娠中、過去に金製剤の抗リウマチ薬内服歴がある方、イソトレチノイン内服中および内服終了から30日を経過していない方は治療をお受けいただけません。同意書の提出をもって、該当しないことの申告となります。
  • 治療後にレーザー照射箇所の異常な赤み、腫れ、痒み、痛みなど、ご心配な症状がある場合は速やかにご連絡いただき受診をしてください。自己判断で異常発生より1週間以上放置された場合、適切な処置が行えず対応できなくなることがあります。
  • レーザー治療は人為的に熱傷を生じさせ治療対象を破壊または変性させるものであるため、治療後には、発赤、灼熱感、痛み、痒み、水疱、炎症後色素沈着などの症状が見られる可能性があります。また、色素脱失、瘢痕を生じる可能性が全くないわけではありません。
  • 治療における患者様の効果に対する期待は様々です。さらに治療における患者様の皮膚の反応も様々です。医療には多くの不確実、不確定の要素が含まれており、医療行為に確実性はありません。したがって、治療に際してはこの点をご理解いただき、治療前の患者様のご期待に対してご満足いただけない場合でも、既に実施された治療費の返金はいたしておりませんのであらかじめご了承ください。
  • 初診(初回相談)または最終治療のいずれか直近の日付から1年を経過した後、治療開始または治療再開をご希望の場合は、初診から治療開始となります。

老人性血管腫レーザー治療料金

老人性血管腫レーザー治療料金はこちらをご覧ください。

老人性血管腫レーザー治療料金へのリンク


VビームⅡによる老人性血管腫治療の概要

診療区分 自由診療
照射出力等 21~30J/c㎡

治療期間及び回数

治療は1~2回
施術によるリスク・副作⽤ レーザー照射時にゴムで弾くような痛みがあります。
治療直後にはレーザー照射部位に発赤と痛みがでます。
施術に要する費⽤ 1個1回あたり 8,800円
承認区分 VビームⅡは国内承認機器です。

注)治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
治療に用いる医薬品および機器は当院の医師の判断の元、個人輸入の続きをおこなったものです。
個人輸入において注意すべき医薬品等についてはこちらをご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1.html

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