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コア(スキャナ付炭酸ガスレーザー)

スキャナ付炭酸ガスレーザーコアアイキャッチ画像

1.炭酸ガスレーザーとは

炭酸ガスレーザーは、炭酸ガスを発振物質としたもので、10600nmの波長をもち、水に吸収されやすい性質を持っています。

皮膚に照射すると、皮膚組織内の水分に吸収されて熱を生じ、一瞬のうちに組織を気化蒸散させてしまいます。照射がピンポイントでおこなえるので、治療時間が短く、皮膚組織の損傷が最小で済みます。また治療部の血管は熱凝固作用で瞬時に固まるため、メスでの切除に比べて出血が少ないのが利点です。

それゆえ、炭酸ガスレーザーは、ほくろやウイルス性いぼ、盛り上がりのあるシミ(脂漏性角化症)、稗粒種などの治療に適しています。

スキャナ付き炭酸ガスレーザーコア
キャンデラ社 スキャナ付き炭酸ガスレーザーコア

スキャナ付き機能

スキャナ付き機能は、コンピューター制御であらかじめ設定された大きさ、形状で均一の深さに照射して組織を蒸散することができます。ちょうどカンナで木版を削るイメージです。

下の図は木べらをスキャナ付き炭酸ガスレーザーコアで目的の形に蒸散させたものです。正確な円形あるいは四角形で蒸散させることができます。また、直径も自由に変えることが価可能です。

スキャナ付き炭酸ガスレーザーコアでの切削面
スキャナ付き炭酸ガスレーザーコアでの切削面

通常型炭酸ガスレーザーとの違い

一方、通常型炭酸ガスレーザーでは手で削るので、かならず手振れで蒸散面には凹凸ができます。

スキャナ付き炭酸ガスレーザーと通常型炭酸ガスレーザーとの違い
スキャナ付き炭酸ガスレーザーと通常型炭酸ガスレーザーとの違い

 

この蒸散面の違いはどのように治療効果に影響するのでしょうか。

たとえば、イボのレーザー治療の場合、通常型炭酸ガスレーザーでイボを蒸散させると、治療部位は凹凸になります。深い傷になった部位は瘢痕になる可能性があります。

とくに、大きいイボほど瘢痕形成の可能性が高くなります。

一方、スキャナ付き炭酸ガスレーザーでは表面が一様に同じ深さで平らに蒸散するので、とくに深くなった部位がなく、瘢痕をつくる可能性は通常型に比べて低くなります。

通常型とスキャナ付炭酸ガスレーザーでの蒸散面の違い
通常型とスキャナ付炭酸ガスレーザーでの蒸散面の違い

このことは、ホクロの治療でも同じことがいえます。ほくろ、脂漏性角化症、イボの治療でも、スキャナ付き炭酸ガスレーザーが通常型より瘢痕形成にリスクが少なくなります。

フラクショナルモード機能

※当院ではフラクショナル炭酸ガスレーザーでのニキビ跡、瘢痕治療はおこなっていません。ニキビ跡の治療はこちらをご覧ください。

「フラクショナル」とは「断片の、端数の、わずかの」という意味で、レーザーでほんの少しだけ皮膚に穴を開け、治癒によって肌を再生させる治療です。ちょうど生け花の剣山を皮膚に押し当てて穴をあけたイメージです。ニキビの瘢痕治療にも使われます。

にきび瘢痕コア治療
ニキビ瘢痕のフラクショナル炭酸ガスレーザーでの治療 すきまをあけてドット状(フラクショナル状)に炭酸ガスレーザーを照射して皮膚を蒸散させることで、傷が小さくなり、皮膚がわずかに盛り上がる。

 

ニキビによる瘢痕(ニキビ跡)の治療ではふ炭酸ガスレーザーが使われます。

ドット状(フラクショナル状)に皮膚を蒸散させた部位は瘢痕組織が熱変性します。隣のレーザーが当たらなかった皮膚からは熱変性部位の修復がはじまります。皮膚の修復が順調にすすむので、瘢痕は目立たなくなります。

フラクショナル炭酸ガスレーザーでは、コンピューターの制御で様々なパターンの熱凝固をつくることができ、治療者は症状により使い分けることができます。

フラクショナルレーザーとしてコア
フラクショナル炭酸ガスレーザーではいろいろな形、深さで皮膚蒸散面をつくることができます。

 

2.主な治療対象・適応疾患

当院では下記の疾患に対してスキャナ付き炭酸ガスレーザーをつかっています。

治療の詳細はそれぞれのページをご覧ください。