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フォトフェイシャルM22・ステラM22 

こちらのコンテンツは、院長の豊福一朋が自身のこれまでの研究ならびに経験、関連書籍、学術報告などをもとに独自に作成したものです。
将来において当院における治療方法、治療後の処置、使用機器、治療の流れなどについて内容が変更となる可能性があります。

 

1.フォトフェイシャルとは

IPLとはIntense Pulsed Lightの略で、コンピューターで制御された高エネルギーの連続した波長の光を用いた美肌治療のことです。

当院の光治療(以下、IPL)ではルミナス社のフォトフェイシャルM22(以下、M22)を使用します。

ルミナス社は世界で最初にIPL機器を発売し、「フォトフェイシャル」としてIPLを世界に広めました。

M22は肌の色調や治療目的に応じて最適なフィルターを選択することで、効果的かつ安全に治療を行うことができます。

当院では「くすみや肌質の改善」、「肝斑の改善」、「赤ら顔の改善」、「肌の老化防止」、「レーザー治療前・レーザー治療後の肌の色調改善」を主な治療対象としてM22を使用します。

フォトフェイシャルが肝斑に効果があることをご存じですか。このページ以外に当院の肝斑のページに詳しく書いています。ご興味ある方はご覧ください。

2.フォトフェイシャルM22の特徴

山手皮膚科クリニックでのM22の治療対象

当院では以下の症状に対し、治療をおこなっています。ご注意いただきたいのはシミ・ソバカス、脂漏性角化症には使っていないことです。

理由はフォトフェイシャルを代表するIPL(光治療)ではシミ・ソバカスは一時的に薄くなり、治療を中断すると再び濃くなるからです。

また、脂漏性角化症には無効です。シミ・ソバカス、脂漏性角化症はレーザー治療でしか消せません。

    • くすみや肌質の改善
    • 肝斑の改善
    • 赤ら顔の改善
    • 肌の老化防止
    • シミ・ソバカスレーザー治療後のメンテナンス
    • シミ・ソバカスレーザー治療のプレトリートメント(くすみを除去しレーザー治療可能な状態にする)
フォトフェイシャルM22の写真
左. フォトフェイシャルステラM22  右.フォトフェイシャルM22 当院では2台のフォトフェイシャルを用いて治療をおこなっています。

M22の特徴

フィルターを用い治療目的に合わせての設定が可能

肌の色に合わせて、細かく照射の条件設定を変えることが可能です。M22の最大の特徴は6種類にフィルターを持っています。

フォトフェイシャルM22のフィルター
フォトフェイシャルM22のフィルター
フィルター(nm) 照射する波長帯(nm) 適用疾患
515 515~1200 シミ、ソバカス、くすみ
560 560~1200 総合的美肌治療(フォトフェイシャル)
美白
590 590~1200 赤ら顔
615 615~1200 赤ら顔
640※ 640~1200 肝斑、美白
695 695~1200 肝斑、タイトニング、しわ

フィルターを使用することで治療に必要のない波長帯をカットすることができます。
例えば、640nm(ナノメーター)のフィルターを使用すると、640nm未満の波長帯はカットされ、640~1200nmの波長帯を治療に使うことができます。
これにより、出力を上げても皮膚の熱傷を避けることが可能になります。640nmのフィルターでは肝斑と美白効果に対する最良の効果を発揮できるようになります。

640nmフィルターを使用した場合の照射波長帯
640nmフィルターを使用した場合の照射波長帯
パルスによる設定

M22は照射方法を1)シングルパルス、2)ダブルパルス、3)トリプルパルスの3つのモードが選択できます。シングルパルスでは出力の100%を1回で照射します。シミ、ソバカス、くすみに最大限の効果を発揮します。ダブルパルスでは出力の50%ずつを2回にわけて照射します。治療効果と表皮保護のバランスをとった安全な照射方法である反面、効果は減弱します。トリプルモードでは33%ずつ3回の照射をおこないます。皮膚にとってはやさしい治療ですが、効果が落ちます。当院ではすべての治療にシングルパルスのみを使用します。これまでライムライトやMAX-GというシングルパルスのIPL治療器を長年使用してきた経験から、シングルパルスでも安全に治療をおこなうことができます。光治療では、1発あたりのエネルギー(熱量)が大きいほうが、皮膚の深くにまで高いエネルギーを届けることができるためです。

フォトフェイシャルM22のパルス設定
フォトフェイシャルM22のパルス設定

3.フォトフェイシャルM22による肝斑治療

フォトフェイシャルが肝斑に使えないとは本当か?

フォトフェイシャルを含めたIPL機器は肝斑の治療に使えないといわれています。

当院に肝斑治療にいらした方のお話では、美容クリニックなどでシミ・ソバカスの治療でフォトフェイシャルをおこなったけれど「肝斑を避けて照射してもらった」、「肝斑の上に照射したら逆に濃くなった」という話をお聞きします。

フォトフェイシャルは肝斑があると使えないのでしょうか?答えはNOです。

肝斑にフォトフェイシャルは使えます。

下の表をご覧ください。Qスイッチレーザー(アレキサンドライト、ルビーのみ、ヤグYAGを除く)とフォトフェイシャルを含めたIPLでの適応症状です。

適応症状 Qスイッチレーザー フォトフェイシャル含むIPL
シミ・ソバカス △(薄くなるが消えない)
脂漏性角化症 ※1 ×
くすみ ×
肝斑 × ○~◎※2
赤ら顔 ×
老化防止

※1 脂漏性角化症では炭酸ガスレーザーの併用が必要なことが多い

※2 照射の設定をうまくおこなう必要がある

「肝斑がフォトフェイシャルで悪化する」ことは実際あります。上の表でフォトフェイシャルの適応でシミ・ソバカスが△ということに注目ください。

フォトフェイシャルがシミ・ソバカスに効くというのは、「ごく一部のシミが消え、ほかは薄くなるとお考えください」。何回照射しても全部が消えることはありません。そして、フォトフェイシャルを中断すると色調はもとに戻ります。理由は光治療の限界でシミ・ソバカスの原因となる細胞を破壊できないからです。一時的に細胞に熱ダメージを与えて、メラニン産生を抑制するのがフォトフェイシャルの効果です。

そして、フォトフェイシャルでシミを消そうとする(実際には消えないのですが、美容クリニックでは何回も照射すると消えると説明されていることが多い)と、回数を増やすたびに出力を上げていきます。シミ(老人性色素斑)では光老化をおこした表皮基底細胞を、ソバカスではメラニン産生が増えているメラニン細胞をターゲットにしてどんどん出力を上げるわけです。

そうすると、メラニンを含んだ表皮全体が過熱され、皮膚には炎症がおきます。肝斑の部分は色調が濃いので照射した光が熱に変換されて、強い炎症がおこります。結果、肝斑は悪化します。

肝斑の原因に関してここでは詳細を述べませんが、肝斑は摩擦により表皮と真皮の境に炎症がおき、さらに摩擦で菲薄化した皮膚で、紫外線による真皮の光老化が原因になっています。

肝斑の皮膚にフォトフェイシャルでさらに炎症を加えると、当然肝斑は悪化します。

肝斑の原因、治療にご興味のある方は私が書いた「肝斑」をご覧ください。詳細に説明しています。

むしろフォトフェイシャルは肝斑治療に最適な治療です

しかし、フォトフェイシャルの照射設定をうまくおこなえば、肝斑にとても効果があります。下の写真は当院の肝斑治療例です。

機器はフォトフェイシャルのみを使っています。なぜ、こんなことができるのでしょうか?

それは、肝斑の原因を同時に除去するために以下のようなことをするからです。

  • フォトフェイシャルの照射の際に、メラニンの破壊をターゲットにせず、真皮に熱を加える設定をおこなう。※したがってシミ・ソバカスは薄くなりません。
  • 肝斑の原因となる摩擦と紫外線を避けるようなスキンケア指導を徹底する。
フォトフェイシャルでの肝斑治療例
フォトフェイシャルでの肝斑治療例 フォトフェイシャルの照射は6回 2年かけて治療しています。これは当院のチャンピオン症例です。このように完全に消えることは難しいですが、かならず薄くはなります。

当院に肝斑の治療にいらっしゃった方は、すでにいろいろなクリニックでシミや肝斑の治療をされています。フォトフェイシャルを何回もおこなわれた方は多数です。

私は初回のカウンセリングで「肝斑の原因をご存じですか」、「肝斑の治療の際に、原因に関して医師から説明がありましたか」と聞くことにしています。

すると、ほとんどの方は肝斑の原因を知らないし、医師から原因について説明を受けていないことがわかります。はて、「肝斑の原因を知らずに治療がうまくいくのだろうか?」、と思うのです。

当院の「肝斑」のページに肝斑の原因を詳細に書いていますが、肝斑の主な原因は「摩擦」と「紫外線」です。

顔の摩擦は、スキンケアの間違いからきます。洗顔の時に顔を強く擦っていませんか? 化粧を落とすのにクレンジングを念入りにしていませんか?

紫外線予防はどうでしょうか。日焼け止め(サンスクリーン)は朝塗った場合、表示のSPFを発揮する時間は2~3時間だそうです。短いですね。

朝、日焼け予防をしたつもりで、夕方の帰宅時、お買い物でまだ日が照っている中を歩くと肌は紫外線にさらされます。これが長い年月続き、赤ら顔、肝斑の原因になります。

当院では摩擦の回避のためのスキンケア指導と紫外線防御についてご指導させていただきます。

フォトフェイシャルの照射では、肝斑の部分で色調の増加の原因となっているメラニンをターゲットにしてはいけません。シミ・ソバカスを治療する設定をおこなわないことが大切です。

フォトフェイシャルの役割は真皮に熱を加えて、真皮のリモデリングを促し、傷んだ基底膜を復元することです。このために照射の設定をおこないます。

フォトフェイシャルにより真皮のリモデリング
フォトフェイシャルにより真皮のリモデリング.肝斑の治療では長い間の皮膚の摩擦により、おこっている表皮-真皮間の基底膜の障害と、真皮の紫外線による光老化を修復することが大切です。フォトフェイシャルを適切な設定で照射すると、真皮には熱が加わり微細な熱傷がおこります。からだは、この微細な熱傷を感知して修復します。熱傷の修復過程で傷んだ基底膜、光老化した真皮の細胞外マトリクス(コラーゲン、エラスチン、基質)が再生されます。これを真皮の再構築(リモデリング)といいます。フォトフェイシャルを繰り返すことで、微細な熱傷→修復を繰り返し、基底膜と真皮の状態は正常に近づいていき、肝斑が薄くなります。

山手皮膚科クリニックの肝斑治療

当院では以下の組み合わせで肝斑を治療しています。

  • フォトフェイシャル
  • トラネキサム酸内服
  • 徹底してスキンケア指導(徹底しています)
  • 紫外線防御
山手皮膚科クリニックの肝斑治療スケジュール
山手皮膚科クリニックの肝斑治療スケジュール. 毎回、ビジアという画像診断器で写真を撮影します。最初の2回終了後(2か月あけての治療後)に効果があれば、3~4か月おきに治療を継続します。毎回ビジアの撮影をおこないます。

 

4.フォトフェイシャルM22による赤ら顔治療

Vビームによる赤ら顔治療が思ったより効かなかった反省

私はかって、顔が赤い人にVビームⅡによる「Vフェイシャル」をすごい人数におこなっていました。

しかし、効かない人には最初から効きませんし、効いてもあるところから効かなくなりました。

「なんでだろう?」とう疑問がわき、ダーモカメラという特殊なカメラを買って、全員のダーモスコピー写真を撮りVビームの治療効果を比較しました。

下がその写真です。最初からVビームが効かない人が左、ある程度効果が出る人が右です。

赤ら顔のダーモカメラ写真
赤ら顔のダーモカメラ写真の2つのパターン. 左はVビームが効かない人のパターン。全体がもやっと赤くなっていて、毛細血管が増えてはいるが、明らかな樹脂状の毛細血管がない。 右はVビームが効く人のパターン。もやもやした赤みの中に、はっきりとした樹脂状の毛細血管の拡張がみられる。

たくさんの人の写真を見てわかったことは、Vビームが効かない人には、樹枝状の毛細血管がなく、もやっとした赤みであることでした。

効く人はもやもやした赤みと明らかな樹枝状の毛細血管があることでした。そして、このような効くパターンの人ではVビームを照射して赤みは減りますが、どこかで効かなくなります。この時の撮影すると、上の写真の右のようなパターンになっています。

Vビームは明らかな樹脂状の毛細血管の治療には適していますが、もやもやした赤みには効かないことがわかりました。

赤ら顔と毛細血管拡張症、酒さは異なる

赤ら顔には、私が考える”狭義の赤ら顔”、毛細血管拡張症、酒さ、酒さ様皮膚炎があります。

この中で酒さは難治です。”多くの”人が酒さと診断されて治療を受けています。「多くの人」?

ここで酒さに関してですが、色の白い白人(コーカサス人)には酒さは多いですが、皮膚が褐色なアジア人には酒さは多くありません。まれな疾患です。

酒さの原因は、ニキビダニや細菌などの微生物に関する局所の免疫異常と考えられていますが、これにメラニン色素が少ないことが関係していると私は考えています。メラニン色素は皮膚を紫外線から守ることで正常な免疫の維持に関わっています。

ですから、そもそも日本人に酒さは少ないのです。そして、日本人の酒さの人は色白です。ここで「日本人」なのは東南アジア系の人は色白のことがありません。東南アジア系の人に酒さをみたことがないのです。

では、なぜ、たくさんの人が酒さと診断されるのでしょうか?

それは、”狭義の赤ら顔”を酒さと診断しているからです。

赤ら顔の原因はここでは詳しく述べませんが、顔の摩擦による表皮の菲薄化、そこからくる真皮の紫外線老化です。

表皮の菲薄化は真皮の毛細血管を透過し赤みを目立たせます。そして、薄くなった表皮では総メラニン量が減るので紫外線防御能が減り、真皮に紫外線により光老化がおこります。光老化して真皮では毛細血管が増えて拡張します。

ご老人の顔も見てください。顔が赤くありませんか?これは長年の紫外線暴露で真皮の光老化がすすみ、毛細血管が拡張しているのです。

紫外線により光老化による真皮の変化
紫外線により光老化による真皮の変化. これは肝斑における真皮の変化の模式図です。紫外線で真皮が老化すると、血管増殖因子など様々なサイトカインという物質が産生されて、血管内皮細胞が増殖して拡張します。これが赤ら顔の原因となります。

ダーモスコピー検査で赤ら顔の原因を推測する

ダーモスコピー検査では、肉眼では決してわからない皮膚の状況が見えます。赤ら顔で注意するのは皮膚の菲薄化、毛細血管の様子(もやもやの赤みや樹脂状の毛細血管)です。

そして、明らかな毛細血管がある方にはVビームが効きます。ですから、診察の最初にダーモスコピー、ダーモカメラで赤ら顔の状況を観察するのはとても大切です。

皆さんの主治医は、ダーモスコピーやダーモカメラを使っていますか?

ダーモカメラ
カシオのダーモカメラ. 当院では赤ら顔、毛細血管拡張症の方には撮影して所見を確認します。また、肝斑が合併する場合は全体の赤ら顔の改善と顔のメラニン状況を観察するためにビジアという画像診断器で撮影をします。この場合、ダーモカメラは使いません。

フォトフェイシャルが赤ら顔に効く理由

ダーモスコピーやダーモカメラでもやもやの赤みであれば、フォトフェイシャルが効きます。

もやもや型の赤ら顔の原因は主に

  • 顔の摩擦により表皮が薄くなる(菲薄化)
  • 表皮の菲薄化からくる真皮の紫外線による光老化

です。これは、前に述べた肝斑と同じであることにお気づきになった方もいらっしゃると思います。

そうなのです、もやもや型の赤ら顔の赤みは肝斑と同じ場所にあることが多いのです。

もやもや型の赤ら顔の治療はVビームでなく、肝斑でも使うフォトフェイシャルなのです。赤ら顔の治療=真皮の紫外線による光老化からの回復となります。

フォトフェイシャルは真皮に熱を加えて、微細な熱傷をつくります。我々のからだはこの微細な熱傷を見逃すことなく、確実に再生します。この再生の過程で光老化した真皮成分、異常をおこした血管内皮細胞を吸収しつつ、新しい真皮成分と血管内皮細胞に置き換えていくのです。

もちろん、肝斑の時と同様にスキンケアが大切です。

この方法で赤ら顔は改善します。

5.フォトフェイシャルM22によるシミ・ソバカス治療のプレトリートメント

プレトリートメントとは

当院では顔全体のシミ・ソバカスのレーザー治療をおこなっています。この際、顔にくすみ、肝斑があるとレーザー治療の障害となります。事前にプレトリートメントをおこない、お肌の調子を整えた後にレーザー治療をおこなうと、良好な結果が得られます。

プレトリートメントの内容

  • フォトフェイシャルM22 2回(2か月間隔)
  • トラネキサム酸内服
  • スキンケア指導
  • 紫外線防御の徹底

くすみ、肝斑がある時のレーザー治療の危険性

顔のシミ・ソバカスレーザー治療をおこなう時、最も治療効果が良いのはくすんでいない白い肌で肝斑がなく、シミ・ソバカスの色が濃いときです。肌色とシミ・ソバカスのコントラストがあるほど効果は高くなります。

シミ・そばかすのレーザー治療ではくすみのない状態でおこなうのがよい治療結果をもたらすコツとなります。
シミ・そばかすのレーザー治療ではくすみのない状態でおこなうのがよい治療結果をもたらすコツとなります。

くすみ、肝斑がある場合、以下のようなことが起こりやすくなり、シミ・ソバカスのレーザー治療の妨げとなります。

  • くすみによりレーザーの効果が減弱する
  • レーザー照射により肝斑が悪化する
  • レーザー治療後に炎症後色素沈着、炎症後紅斑が起こりやすくなり、消えるまでに長い時間がかかる
  • レーザー治療後に色ムラが起こる
くすみによりレーザーの効果が減弱する

シミ・ソバカスの治療に用いるQスイッチアレキサンドライトレーザーの波長755nmの光はメラニンに吸収されます。くすみがあるとレーザー光は表皮に増えたメラニンに吸収され、治療の目標となるシミ・ソバカスの原因細胞に届くまでに減弱してしまいます。結果、治療効果が不十分となります。くすみに負けじとレーザーの出力を上げると炎症後色素沈着の遷延化など治療後のトラブルの原因となります。

レーザー照射により肝斑が悪化する

明らかな肝斑があるとレーザー治療により肝斑は悪化します。もっとも心配なことは白抜けの出現です。肝斑の部分ではメラニン細胞が活性化してメラニンを多く作っています。このような活性化メラニン細胞はレーザーに感受性が高く、レーザー光を吸収して破壊され表皮から排除されます。そうなると肝斑の中にメラニン細胞が減少した部分がまだらに出現して点状に白抜けした部分が出現します。白抜けした部分は長期間かけてもとの状態に戻る場合と、戻らずずっと白い状態が続く場合があります。

レーザー治療後に炎症後色素沈着、炎症後紅斑が起こりやすくなり、消えるまでに長い時間がかかる

シミでは多くの場合で、ソバカスでは一部の方において、レーザー治療後に一過性の炎症後色素沈着がおこります。通常は治療後3~6か月で消失します。くすみがある状態でレーザー治療を行うと炎症後の色素沈着が濃くなり、消えるまでの時間が延長します。炎症後の色素沈着が消えたあとに炎症後紅斑が残る場合がありますが、これもくすみがあると起こりやすく遷延化しやすくなります。

プレトリートメントはレーザー治療後の炎症後色素沈着の期間を短縮します。
プレトリートメントはレーザー治療後の炎症後色素沈着の期間を短縮します。
レーザー治療後に色ムラが起こる

肌色が濃い薄いにかかわらずシミ・ソバカスがなく、顔の肌色が”均一”であれば、きれいな肌といえます。顔のシミ・ソバカスはベースの肌色より濃く、色彩の”不均一”を出現させます。シミ・ソバカスを治療するということはこの”不均一”を是正し、肌色の均一性を取り戻すこととなります。レーザー治療はシミ・ソバカスを治療することに優れている一方、顔のくすみ、肝斑を改善することはできません。シミ・ソバカスがきれいに取れても、顔には下の図のような新たな不均一性が出現します。シミ・ソバカスが消失してきれいな肌色が出現した一方、くすみ、肝斑が残っている状態です。

プレトリートメントなしに直接レーザー治療をおこなうとまだらになりやすい
プレトリートメントなしに直接レーザー治療をおこなうとまだらになりやすい

事前にプレトリートメントを行うことによって、色ムラの出現を避けることができます。

シミ・そばかすのレーザー治療ではプレトリートメントが必要
シミ・そばかすのレーザー治療で良い治療結果を出すにはプレトリートメントが必要です。

 

6.フォトフェイシャルM22治療目的別の治療間隔と回数

目的 間隔 回数
くすみ改善・美白・美肌 2~4か月 効果維持のため継続
肝斑の改善 最初2か月、のち3~4か月 2回実施後要診察
レーザー治療前のプレトリートメント 2か月 2回実施後診察見積もり
シミ・ソバカスレーザー治療後のメンテナンス 3~6カ月 効果維持のため継続

 

7.治療の流れ

  • STEP1

    予約

    当院は完全予約制です。ご予約は「予約サイト」から承っております。

    エイジングケア・美肌治療 カウンセリング(水色)

    肝斑・肌のくすみのご相談では

    から「肝斑・肌のくすみ」のご相談をクリックしてください。

    肝斑・肌のくすみのご相談

    赤ら顔のご相談では

    から「赤ら顔」のご相談をクリックしてください。

    「赤ら顔」のご相談

  • STEP

    初診・再相談

    治療についての詳細が入ります。自由に記事をカスタマイズ可能です。

    写真撮影
    ビジアでの撮影風景
    ビジアでの撮影風景

    画像解析機で写真撮影をおこないます。

    診察・カウンセリング

    気になる症状をお伺いし、治療の提案をおこないます。

    原則、当日の治療はおこないませんが、当日の予約に空きがある場合に限り、カウンセリングと同日に施術をお受けいただくことが可能です

  • STEP

    治療の予約

    カウンセリング時にご提案させていただいた治療のご予約は、予約サイトからお取りいただけます。

  • STEP4

    施術

    施術のながれ

    1. 洗顔をして、お化粧や日焼け止めを完全に落としていただきます。
    2. 髪の毛、眉、(必要時)ホクロをテープで保護いたします。
    3. 専用のゴーグルで目を保護いたします。
    4. 光の透過を高めるためジェルを塗ります。
    5. M22を照射します。照射時に軽く輪ゴムではじかれたような痛みがあります。照射の時間は、お顔全体を2周して約10分間です。
    6. ジェルをお拭き取りいたします。
    7. 施術直後よりお化粧をしてお帰りいただけます。

    肝斑について

    M22の施術により、お顔のくすみが改善すると、これまで目立たなかった肝斑が顕在化することがあります。当院では、M22開始時に肝斑がある方には、開始と同時にトラネキサム酸の内服をしていただいております。また、M22治療期間中に肝斑の顕在化がみられた時点で、トラネキサム酸の内服を開始していただきます。

    注意事項

    • 施術後は、基本的に日常生活に制限はありません。ほてり感が強い場合、施術当日はシャワー浴をおすすめします。
    • お化粧は施術直後より可能ですが、照射範囲へのマッサージや強い摩擦はお控えください。
    • 顔面に過度の日焼け、皮膚炎(ニキビは除く)、湿疹、痒み、カサブタ、炎症後色素沈着がある場合は、M22をお受けいただくことができません。
    • 安全かつ効果的な治療を行うために、M22治療期間中は日焼けを避け、低刺激性の日焼け止めを使用してください。日焼けをした後や大事なご予定がある前は最低2週間あけていただいております。
    • 治療前後3日間はトレチノイン、一部のニキビ治療薬(デュアック配合ゲル、ベピオゲル、ディフェリンゲル、エピデュオゲル)、ピーリング石鹸の使用を中止してください。
    • 治療後3日間はハイドロキノンの使用を中止してください。
    • M22後、まれに毛穴に一致した発赤や湿疹、毛包炎が起こる場合があります。特に毛が多い部分に起こりやすいです。ステロイド外用剤を処方いたしますのでご来院ください。
    • フォトフェイシャルM22後の経過診察は診察代、薬剤費ともに自費診療となります。
    • 治療部位の異常(水疱形成・赤み・腫れ・痒み・痛みがある等)や、ご心配なことがある場合は速やかにご連絡いただき受診をしてください。ご自身での自己判断で異常発生より1週間以上放置された場合、適切な処置が行えず対応できなくなる場合があります。
    • 光線過敏症、妊娠中、過去に金製剤の抗リウマチ薬内服歴がある方、イソトレチノイン内服中および内服終了から30日を経過していない方は治療をお受けいただけません。同意書の提出をもって、該当しないことの申告となります。
    • 治療における患者様の効果に対する期待は様々です。さらに治療における患者様の皮膚の反応も様々です。医療には多くの不確実、不確定の要素が含まれており、医療行為に確実性はありません。したがって、治療に際してはこの点をご理解いただき、治療前の患者様のご期待に対してご満足いただけない場合でも、既に実施された治療費の返金はいたしておりませんのであらかじめご了承ください。
    • 初診(初回相談)または最終治療のいずれか直近の日付から1年を経過した後、治療開始または治療再開をご希望の場合は、初診から治療開始となります。
 

 

8.料金

フォトフェイシャルM22の料金はこちらをご覧ください。

 

フォトフェイシャルM22料金

  •  

注)治療には、国内未承認医薬品または医療機器を⽤いた施術が含まれます。
治療に⽤いる医薬品および機器は当院の医師の判断の元、個⼈輸⼊⼿続きをおこなったものです。
個⼈輸⼊において注意すべき医薬品等についてはこちらをご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1.html