新宿区高田馬場の山手皮膚科クリニック。皮膚疾患・美容医療に対応しています。

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毛細血管拡張とは

皮膚の真皮浅層(皮膚の表面に近いもの)の毛細血管が持続的に拡張し、皮膚表面から肉眼で確認できる状態をいいます。

紅斑と同様に皮膚の色が赤く変化しますが、毛細血管拡張症は炎症を伴いません。つまり、皮膚炎など皮膚の異常がない皮膚にもみられ、薬などでは改善しない症状であると言えます。

毛細血管拡張症は、その人固有の血管の形態であることや加齢による皮膚変化のほか、肝硬変や肝機能障害、妊娠などに伴う皮膚症状としてあらわれます。

治療は色素レーザーをつかいます。保険適用です。

毛細血管拡張症の原因・要因となるもの

  • 病気が起因とならないその人固有の血管の形態
  • 酒さ
  • 酒さ様皮膚炎
  • ステロイド外用薬の長期使用
  • 肝硬変や肝機能障害
  • 妊娠
  • 加齢
  • 膠原病(全身性エリテマトーデスなど)

毛細血管拡張症の4つの分類(Redisch and Pelzerの分類)

毛細血管拡張症は血管形態に基づいて以下の4つに分類されます。

1)単純(線状)型

血管の太さや長さは様々で盛り上がりはなく、赤色や青紫色を示す枝分かれのない血管の拡張。鼻や頬部に多く見られます。

2)樹枝状型

血管の枝分かれを認める点を除き、単純(線状)型に類似します。身体のどこにでも生じますが、顔面ではエラのあたりに多く見られます。

3)クモ状型

中心の血管から周囲360度にわたりクモが足を広げたような血管を認めます。妊娠をきっかけに出現することがあります。また、肝硬変や肝機能障害に伴う皮膚症状として出現することがあります。女性ホルモンであるエストロゲンと関連があると言われています。当院に受診される患者様では、顔面や手の甲など皮膚が薄い部位、加齢や疾患などで薄くなった皮膚に多く見られる印象です。

4)丘疹型

皮膚の表面からわずかに隆起した小さい紅色丘疹状の血管拡張です。丘疹の周囲を取り囲むように毛細血管の拡張が確認できます。外観は老人性血管腫と似ていますが、ダーモスコピー検査により鑑別が可能です。

山手皮フ科クリニックの毛細血管拡張症治療

色素レーザー VビームⅡについて

色素レーザー『VビームⅡ』(シネロン・キャンデラ社)の光の波長は595nmであり、このレーザー光は血液中の赤血球に含まれる酸化ヘモグロビンに吸収されると熱エネルギーに変換されます。

この赤血球内で発熱した熱によりレーザー照射部位に存在する毛細血管が血管の内側から、熱破壊または熱損傷を受けて血管が閉塞することで、毛細血管拡張症を治療することができます。

治療のメカニズム

①色素レーザー『VビームⅡ』の波長595nmのレーザー光は、毛細血管内を流れる血液中の赤血球に含まれる酸化ヘモグロビンに吸収されます。
②吸収されたレーザー光は熱エネルギーへと変換されます。
③赤血球内に熱が発生します。
④赤血球内で発生した熱は周囲へ拡散します。
⑤発熱した赤血球から拡散した熱により毛細血管内壁を熱破壊または熱損傷されます。
このようなメカニズムで傷害された毛細血管は閉塞して、熱破壊された血管組織は、膠原線維の増殖とマクロファージによる貪食などにより正常組織におきかえられます。

 

鼻翼周囲の毛細血管拡張症治療例(当院症例)

血管の直径の測定

ダーモカメラで撮影した写真をその場で計測することができます。どのくらいの直径だといくらのパルス幅と決まっています。

ダーモカメラでは撮影した毛細血管の拡張をその場で計測している写真

ダーモカメラでは撮影した毛細血管の拡張をその場で計測できます。直径を正確に測ることでVビームⅡのパルス幅を設定します。この映像では約0.2mm(200μm)ということがわかります。

ソフトでの血管の直径の解析

また、カシオのダーモカメラDZ-D100の付属ソフトを使って、正確な直径を解析することもあります。

ダーモカメラ DZ-D100での血管の直径の計測写真

ダーモカメラで撮影した写真はパソコンで正確な直径を計測することも可能です。写真では0.36mm(360μm)であることがわかります。

Vビームの出力の設定

どのパルス幅をつかうかを決定しました。今度は出力の設定です。

これは、レーザー治療の経験がものを言います。当院ではかなり早い時期からVビームⅡを導入して、院内で適正は出力設定を決めています。

安全な照射

拡張した毛細血管の直径がどのくらいかを映像で客観的に評価し、適正なパルス幅と出力設定をおこないます。

これにより熱傷やそれに続く瘢痕形成を防ぎながら、効果のある治療をこころがけています。

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