自費診療のご案内

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更新日:2018.8.14/公開日:2017.3.1
このコンテンツは山手皮フ科クリニック 院長 豊福一朋が100%オリジナルで書いています。

顔・頸部(くび)・おなかの多発したイボ

多発したイボの特徴

イボ(いぼ、疣贅)はウイルス性疾患で感染性のものです。
治療せずに放置しておくと、ウイルスが周囲に感染していき、どんどん数が増えていきます
また、イボに他人の皮膚が頻繁に触れたり、こすれたりすると、その部位にイボが感染して増えます。
顔、頸部、胸部(とくにブラジャーでこすれる部分)、腹部、腋窩(ワキ)など機械的な刺激や摩擦が多い皮膚で増える傾向があります。
しらないうちに数がふえていくイボは、クリニック受診時に100個以上になっていることもよくあります。
数が増えてくると、ネズミ算式に増えていくので、どんどん目立つようになってきます。

頸部のいぼ

頸部に多発したイボ(約300個)

へそ周囲のイボ

へそ周囲のイボ

多発したイボの治療

液体窒素による冷凍凝固治療

イボ治療は液体窒素による冷凍凝固と電気治療器による熱焼却が健康保険適応となっています。
液体窒素による冷凍凝固は一般に広く行われており、細い綿棒を液体窒素に浸してイボを冷凍凝固させて炎症を起こし脱落させる治療です。
顔、頸部、胸などのやわらかい皮膚では強い炎症がおこり1~2回の治療でイボは脱落しますが、ほとんどの場合は炎症後の色素沈着がおこりシミとなって残ります。
色素沈着が消えるまで約1年、長い人は3年以上かかることがあります。

液体窒素治療による炎症後色素沈着

色素沈着が強く起こった場合はハイドロキノンという美白剤を外用してシミを薄くしますが、消えるまでに半年から1年かかり、長い場合は2年以上残ることがあります。
イボが1個から数個であれば色素沈着も目立ちませんが、数十個から100個以上になる場合は顔面、頸部、胸元、腹部にたくさんの色素沈着が残ります。
炎症後の色素沈着により、結果、イボは脱落したものの、シミがかえって目立つことになってしまいます

炭酸ガスレーザーによる治療

スキャナ付き炭酸ガスレーザー・コア

山手皮フ科クリニックでは、スキャナ付炭酸ガスレーザー・コア(シネロン・キャンデラ社製、日本国内承認機器)でイボを治療しています。
従来型の炭酸ガスレーザーとの違いは、治療スピードの速さと治療後の傷のきれいさです。

レーザーの特徴はスキャナ付フラクショナルレーザー・コアをご覧ください。

炭酸ガスレーザー性能比較
  スキャナ付炭酸ガスレーザー 従来型炭酸ガスレーザー
治療スピード 最大で1秒間に4個のイボを治療可能 イボ1個につき3~5秒
1時間での治療可能数 1,500~2,000個 300個程度
傷の治り 5日 7~10日
炎症後色素沈着 少ない・消えるまでの期間が短い 冷凍凝固より軽度
治療精度 コンピュータ制御でカンナのように平坦に蒸散 手元で調整しするので蒸散にムラがでる
スキャナ付炭酸ガスレーザー・コアがなぜイボ治療に適しているか

当院でも、3年前まで従来型炭酸ガスレーザーを使用してイボの治療をおこなっていました。
1個あたり3~5秒かかりました。イボの部位を探す時間を含めると300個のイボ治療で1時間ほどかかっていました。
イボ治療で大切なことは、すべてのイボを取ることです。すくなくとも拡大ルーペを使って肉眼で確認できるすべてのイボを治療したほうが良いです。
小さいイボを見落とすと再び増えて1年から数年でもとにもどってしまいます

しかし、イボが1000個ある場合どうなるか。治療は3時間半から4時間かかってしまいます。
これではほかの診療をおこなうことができなくなります。
実際、山手皮フ科クリニックにいらっしゃる方はほかのクリニックを受診されて、レーザー治療を受けてこられた方もいらっしゃり、その時の数を聞くと「50個とった。」ということなのですが、イボはそのときすでに300個くらい確認できます。
おそらく50個とった部分は、周囲からあたらしくできたイボで埋められてしまったでしょう。
これだと、治療する意味があったのかということになります。
スキャナ付炭酸ガスレーザー・コアはコンピューター制御のスキャナ付レーザーで、正確に平坦にけずれ、治療スピードが格段に速いのが特徴です
1時間でイボ1500個以上の数を治療でき、治療範囲のイボを拡大鏡をつかって眼に見えるイボをすべて治療することが可能になりました。

美容外科で従来型のレーザーでイボの治療をされると、1個\1,000~\3,000かかるそうです。
実際、治療に手間がかかりますから妥当な価格だと思います。でも300個治療すると、かなりの価格になります。
1000個以上となるとかなり高額になります。
それで、治療に費やす時間も考え、イボを一部のみ治療することになるのでしょう。
しかし、イボが残っていると、いずれ元通りのイボが多い皮膚になってしまいます
それで、スキャナ付炭酸ガスレーザーをクリニックに入れました。
スキャナ付炭酸ガスレーザーは、最速1秒に4回のレーザー照射ができます。
治療のスピードが速いので、治療価格を1個あたり\324に設定しています。
希望される範囲すべてのイボを治療できると思います。

スキャナ付炭酸ガスレーザーによるイボ治療例

右頸部のイボ

多発しているイボ(右頸部、仰臥位)

拡大鏡を使って、小さなイボも治療しています。

レーザー照射直後写真

レーザー照射直後(頸部正面) 傷は5日程度でなおります。

レーザー照射後3ヵ月後写真

レーザー照射後3ヵ月後です。すべてのイボは消えて、炎症後の色素沈着はありません。

【上記症例の詳細】頸部のイボをすべて取る目的で受診。イボの個数は約300個。治療費用:初診料金\3,240、治療費 \324円×250個で\81,000、麻酔クリーム \3,240、総治療費 \87,480, 治療のリスク:治療後の炎症後沈着、瘢痕

レーザー治療のながれ

液体窒素によるイボ冷凍凝固治療は保険適応です。予約なしで受診ください。受診に引き続き治療をいたします。

初診

レーザー治療を検討されている方は、お電話にてご予約ください
遠方からお越しで、当日の治療を希望される場合は、予約の際にお申し出ください。
初診時にはイボの数、分布を拝見し、治療希望の範囲を教えていただきます。 ひきつづき治療の説明をおこないます。
レーザー治療をうけるとどのようになるか、写真で説明いたします。

テスト照射

治療経過を確認されたい方は、治療範囲のイボを5個程度テスト的に炭酸ガスレーザーで治療します。
テスト照射は保険適応(イボ焼却術)です。テスト照射はなるべく受けされることはお勧めいたします。
テスト照射の目的は傷の治り具合(照射→かさぶた→紅斑→治癒)の過程を小さな範囲で体験いただくことです。
また、腹部のイボはまれに傷がのこりますので、傷がきれになるか確認する意味があります。
※当院やほかのクリニックで過去に炭酸ガスレーザーの治療をされて、治療経過がおわかりになり、傷の盛り上がりもない場合はテスト照射を省略できます。
※炭酸ガスレーザーによるイボ治療は皮膚のきわめて浅い部分を蒸散させるので、肥厚性瘢痕/ケロイドができる可能性は極めて低いものです。

お見積り

テスト照射が必要ない方は、初診当日にイボの数をカウントしてお見積りをいたします。
テスト照射を受けられた方は傷の治り具合を確認いただき、治療方法に納得いただきましたら、予約いただき後日お見積りをします。
※イボ治療では治療範囲のイボを残さないことが大切です。個数指定や大きいものや目立つものだけを見積もることはしません。治療希望の範囲にある全てのイボをカウントいたします。

治療

痛み対策

レーザー照射時の痛みをなくすために、麻酔クリームを使用します。
レーザー照射時に痛みがあるのはつらいものです。山手皮フ科クリニックではペインブロックという非常に効果の高い麻酔クリームを使用しています。

麻酔クリーム塗布写真

麻酔クリームとラップ写真

麻酔クリーム塗布後はラップで皮膚をおおって、1時間ほど待ちます。

レーザー照射

レーザー照射中写真

麻酔が効いているのを確認した後に麻酔クリームをふき取り、拡大鏡をつかって肉眼では見えにくいイボも治療します。

費用(税込み)

液体窒素による冷凍凝固
(1受診あたり)
保険診療(3割自己負担)で630~780円(この他に初診料・再診料がかかります)
炭酸ガスレーザーによる治療
(自費診療、初診料金3,240円がかかります)
1個324円(消費税含む)
表面麻酔料金 麻酔クリーム料金 1g¥430。使用した量を1g単位で計算します。
目安は顔全体で5~10gです。
麻酔塗布料金

範囲に関わらず、一律1,000円

(例)顔全体の範囲、麻酔クリーム10g使用時 4,300円 + 1,000円 = 5,300円

※はじめての受診では初診料金がかかります。保険診療(3割自己負担)で850円、自費診療では3240円となります。

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