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VbeamⅡ(色素レーザー・ダイレーザー)

VビームⅡアイキャッチ画像

色素レーザーであるVビームⅡは血管病変によく効くレーザーです。シミ・そばかすに使うレーザーは出力だけを調整しますが、Vビームは照射時間(パルス幅)、レーザー照射の直径、出力と3つの要素を調整して、はじめて効果がでます。調整をおろそかにすると効果がない、紫斑が長く続く、場合によっては水疱を形成して瘢痕を残します。それゆえ、Vビームを安全に使うためには、血管の状態をダーモカメラやダーモスコピーという拡大機器で正確に把握する必要があります。当院では血管の直径を把握して安全に照射をおこなうことに細心の注意を払っています。

1.VビームⅡとは-波長595nmダイ(色素)レーザー

VビームⅡは〔595nmのパルスダイ(色素)レーザー〕です。表在血管に含まれるヘモグロビンに選択的に吸収され、赤みの原因となる病変に反応します。
当院では〔赤ら顔/毛細血管拡張症/老人性血管腫/単純性血管腫(保険)/サーモンパッチ(保険)〕に対して使用します。

Vbeam2の写真
キャンデラ社色素レーザー「VビームⅡ」

 

色素レーザーの595nmのレーザー光の特徴はなにか

酸化へグロビンへの吸光度が高い

血管病変の治療では、レーザー光が血管の中を流れている赤血球の成分の酸化ヘモグロビンに吸収されるか(吸光度)が治療の成果を左右します。

血管病変の治療ではダイ(色素)レーザー(波長595nm)、Nd:YAG(ヤグ)レーザー(波長1064nm)の2種類の波長のレーザー光が使われます。血管の酸化ヘモグロビンへの吸収は595nm>1064nmで圧倒的にVビームⅡがNd:YAG(ヤグ)レーザーより優れています。ダイ(色素)レーザー=VビームⅡは血管病変の治療に優れた機器です。

レーザー波長と吸光度の関係
レーザー波長と酸化へモブロビンへの吸光度の関係. レーザーの波長の縦の点線と酸化へモブロビンの吸光度曲線が交わったところが、レーザーの吸光度(血管病変への効きやすさ)です。VビームⅡはNd:ヤグレーザーよりも高い位置で赤い曲線と交わります。VビームⅡ血管への効果がNd:ヤグレーザーにくらべて高いことを表しています。

 

2.当院での適応と対象外

適応(対象)

当院でのVビームの適用がある病変です。

※毛細血管拡張症は自費でおこなっています。東京都が毛細血管拡張症に対する保険適用を制限しているからです。

制限している理由ですが、毛細血管拡張症の治療が見かけをよくする美容医療との線引きが難しいからだと言われています。

※1 単純性血管腫、サーモンパッチ・正中部母斑は保険適用になります。

※2 当院では頸部より上の病変の治療をおこないます。

 

適応外

  • 酒さ・酒さ様皮膚炎
  • 強い炎症、日焼け直後、自己施術で皮膚が不安定な状態

原則:まず診断をおこないます。適応外の症状には効果が期待できず、むしろ悪化の原因になることがありますのでおこないません。

 

3.しくみ|選択的光熱融解(血管病変に反応)

  • 595nmのレーザー光が赤血球の成分の酸化ヘモグロビンに吸収→熱で血管を凝固・破綻させます。
  • 周囲皮膚のダメージを抑えるため表皮冷却を併用し、出力・パルス幅・スポット径を調整します。
 

Vビームによる治療のメカニズム

段階1)レーザー光は赤血球を加熱する

レーザー機器は一方向に向かってまっすぐ直進する強力なレーザー光を作り出します。レーザー光は物質に吸収されると熱に変換されます。VビームⅡのレーザー光の波長は595nmです。このレーザー光は赤血球の成分の酸化ヘモグロビンに吸収によく吸収されます

Vビームによる治療のメカニズム
Vビームによる治療のメカニズム(段階1). ①Vビームのレーザー光が毛細血管の中の赤血球の酸化ヘモグロビンに吸収される。②酸化ヘモグロビンに吸収されたレーザー光は急速に熱に返還され赤血球が発熱する。③やがて赤血球で発生した熱は周囲に拡散する。

 

段階2)熱は血管を損傷する

発熱した赤血球から拡散した熱により毛細血管内壁は熱損傷、熱破壊を受け、血管は正常組織におきかえられます。

Vビームによる治療のメカニズム
Vビームによる治療のメカニズム(段階2). Vビームのレーザー光により発熱した熱は赤血球の外へ拡散されます。すぐに熱は毛細血管の内側の壁に到達し、は熱損傷、熱破壊をおこします。損傷を受けた毛細血管は閉塞して、血液が流れなくなります。この機能しなくなった毛細血管はマクロファージという細胞に食べられてなくなります。最終的に正常な細胞に置き換えられ、毛細血管はなくなります。

 

段階3)繰り返し治療する

このようにして、血管病変は治療されます。血管の治療では血管の太さに応じてレーザーの照射時間を調整する必要があります。

老人性血管腫以外の血管病変では1回の治療ですべての血管を治療することはできず、3~5回繰り返します。

Vビームでの血管損傷の様子
Vビームでの血管損傷の様子

 

血管の太さとパルス幅

毛細血管拡張や血管腫などでは、治療する病変の血管の太さに応じてレーザーの照射時間(パルス幅)を調整する必要があります。

血管の直径が大きいほど、長い照射時間(長いパルス幅)、直径が小さいほど、短い照射時間(短いパルス幅)に設定します。

vビームⅡのパルス幅比較
VビームⅡのパルス幅比較. パルス幅はレーザーの照射時間のことです。例えば20ミリ秒のパルス幅では血管の直径は200マイクロメートル(μm)が適正とされています。この大きさの血管に10ミリ秒のパルス幅のレーザー照射では効果が弱くなります。10ミリ秒ではもっと直径が小さい欠陥に対応します。パスル幅の調整は治療の最重要ポイントです。

 

複数回の治療が必要な理由

単純性血管腫、毛細血管拡張症、サーモンパッチ・正中部母斑、赤ら顔などの血管病変では大小さまざまな直径の血管が入り混じっています。レーザーの照射時間(パルス幅)で反応する血管の太さが決まっています。数回の治療が必要なのはこのためです。一般には最初に大きな血管の治療をおこない、徐々に消え残った直径が小さな血管の治療への移行します。そのため、最初はパルス幅をた長くして、2回目以降、次第にパルス幅を短くしていきます。

パルス幅が長い場合は直径が大きい毛細血管が反応する

レーザーのパルス幅を長く設定した場合の図
レーザーのパルス幅を長く設定した. 直径の大きい毛細血管が反応する。

 

パルス幅が短い場合は直径が小さい毛細血管が反応する

レーザーのパルス幅が短い場合の図
レーザーのパルス幅を短く設定した. 直径の小さい毛細血管が反応する

 

パルス幅が中間の場合は中程度の大きさの毛細血管が反応する

レーザーのパルス幅を中間で設定した.場合の図
レーザーのパルス幅を中間で設定した. 直径が中程度の毛細血管が反応する。

 

4.当院の治療方針(診断→適応判断→実施)

目的

Vビームを用いた血管病変の治療では、病変を完全に消すことが難しいのが現状です。これは、さまざまな太さの血管が混在していること、レーザーが届かない深いところに血管病変があるからです。

治療の目的は赤みや血管の「目立ちにくさ」を高めることにあります。

 

適応判断

Vビームで効果が期待できるかを判断するには、治療部位に詳細は観察が重要です。視診、ダーモスコピー検査などをおこない適応を判断します。必要に応じて写真記録をおこないます。

 

実施の条件

「赤い病変にはVビームが効く」というのは過剰は表現です。赤ら顔などでVビームが効かない場合は多数あります。あらかじめ診察で血管の太さ、状態の解析をおこない、適応がある場合にVビームでの治療をおこないます。状態によってはスキンケアを最初に指導したり、フォトフェイシャルをお勧めする場合があります。こちらは診察でご説明します。

ダウンタイム・限界・費用の理解をいただき、Vビームの実施となります。

 

効果の限界

レーザー治療を行っても、医師による治療、看護師施術に関わらずレーザー照射箇所の毛細血管拡張症を完全に消失させることができない場合があります。レーザー光が届く深さに限界があるからです。レーザー光の波長と皮膚への深達度(レーザー光が到達する皮膚表面からの深さ)は決まっています。Vビームの595nmという波長は、皮膚表面から1.5~1.7mmの深さまで届くとされています。

しかしながら、正常組織に過剰な損傷を与えずに治療ができる深さは皮膚表面から0.6mm~1mm程度までです。出力(パワー)を上げてもこの深達度は変わりません。治療効果がみられなくなってきたからといって、治療のたびに出力を上げていくことは効果が望めないだけでなく、正常組織を損傷する危険性が著しく高くなります。組織の損傷は皮膚の色抜け(白色変化)、瘢痕、陥凹を残すことになります。

安全な治療のために、これ以上の治療はやめるべきと医師が判断することがあります。

Vビームによる治療症例
Vビームによる治療の限界. 治療できる深さは0.6~1.0㎜といわれます。真皮の厚さは約2㎜ですので、真皮の深層にある血管には効果がありません。

 

レーザーの波長と皮膚への深達度

レーザー波長と深達度595nmと1064nmの違い
レーザー波長と深達度での595nmと1064nmの違い

水に吸収されにくい性質をもつ光線やレーザー光は波長が長いほど、皮膚の深い層に到達します。皮膚の深いところまで届くかは、1064nm>595nmでNd:YAGレーザーがVビームⅡ(色素レーザー)より有利です。実際の治療では単純性血管腫、毛細血管拡張症、赤ら顔ではレーザーで壊したい血管が真皮の浅いところにあるので、VビームⅡを使います。血管病変が真皮の深いところにある病変では、Nd:YAGレーザーが有利です。皮膚の深いところにある静脈の拡張などです。

 

5.治療の流れ(原則:診察と施術は別日)

  • STEP1

    予約

    当院は完全予約制です。ご予約は「予約サイト」から承っております。

    老人性血管腫、毛細血管拡張症

    自費レーザー治療予約バナー

    から「老人性血管腫のご相談」、「毛細血管拡張症のご相談」を選択してください。

    赤ら顔

    エイジングケア美肌治療予約

    から「赤ら顔のご相談」を選択してください。

    サーモンパッチ、単純性血管腫

    保険レーザー治療予約

    から「サーモンパッチのご相談」、「単純性血管腫のご相談」を選択してください。

  • STEP

    初診・再相談

    診察・カウンセリング

    診察イメージ画像

    気になる症状をお伺いし、治療の提案をおこないます。当日の治療はおこないません。

  • STEP

    治療の予約

    カウンセリング時にご提案させていただいた治療のご予約は、予約サイトからお取りいただけます。

  • STEP

    治療

    Vビーム治療風景
    Vビーム治療風景

    洗顔:照射部のお化粧や日焼け止めは完全に落としていただきます。
    眼球保護:専用のゴーグルを使用します。コンタクトシェルを使用する場合は、麻酔点眼液を点眼後に医師が眼瞼内に挿入します。
    レーザー照射:照射ごとに冷却ガスが皮膚表面に噴射され、皮膚を保護し痛みを緩和します。照射時の痛みはありますが、安全に治療を行うため麻酔は使用せずに実施します。
    照射後の処置:照射部位に抗炎症作用のある軟膏を塗布します。その後、アイスノンで5~10分間冷却して終了となります。ご自宅での冷却は不要です。

  • STEP

    経過観察

    赤みの推移を確認し、次回設定を調整します。

6.症例

症例1(赤ら顔)

Vビーム2による赤ら顔治療前後
症例1. 赤ら顔治療前後

症例説明:30歳代女性  赤ら顔のレーザー治療目的で来院
照射回数3回  来院回数5回(初診時、治療時3回、経過診察1回)
費用の内訳:初診料3,300円,再診料1,650円,Vフェイシャル費用(全顔)19,800円×3,合計62,865円
治療のリスク:照射時の痛み、治療後の発赤

 

症例2(小範囲の毛細血管拡張症)

症例4. 小範囲の毛細血管拡張症の治療前後
症例2. 小範囲の毛細血管拡張症(青の丸の中)の治療前後

症例説明:30歳代女性  頬部の毛細血管拡張症のレーザー治療目的で来院
照射回数1回  来院回数3回(初診時、治療時2回、経過診察1回)
費用の内訳:初診料3,300円,再診料1,650円,Vビーム費用 16,500円,合計21,450円
治療のリスク:照射時の痛み、治療後の紫斑、発赤

 

症例3(毛細血管拡張症)

症例5 広範囲の毛細血管拡張症の治療前後
症例3 毛細血管拡張症の治療前後

症例説明:30歳代男性  頬部の赤みのレーザー治療目的で来院
照射回数3回  来院回数5回(初診時、治療時4回、経過診察1回)
費用の内訳:初診料3,300円,再診料1,650円,Vビーム費用(20~40㎠未満)33,000円×3,合計103,950円
治療のリスク:照射時の痛み、治療後の紫斑、発赤

 

症例4(サーモンパッチ)

症例6. サーモンパッチ治療前後
症例4. サーモンパッチ治療前後

症例説明:20歳代女性  額の赤みのレーザー治療目的で来院
照射回数3回  来院回数5回(初診時、治療時3回、経過診察1回)
費用の内訳:Vビーム費用(保険30%負担)11,140円×3,レーザー合計33,420円
治療のリスク:照射時の痛み、治療後の紫斑、発赤

 

7.設定の考え方と安全対策(個別調整)

   出力・パルス幅・スポット径の調整

レーザーを効果的に照射するには血管の直径、皮膚の状況を観察します。ダーモカメラは血管の直径を実際に測ることができます。

ダーモカメラ撮影風景と解析
ダーモカメラ撮影風景と解析. 右の写真解析では中央付近の血管径が約250マイクロメートルであるとわかります。

 

毛細血管の直径がわかると、その血管にダメージを与えるのに有効なレーザー照射時間(熱緩和時間)がわかります。
例えば、血管の直径が200μmの場合、色素レーザーのパルス幅は19.0ミリ秒となります。実際のレーザー治療ではこれを基準にパルス幅を上下させて照射します。

血管の直径 熱緩和時間(Thermal Relaxation Time; TRT)
10マイクロメートル(μm) 0.048ミリ秒(msec)
20マイクロメートル(μm) 0.19ミリ秒(msec)
50マイクロメートル(μm) 1.2ミリ秒(msec)
100マイクロメートル(μm) 4.8ミリ秒(msec)
200マイクロメートル(μm) 19.0ミリ秒(msec)
300マイクロメートル(μm) 42.6ミリ秒(msec)

1981年にAndersonが提唱した表です。当院ではこの表を参考にレーザー照射のパルス幅を決定します。

Microvasculature Can Be Selectively Damaged Using Dye Lasers: A Basic Theory and Experimental Evidence in Human Skin
R. Rox Anderson BS, John A. Parrish MD Lasers in Suery and Mdeicine 263-276 (1981) より

 

表皮冷却:ダイナミッククーリングディバイス(DCD)

レーザーの熱から表面の皮膚を守るのが内蔵のダイナミッククーリングディバイス(DCD)という冷却装置です。レーザー照射の直前に冷却ガスを皮膚表面に吹き付けて、その次の照射されるレーザーの熱から表皮を守ります。このDCDにより安全に治療することが可能となっています。

ダイナミッククーリングディバイス(DCD)
ダイナミッククーリングディバイス(DCD)

 

眼周囲の安全対策

目の周囲はゴーグルを使用して眼球を保護します。

 

8.回数・間隔・費用の目安

治療間隔・回数について

毛細血管拡張症

治療間隔:4~8週間

治療回数:3~5回

老人性血管腫

治療間隔:照射は1回

治療回数:残存した場合のみ2回目の照射をおこないます。

赤ら顔(Vフェイシャル)

治療間隔:最短1か月おき

治療回数:効果があるかのどうかの判定までは3回の治療をお勧めします。

単純性血管腫・サーモンパッチ(正中部母斑)

治療間隔:3か月以上あける(保険適用)

治療回数:3~5回

 

9.ダウンタイム・副作用・注意点

術後の経過

  • 治療後レーザー照射箇所に発赤、膨疹、局所的に内出血(紫斑)や点状皮内出血が生じることがあります。内出血(紫斑)や点状皮内出血が生じた場合、完全に消退するまでに通常1~4週間ほどかかります(多くの方が2週間以内に消退します)。
  • 治療箇所の表皮に強く炎症が生じた場合、炎症後色素沈着がみられる(皮膚が茶色くなる)ことがあります。炎症後色素沈着は3~6か月で消退します。
  • レーザー光の形状が円形であり、スポット中央のエネルギー密度が高くなっているため、照射直後の膨疹や発赤はややまばらな状態となります。

 

まれな副作用

  • まれに水ぶくれができます。水ぶくれができた場合、治療箇所が瘢痕となる可能性が高くなります。すぐにご連絡いただき受診をしてください。

 

照射後の反応・処置・スキンケアについて

  • 保湿をおこなってください。
  • 紫外線対策:安全に治療を行うために、治療期間中は日焼けを避けてください。日中外出時は日焼け止めを必ず使用してください。日焼けをした後や大事なご予定がある前は少なくとも2週間あけていただいております。
  • 強い摩擦を避けてください。
  • 治療前後3日間は、一部のニキビ治療薬(デュアック配合ゲル、ベピオゲル、ディフェリンゲル、エピデュオゲル)、ピーリング石鹸の使用を中止してください。
  • 治療期間中はトレチノインやレチノール配合化粧品の使用をお控えください。

 

注意事項

  • レーザー治療の1か月後に経過診察にご来院いただきます。経過診察にご来院いただいていない場合、次回のレーザー治療は行えません。
  • 治療希望箇所に過度の日焼け、肝斑、炎症後色素沈着、炎症後紅斑、皮膚炎、湿疹、痒み、カサブタがある場合、治療をお受けいただけません。
  • 光線過敏症、妊娠中、過去に金製剤の抗リウマチ薬内服歴がある方、イソトレチノイン内服中および内服終了から30日を経過していない方は治療をお受けいただけません。同意書の提出をもって、該当しないことの申告となります。
  • 治療後にレーザー照射箇所の異常な赤み、腫れ、痒み、痛みなど、ご心配な症状がある場合は速やかにご連絡いただき受診をしてください。自己判断で異常発生より1週間以上放置された場合、適切な処置が行えず対応できなくなることがあります。
  • レーザー治療は人為的に熱傷を生じさせ治療対象を破壊または変性させるものであるため、治療後には、発赤、灼熱感、痛み、痒み、水疱、炎症後色素沈着などの症状が見られる可能性があります。また、色素脱失、瘢痕を生じる可能性が全くないわけではありません。
  • 治療における患者様の効果に対する期待は様々です。さらに治療における患者様の皮膚の反応も様々です。医療には多くの不確実、不確定の要素が含まれており、医療行為に確実性はありません。したがって、治療に際してはこの点をご理解いただき、治療前の患者様のご期待に対してご満足いただけない場合でも、既に実施された治療費の返金はいたしておりませんのであらかじめご了承ください。
  • 初診(初回相談)または最終治療のいずれか直近の日付から1年を経過した後、治療開始または治療再開をご希望の場合は、初診から治療開始となります。

 

ホームケア

  • 治療当日は、入浴、飲酒、運動はお控えください。シャワー浴は可能です。
  • (毛細血管拡張症)治療箇所へのお化粧は翌日から可能です。基礎化粧品の塗布は、治療当日晩の洗顔後から可能です。
  • (単純性血管腫・サーモンパッチ)治療後4日間1日2回朝晩の洗顔後に軟膏を塗布していただきます。軟膏を塗布する期間は、治療箇所への基礎化粧品・日焼け止めの塗布、お化粧はできません。

 

避けるべきこと

  • 照射部へのマッサージや強い摩擦は少なくとも1週間はお控えください。

 

10.よくある質問(Q&A)

  • 1回で終わりますか?

    . 範囲・深さで異なります。単回で実感の方もいれば、複数回が必要な場合もあります。

  • 痛みはどの程度ですか?

    ゴムで弾かれるような刺激です。冷却や麻酔の要否は部位と設定で判断します。

  • 酒さにも使えますか?

    酒さではVビームの効果は期待できません。皮膚科で「酒さ」と診断されている方が多い印象を受けます。注意いただきたのは「赤ら顔」≠「酒さ」です。酒さは日本人には少ない疾患です(色の白い白人には多い)。皮膚科で酒さと診断されてる人の多くは赤ら顔です。赤ら顔の治療は酒さとはまったく異なります。赤ら顔の治療はこちらをご覧ください。

     

    11.関連ページ

    赤ら顔

    毛細血管拡張症

    老人性血管腫

    単純性血管腫

    サーモンパッチ・正中部母斑

    12.執筆・監修・更新情報

    この記事の執筆者写真

    この記事の執筆者

    豊福 一朋医師

    公益社団法人日本皮膚科学会認定
    皮膚科専門医/医学博士/経営管理学修士(MBA)

    メッセージ

    VビームⅡ」のページをご覧いただきありがとうございます。色素レーザーであるVビームは血管病変によく効くレーザーです。Vビームは照射時間(パルス幅)、レーザー照射の直径、出力と3つの要素を調整して、はじめて効果がでます。調整をおろそかにすると効果がない、紫斑が長く続く、場合によっては水疱を形成して瘢痕を残します。それゆえ、Vビームを安全に使うためには、血管の状態をダーモカメラやダーモスコピーという拡大機器で正確に把握する必要があります。当院ではVビームⅡを使う血管病変に対し、丁寧な診察と注意深いレーザー照射設定、安全な照射に細心の注意を払っています。

    経歴

    • 1991年

      長崎大学医学部卒業

    • 1991年

      長崎大学病院泌尿器科、九州大学病院皮膚科にて卒後研修

    • 1994年

      九州大学大学院医学研究科入学。
      同年、カナダ医学奨学金(Royal Canadian Medical Foundation)にて
      カナダ・アルバータ州立大学皮膚科(エドモントン)に留学

    • 1997年

      九州中央病院皮膚科医長

    • 1998年

      九州大学大学院医学研究科修了(医学博士)

    • 1999年

      米国国立衛生研究所(NIH)(メリーランド州ベセスダ)研究員

    • 2001年

      佐賀県立病院皮膚科医長

    • 2002年〜2004年

      慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)

    • 2005年

      山手皮膚科クリニックを開設


                          Vビーム治療の概要

    診療区分 自由診療/保険診療
    照射出力等 5~30J/c㎡
    治療期間及び回数 治療間隔と回数は疾患により異なります。
    施術によるリスク・副作⽤ レーザー照射時にゴムで弾くような痛みがあります。
    治療直後にはレーザー照射部位に発赤と痛みがでます。
    施術に要する費⽤
    治療対象 料金
    老人性血管腫 8,800円/1個
    毛細血管拡張症 鼻翼のみ16,500円/鼻全体22,000円
    Vフェイシャル 顔全体19,800円
    単純性血管腫・サーモンパッチ 10㎠以下8,140円(保険3割負担)
    承認区分 VビームⅡは国内承認機器です。

    注)治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
    治療に用いる医薬品および機器は当院の医師の判断の元、個人輸入の続きをおこなったものです。
    個人輸入において注意すべき医薬品等についてはこちらをご参照ください。
    https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1.html