レーザー治療機器

レーザー治療機器

therapy

VビームⅡ

VビームⅡから出る波長595nm(ナノメートル)のレーザー光は、血液中の酸化ヘモグロビンに選択的に吸収され、血管内壁が熱破壊されて血管を閉塞させます。これにより血管の異常による病気を治療することができます。

レーザーの熱から表面の皮膚を守るのが内蔵のダイナミッククーリングディバイス(DCD)という冷却装置です。レーザー照射の直前に冷却ガスを皮膚表面に吹き付けて、その次の照射されるレーザーの熱から表皮を守ります。このDCDにより安全に治療することが可能となっています。

DCDによる冷却のイメージ

主な治療対象・適応疾患

  • 赤ら顔
    酒さ
    毛細血管拡張症
    下肢の静脈の拡張
    血管腫
      単純性血管腫
      いちご状血管腫
      蛇行性血管腫
      サーモンパッチ・正中部母斑
    静脈湖(口唇の静脈の拡張)
    老人性血管腫
    赤いニキビ跡
    肥厚性瘢痕・ケロイド
    皮膚の若返り(リジュビネーション)、顔の小じわ
    フェースアップ

.※単純性血管腫、いちご状血管腫、毛細血管拡張症の治療には健康保険が使えます。治療の間隔は3ヶ月以上となります。

症例写真(当院症例)

♦鼻の毛細血管拡張症

♦頬部の蜘蛛の巣状の血管拡張症
♦頬部の蛇行状の血管拡張症 ♦背部の血管拡張症 ♦額の正中部母斑(サーモンパッチ)

♦ニキビ痕(治ったあとの赤み)

費用VビームⅡによるレーザー治療は単純性血管腫・苺状血管腫・毛細血管拡張症に限り保険適応となります。保険診療ではおよそ4ヵ月に1回の照射となります。
そのほかの疾患(ニキビ跡など)では、自費診療です。費用は範囲で異なりますので、初診時にお見積りいたしますが、おおよそ¥10,800円~¥32,400円となります。

単純性血管腫・苺状血管腫・毛細血管拡張症の治療費用

面積(単位 ㎠) 保険点数 自己負担額(30%)
10㎠未満 2,170点 ¥6,510
10㎠以上20㎠未満 2,670点 ¥8,010
20㎠以上30㎠未満 3,170点 ¥9,510
30㎠以上40㎠未満 3,670点 ¥11,010
40㎠以上50㎠未満 4,170点 ¥12,510
50㎠以上60㎠未満 4,670点 ¥14,010
60㎠以上70㎠未満 5,170点 ¥15,510
70㎠以上80㎠未満 5,670点 ¥17,010
80㎠以上90㎠未満 6,170点 ¥18,510
90㎠以上100㎠未満 6,670点 ¥20,010
100㎠以上110㎠未満 7,170点 ¥21,510
110㎠以上120㎠未満 7,670点 ¥23,010
120㎠以上130㎠未満 8,170点 ¥24,510
130㎠以上140㎠未満 8,670点 ¥26,010
140㎠以上150㎠未満 9,170点 ¥27,510
150㎠以上160㎠未満 9,670点 ¥29,010
160㎠以上170㎠未満 10,170点 ¥30,510
170㎠以上 10,670点 ¥32,010

保険点数算出方法) 照射面積が10平方センチメートルを超えた場合は、10平方センチメートル又は その端数を増すごとに所定点数に500点(自己負担分¥1,500)を加算します。ただし、8,500点(自己負担分¥25,500)の加算が限度となります。

おおよその治療面積

例)鼻翼周囲と鼻翼・鼻下:10㎠以上20㎠未満

例)両側頬部:90㎠以上100㎠未満

例)顔面全体:170㎠以上

V ビームレーザー治療の流れ・ 診断

血流や血管の太さ,深さなど症状をチェックして、レーザー治療が可能かどうかを診断します。*血管腫のレーザー治療は症状を改善させるものであって完全になくなるものではありません。

治療前の注意

日焼けで肌の色が濃くなっている場合は、レーザーが皮膚のメラニンに吸収されて、その下の血管まで届かなくなります。また、照射後に色素沈着がおこる場合があります。※日焼けをして肌の色が濃くなっている場合は、色が薄くなるまでレーザー治療ができません。

 照射

レーザーを照射する際には痛みがあります。麻酔クリームは使用しません。

お子様の単純性血管腫、いちご状血管腫の治療ではは麻酔含有テープ(ペンレステープ)や麻酔クリーム(エムラークリーム)を使用して痛みを緩和します。

照射部には炎症が起こり、赤くなります。紫斑がでることがあります。照射後はアイスパックで冷却し、炎症を抑えるステロイド外用剤を処方いたします。

治療後のケア

当日やシャワー浴が可能ですが、熱いお湯や強く治療部位をこすることは避けてください。バスタブにつかって体が温まると、炎症がすすみヒリヒリ感が強くなります。入浴はレーザー照射の翌日から可能です。

治療後の注意

頬部に広がる毛細血管拡張症を広範囲に照射する場合、翌日、翌々日から顔面が2~5日程度腫れます。腫れは自然に消失します。赤みの程度、範囲、照射時に出力で腫れの程度が違いますので、状態を診察してご説明します。電話やメールの問い合わせではお答えできないのでご了承ください。

紫斑はしばしば起こります。通常は7日~14日で消失します。

治療にさいして

血管の治療はレーザーで異常な血管に選択的に火傷を起こして破壊することが治療の原理となります。効果が上がるように高出力で照射した場合は腫れや紫斑がでますが、高い効果が得られます。弱く出力で照射しますと腫れや紫斑を避けることは可能ですが、その分治療回数が増えます。出力の加減はいかようにも調整できますので、診察時にご相談ください。