新宿区高田馬場の山手皮膚科クリニック。皮膚疾患・美容医療に対応しています。

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更新日:2023.10.31/公開日:2017.12.27
このコンテンツは山手皮フ科クリニック 院長 豊福一朋がオリジナルで書いています。院長の経歴はこちらをご覧ください。

ヒアルロン酸注入

あなたがフェイスリフトに関心をもたれ、このページにいらっしゃたのなら、ヒアルロン酸注入は1回で満足のいく治療法だと私はおすすめします。

山手皮フ科クリニックには美容医療機器が13台あり、ほとんどすべてのレーザー、超音波、光治療をおこなうことができます。
レーザー、超音波でかなりのフェイスリフト効果がでます。
さらに、あなたが「まだもう少し上げたい」「この部分をどうにかしたい」と思ったとき、ヒアルロン酸注入はよい選択だと私は思います。

ヒアルロン酸注入は美容医療のなかでは、手技がむつかしい治療のひとつです。
そしてヒアルロン酸の注入方法は効果と安全性を求めて、世界中で例年改良されています。ヒアルロン酸注入をおこなうには常に最新の技術のアップデートを取り入れる姿勢がたいせつです。

院長のわたくし、豊福は13年前の開院以来、コラーゲン注入からはじめて、ヒアルロン酸注入では10年以上の経験があります。
例年、アジア、欧米、国内の指導医から講習をうけて、少量でも効果がでて、痛みが少ない安全なヒアルロン酸注入を心がけています。

3D(スリーディー)注入法

ヒアルロン酸の注入方法は様々です。
日本ではこれまで、しわやほうれい線に沿ってヒアルロン酸の注入をおこなってきました。
しかし、このような方法では、注入部が盛り上がるものの、全体的な若返り、自然な仕上がりが望めませんでした。
近年、ヒアルロン酸の注入の長い歴史をもつ欧米(とくに北米、南米)では、しわ、たるみの原因そのものに対しての治療をおこなう3D(スリーディー)注入法がおこなれるようになり、日本を含むアジア諸国にも紹介されてきています。
3D(スリーディー)注入法では、単にしわを伸ばすだけでなく、特定の部位にヒアルロン酸を注入することで、全体のフェイスリストをおこない、見かけを5~7歳程度若く見せることを目的としています。
3D(スリーディー)注入法には、トゥルーリフト(True Lift)注入法やMDコード注入法が普及しています。

顔の老化のメカニズム

顔の老化の原因は

  1. 顔面骨格の萎縮
  2. 支持靭帯のたるみ
  3. 皮下脂肪の減少
  4. 皮膚のシワ、下垂・皮膚質の悪化

の4つです。
若いときの顔は逆三角形あるいはハート型をしていますが、老化により三角形あるいは逆ハート型になるのは、この4つのことが加齢とともに進行するからです。
ヒアルロン酸の注入により1)顔面骨格の萎縮、2)支持靭帯のたるみ、3)皮下脂肪の減少は改善することができます。4)の皮膚のシワ、下垂・皮膚質の悪化はボトックスやレーザーにより治療します。

1)顔面骨格の萎縮

顔面骨格は顔の輪郭を決定する土台となります。
骨は一生涯を通じて常に骨新生と骨吸収が同時におこっています。年を取ると骨吸収が骨新生を上回り、骨は徐々に痩せて凹んでいきます。
加齢により骨の吸収が起こりやすい部分は、顔面の骨格では眼窩(目の周囲)、側頭骨(こめかみ)、下顎骨(あご)、上顎骨(ほほ)、前額骨(ひたい)です。
この部分の骨が痩せると額のゴツゴツ感、こめかみの凹み、あごの平坦化、あごの”梅干しジワ”となり、「老け顔」になっていきます。
眼窩(目の周囲)以外の部分はヒアルロン酸の注入により治療できます。

加齢による骨格の変化

(上図)左は若年での顔面の骨格、右は加齢による変化
矢印は加齢により骨吸収がおこりやすい場所です。黄色い部分の骨が吸収されゴツゴツとした輪郭になり、「老け顔」になっていきます。

2)支持靭帯のたるみ

顔面の骨格にはいくつかの支持靭帯というものがあります。
支持靭帯は人の顔の皮膚、皮下組織、表情筋を骨格に固定する役目をはたします。

顔面に存在する4つの支持靭帯。
眼窩靭帯(TL1)、頬部靭帯(TL2)、上顎靭帯(TL3)、下顎靭帯(TL4)の4つの靭帯があります。イメージとしては顔の皮膚、皮下組織、表情筋を「お面」とすると、支持靭帯は骨にお面を吊り下げている「ゴムバンド」といえます。

支持靭帯

下の図は支持靭帯の模式図です。支持靭帯は樹木のような構造をしています。
幹の根幹は顔面骨の骨膜や深層の筋膜に付着していて、伸びた枝の部分が顔の皮膚、皮下組織、表情筋に付着します。
顔の皮膚を可動性を持たせながら顔面の骨にしっかり固定しています。

加齢による支持靭帯のたるみ

歳をとると支持靭帯がゆるんでしまい、皮膚表層は重力に逆らえずに下垂していきます。
イメージとしては顔面の骨に「お面」を吊り下げているゴムバンドが伸びた状態です。
顔全体の皮膚は下に落ちていくので、逆三角形あるいはハート型のスマートであった顔は、三角形あるいは逆ハート型の「老け顔」になっていくのです。

加齢により支持靭帯(retaining ligament)がゆるんで顔の皮膚は重力により下垂します。

支持靭帯のたるみの修正

ヒアルロン酸をこの支持靭帯の直下に注入して靭帯を支えることにより顔の皮膚、皮下組織、表情筋の下垂をもとに戻します。
三角形あるいは逆ハート型の「老け顔」は、以前の逆三角形あるいはハート型のスマートであった顔へ近づきます。

ヒアルロン酸をゆるんだ支持靭帯(retaining ligament)の下に注入して靭帯を持ち上げて顔の皮膚を挙上させます。

3)皮下脂肪の減少

顔の脂肪は、皮膚の浅いところにある脂肪(浅層脂肪)と深いところにある脂肪(深層脂肪)とに分けられます。加齢とともに脂肪も減っていきます。とくに深層脂肪の減少は顔の凹凸の原因となります。

頬部の深層脂肪 深部の脂肪は①~⑤のように区画にわかれて存在します。
➀眼窩内脂肪
➁内側眼輪筋下脂肪
➂深部内側頬脂肪体
➃側方眼輪筋下脂肪
➄頬脂肪

若いときは顔はふっくら丸い顔をしていますが、歳をとると頬部の深層脂肪のボリュームが減少して顔に凹凸ができて影をつくります。
➁、➂、➃の区画にヒアルロン酸を注入することで脂肪のボリュームを増やし、顔のバランスをもとに戻します。

4)皮膚のシワ、下垂・皮膚質の悪化

自然の老化に加えて、光老化により皮膚は弾力性を失い、薄くのびて、たるみ、シワがおこります。
よく動く部位(目・口の周囲)ほど皮膚が薄く、老化の変化が表れやすくなります。
皮膚のシワ、下垂・皮膚質の悪化にたいしては、レーザー、IPL(光治療)、ボトックス注射で治療します。

ヒアルロン酸注入法

顔面骨格の萎縮、支持靭帯のたるみ、皮下脂肪の減少にはヒアルロン酸の注入で治療をおこないます。

1)骨格の変化の修正

オレンジ色は骨吸収により凹んだ部位です。この部分の骨膜上にヒアルロン酸を注入します。
顔面骨格を補正することで、顔の輪郭を若返らることができます。
➀前額骨(ひたい)
➁側頭骨(こめかみ)
➂上顎骨(ほほ)
➃下顎骨(あご、オトガイ部)

前額骨(ひたい)への注入例

前額(ひたい)の下1/2は陥凹により、骨のごつごつした感じが目立っています。
これに伴い額のシワも目立つようになっています。

治療中
額のように血管や神経が多いところでは、血管や神経の損傷を防ぐ目的で針の先端が丸みを帯びたカニューレ(鈍針)を使います。
眉毛の上に局所麻酔薬の注射をおこない、カニューレ(鈍針)を挿入して矢印の方向へヒアルロン酸を注入していきます。

左は通常の針(鋭針)、右がカニューレ(鈍針)
ヒアルロン酸注入剤は先端の横に空いている穴から注入されます。

治療後
若いころのように丸みを帯びた額になっています。それに伴いシワも伸びました。
使用量はヒアルロン酸2本(2mL)です。

下顎骨(あご、オトガイ部)への注入例

加齢により下顎骨(あご、オトガイ部)の骨が減少して、顎が後退して顔の縦方向の長さが短くなります。
これも顔を老けさせます。
またオトガイ筋の収縮により「梅干しジワ」が目立ってきます。
若い人でも、もともとあごが前に突出していない人は、ヒアルロン酸を注入することで顎を延長したり、前に出すことができます。これにより、顔を痩せて、小顔にみせることができます。

治療中
下顎骨の骨膜上に注入後、針を引きながらオトガイ筋の深層、中層と全部で3層にヒアルロン酸を注入します。

左は治療前、右は治療後の横顔写真
鼻の先、下口唇、あごの出ている部分の3つの点をむすぶ直線を「エステティックライン」と呼びます。
この3つの点が同じ直線上にあると、バランスがよい顔になるといわれています。
1本(1mL)のヒアルロン酸を注入して、あごの先をエステティックラインにそろえました。

2)トゥルーリフト(True Lift)注入法

トゥルーリフト(True Lift)注入法はGALDERMA(ガルデルマ)社により啓蒙されている注入法です。
支持靭帯を支えるポイントにヒアルロン酸を少量注入し、自然な効果を得るトゥルーリフト(True Lift)注入法は、顔の脂肪のボリュームが保たれていて、顔の下垂がすすんでいない方に適しています。

眼窩靭帯(TL1)、頬部靭帯(TL2-1、TL2-2)、上顎靭帯(TL3)、下顎靭帯(TL4)の4ヵ所にヒアルロン酸を注入して顔のリフトアップをおこないます。
年齢、下垂に状況によって注入する部位や量は異なります。

ヒアルロン酸を注入する4つの靭帯の位置
TL1:眼窩靭帯
TL2:頬部靭帯
TL3:上顎靭帯
TL4:下顎靭帯
治療例1:30歳前半から40歳前半、比較的下垂が少ない方は眼窩靭帯(TL1)に0.1mL、頬部靭帯(TL2-1、TL2-2)に0.4mL(0.2mLで2か所)に注入し、全体で1.0mL注入します。
治療例2:40歳中ごろから50歳後半、下垂がやや強い方は眼窩靭帯(TL1)に0.1mL、頬部靭帯(TL2-1、TL2-2)に0.4mL(0.2mLで2か所)、上顎靭帯(TL3)に0.4mL、下顎靭帯(TL4)に0.1mLに注入し、全体で2.0mL注入します。
治療例3:60歳以降、下垂が強い方は眼窩靭帯(TL1)に0.1mL、頬部靭帯(TL2-1、TL2-2)に0.4mL(0.2mLで2か所)、上顎靭帯(TL3)に0.4mL、下顎靭帯(TL4)に0.1mLに注入し、さらに頬部に0.3mL、ほうれい線に0.2mL注入します。全体で3.0mL注入します。

3)MDコード注入法

ブラジルのMauricio de Maio医師が提唱したヒアルロン酸注入法で、MDコードのMDはde Maioの頭文字をとったものです。
支持靭帯のたるみを修正して、減少した皮下脂肪のボリュームを戻します。
ALAGAN(アラガン)社により啓蒙されている注入法です。
ALAGAN(アラガン)社はボトックス(ボツリヌストキシン)注射と組み合わせて、VST®-Shape/VST®-Eyeという眉間・目じりの治療法も提唱しています。
MDコードの特徴は注入部位が細分化されていて、下垂の状況や治療希望部位から注入部位と注入量をあらかじめ正確に決められることです。
トゥルーリフト(True Lift)注入法が支持靭帯に注入するのに対して、MDコード注入法はボリュームが減少した骨に上、脂肪層の中、皮下組織などいろいろな場所に注入していきます。
ヒアルロン酸の注入量はトゥルーリフト(True Lift)注入法より多くなりますが、顔の脂肪のボリュームが減っていて、顔の下垂がすすんだ方に適しています。

1)頬部(Ck1~5)、2)下顎部(C1~6)、3)こめかみ(T1~2)、4)眉毛尾部(E1)、5)鼻唇溝(NL1~3)、6)マリオネットライン(M1~3)の6部位の各ポイントにヒアルロン酸を注入します。

治療の流れ

1)予約

診察はすべてWEBからご予約をお取りいただく予約制です。クリニック受付ならびにお電話では予約の受付はいたしておりません。

「予約サイト」へいき、選択メニューボタン

予約バナー

から 「たるみ・ほうれい線」のご相談 を選択ください。

2)ご予約から診察

  • カウンセリングではお顔の状態を拝見して、注入部位、使用するヒアルロン酸注入剤のタイプを量を決めて、費用のお見積りをいたします。
  • 治療は予約をいただいて後日となります。

※治療できないのは以下の方です。

  • 顔面のレーザー治療を2週間以内にされた方
  • 糖尿病、心臓疾患、発熱、感染、治療部位に感染症や重度の皮膚疾患、ケロイド体質の方
  • 妊娠中の方、またはその可能性のある方、授乳中の方
  • 以前、麻酔剤によってアレルギーやショック症状をおこされた方
  • 採血で気分が悪くなる方

3)ヒアルロン酸注入

  • 注入部位がすくない場合は、針の刺入部位のみ化粧を落とします。注入部位が多い場合はお顔全体の化粧を落としていただきます。
  • 注入部位のマーキングをおこないます。
  • ヒアルロン酸注入剤には麻酔剤が入っていますので、通常はそのまま注射いたします。疼痛を緩和するためにアイスパックで冷やす場合があります。注射する部位が多い場合、疼痛に敏感な方は麻酔クリームを塗布することがあります。カニューレ(鈍針)を使用する場合は針の刺入部位に局麻酔注射剤をあらかじめ注射します。額、口唇などの治療では局所麻酔剤により神経ブロック注射をおこないます。
  • 注入はほうれい線や顎など1部分の場合は20分程度で終了します。トゥルーリフト(True Lift )注入法やMDコード注入法でフェイスリフトをおこなう場合は30~40分程度の時間がかかります。
  • 止血を確認します。

4)終了後

  • 治療直後は針の刺入部にわずかに針跡が残ります。
  • 赤み、腫れ、圧痛、疼痛、内出血が生じることがあります。
  • 抗生剤と抗ヘルペス剤を内服していただきます。これまでヘルペスができたことがなくても、注入の刺激によりヘルペスがでる場合があります。
  • 注入部位(針の刺入部)への化粧は2時間後からおこなっていただくようにしております。針の刺入部以外の化粧は直後より可能です。
  • 当日の運動、飲酒はできません。翌日から可能です。

ヒアルロン酸注入料金

ヒアルロン酸注入料金はこちらをご覧ください。

ヒアルロン酸注入料金

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