山手皮膚科クリニックのフォトフェイシャルM22
- 1.フォトフェイシャルM22について
- 2.フォトフェイシャルM22をお受けいただけない方
- 3.当院での主な治療対象
- 4.回数・間隔
- 5.料金
- 6.施術のながれ
- 7.肝斑について
- 8.日常生活について
- 9.フォトフェイシャルM22注意事項
- 10.看護師施術全般注意事項
- 11.予約について
1.フォトフェイシャルM22について
IPLとはIntense Pulsed Lightの略で、コンピューターで制御された高エネルギーの連続した波長の光を用いた美肌治療のことで、光治療ともいいます。当院のIPL治療ではルミナス社のフォトフェイシャルM22(以下、M22)を使用します。ルミナス社は世界で最初にIPL機器を発売し、「フォトフェイシャル」としてIPLを世界に広めました。M22は肌の色調や治療目的に応じて最適なフィルターを選択することで、効果的かつ安全に治療を行うことができます。しかしながら、特定の症状・疾患に対して最も高い効果が得られる治療方法としては、レーザーが第一選択となります。そのため、当院では「くすみや肌質の改善」「肝斑の改善」「レーザー治療前・レーザー治療後の肌の色調改善」を主な治療対象としてM22を使用します。また、皮膚に蓄積されたメラニンの除去に効果的な640nmフィルターのみを使用します。
術後の反応・効果として、シミ・ソバカスが取れたり、薄くなることはほとんどありません。くすみの原因となる真皮上層から表皮に存在するメラニンを除去することができるため、お顔全体の肌の色調が明るくなります。また、真皮を加熱することにより皮膚の弾力性が向上し、肌のハリ感をご実感いただけます。施術直後は、シミ・ソバカスが高密度で存在する部分には若干のほてり感が生じる場合がありますが、赤く腫れ上がったり、強いヒリヒリ感が生じることはありません。当院のフォトフェイシャルM22は看護師が行います。
2.フォトフェイシャルM22をお受けいただけない方
妊娠中の方、光線過敏症の方、抗リウマチ薬(金製剤)内服歴のある方、イソトレチノイン内服中の方および内服終了から1か月を経過していない方は、フォトフェイシャルM22をお受けいただけません。説明同意書の提出をもって該当しないことの申告となります。
3.当院での主な治療対象
- くすみ・美白・美肌
- 肝斑
- 赤ら顔
- シミ・ソバカスレーザー治療のプレトリートメント(くすみ・肝斑を改善しレーザー治療可能な状態にする)
- シミ・ソバカスレーザー治療後のメンテナンス
4.回数・間隔
目的 |
間隔 |
回数 |
くすみ改善・美白・美肌 |
2~4か月 |
効果維持のため継続 |
肝斑の改善、顔の赤み改善 |
2か月 |
2回実施後要診察 |
レーザー治療前のプレトリートメント |
2か月 |
2回実施後診察見積り |
シミ・ソバカスレーザー治療後のメンテナンス |
3~6か月 |
効果維持のため継続 |
5.料金
当院ホームページ料金のご案内にてご確認ください。
6.施術のながれ
- 予約日前日の夜または当日の朝に、顔の毛を剃ってください。
- ヒゲの剃り残しがあると効果の低下に加えM22照射時の痛みが増します。また、熱傷の原因にもなりますので、剃り残しがないようにしてください。また、ヒゲ以外の産毛も剃ってきてください。
- 患者様ご自身での剃毛が不十分で看護師による剃毛が必要な場合は、剃毛料金1,100円をいただきます。
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7.肝斑について
M22の照射により、お顔のくすみが改善すると、これまで目立たなかった肝斑が顕在化することがあります。当院では肝斑がある方には、M22開始と同時にトラネキサム酸の内服をしていただいております。また、M22治療期間中に肝斑の顕在化がみられた時点でトラネキサム酸の内服を開始していただきます。
8.日常生活について
洗顔・シャワー | 入浴 | 基礎化粧品 | 化粧 | 飲酒 | 運動 |
当日から可能 | 当日から可能 | 直後から可能 | 直後から可能 | 当日から可能 | 当日から可能 |
9.フォトフェイシャルM22注意事項
- 他の医療機関やエステサロンでの施術歴の有無に関わらず、使用機器およびパワー設定について患者様のご希望によるレーザー設定調整はいたしかねます。
- 術後、毛穴に一致した発赤や湿疹、毛包炎が生じることがあります。特に毛量が多い部位に生じやすいです。特に痒みを伴う場合は、当院を受診してください。
- フォトフェイシャルM22による治療期間中は、トレチノインやレチノール配合化粧品の使用、顔面のマッサージ、エステ、ピーリング、ダーマペン、フラクショナルレーザー、レーザートーニングをお控えください。
- テープ保護の有無に関わらず、ホクロ上に脱毛レーザーの照射を行うとホクロの色が薄くなっていきます。
10.看護師施術全般注意事項
- 肝斑、過度の日焼け、湿疹、皮膚炎、炎症の強いニキビ(レーザーフェイシャルを除く)、傷、カサブタがある箇所への照射はできません。
- 安全に施術を行うために、治療期間中は日焼けを避け、日中外出時には必ず日焼け止めを使用してください。
- 日焼けをした後や大事なご予定がある前は最低2週間あけて施術をお受けになることをおすすめします。
- 術前・術後3日間は施術部位へのトレチノイン、アダパレンおよび過酸化ベンゾイル含有のニキビ治療外用剤、ピーリング石鹸の使用を中止してください。
- 術後3日間はハイドロキノンの使用を中止してください。
- プロテーゼ挿入部分直上の皮膚には照射はできません。
■当院治療後、治療範囲に生じた異常(水疱形成・赤み・腫れ・痒み・痛み)や、ご心配なことがある場合は速やかにご連絡いただき当院を受診してください。自己判断で異常発生より1週間異常放置された場合、適切な処置が行えない場合があります。 ■治療における患者様の治療効果への期待は様々です。さらに治療における患者様の皮膚の反応も様々です。医療には多くの不確実、不確定の要素が含まれており、医療行為および医療行為の結果に確実性はありません。したがって、治療に際してはこの点をご理解いただき、治療効果にご満足いただけない場合でも、すでに実施された医療行為の治療費の返金はいたしておりませんのであらかじめご了承ください。 ■治療方法、治療のながれ、治療後の処置は、将来において変更となる場合があります。説明同意書交付後に治療方法、治療後の処置に変更が生じた場合は、改めて新しい説明同意書への署名と提出をお願いいたします。 ■説明同意書に表示されている金額は同意書提供時の価格であり、すべて消費税を含みます。将来において変更となる場合があります。 |
11.予約について
- 予約の受付、2日前までの変更およびキャンセルは予約サイトから承ります。
- ご予約の変更およびキャンセルは予約日の2日前までに手続きをおこなってください。なお、休診日は電話での予約対応を行っておりません。
- 予約に関する詳細は「看護師施術予約規約」をご確認ください。
- 予約日の前2か月間に当院および他の医療機関、またはエステサロン等にて美容施術を受けている場合、施術内容に応じて間隔をあけていただく必要があります。必ず予約前に当院施術が可能となる時期についてお問い合わせください。
- カウンセリングおよび経過診察または最終施術のいずれか直近の日付から1年経過したのち、治療開始または治療再開をご希望の場合は、施術のご予約前に再度医師のカウンセリングが必要です。
以上