フェイスリフト|顔のたるみにお悩みの方は新宿 高田馬場 山手皮膚科クリニックへご相談ください。

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更新日:2021.1.12/公開日:2017.6.1
このコンテンツは山手皮フ科クリニック 院長 豊福一朋が100%オリジナルで書いています。

フェイスリフト

顔のフェイスリフトでは、レーザー、超音波治療、ラジオ波、ヒアルロン酸注入などさまざまな治療方法があります。

レーザーはロングパスルヤグレーザー、色素レーザー、フラクショナルレーザーなど種類も多様です。

これらの方法はすべて同じ効果をもたらすのではなく、それぞれが特徴をもっています。

当院ではレーザーは1540フラクショナルレーザー(エルビウムグラスレーザー)を、超音波治療は高密度焦点式超音波療(HIFU, ハイフ)ができるウルトラフォーマー3を導入しています。

当院で顔のフェイスリフトに用いる治療法の特徴をまとめてみました。★の数が効果の高さ、費用を表します。

フェイスリフトの方法と特徴

治療
方法
HIFU
(ハイフ)
フラクショナルレーザー ヒアルロン酸注入 スレッドリフト
機種 ウルトラフォーマー3 1540レーザー※1
波長nm 超音波 1540
フェイスリフト ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★★
小顔
効果
★★★★ ★★★★★ ★★★★  
毛穴の開き改善 ★★ ★★★★ ★★帯状毛穴の場合
肌質
改善
★★ ★★★ ★★★ ★★★
即効性 ★★★★★ ★★ ★★★★★ ★★★★★
持続
期間
6ヵ月 持続※2 6~12ヵ月 6~12ヵ月
費用 ★★★★ ★★★★    
ダウンタイム なし あり赤み なし あり腫れ1週間
その
ほか
1回で効果がでる 効果発現まで回数が必要※4 1回で効果がでる 1回で効果がでる

※1)1540フラクショナルレーザーはアファームマルチプレックス(米国サイノシュア社)の後継機器です。アファームマルチプレックスより出現する赤みが少なく、より高い効果があります。

※2)1540フラクショナルレーザーの効果は後戻りしません。

※3)赤ら顔に程度によりダウンタイムが異なります。

※4)1540フラクショナルレーザーは効果が実感できるまで5回以上の治療が必要です。

1)ウルトラフォーマー3(HIFU ハイフ)

高密度焦点式超音波療法HIFU(ハイフ)とは

HIFU(ハイフ)とは高密度焦点式超音波療法High Intensity Focused Ultrasoundの頭文字を取ったものです。

HIFU(ハイフ)では皮膚表面のカートリッジから照射された超音波が、皮膚表面にダメージを与えることなく皮下の真皮や筋膜上の1点で集束され、瞬間的に65~75℃の高温に温めて熱凝固ゾーンを形成します。

熱凝固した皮下組織はいったんは壊れますが、創傷治癒メカニズムで新しいコラーゲンに富んだ組織となり皮下組織を新しい細胞で再構築します。

また熱凝固はたるんだ筋膜・SMAS(スマス)を収縮させて深部からのフェイスリフトを可能にします。

※ウルトラフォーマー3
※HIFU(ハイフ)のイメージ図:皮膚表面のカートリッジから出た超音波は設定された深さで皮下に高温の焦点をつくり熱凝固を起こします。

ウルトラフォーマー3の特徴

ウルトラフォーマー3では治療器先端のカートリッジを変えることができ、設定した深さに正確に熱凝固をつくることができます。

4.5mmカートリッジは筋膜・SMAS(スマス)に、3.0mmカートリッジは真皮深層に、1.5mm、2.0mmカートリッジは真皮上層に熱凝固をつくります。

3つのカートリッジを使用して真皮上~深層と筋膜・SMAS(スマス)を治療することで、皮膚全層からのリフトアップが可能となります。

1回の治療で効果を発揮し約半年間持続します。

※HIFU(ハイフ)では、皮下のある一定の深さにスポットで熱凝固を起こします。
皮膚表面(表皮)には変化がありません。(イメージ図)

主な治療対象

  • ●フェイスリフト・タイトニング
  • ●目元周辺、額、口元周囲のシワの改善
  • ●ほうれい線の軽減
  • ●首周りのシワの軽減
  • ●肌質の改善(HIFU(ハイフ)シャワー)
  • ●二重顎、頸部のだぶつきに改善(脂肪除去)

ウルトラフォーマー3料金

ウルトラフォーマー3料金はこちらをご覧ください。

ウルトラフォーマー3料金

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2)1540フラクショナルレーザー(フラクショナルヤグレーザー)

フラクショナルレーザーの理論

フラクショナルレーザーは”fractional photothermolysis理論”という概念に基づいた治療法です。

極めて小さなスポット(直径)でピクセル状(生け花の剣山のよう)にレーザーを照射して皮膚に微細な熱凝固点をつくり、照射部位の皮膚を新しく再生させるという理論です。

従来のレーザーは照射部位の皮膚全体に広範囲な熱凝固をおこすため、効果が期待される高い出力では炎症後の色素沈着が長く続いたり、照射部に瘢痕が残ることが問題でした。

フラクショナルレーザーはこれらの欠点を解決しました。フラクショナルレーザーはピクセル状に熱凝固(熱傷)をつくります。

直後から熱凝固点に隣接した非照射部位からの皮膚が新生がはじまり、照射部の老化した皮膚を新しい皮膚に入れ換えます。

アファームマルチプレックス※では1回の照射で照射面積の10%、1540フラクショナルレーザーでは20%の皮膚を入れ換えます。

治療後の炎症後色素沈着を最小限に抑えて瘢痕をつくることなく、フェイスリフト効果と皮膚の再生(若返り)が可能となります。

※当院では2017年5月よりアファームマルチプレックスから1540フラクショナルレーザーに入れ換えました。

※フラクショナルレーザーの治療原理:微細なレーザービームでピクセル状の熱凝固/熱傷をつくります。
※1540フラクショナルレーザー照射後の皮膚変化: 皮膚表面を上から見ています。ピクセル状の熱凝固/熱傷ができています。
※サイノシュア社1540フラクショナルレーザー、1540フラクショナルレーザーはアファームマルチプレックス(米国サイノシュア社)の後継機器です。
アファームマルチプレックスより出現する赤みが少なく、より高い効果があります。

主な治療対象

  • ●フェイスリフト・タイトニング
  • ●目元周辺、額、口元周囲のシワの改善
  • ●毛穴の改善
  • ●肌質の改善
  • ●ニキビ跡(陥凹)の治療
  • ●妊娠線・傷跡の治療
  • ●ほうれい線の軽減

フェイスリフト・タイトニング・皮膚の再生(リジュビネーション)効果

フラクショナルレーザーのフェイスリフト・皮膚の再生(リジュビネーション)効果について説明します。

1.リフトアップ効果

フラクショナルレーザーは皮膚表面(表皮と真皮)に熱凝固(熱傷)をつくることでフェイスリフト効果を発揮します。

このメカニズムをステーキを例に説明します。ステーキ肉を鉄板で焼くと大きさが小さくなります。

これは”たんぱく質に熱を加えると収縮する(たんぱく質凝固)”という原理です。

フラクショナルレーザーは皮膚にピクセル状(生け花の剣山のよう)の熱傷をつくります。

下の図の真ん中にある”肌色の円”はレーザー照射前の皮膚と思ってください。

”茶色の円”は焼いたステーキ肉のよう収縮した治療後の皮膚です。面積が小さくなっています。

照射したピクセル状(点状)の皮膚それぞれが収縮して照射部位全体の面積が小さくなります。

フラクショナルレーザーを顔全体に照射すると毎回わずかながら顔全体の表面積が小さくなり、照射回数を重ねるうちに顔のフェイスリフトが起き、結果的に小顔になっていきます。

美容外科でおこなうフェイスリフト手術のひとつに、髪の生え際の皮膚を1cm程度切除して縫縮する方法があります。

これは顔の表面積を減らすことでフェイスリフトするという原理です。

フラクショナルレーザーは皮膚に微細な熱凝固/熱傷をつくり皮膚を収縮させることで、おなじように顔の表面積を減らしているのです。

※フラクショナルレーザー照射による皮膚の微細な熱凝固/熱傷は照射部の皮膚の表面積を小さくします。
2.皮膚の入れ替えによる若返り

次に皮膚の縦断面の変化をみていきます。

フラクショナルレーザーは皮膚の表皮、真皮上~中層にかけて微細な熱傷を作り、古い老化した皮膚を熱凝固で壊します。熱凝固した皮膚は新しく作られた若い皮膚に置き換えていきます。

この皮膚の熱凝固と新生を繰り返すことで老化した皮膚を新しく再生した皮膚と入れ換えていくのです。

1540フラクショナルレーザーでは1回の照射で皮膚の20%を入れ換えます。

理論上は5回の照射で皮膚が一通り入れ替わることになります。

※フラクショナルレーザー照射での皮膚の変化:皮膚を縦断面で見ています。フラクショナルレーザーで皮膚の表皮と真皮に熱凝固がおこっています(赤紫色に染まっている塊状の部分)

1540フラクショナルレーザー料金

1540フラクショナルレーザーの料金はこちらをご覧ください。

3)ヒアルロン酸注入療法

治療の詳細は「ヒアルロン酸注入」の項目をごらん下さい。

ヒアルロン酸注入療法は、安全かつ短時間で顔のリフトアップを得られる治療です。 一般に顔の老化は1)骨格の損失・後退、2)筋肉の肥大・拘縮、3)皮下脂肪の減少・下垂、4)皮膚のシワ、下垂・皮膚質の悪化からおこります。

若いときの顔は逆三角形あるいはハート型をしていますが、老化により逆三角形あるいは逆ハート型になるのは、この4つのことが加齢とともに進行するからです。

顔の老化のメカニズム

下の図は顔の皮膚の模式図です。顔の皮膚と皮下脂肪は深いところにある骨膜や深層筋膜にretaining ligamentという靭帯で固定されています。加齢によりこの靭帯がゆるんで皮膚は重力に逆らえずに下垂(たるみ)がおこります。ヒアルロン酸をこの靭帯の直下に注入して靭帯を支えることにより皮膚、脂肪組織の下垂をもとに戻してリフトアップするのがヒアルロン酸注入療法です。こめかみや眉上など加齢により骨量が減って皮膚が陥凹している部分では、骨膜上にヒアルロン酸を注入して骨の減少を補って皮膚を持ち上げて若いころの状態に近づけます。

加齢により靭帯(retaining ligament)がゆるんで顔の皮膚は重力により下垂します。
ヒアルロン酸をゆるんだ靭帯(retaining ligament)の下に注入して靭帯を持ち上げて顔の皮膚を挙上させます。

トゥルーリフト(True Lift )注入法

眼窩靭帯(TL1)、頬部靭帯(TL2-1、TL2-2)、上顎靭帯(TL3)、下顎靭帯(TL4)の4ヵ所のヒアルロン酸を注入して顔のフェイスリフトをおこないます。年齢、下垂の状況によって注入する部位や量は異なります。

※靭帯のポイント
※治療例:30歳前半から40歳前半の比較的下垂が少ない方は眼窩靭帯(TL1)に0.1mL、頬部靭帯(TL2-1、TL2-2)に0.4mL(0.2mLで2か所)に注入し、全体で1.0mL注入します。
※治療例:50歳前半以降の下垂が強い方は眼窩靭帯(TL1)に0.1mL、頬部靭帯(TL2-1、TL2-2)に0.4mL(0.2mLで2か所)、上顎靭帯(TL3)に0.4mL、下顎靭帯(TL4)に0.1mLに注入し、全体で2.0mL注入します。

MDコード注入法

下垂の状況やおなやみ部位から1)頬部(Ck1~5)、2)下顎部(C1~6)、3)こめかみ(T1~2)、4)眉毛尾部(E1)、5)鼻唇溝(NL1~3)、6)マリオネットライン(M1~3)の6部位の各ポイントにヒアルロン酸を注入する方法です。

ヒアルロン酸注入料金

ヒアルロン酸注入料金はこちらをご覧ください。

ヒアルロン酸注入料金

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