山手皮膚科クリニックの1540フラクショナルレーザー
- 1.1540フラクショナルレーザーについて
- 2.1540フラクショナルレーザーをお受けいただけない方
- 3.当院での主な治療対象
- 4.回数・間隔
- 5.料金
- 6.施術のながれ
- 7.肝斑について
- 8.日常生活について
- 9.1540フラクショナルレーザー注意事項
- 10.看護師施術全般注意事項
- 11.予約について
1.1540フラクショナルレーザーについて
「アイコン 1540フラクショナルレーザー(サイノシュアー社製)」の1540nmという波長のレーザーは、皮膚に照射することで、真皮に小さな点状の熱凝固を生じさせます。真皮に熱凝固を生じると、組織の収縮と、熱傷の治癒過程(創傷治癒過程)による皮膚組織の再構築が促されるためコラーゲンが増加します。この作用により、ニキビ跡の凹みの改善や、シワ・たるみの改善、リフトアップ、毛穴の改善などの効果が得られます。1540フラクショナルレーザーは、従来のノンアブレイティブフラクショナルレーザーと比べ皮膚の深くまで届くため、より高い効果が期待できます。また、ハンドピース先端のクリスタル(レーザー照射面)が5℃に冷却されるコンタクトクーリングシステムを搭載しており、レーザー照射時の疼痛緩和に加え、皮膚表面への熱ダメージを最小限に抑え、術後の皮膚の赤みを軽減します。治療の理論としては1回あたり20%程度の密度の改善となります。十分な効果を得るためには、4~6週間の間隔で少なくとも5~9回程度の治療が必要です。当院の1540フラクショナルレーザーは看護師が行います。
2.1540フラクショナルレーザーをお受けいただけない方
妊娠中の方、イソトレチノイン内服中の方および内服終了から1か月を経過していない方は、1540フラクショナルレーザーをお受けいただけません。説明同意書の提出をもって該当しないことの申告となります。
3.当院での主な治療対象
- ニキビ跡の凹み
- 皮膚のたるみ
- リフトアップ
- シワ
- 毛穴の開き
- 肌質改善
4.回数・間隔
- 治療の理論としては1回あたり20%程度の密度の改善となります。十分な効果を得るためには、4~6週間の間隔で少なくとも5~9回程度の治療が必要です。
- 一定期間に定期的に行うことで効果が得られる治療であるため、年に1~2回程度の照射については治療をお断りする場合があります。
目的 |
間隔 |
効果判定までの回数 |
効果判定後 |
ニキビ跡・毛穴 |
1か月 |
9回実施後要診察 |
3~4か月毎を継続 |
エイジングケア |
1か月 |
6回実施後要診察 |
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目の周りのシワ |
1か月 |
5回実施後要診察 |
5.料金
当院ホームページ料金のご案内にてご確認ください。
6.施術のながれ
- 予約日前日の夜または当日の朝に、顔の毛を剃ってください。
- 産毛、ヒゲの剃り残しがあると皮膚にレーザーが当たらない箇所が生じ効果が低下します。
- レーザー照射時の痛みが非常に強いため、安全かつ効果的に施術を行うためにクリームまたはテープの麻酔を使用していただきます(麻酔方法は別紙にてご案内いたします)。なお、1540フラクショナルレーザーは麻酔なしでの実施はできません。
- 希望範囲全体への照射後、深いニキビ跡箇所に対しては、ご希望によりスタック照射(同一箇所に3ショット連続照射、追加料金あり)を行っております。
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7.肝斑について
1540フラクショナルレーザーの照射によりこれまで目立たなかった肝斑が顕在化または悪化することがあります。この場合、医師の診察をお受けいただき、肝斑の症状に応じて1540フラクショナルレーザーによる治療を継続するか、肝斑治療を行うかを検討・ご提案いたします。
すでに肝斑が濃く存在する場合は、肝斑を悪化させるおそれがあるため1540フラクショナルレーザーはお受けいただけません。
8.日常生活について
洗顔・シャワー | 入浴 | 基礎化粧品 | 化粧 | 飲酒 | 運動 |
当日から可能 | 翌日から可能 | 直後から可能 | 直後から可能 | 当日から可能 | 当日から可能 |
9.1540フラクショナルレーザー注意事項
- 他の医療機関やエステサロンでの施術歴の有無に関わらず、パワー設定について患者様のご希望による設定調整はいたしかねます。
- 術後、発赤や湿疹、毛包炎が生じることがあります。特に毛量が多い部位に生じやすいです。特に痒みを伴う場合は、当院を受診してください。
- 術後は照射部位が赤くほてります。クリニックで十分に冷やしていただきます。ご自宅で冷やして頂く必要はありません。術後の赤みは通常1~2日で消退します。
- 術後数日~1週間程度、治療部位の皮膚にザラつきが生じます。
- 1540フラクショナルレーザーの照射面は硬いクリスタルに角錐状の突起があり、それを皮膚に押し当ててレーザーを照射するため、レーザー照射後に微細な点状皮内出血が生じることがあります。点状皮内出血は通常1週間ほどで自然に消退します。
- レーザーのハンドピースの形状痕が1~6週間残ることがあります(特に目の下・こめかみ)。この形状痕は必ず消退します。
- 1540フラクショナルレーザーによる治療は、皮膚の創傷治癒過程を促すものであるため、継続治療期間中に皮膚の赤みが持続する、あるいは寒暖差や飲酒時に通常より皮膚が赤くなるといった症状がみられる場合があります。これらの症状は1540フラクショナルレーザー照射部位に皮膚を作りかえるために毛細血管が新生、増加することによります。
- 治療部位に小さなニキビが発生することがありますが、通常5日程度で自然治癒します。毎回ニキビが多発し、1週間以上経過しても自然治癒しない場合は、肌質に合わない可能性がありますので1540フラクショナルレーザーでの治療はできません。また、ニキビ治療と1540フラクショナルレーザーによる凹んだニキビ跡の治療は並行して行うことができません。
10.看護師施術全般注意事項
- 肝斑、過度の日焼け、湿疹、皮膚炎、炎症の強いニキビ(レーザーフェイシャルを除く)、傷、カサブタがある箇所への照射はできません。
- 安全に施術を行うために、治療期間中は日焼けを避け、日中外出時には必ず日焼け止めを使用してください。
- 日焼けをした後や大事なご予定がある前は最低2週間あけて施術をお受けになることをおすすめします。
- 術前・術後3日間は施術部位へのトレチノイン、アダパレンおよび過酸化ベンゾイル含有のニキビ治療外用剤、ピーリング石鹸の使用を中止してください。
- 術後3日間はハイドロキノンの使用を中止してください。
- プロテーゼ挿入部分直上の皮膚には照射はできません。
■当院治療後、治療範囲に生じた異常(水疱形成・赤み・腫れ・痒み・痛み)や、ご心配なことがある場合は速やかにご連絡いただき当院を受診してください。自己判断で異常発生より1週間異常放置された場合、適切な処置が行えない場合があります。 ■治療における患者様の治療効果への期待は様々です。さらに治療における患者様の皮膚の反応も様々です。医療には多くの不確実、不確定の要素が含まれており、医療行為および医療行為の結果に確実性はありません。したがって、治療に際してはこの点をご理解いただき、治療効果にご満足いただけない場合でも、すでに実施された医療行為の治療費の返金はいたしておりませんのであらかじめご了承ください。 ■治療方法、治療のながれ、治療後の処置は、将来において変更となる場合があります。説明同意書交付後に治療方法、治療後の処置に変更が生じた場合は、改めて新しい説明同意書への署名と提出をお願いいたします。 ■説明同意書に表示されている金額は同意書提供時の価格であり、すべて消費税を含みます。将来において変更となる場合があります。 |
11.予約について
- 予約の受付、2日前までの変更およびキャンセルは予約サイトから承ります。
- ご予約の変更およびキャンセルは予約日の2日前までに手続きをおこなってください。なお、休診日は電話での予約対応を行っておりません。
- 予約に関する詳細は「看護師施術予約規約」をご確認ください。
- 予約日の前2か月間に当院および他の医療機関、またはエステサロン等にて美容施術を受けている場合、施術内容に応じて間隔をあけていただく必要があります。必ず予約前に当院施術が可能となる時期についてお問い合わせください。
- カウンセリングおよび経過診察または最終施術のいずれか直近の日付から1年経過したのち、治療開始または治療再開をご希望の場合は、施術のご予約前に再度医師のカウンセリングが必要です。
以上