保険診療のご案内

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白癬・水虫・たむしの症状・原因・診察から治療までの流れ

白癬・水虫・たむしの症状

白癬は皮膚糸状菌というカビによって生ずる感染症で、国民の5人に1人は足白癬に、10人に1人は爪白癬に感染しているといわれています。

白癬・水虫・たむしの症状と分類

1)足・手白癬
足・手の毛の生えていない部分の白癬。
趾間(足の趾のあいだ)に紅斑(あかみ)、鱗屑(皮膚のはがれ)、小水泡(小さな水ぶくれ)を生じるもので、痒みが強い「趾間型」、足(とくにかかと)の皮膚が厚く、ひび割れて、痒みがない「角質増殖型」があります。

2)爪白癬 多くは爪の遠位(外側)、側縁(爪の横)から菌が侵入して、爪が白くなり、厚くなります。軽度であれば、外用剤のみで治療ができますが、多くの場合、飲み薬が必要となります。楔状の混濁がある場合、難治です。

3)体部白癬(ぜにたむし)・股部白癬(いんきんたむし) かゆみを伴い、境界が鮮明な環状の紅斑として現れます。環の周囲はわずかに盛り上がっています。股にできるのが、いわゆる「いんきんたむし」です。広がって肛門周囲にまで届くこともあります。

4)頭部白癬(しらくも) 頭部にフケが付着した比較的境界のはっきりした不完全な脱毛局面としてみられます。残っている毛も簡単に抜けてしまいます。皮膚の深いところまで感染すると、永久に脱毛となることがあります(ケルスス禿瘡)。最近はTrichophyton tonsurans(トリコフィトン・トンズランス)よる感染が増えています。

 

新型白癬の症状

柔道、レスリング、すもうなどの格闘技選手の間で最近Trichophyton tonsurans(トリコフィトン・トンズランス)という新しい菌が、外国から持ち込まれ感染する人が増えています。この菌は感染力が強く、一度感染すると治りにくいので注意が必要です。症状として体部白癬タイプと頭部白癬タイプの2種類に分けられます。

1)体部白癬 発疹は柔道着などの衣類で擦れる顔、首、上半身に直径1~2cmのかさかさしたピンク色の発斑が単発あるいは複数できます。

2)頭部白癬 フケやかさぶたが少しできるだけの①脂漏性湿疹型、薄毛のような症状となる②black dot ringworm、炎症が強い③ケルスス禿瘡の3つのタイプがある。 格闘技選手間では6~10%程度の人は感染していますが、その80%以上が無症候性キャリアといって頭部に菌はいますが、症状がでない人といわれています。

 

白癬・水虫・たむしの原因と予防など注意点

▼感染の原因にるため同居者に水虫の方がいらっしゃる場合はスリッパ、足ふきマットを共有しないようにします。お風呂上がりの素足は避けます。入浴後のケアは大切で、抗真菌薬を薄く足の全体に外用します。足についたばかりの表面にとどまっている菌はこれにより早急に死滅します。

▼室内を掃除機をかけて、よく掃除して足の皮を残さないようにします。 剥がれた足の皮のなかで菌は1年以上生存します。水虫が治っても、部屋のすみのはがれた足の皮を踏んで再感染の原因なります。足ふきマットは洗濯機で洗濯することで、残った足の皮はほぼ完全に取ることができます。

▼靴が心配なときは、布製のスニーカーなどであれば可能な限り頻回に靴を洗って、靴の中の白癬菌を取り除いて、しっかり乾燥させ、毎日同じ靴を履かないようにします。洗えない皮靴は、中を濡れ雑巾で拭いて白癬菌がついた微小な皮膚片、アカを取り除き、その後しっかりと乾燥させることが大切です。それでも心配なら、1年間履かずに放置すると靴に残った菌は死滅しているはずです。

▼白癬菌は温度15℃以上、湿度70%以上になると増殖する原因になります。常に蒸れを防ぎ、乾燥させることを心がけましょう。たとえば、温泉や旅館に宿泊した際、アスレチックジム、プールを利用した際は、足を十分乾燥させて靴下を履きます。また、抗真菌剤を外用して予防します。

▼趾と趾の間に隙間がない人は再感染しやすく、5本趾の靴下を履くとすきまができて、水虫になりにくくなります。

▼子どもへの感染も起こります。感染の7~8割は家族からですが、夫婦間よりも親子間のほうが感染することが多いのです。父親からうつるケースが多いので、気を付けてください。医療機関で治療することをすすめています。ただし、小さい子どもは長時間靴や靴下を履いていることが少なく足白癬にはかかりにくいようです。

 

白癬・水虫・たむしの治療方法

外用療法(皮膚に軟膏・クリームを塗布する治療法のこと)

白癬・水虫・たむしの治療にはペキロン,ルリコン,ア局スタット,ゼフナート,ラミシールなどの抗真菌剤クリームを入浴後に1日1回外用します。股部白癬(いんきんたむし)では2週間、足白癬では4週間以上外用します。市販薬との違いをよく訪ねられますが、市販薬は白癬菌に効く成分だけでなく、かゆみ止めであるクロタミトンとか局所麻酔薬のジブカインなどが配合されていることが多いため、病院で処方される薬よりかぶれる頻度が多くなります。足白癬なのに薬で買った抗真菌剤クリームを塗ったら、なおいっそう悪くなったというのは、菌を殺す成分以外の成分にまけていることがあります。
爪白癬の治療は、ルコナック爪外用液、クレナフィン爪外用液を用います。1日1回の爪白癬専用の外用剤です。これにより、軽度から中程度の爪白癬は内服薬を使うことなく治療することができるようになりました。

内服治療(薬を飲んで治療すること)

テルビナフィン内服、1日1回1錠を食後に内服します。体部白癬は2週間、頭部白癬は4~8週間、爪白癬は24週間(6か月)内服します。

1日2回食後に内服します。7日間内服して3週間休薬を3回繰り返します。

白癬・水虫・たむしの治療費用

保険診療のため自己負担金額は治療費の30%

爪白癬外用剤治療費

・クリニックでのお支払い
初診時: 1,680円 (初診料+処方箋料)
再診時: 580円  (再診療+処方箋料)

・薬局でのお支払い
ルコナック(1本):  1,350円(薬剤料1,047円+調剤料など)
クレナフィン(1本): 2,073円(薬剤料1,770円+調剤料など)

◆総治療費(12本処方,1年間)
ルコナックの場合:20,500円
クレナフィンの場合:16,160円
※金額は当サイトで計算したものです。概算とお考えください。

内服治療(テルビナフィン)の治療費

・診療費:10,686円
・テルビナフィン(30日分)薬剤/調剤料:1,170円
※ジェネリック薬を処方させていただいた場合

◆治療が終わるまでにかかる総合費用(6カ月/全6回を想定)
17,706円
※金額は当サイトで計算したものです。概算とお考えください。

  初診 再診
1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
初診料          
再診料  
血液検査  
処方箋料  ○
診療費  2,910円 1,800円  1,800円  1,800円  1,800円   576円

内服治療(イトラコナゾールパルス療法)の治療費

・診療費:5,286円
・イトリゾール(3か月分)薬剤/調剤料:8,366円
※ジェネリック薬を処方させていただいた場合

◆治療が終わるまでにかかる総合費用(3カ月/全6回を想定)
13,652円
※金額は当サイトで計算したものです。概算とお考えください。

  初診 再診
1回目 2回目
初診料    
再診料  
血液検査  
処方箋料
診療費  2,910円 1,800円  576円 

 

爪白癬治療 テルビナフィンとイトリコナゾールの比較

・診療費:5,286円
・イトリゾール(3か月分)薬剤/調剤料:8,366円
※ジェネリック薬を処方させていただいた場合

◆治療が終わるまでにかかる総合費用(3カ月/全6回を想定)
13,652円
※金額は当サイトで計算したものです。概算とお考えください。

  テルビナフィン イトリコナゾール(パルス療法)
飲み方  1日1回  1日2回
治療期間  6ヶ月  3ヶ月
通院  1ヶ月に1回  1ヶ月に1回
長所  併用禁止薬がない
効果がとても高い
後発薬の効き目のばらつきが小さい
通院回数が少ない(3回)
忙しい人に向いている
採血の回数が少ない(3回) 
短所 通院が6ヶ月必要
採血の回数が多い
併用禁止薬が多い
効果はテルビナフィンに劣る
後発薬の効き目のばらつきが大きい
併用薬 注意薬あり(併用禁止でない)
・ジメチジン(タガメット)
・リファンピシン
三環系抗うつ剤
・ピル 
併用禁止薬が多い
高血圧薬、高脂血症薬など多数
※内科で薬剤を多数処方されている方
にはおすすめしない 
有効性  とても高い 高い