自費診療のご案内

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シミ・ソバカス、雀卵斑(じゃくらんはん)

映画などに出てくる白人の子供には、ソバカスが多いですね。このようなソバカスは医学用語では「雀卵斑(じゃくらんはん)」といわれます。点在する色素斑がスズメの卵の表面様であることからきています。ソバカスは毛髪が赤毛、ブロンドの白人に多いとされ、ヨーロッパでも北に行くほど多くなります。北欧、アイルランドあたりがもっとも多いといわれています。

日本でもソバカスのある人は色白の人が圧倒的に多いです。ソバカスは両方の頬部に同時に存在することが多く、紫外線曝露後には多少色が濃くなることもありますが、季節的変動はほとんどみられません。また、ソバカスの始まりは幼小児のこともありますが、思春期から中年と幅広いです。しかし、純粋にソバカスだけという人は少なく、もっと深いところにメラニンがある太田母斑がまじっていることもあります。

ソバカスの原因は紫外線に弱い遺伝子なので、親から受け継がれていきます。皮膚を紫外線のダメージから守るために、日ごろからサンスクリーン、長袖の衣類や帽子の着用、日傘の利用などが重要です。できてしまったソバカスはレーザーや光治療が有効です。美白剤は色が薄くはなりますが、完全に消えることがなく、治療の限界があります。

治療はQスイッチ・アレキサンドライトレーザーとIPL※ライムライトです。いずれの機器も長所と短所があります。
※IPL=Intense pulsed lightの略

 治療機器 長所 短所
Qスイッチ・アレキサンドライトレーザー シミ・ソバカスが確実に治療できる。
ほんどの場合1回で照射が終了。
顔が赤くなるダウンタイムがある。
くすみは取れない。
IPL(光治療)
(ライムライト)
顔が赤くなるダウンタイムがほとんどない。
くすみがなくなる。
皮膚のハリがよくなるなどの別の効果がある。
治療効果に個人差がある。
複数回の照射が必要。
シミ・ソバカスが一部残る。
レーザーと
ライムライト併用
  費用がかかる。

治療

Qスイッチ・アレキサンドライトレーザー

Qスイッチレーザーは50ナノ秒という非常に短い時間(1ナノ秒 = 1/1,000,000,000秒)で照射できるので、出力を強くすることができ、ソバカスでとなる“メラニンを異常に多く持った細胞”のみを破壊(荒く言うと“殺してしまう”)することができます。このとき、正常の肌色をした皮膚の細胞は壊れないので、ソバカスだけを選択的に取り除くことができます。ソバカスの原因となる細胞は壊れてしまうので、レーザーを照射したソバカスは再発しません。 Qスイッチレーザーでは、細胞が破壊されるために皮膚には炎症がおき、赤くなる“ダウンタイム”となるわけです。後ほど述べますIPLは細胞に破壊せず、ダメージを与えるだけなので“ダウンタイムがない、あるいは軽いわけです。したがって、ソバカスを完全に消すことができるのはQスイッチレーザーだけとなります。当院にいらしゃる患者さんで、IPLをずっと続けていけばソバカスは全部消えますと言われて20回も30回もIPLを継続されている方が、「どうしてもソバカスを全部消してほしい」といらっしゃいます。IPLではソバカスは減っても、全部消えることはありません。ただしIPLのほかの効果(肌のハリをよくするなど)があります。
Qスイッチレーザーでは、ソバカスは1回の治療で消えます。

治療例

照射によるダウンタイム(顔が赤くなったのちにカサブタがついている期間)

治療範囲 密度 価格(税抜き)
顔全体 高度 ¥150,000~ ¥200,000~  
中程度 ¥100,000~ ¥150,000~ 
少量  ¥80,000~ ¥100,000~
頬除く全顔 高度  ¥120,000~ ¥150,000~
中程度 ¥80,000~ ¥120,000~
少量 ¥60,000~ ¥80,000~ 
頬部と鼻のみ 高度 ¥80,000~ ¥100,000~ 
中程度 ¥60,000~ ¥80,000~ 
少量  ¥50,000~ ¥60,000~
頬部のみ 高度  ¥70,000~ ¥90,000~ 
 中程度  ¥50,000~ ¥70,000~
 少量 ¥40,000~ ¥50,000~
鼻のみ 高度  ¥20,000~ ¥30,000~

注)
高度:個々のソバカスの間の隙間がほとんどない
中程度:高度と少量のあいだ
少量:ソバカスがまばらな状態

※Qスイッチレーザーでソバカスを治療するとき、治療後に起きる炎症後色素沈着を避ける、あるいは軽減するために出力はソバカスが反応する最小の出力でレーザー照射します。これはシミ治療での出力の半分から3分の2程度です。よってソバカスの治療の出力ではシミ、ホクロは消えません。ソバカス以外にシミの治療も同時におこなうときは、最初に弱い出力でソバカスを照射後、出力を上げて改めてシミを照射します。

IPL ライムライト

前述したアレキサンドライトレーザーは波長が1波長でシミ・ソバカスのみに効果があるのに対し、IPL(Intense pulsed lightの略)は、コンピューターで制御された強力な可視光線を照射して、皮膚の色素病変、光ダメージ、血管拡張症治療などの幅広い効果を持っています。レーザーに比べて皮膚にマイルドに作用します。レーザーのように赤く炎症を起こす“ダウンタイム”が少ない、あるいはないことが特徴です。
ライムライトは、キュテラ社新次元のIPL治療器です。これまでの白人向けを東洋人に転用したIPL治療器とは異なり、日本人の肌研究をベースに技術を集結して誕生した光治療器です。従来のIPLに比べて痛みが少ないこと、肝斑や色黒の方でも安心して治療できます。

CUTERA社ライムライト

 
 
  ライムライト レーザー
シミ ★★★ ★★★★★
ソバカス ★★★ ★★★★★
くすみ ★★★★ 効果なし
肌質改善 ★★★  効果なし
 赤ら顔  ★★★  効果なし
化粧のノリの改善   ★★  効果なし
毛穴の開き ★★   効果なし
フォトブライト治療(ライムライト)料金
1回(全顔1周) ¥18,360
5回セット(全顔1周)(25%OFF!!) ¥68,850
全顔2周時追加料金 ¥5,400 

※全顔2周をご希望される際は必ず予約時にお申し出ください。
※6回目以降は全顔1周¥16,200となります。

治療例

ソバカスの治療ではどのように機器を選択するか

美容皮膚科、美容外科ではシミ、ソバカスの治療にQスイッチレーザーの照射をおこなっていないところも多くあります。
Qスイッチレーザー治療は、赤くなるダウンタイムがあるので、照射するのは医師に限られていますし、当の治療する医師も経験が豊富でないと、治療された方の顔が真っ赤になることには不安があるようです。そのようなクリニックでは、シミ、ソバカスの治療で受診されると、IPLかアキュチップなどの光治療のみが選択肢となります。最初から「シミ、ソバカスがすべて取れるわけではありません」と説明を受けて、かつ納得されてからIPLなどの光治療を選択されれば良いのですが、「続ければ全部とれて、きれいになります」という言葉を信じて10回、20回、多い人では30回以上の治療をされている方も多くいらしゃいます。
しかしながら、IPLの原理から理論的にも、また臨床的にもシミ、ソバカスがすべて取れることは絶対にありません。
IPLはダウンタイムがなかったり、すくなかったり大変使いやすい機器で、当院でもソバカス治療の半数の方はライムライトを選択されます。ソバカス治療の際には機器の長所と短所の説明を考慮されて選択されてください。
私は以下の様に考えています。

ダウンタイムがあってもよいので全部シミ、ソバカスと取りたい ⇒Qスイッチレーザー
1週間程度の休みがとれたので全部シミ、ソバカスと取りたい ⇒Qスイッチレーザー
治療は1回で終わらせたい ⇒Qスイッチレーザー
シミ、ソバカスが全部とれなくてもよいのでダウンタイムは避けたい ⇒IPL ライムライト
人と会う仕事で長い休みがとれない ⇒IPL ライムライト
シミ、ソバカスも消したいが、肌のハリもよくしたい ⇒IPL ライムライト
くすみが強い ⇒IPL ライムライト
肝斑も一緒にある(肝斑がレーザーで悪化します) ⇒IPL ライムライト

外用薬による治療

さまざまな事情でレーザー治療が困難な場合は、ビタミンC誘導体外用ハイドロキノン単独外用、あるいはレチノイン酸とハイドロキノン併用外用を行います。

外用剤ではソバカスは薄くなりますが、消えません。外用剤を中止することで色の戻りがあります。

ビタミンC誘導体外用

最も手軽な治療法です。1日2回程度ソバカスに外用するだけです。ビタミンC誘導体は皮膚に浸透し、活性型ビタミンCに変わって、メラニン細胞の過剰なメラニン生産を減らします。この作用によりソバカスを消したり、薄くしたりすることができます。しかし、外用を中止すると次第にソバカスは元に戻ります。皮膚への浸透を促進させるのにイオン導入をおこなうとより効果的です。また、ビタミンC誘導体は、シミ、ソバカスを薄くする以外に1)毛穴の開き、2)ニキビ、3)小じわ、4)肌のキメなどの改善が期待できます。

ハイドロキノン単独外用

1日2回程度ソバカスに外用する手軽な治療法です。ハイドロキノンはメラニン細胞のメラニン産生を抑え、さらに過剰にメラニンを産生する異常メラニン細胞を選択的に破壊します。ハイドロキノンによるかぶれなどがおこるかどうかテストを行った上で、1日1-2回ソバカスに外用します。

トレチノインとハイドロキノン併用外用

トレチノインとハイドロキノンという2種類の外用剤を組み合わせると、上記のハイドロキノン単独に比べ、高い効果のある治療が可能になります。

治療方法は「漂白期」とに分かれます。治療開始4~6週までは「漂白期」といい、トレチノインおよびハイドロキノンを併用し、強力に表皮メラニンの排出を促します。多くの場合は治療開始後2~3日のうちに皮膚が紅くなる皮膚炎症状と、ターンオーバー(皮膚の新陳代謝)の亢進により皮膚の皮がうすく剥けるようになります。その後のソバカスが消失あるいは軽減した段階で「治癒期」に移行します。トレチノインを中止しハイドロキノンのみを外用します。これより、紅くなった皮膚は、ソバカスのない皮膚へと生まれ変わります。

 

料金 (シミのレーザー治療は保険適応外です)

レーザー治療 : シミ治療 > そばかす治療

美白外用剤 : スキンケア用品

トレチノイン+ハイドロキノン外用治療 : シミ治療 > 肝斑治療

※初診料¥3,240、再診料1080円が別途かかります。
※Qスイッチ・アレキサンドライトレーザー照射はソバカスの範囲によって、価格を算定します。