保険診療のご案内

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帯状疱疹の治療

帯状疱疹は皮膚科で治す病気です。早期に治療することで、症状を軽くし、合併症や後遺症である帯状疱疹後神経痛を防いだり、軽くすることができます。

帯状疱疹かなと思ったら、早めに皮膚科を受診してください。

身体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みが出てきます。これに続いて赤い斑点と水ぶくれ(疱疹)が帯状に現れます。これに由来して「帯状疱疹」という病名がついています。

帯状疱疹は、身体の中に潜んだ水痘・帯状疱疹ウイルスが原因で、これは幼少時にかかった水ぼうそう(水痘)のウイルスが成人になっても身体のなかに潜んでいて、これが再び活動をはじめるのが原因です。

発症年齢

60歳台を中心に50歳代~70歳代に多く見られます。
過労やストレスが引きがねとなり、若い人に発症することもあります。
小学生でも運動会の練習、受験勉強の疲れが原因で起こることがあります。

発症部位

一般に、身体の左右どちらか一方に神経に沿ったかたちであらわれます。
胸から背中にかけての出現が最も多くみられ、全体の半数以上の方は上半身に発症します。
また、顔面、特に眼の周囲もできやすい場所です。

発症部位 頻度
頭部~頸部 17.60%
頸部~上肢 14.50%
上肢~胸背部 31.20%
腹背部 19.60%
腰臀部~下肢 17.10% 

症状の経過

赤い斑点があらわれる数日前から1週間ほど前に、皮膚のかゆみ、違和感、ピリピリ感などを伴うことがあり、神経痛のような痛みが出現します。最初は神経痛と勘違いすることも多く、整形外科を受診されることがあります。顔では片方だけの眼痛、頭痛としてあらわれて、眼科や内科を受診されることがあります。

皮疹が出る前のこの時期に皮膚科を受診されると、簡単な検査※で帯状疱疹かどうかがわかり、早期の治療が開始できます。

※左右対称にアルコール綿で皮膚を触れると、帯状疱疹の側で冷たさを鈍く感じるようになります(冷覚の低下)。帯状疱疹ウイルスが神経を壊しながら皮膚に向かっているからです。

その後、強い痛みを伴い、身体の片側の神経に沿って帯状にやや盛り上がった赤い斑点があらわれます。発熱やリンパ節が腫れることがあります。

続いて赤い斑点の上に水ぶくれがあらわれます。水ぶくれはその後、かさぶたへと変わります。

皮膚症状が治ったあとも、かゆみ、違和感、ピリピリ感、痛みが後遺症(帯状疱疹後神経痛)として残ることがあります。

合併症

発熱や頭痛、眼痛がよく見られます。

顔面の帯状疱疹では、角膜炎、結膜炎などの眼の症状がでることがあります。

なかでも耳介、眼のまわりに皮疹がでる場合は、Ramsay-Hunt(ラムゼイ・ハント)症侯群といって、耳鳴り、難聴、顔面神経麻痺を起こすことがあります。

治療

抗ヘルペスウイルス薬を使用します。

アシクロビル(ゾビラックス)、バラシクロビル(バルトレックス)、ファムシクロビル(ファムビル)を7日間服薬します。ゾビラックスよりバルトレックス、ファムビルの方がより効果があります。

痛みに対しては非ステロイド抗炎症薬、アセトアミノフェンを内服します。

顔面(とくに耳介、眼のまわり)に皮疹が出ている場合は後遺症である顔面神経麻痺を防止するために、ステロイドの内服を短期間行います。

日常生活の注意

できるだけ安静にしましょう

帯状疱疹は疲労やストレスが原因となり、免疫力が低下したときに発症します。十分な睡眠と栄養をとり、精神的・肉体的は安静を心がけましょう。

患部を冷やさないようにしましょう

患部が冷えると痛みがひどくなります。患部は冷やさずに、できるだけ温めて血行をよくしましょう。

水ぶくれは破らないように気をつけましょう

水ぶくれが破れると、細菌による感染がおこりやすくなります。

小さな子供との接触は控えましょう

帯状疱疹が他の人にうつることはありませんが、水ぼうそうにかかったことのなり乳幼児には水ぼうそうとして、感染することがあります。