首周りのイボ治療について
イボ治療について
イボの治療
当院でイボの治療では以下のものがあります。
- 液体チッソによる冷凍凝固
保険適応で標準的な治療です。液体チッソで冷凍してイボがある皮膚(角層)に炎症を起こします。炎症を起こすとからだの免疫が活性化してイボを排除します。1-2週間に1回の頻度で行いますが、難治性の場合は1週間に2回行うこともあります。痛みを伴うのが欠点ですが、確実性があり最も良い方法です。顔や頚部に多 発するイボでは、治療によりイボはなくなっても、液体チッソを浸す綿棒の形に色素沈着(炎症後色素沈着)をおこすことが多く、後述する炭酸ガスレーザーがよいことがあります。 - 炭酸ガスレーザー
イボを炭酸ガスレーザーで熱蒸散させる方法です。保険適応外です。液体チッソではなおらない難治性のイボ、顔面、頚部の多発するイボの治療に使われます。1mm以下のスポットでレーザー照射できるので、治療後の炎症後色素沈着が最小限に抑えられ、顔、頚部、胸などに多発する小さなイボの治療に適しています。 - ステリハイド液外用
ステリハイドは消毒液の原液です。消毒液を作る時は原液を1000倍ほど薄めて使います。ステリハイドはイボイルスが感染した角層を変性させ治療します。ときどきしみることがありますが痛みはありません。しかし、この治療単独で効果があることは少なく、当院では液体チッソによる冷凍凝固と併用して自宅でおこなっていただきます。当院では実費500円でお分けしております。間違って飲むと危険ですから、1-3歳の小さなお子様がいらっしゃるご家庭では使用できません。 - よく苡仁内服
保険適応です。よく苡仁は漢方薬でハトムギのエキスです。漢方薬といってもハトムギですので毒性はなくきわめて安全な薬です。最近はレストランのサラダの上に健康食品としてのっていることがありますが、パンを食べるようなものです。飲むと免疫を高めてイボが落ちることがあります。飲むだけでイボがおちる方がいらっしゃいますが非常に稀で、通常は液体チッソによる冷凍凝固、ステリハイド液外用と併用して治療します。錠剤と粉末があり、お子様、ご高齢の方も内服できます。 - べセルナクリーム
尖圭コンジローマに使用される薬剤がイボの治療に使用できますが保険適応外になります。薬価は1包1136円で5包以上は必要と思います。イボの部位に1日1回、週3回、就寝前に塗布します。塗布後はそのままの状態を保ち、起床後に塗布した薬剤を石鹸を用い、水又は温水で洗い流します。 - 手術
保険適応ですが、イボの治療ではメスで切除する手術は通常行いません。イボはウイルス性の病気なので、メスで切ってもウイルスが傷に残っていれば再発するからです。しかし、足底などで1つしかない古い硬くなったイボで、液体チッソでなかなか治らない時は手術をおこなったほうがよい場合があります。
イボ治療についてよくある質問
Q:イボはうつりますか?
A:イボはウイルス感染症です。皮膚に小さな傷などがあるとそこにイボのウイルスが付着して、自分の皮膚にも他人の皮膚にもうつることがあります。
Q:どのような治療がありますか?
A:当院では液体窒素による冷凍、よく苡仁という漢方薬の内服、ステリハイド液外用を単独あるいは組み合わせて治療します。ステリハイド液外用は自宅でもできる治療です。希望される方は実費500円にて購入いただいております。飲むと毒で承諾書を記入いただいております。
Q:治療期間はどのくらいかかりますか?
A:イボの治療では、ウイルス感染部に炎症を起こし、自己の免疫反応を起こしてイボを落とします。免疫の強さ、反応の起こる時期は個人個人違い、治療期間を明言することはできません。1回の治療で落ちることもあれば、3-4か月以上かかることもあります。
Q:治療頻度は?
A:1〜2週間に1回ペースで行います。難治性の場合は1週間に2回おこなることをお勧めしています。
Q:2回目以降の治療でも長時間待ちますか?
A:2回目以降は、受付時にはっきりとわかるように「イボ治療」とお伝えください。通常の順番とは別に、向って右側の処置室にお呼びし、順次治療いたします。
Q:冷凍凝固で水ぶくれができたのですが?
A:冷凍治療はイボの部位に炎症が起こすことが目的で、時に治療後に炎症が強く、水ぶくれをつくることがあります。この時は、自宅で消毒して、ガーゼを張っておいてください。炎症が強いとそのままイボが落ちてなくなることがあります。クリニックでは水ぶくれができない程度に冷凍していますが、皮膚の反応の個人差があり、ときどき水ぶくれが起こります。











