当院は2005年の開院以来、地域密着型の一般皮膚科保険診療をおこなってまいりました。

 2007年には高田馬場の現在地に移転し、一般皮膚科保険診療のかたわら、あざの保険レーザー治療や、美容医療を含めた自費診療にも力をいれてまいりました。近年では一般皮膚科保険診療を非常勤医師にお願いし、私は美容医療と保険レーザー治療をおこなってきました。

 2019年の新型コロナ感染症による自宅待機により、生活と行動の様式が変化して保険診療の患者様が大幅に減少しました。現在新型コロナ感染症は終息しつつありますが、保険診療は減少したままとなっています。高田馬場駅周辺に保険診療の皮膚科が増えたことも要因の1つです。現在の状況をみると、当院がこれまでおこなってきた「地域密着の皮膚科保険診療」という役割が終了しつつあると判断しました。

 今後は当院が貢献できる得意分野の診療と治療に特化することとし、太田母斑、ADM、扁平母斑、毛細血管拡張症の保険レーザー治療は引き続き継続しますが、一般皮膚科保険診療は終了することとしました。

 2023年8月からは保険レーザー治療と、シミ・ソバカス、ホクロなどの色素疾患や、からだに多発したイボのレーザー治療、加齢に伴う皮膚症状を改善するエイジングケアに特化した美容皮膚科診療をおこなっていきます。

 保険診療で当院をご利用いただきました皆様には、長年のご厚情に深く御礼申し上げます。

2023年5月14日 山手皮フ科クリニック 院長 豊福一朋