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診療方針と医療に対する考え方

当院は、治療を「その場の雰囲気」や「言葉の印象」で進めるのではなく、医学的根拠・法令遵守・安全性の設計を前提に、説明と同意、記録、運用を整えながら診療を行っています。

このページは、治療内容の宣伝ではなく、当院がなぜこの運用を採用しているのか、その理由を明文化し、

  • 現在当院に通院されている患者様
  • これから治療を検討されている方
  • 当院で働いているスタッフ
  • 入職を希望されている方

 に向けて記載しています。

 当院の診療は、患者様だけで成立するものではありません。

医師・看護師・事務スタッフが同じ前提を共有し、理解を揃えたうえで運用することで、安全性と再現性が保たれます。

また、当院で働くことを検討されている方にとっても、どのような価値観と基準のもとで診療を行っているのかを、事前に知っていただくことは重要だと考えています。

このページは、「合う・合わない」を選別するためのものではなく、前提を揃えるためのものです。

当院の考え方に共感し、理解したうえで関わっていただくことが、結果として患者様にとって最も安全で最善の医療につながると考えています。

 

1.はじめに ― なぜここまで公開するのか

当院がこのように方針を明文化し、公開する目的は、明確なブランディングにあります。

 医療機関がこだわりや判断基準を強く示すことは、一般的にはリスクも伴います。

「合わないかもしれない」「厳しそう」「融通がきかなそう」と受け取られ、受診を避けられる可能性があるからです。

 それでも当院がこのページを作るのは、当院には次の前提があるからです。

  •  一定の医療水準と運用の蓄積がある
  • 相談・治療・経過診察を継続して行える体制がある
  • 予約状況が安定しており、日々の診療が継続的に行われている
  • 開業20年を超える歴史の中で、組織として成熟してきた

 当院は、「言葉だけの差別化」ではなく、運用と結果で積み上げてきた診療を、今の形として明示します。

 

2.当院は「治療ファースト」です

当院は「患者様ファースト」という言葉を、あえて前面には掲げていません。

この言葉には、患者様のご希望を常に最優先する、というイメージが伴いやすいからです。

 しかし医療において最優先されるべきものは、患者様のご希望そのものではなく、 

  • 安全であること
  • 医学的に適切であること
  • その時点で最善の選択であること

 です。

 多くの患者様が無意識に求めている第一のニーズは、「多少安全性が下がっても安く」「説明は簡単でいいから今日」ではなく、自身の症状に合った「安全で最善の治療を受けたい」「安全で最善の対応をしてほしい」ということだと当院は考えています。

 医療は、患者様・設備・医療従事者が揃って初めて成立します。

当院は、患者様個人の利便性だけを最優先にするのではなく、患者様に提供する医療行為が安全で適切であるか、その日の状態として最善の治療に臨める準備が整っているかを最優先に診療を行います。

 

医療の現実:医療は統計学です

医療の判断は、基本的に研究や臨床データ(統計)に基づいて設計されます。
同じ治療名でも、効果・副作用・経過には幅があり、反応には個人差があります。

当院では医学的に妥当な考え方を土台にし、そこへ個別要因を重ねて方針を決めます。

また、安全のために「前提を揃える」ことを重視します。

例として、

  • 現在の皮膚状態
  • 目的(何を改善したいか)
  • 既往歴・内服薬・アレルギー
  • 治療後の生活条件(通院やケアが可能か)
  • リスク許容(ダウンタイムの許容度など)
  • 当日の状態(炎症・日焼け・体調など)

これらが揃って初めて、治療の可否や適応を判断できます。

 

当院が考える「医療の個別性」とは

当院が考える「医療の個別性」は、希望に合わせて手順をその場で変えることではありません。

個別性とは主に、次の3つを指します。

1)治療の可否(適応/禁忌)を判断するための個別要因

既往歴や治療歴、服薬状況、体質(瘢痕傾向など)、感染リスク、皮膚状態、妊娠・授乳などの状態、施術後の生活条件(通院・ケアが可能か)等により、治療を「見送る」「変更する」判断になることがあります。

2)診断の一助となる情報

いつから/どのように変化したか、きっかけ(季節・化粧品・施術歴・薬など)、出る部位と広がり方、これまでの治療反応、生活背景(摩擦・紫外線など)といった情報は、診断の精度に直結します。

3)前提を揃えた医療行為の経過で表れてくる反応の差

反応には幅があるため、経過を見ながら適切に判断、対応、説明します。

 

3.心情・タイパ・コスパを主軸とした医療行為は、医療の基盤になりません

当院は、患者様の心情、時間の制約、費用の制約を軽視しません。

ただし、これら“だけ”を主軸にして医療行為そのものを変形させることはできません。

医療の基盤は、

  • 診断(何が起きているか)
  • 適応判断(その治療が本当に適切か)
  • 禁忌の除外(危険条件がないか)
  • 説明と同意
  • 実施と経過観察

という前提によって成り立ちます。

「早く」「安く」「簡単に」を中心に運用を組むと、その場では満足に見えても、結果として、

  • 説明不足
  • 経過観察不足
  • 記録不足
  • 適応判断の甘さ

につながりやすく、医療としての安全性が下がります。

当院は、心情や利便性を“否定”しているのではなく、医療の土台は別にあるという立場です。

 

4.カウンセリングと同日の施術は、最善の医療ではないと考えています

当院が相談日と治療日を分ける大きな理由の一つは、ここにあります。

 美容医療の現場では、カウンセリングと同日に施術が行われることが珍しくありません。

しかし当院は、それが整容を主目的とした美容医療では最善の医療になりにくいと考えています。

 理由はシンプルです。

 

 患者様が「施術内容」を正確に把握していないことが多い

 他院施術の内容や間隔、使用した出力・設定、回数、術後の経過などをお伺いすると、ご本人が詳細を把握していないケースは少なくありません。

 それは患者様の責任ではなく、説明や書面化が十分でないまま治療が進んでいることがあるという現実です。

 

経過診察を前提にしていない運用が多い

施術して終わり、という形になってしまうと、医療として最も重要な「治療効果の評価」が抜け落ちます。

 

医原性の皮膚症状が生じている方もいる

現実として、他院治療のあとに、

  •  症状の悪化
  • もとの症状が不明確になる
  • 部分的な色調の増強
  • 部分的な色素脱失
  • 皮膚色の不自然な不均一

 など、診断と対応に時間を要する症状を生じている方がいらっしゃいます。

 さらに問題なのは、その結果がなぜ起きたのか、どのようなリスクがあったのかについて、実施した医療機関から十分な説明を受けていないというケースがあることです。

医療は、治療日がゴールではありません。治療日がスタートです。

その後の経過の中で、「あの医療は正しかったのか」「あのクリニックはきちんとしていたのか」「あの医師は誠実だったのか」という、いわば“答え合わせ”が始まります。

私たち山手皮膚科クリニックは、治療日から始まるその答え合わせと真正面から向き合う覚悟をもって、日々の診療を行っています。

 この現実を前提に、「その場で決めて、その場で実施する」運用を最善とは考えません。

 

5.当院は「カウンセリング日」と「治療日」を明確に分けています

当院では、原則として カウンセリング日(診察・説明)と治療日を明確に分けています。

理由は、説明と同意を「形式」ではなく、治療の一部として扱うためです。

 治療によっては、説明書類・同意書・注意事項など、確認していただく内容が多くなります。

内容により、関連文書の総量が数千文字から数万文字に及ぶこともあります。

カウンセリング日当日に説明し、その場で施術まで進めた場合、患者様が内容を十分理解して治療に臨んだことを、医療機関側が後に確実に立証することは困難です。

当院は、説明を「したかどうか」ではなく、理解が成立しているかを重視します。

そのため当院では、患者様自身が

  • カウンセリング日に説明を受ける
  • 書面を確認する
  • 自宅で読み返し、疑問点を整理する
  • 予約サイトから患者様ご自身で予約を取得する
  • 治療日に納得して臨む

という時間構造を、運用の中に組み込んでいます。

 

6.予約設計について

当院では、カウンセリングと同日施術を前提にした運用を基本としません。

カウンセリングと同日施術を常態化するには、当日枠(空き枠)や可変的な運用が必要になりやすいからです。

当院の診療では、特に院長の予約はカウンセリング・治療・経過診察がほぼ全日埋まることが通常であり、院長以外が担当する診療メニューも「空きが多い状態」ではありません。

当院は、毎日すべての予約枠を埋めること自体を目標(ノルマ)にしていません。

カウンセリング・治療・経過診察を日々確実に遂行し、医療の安全性を担保するために、計画的な予約設計を行っています。

 

医療におけるリソース配分の問題

医療は、限られた時間・人員・集中力の中で提供されます。

カウンセリング当日に施術を組み込む場合、その方への対応のために、本来その時間に予定されていた別の患者様への医療行為や経過診察、説明に充てることができたリソースが変動します。

一人の当日対応のために予定が再編されることは、他の患者様に本来投じることができた医療資源に影響を及ぼす可能性があります。

その結果、

  • 説明時間が圧縮される
  • 経過診察が十分に行えない
  • 医療者の集中力が分散する

といった状況が生じれば、その日の医療の質に影響を与えることになります。

当院は、その日の最善の医療をすべての患者様に公平に提供することを優先します。

 

意思決定プロセスの安定性

カウンセリング日と治療日を分けることで、意思決定の構造が安定します。

当日その場で判断を迫られる状況を避けることで、

  • 「思っていた内容と違った」
  • 「その場では断りづらかった」
  • 「説明を聞いていない」

といった、治療後の認識の齟齬が生じにくくなります。

一度持ち帰って整理し、納得したうえで治療に臨む時間を設けることで、患者様と医療者双方にとって合意形成がより明確になります。

これは単にトラブルを避けるためではなく、医療における合意形成を丁寧に行うための設計です。

 

組織の成熟と運用の安定

カウンセリング日と治療日を分ける運用に移行した結果、カウンセリングと治療を同日に行っていた時期よりも、結果として多くの患者様の治療を安定して行える状態が整いました。

当院は、個別の利便性よりも、全体の安全性・再現性・意思決定の安定性を守るための予約設計を選択しています。

 

7.明確な診療方針・治療方針がある医療でしか磨かれない能力がある

医療は、個人の能力だけで成立しません。医療は、組織にいる人によって磨かれ、成熟していくものです。

明確な診療方針と治療方針があり、診断・治療・経過を責任をもって引き受け、再現性のある医療行為を積み重ねて評価する。

この環境の中でこそ、医療者の能力は磨かれます。そしてそれには時間がかかります。

経験豊富な医師・看護師とともに働き、日々の診療の中で「判断」を繰り返し、経過を検証し、失敗しないための前提を整える。

この積み重ねが、組織の医療水準を作ります。

反対に、もし、

  • 皮膚症状を診断できない
  • 診断できても治療できない
  • 治療できても経過を責任をもって引き受ける場面が少ない
  • そのような医師のもとで、看護師が施術だけを行う

という環境があったとしたら、そこで積み上がるのは再現性ではなく、偶然性になりやすいと考えます。

どちらの環境の方が、医療者の技能が磨かれ、患者様にとって安全で、結果が安定するでしょうか。

当院は、診療方針と治療方針を明確にし、診断・治療・経過を日々積み重ねることでしか到達できない医療水準があると考えています。

私たち山手皮膚科クリニックの医療専門職は、医療人として技能を向上させ続けることに貪欲でありたいです。

 

成熟・属人性・再現性について

医療は、診断治療経過検証という循環を繰り返すことで磨かれます。
この循環が日常的に回り、判断基準が揃い、説明と記録が積み上がっている状態を、当院は「成熟」と捉えています。

一方で、施術そのものは術者の手によって行われます。
医師・看護師は術者であり、出力の判断や皮膚状態の微細な変化への対応には経験と判断力が必要です。施術は完全にマニュアル化できるものではなく、属人性があります。

当院は、その属人性を否定しません。
しかし属人性に無秩序に依存せず、診断・適応判断・経過の責任、判断基準の言語化と手順の標準化により、組織として安全性と再現性を担保する構造を整えています。

そして、能力がなければ20年は続きません。
当院が継続して診療を続けられていることは、偶然ではなく、積み重ねの結果です。

 

成熟した組織だからこそできる診療

医療は、組織の成熟度によって左右されます。

当院は、説明文書の整備、同意取得の構造化、記録の標準化、予約設計の最適化、役割分担の明確化を積み重ねてきました。

成熟とは、判断基準が揃い、説明と記録が積み上がり、誰が担当しても一定水準を維持できる状態です。
当院は、短期的な利便性よりも、長期的に安定して再現できる医療を選択しています。

 

施術は属人的であるという前提

医療は組織で成立しますが、施術そのものは術者の手によって行われます。

当院において、医師・看護師はいずれも術者です。

医師施術においては、術野の判断、病変の深さや広がりの見極め、出力の最終判断、反応を踏まえたその場での調整などが求められます。

これらは症例経験と判断力に依存する部分が大きく、完全にマニュアル化できるものではありません。

一方、看護師施術では、出力や基本設定はあらかじめ規定された範囲で行っています。

しかし施術は機械的な作業ではありません。

身長、握力、手の大きさ、手技の安定性、皮膚への当て方の角度や圧のかけ方など、身体的条件や感覚には個人差があります。

同じ設定であっても、施術の質には差が生じ得ます。

当院では、この属人性を前提としたうえで、

  • 手順の標準化
  • 到達基準の明確化
  • 実技確認とフィードバック
  • 医師による最終責任の明確化

を行い、当院が求める水準まで施術が再現できるよう教育しています。

属人性を否定するのではなく、属人性があるからこそ教育と基準を整える。

当院は、診断・適応判断・経過の責任を明確にしながら、組織として安全性と再現性を担保する構造を整えています。

8.当院の人材と人材育成 ― 職種ごとの役割と責任

医療は、個人の能力だけで成立するものではありません。
医療は、役割が明確に分かれた組織によって成立します。

当院では、医師・看護師・事務スタッフの役割を明確に分けています。

 

医師の役割と稼働の規定

当院では、医師(特に院長)の稼働内容を厳密に規定しています。

医師が担うのは、

  • 診断
  • 治療法の提案
  • 医師施術の実施
  • 医学的な経過診察

です。

診断と治療判断は、医師免許がなければ行えない医療行為です。
当院では、医師がその判断領域に集中できるよう運用を設計しています。

院長は1日約50名の患者様の診療を行っています。
そのため、診察室内での即時的な判断や、非整理のままの追加質疑を無制限に受けることは、情報の混乱や判断の揺らぎを生む可能性があります。

医療は「その場の即答力」よりも「判断の正確性・説明の一貫性」が重要です。

そのため当院では、治療直後の症状のお問い合わせを除き、

  • 治療に関するご質問は原則としてスタッフ経由で受け付ける
  • 整理されたうえで、クリニック公式として回答する
  • 医師の判断が必要な内容も、直接口頭ではなく組織経由で回答する

という運用を採用しています。

また、治療後の症状や経過に関するお問い合わせは、原則として専用のお問い合わせフォームから受け付けています。

その理由は、

  • 記録を正確に残すため
  • 時系列を整理するため
  • 医学的判断に必要な情報を漏れなく確認するため
  • 組織として回答内容を共有するため

です。

電話や口頭での断片的なやり取りではなく、文章として情報を受け取り、必要に応じて医師が確認し、クリニックとして回答します。

これは対応を制限するためではありません。

  • 回答の一貫性を保つ
  • 判断精度を守る
  • 属人化を防ぐ
  • 個別対応の情報を蓄積する

ための設計です。必要な内容は整理したうえで確認し、正確な回答を返すことを優先します。

 

看護師の役割

看護師の役割は、

  • 医師の診断と方針に基づく施術の実行
  • 医師の診療補助
  • 術前術後の説明
  • 経過観察の補助
  • 異常の早期発見

です。

当院が看護師に求めるのは、臨機応変さよりも再現性です。

決められた手順を正確に実行すること。
確認を怠らないこと。
自己判断で医学的判断をしないこと。

医師の判断領域に踏み込まないことも、安全設計の一部です。

 

事務スタッフの役割

事務スタッフの役割は、

  • 受付、会計
  • 電話対応
  • 予約管理
  • 書類、規約、費用説明
  • 院内外の連携
  • 文書管理

です。

医療は時間と情報の管理が崩れると安全性が低下します。

事務スタッフは医療行為を行いませんが、診療が安全に成立するための基盤を支えています。

 

役割を分ける理由

役割が曖昧になると、

  • 責任の所在が不明確になる
  • 説明内容がばらつく
  • 判断が揺れる

曖昧さは、医療事故やトラブルの原因になります。

当院は、誰が何を担うのかを明確にしています。

 

当院の人材育成の考え方

医療の技能は、短期間では完成しません。

診断治療経過検証

この循環を繰り返すことでしか磨かれません。

当院では、

  • 人に依存しすぎない標準化
  • 文章化されたマニュアル
  • 動画化された手順
  • 評価基準の明確化

を進めています。

当院の医療は、感覚ではなく、再現性で守ります。

 

属人性と組織の両立

施術は最終的に術者の手によって行われます。ここには属人性があります。当院は属人性を否定しません。
しかし、属人性に無秩序に依存することも選びません。

診断できること。治療できること。経過を責任をもって引き受けること。この循環の中でしか、医療水準は成熟しません。

当院は、属人性と組織構造を両立させながら、時間をかけて成熟してきた診療を続けています。

 

9.当院の運営リスク管理の考え方

当院の運営基準は明確です。

「万が一トラブルになった場合に、第三者に証明できるか」

発言、説明、同意書、カルテ記載、予約規約、発信内容は、すべてこの基準に照らして設計されています。

医療は結果だけではなく、意思決定の過程も問われます。

そのため当院では、

  • カウンセリング日と治療日を分ける
  • 説明文書を整備する
  • 経過診察を前提にする
  • 記録を標準化する

という構造を採用しています。

これは防御のためだけではありません。
医療の透明性と再現性を守るための設計です。

 

10.医療広告ガイドラインについて ― 当院のスタンス

医療は、法律と医療広告ガイドラインにより、表現できる内容が厳しく制限されています。

最上級表現、比較優良表現、効果保証に見える言い切りは原則認められていません。

そのため、広告上で医療の本質的な差を十分に表現することは容易ではありません。

現実として、受け手が誤解しやすい表現や、過度な期待を抱かせる表現が存在することもあります。

当院は、

  • 規制の範囲内で正確な情報を提供する
  • 費用や効果だけを強調しない
  • リスク・限界・経過を必ずセットで説明する

という方針を取っています。

当院にとってマーケティングとは、集患のための手段ではなく、患者様と医療者の前提を揃えるための情報設計です。

 

11.ネット上に公開する情報について

当院では、情報を意図的に分けています。

来院前に公開する情報
  • 治療の一般的な考え方
  • リスクや限界
  • 受診の流れ
  • 予約規約
 来院後に確定する情報
  • 診断結果
  • 適応の有無
  • 個別の治療計画
  • 具体的な回数や方法

医療は診断が前提です。

インターネット上の一般論だけで治療が決まる構造にはしません。

また、治療の詳細手順をすべて公開することは、言葉だけが独り歩きし、実際の診断力や技術差を反映しない比較を生む可能性があります。

当院の情報発信は、情報を出すこと自体が目的ではなく、理解が更新される順序を設計することを目的としています。

 

12.まとめ:当院が守りたいもの

当院が最優先するのは、患者様の希望を叶えることそれ自体ではなく、患者様に提供する医療行為が、 

  • 安全であること
  • 適切であること
  • その時点で最善であること

 です。

 そのために当院は、 

  • 相談日と治療日を分ける
  • 説明と同意を治療の一部として扱う
  • 経過診察を重視する
  • 心情・タイパ・コスパだけを主軸にしない
  • 方針を言語化し、運用で守る 

という形で診療を設計しています。

 このページは、当院の治療の入口にある「前提」を揃えるためのページです。

当院の考え方に共感いただける方にとって、安心して治療に臨める環境になることを目的としています。

 Your skin, your mind.

治療は、皮膚だけの問題ではありません。

理解し、納得し、自ら選択することもまた、治療の一部であると私たち山手皮膚科クリニックは考えています。