更新日:2020.7.22/公開日:2017.8.14
このコンテンツは山手皮フ科クリニック 院長 豊福一朋が100%オリジナルで書いています。
酒さ(しゅさ)
酒さ様皮膚炎(ステロイド誘発性皮膚炎)
酒さ、酒さ様皮膚炎のレーザー治療
Vフェイシャルの流れ
酒さ(しゅさ)、酒さ様皮膚炎(ステロイド誘発性皮膚炎)
酒さ(しゅさ)は中高年の顔、とくに鼻に出現する、ぼやっとした赤みと血管の拡張が数か月から数年続く病気です。
顔があかくなる病気で酒さと似ているのは、酒さ様皮膚炎と毛細血管拡張症です。
酒さ様皮膚炎は別名、ステロイド誘発性皮膚炎と呼ばれ、アトピー性皮膚炎やお顔の湿疹にステロイド外用剤を長期にわたって使ったことにより起こる皮膚炎です。
毛細血管拡張症は酒さと似た症状ですが、かゆみなどの自覚症状がない点で酒さと異なります。
酒さ、酒さ様皮膚炎、毛細血管拡張症はこれまで良い治療法がありませんでしたが、色素レーザーであるVビームIIをつかって治療することができます。
顔の赤みが酒さかどうかは診断が難しいことがあります。
酒さは中高年で多くみられ、若い人の酒さは多くありません。
若い人で酒さといわれて治療されている方で、実は毛細血管拡張症であることは多いです。
小範囲の毛細血管拡張症の場合は、色素レーザー VビームIIがもっとも効果があります。(治療は保険適用)
>酒さ(しゅさ)
酒さの症状
第1度酒さ:紅斑毛細血管拡張型
酒さ(しゅさ)の最初の症状は鼻の先端部、眉間(みけん)、顎(おとがい、あご)の赤み・ほてりがでてきます。
最初は一過性で出たり消えたりしている状態です。
その後、次第に続くようになり、毛細血管の拡張がでてきます。
気温の変化や飲酒で症状が悪くなりがちになります。
かゆみ、ほてり感、皮膚の知覚過敏などの自覚症状があります。
自覚症状があるのが毛細血管拡張症との違いです。

第1度の酒さ 鼻の尖端に蛇行している毛細血管が見られます。

第1度から2度への移行期 鼻全体に赤みが拡張して、酒さの特徴である皮膚組織の増生がはじまっています。
第2度酒さ:丘疹膿疱型
さらに症状が進行すると、ニキビに似た症状となり、皮脂の分泌も亢進します。
それとともに症状は顔全体に広がっていきます。

第2度の酒さ 毛細血管の数が増えて拡張しています。一部にニキビ様の皮疹があり、鼻はデコボコしはじめています。

第2度の酒さ あわい毛細血管の拡張がひろがっています。ニキビ様の皮疹がみれます。
第3度酒さ:腫瘤型
ニキビのような皮疹があつまってかたまりとなり腫瘤を形成していきます。
鼻の毛穴が目立つようになり皮膚の凹凸にかわっていきます。
色は赤むらさき色になり、″みかんの皮″のような外観になります。これを鼻瘤(びりゅう)とよびます。
眼型
皮膚の症状ではありませんが、目の周囲の腫れ、結膜炎、角膜炎がおこります。
皮膚の症状に先行しておこることが約20%の患者さんでおこります。
酒さの原因と悪化要因
原因は不明ですが、以下のことが海外の文献には記載されています。
酒さの原因
顔面の血管異常
顔面の血管に何らかの原因で異常が起き、紅潮、長期間続く赤み、毛細血管の拡張になっています。
長時間日光に曝されることが、皮膚の血管と結合組織のダメージとなり酒さがおこることと関係している可能性があります。
血管内皮の損傷、真皮の構成成分の変性が原因になっていることが報告されていて、ひどいニキビや顔の炎症、高血圧がきっかけになることは、このことと関係している可能性があります。
肌色が明るい人に多い
欧米では酒さの人には肌の色が白い人に多い(白人に多い)ことが知られています。
皮膚の色が白い=皮膚のメラニン量が少ない という関係式があります。
メラニンは皮膚を日光に含まれる紫外線から守る目をもつので、色白の人では日光暴露による皮膚のダメージが原因になっているかもしれません。
ニキビダニ(Demodex folliculorum)
ニキビダニは通常でも皮膚の毛包にいるものですが、酒さの人にはニキビダニの数が増えているのが確認されています。
ニキビダニに対する免疫反応が皮膚の炎症を引き起こして、酒さになっているという報告もあります。
しかし、統計学的に分析されておらず、ニキビダニが酒さの原因になっているのか、酒さあるのでニキビダニが増えているのかはわかっていません。
ヘリコバクタピロリ菌
慢性胃炎の原因になるヘリコバクタピロリ菌が産生するブラディキニンという物質が顔の毛細血管の拡張させている可能性があるとも言われています。
活性酸素
ニキビや皮膚炎などの皮膚の炎症、日光、紫外線、熱などさまざまな刺激が皮膚で活性酸素を発生させます。
活性酸素は皮膚組織を損傷させるので、通常は体の中に自然に存在する抗酸化物質で中和、不活化されます。
過剰な活性酸素は体内での抗酸化物質の中和、不活化が追いつかずに、皮膚組織にダメージを与え、血管を拡張させ、酒さの原因なっている可能性があります
遺伝
酒さには家族性があることが知られていて、遺伝が関係している可能性があると言われています。
単純に酒さが遺伝するのではなく、日光や熱に対する顔面の皮膚の反応性、ニキビダニやヘリコバクピロリに対する免疫反応の度合い、日光、精神的ストレス、飲酒、辛いものなどの刺激物の摂取などの刺激にたいする感受性の高さ、活性酸素にする反応性、抗酸化物質生産に遺伝子が関係している可能性があります。
悪化要因
酒さが悪化するきっかけは以下のようなものがあります。
-
- 高温(気温・室温) 日光、湿度、強風
- ストレス、心配、怒り、恥かしいといった感情
- 過度の運動 入浴時の高いお湯の温度、サウナ
- ステロイド剤の内服、降圧剤
- 急性呼吸器感染症、発熱
- 高血圧症
- 嗜好品
- 熱い食べ物や飲みもの
- カフェイン
- 乳製品
- カプサイシンを含む香辛料(トウガラシ、コショウ、辛味)
- アルコール
- シナモン(桂皮アルカロイド)を含む食べ物(トマト、チョコレート、柑橘類)
酒さの治療
刺激(悪化要因)を避ける
酒さに関係する原因が自分にあれば、避けることが大切です。治療の前におこなうべきです。
- 日焼け、長時間の日光暴露、強い日差しを避ける。日光暴露時はサンスクリーン(SPF30以上)を使う。
- 洗顔時、顔を拭くとき強くこすらない。できれば必要がないのに顔を触らない。
- 低刺激性の洗顔料を使用する。
- 皮膚を刺激するようなもの(スクラブ、アルコールなど)がはいった化粧品、洗顔料を使わない。
- 熱いものを避ける。(洗顔時のお湯の温度、ドライヤーの熱など)
- アルコールの摂取を控える。
- ヒゲを剃るときはT字カミソリを避け、なるべく電気シェーバーを使う。
- 香辛料を控える。
- 自己判断で(間違った)外用剤を使わない。
- できることならストレスを減らす。
- 十分な睡眠とバランスのとれた食事を摂る。
- 過剰な運動を避け、適度な運動をする。
外用剤
日本では酒さに保険適用がある外用剤はありませんが、欧米ではメトロニダゾール、過酸化ベンゾイル、アゼライン酸の外用剤が使われます。
日本では過酸化ベンゾイルはニキビ治療薬で使われています。
アゼライン酸も処方薬ではありませんが、ロート製薬から発売されています。
内服抗生剤
抗生剤とは本来菌を殺したり、増殖を抑制する薬です。酒さの場合は抗生剤が持つ炎症を抑える作用を期待しています。
ドキシサイクリン、ミノサイクリン、ロキスロマイシン、エリスロマイシンの低用量(半量)内服を長期おこないます。
漢方薬
黄連解毒湯、加味逍遙散、桂枝茯苓丸などをその人の症状により使い分けます。
イソトレチノイン
海外ではAccutaneとしてニキビの治療薬(内服剤)として使われますが、日本では認可されていません。
日本では処方薬ではありませんし、販売もされていません。
上に述べたすべての治療が効果がないときに使われます。
妊娠する可能性がある場合は使用に注意が必要です。
ロゼックスゲル
ガルデルマ社のロゼックスゲルはメトロニダゾールという抗菌剤が含まれたゲルで、酒さに効果があります。
現在、日本国内でがん性皮膚潰瘍臭改善薬で承認された薬です。
酒さには保険適用がなく、自費診療で処方してします。
ロゼックスゲル(3g) | \720 |
IPL(光治療)とレーザー
酒さをはじめ血管病変の治療では、皮下に過剰に増えた、あるいは拡張した血管を変性させて数を減らします。
血管のなかに含まれる赤血球の成分である(オキシ)ヘモグロビンターゲットにした波長を照射する光治療器やレーザーが有効です。
フォトフェイシャル、ライムライトなどのIPL(光治療)、Nd:YAG(ヤグ)レーザーのジェネシス、色素(ダイ)レーザーのVビームⅡです。
下の図は光、レーザー波の波長と血管の中の赤血球の成分である(オキシ)ヘモグロビンと水の吸光度を示しています。
ヘモグロビンや水にはそれぞれ吸収されやすい波長の光があります。
吸収されやすい光は効率よくヘモグロビンや水に吸収され熱に変換されます。
吸収されやすい波長の光を高出力で皮膚に照射すると、血管を赤血球のヘモグロビンごと変性させたり、組織に含まれる水を蒸散させることができます。
IPL(光治療)やレーザーは吸収されやすい波長を発生させる機器となります。
IPL(光治療)で照射する光線はたくさんの波長の光を含んでいるので、高い出力で照射するとヘモグロビンと同時に水も発熱させてしまいます。
水は皮膚の構成成分すべての含まれているので、皮膚に火傷がおきます。
このため、IPL(光治療)では高い効果を出すことができません。
その点、レーザーは単一の波長の光なので、選択的にヘモグロビンのみをターゲットにできます。
酒さで異常がおこっているのは血管なので、595ナノメートル(nm)のレーザー波を照射できるダイ(色素)レーザー(機器名:VビームⅡ)、1064ナノメートル(nm)のレーザー波を照射できるNd;YAG(ヤグ)レーザー(機器名 ジェネシス)が治療に適しています。
レーザー波とヘモグロビンの吸光度の曲線が交差するところを比べると、595ナノメートル(nm)の交差点が1064ナノメートル(nm)の交差点より上の高さにあります。
図では595ナノメートル(nm)のほうが25倍程度高くなっています。
1064ナノメートルは水の吸光度曲線とも交差しています。これは、レーザー照射によりヘモグロビンを発熱させると同時に水も温めます。
皮膚のすべての組織は水を含んでいます。このため、照射に際しては水を含む周囲組織にダメージを与えないように慎重に出力を調整することが大切です。
595ナノメートル(nm)と1064ナノメートル(nm)のもうひとつの違いは皮膚への深達度です。
酒さ、赤ら顔、毛細血管拡張症の原因となっている異常な血管、拡張して血管は皮膚の真皮層にあります。
595ナノメートル(nm)のレーザー波は真皮より深い深層には届きにくいので、真皮の下にある皮下組織の血管を破壊する心配がありません。
1064ナノメートルでは出力が強すぎると皮下組織の血管を傷つけます。慎重に照射しないといけません。
ヘモグロビンの吸光度と皮膚の深達度を考えると、酒さ、赤ら顔、毛細血管拡張症にはIPL(光治療)<ジェネシス<VビームⅡと考えています。
VビームⅡはシネロン・キャンデラ社のレーザー機器です。
血管病変の治療に効果があるとして全世界で最も多く使用されています。
厚生労働省承認機器です。
VビームⅡのレーザー光は血管内の赤血球のヘモグロビンに選択的に吸収され、過剰に増えた毛細血管を減らします。
Vフェイシャルとは、VビームⅡの出力をダウンタイムがでない程度に調整して、血管由来の症状/疾患をゆっくり治療していく山手皮フ科クリニックオリジナルの照射方法です。
酒さ様皮膚炎(ステロイド誘発性皮膚炎)
酒さ様皮膚炎は酒さに似た症状を示す顔面の皮膚炎です。
顔に長期間ステロイドを塗り続けると起こってくる副作用で、「ステロイド酒さ」、「ステロイド誘発性皮膚炎」とも呼ばれます。
ステロイドを塗るのを中止すると、症状の一過性の増悪の後に治るとされていますが、最終的に毛細結果の拡張や赤ら顔が残ることがあります。
酒さ様皮膚炎の症状
酒さに似た症状となります。
視診のみだと酒さと区別がつかず、ステロイドを顔に長期間外用している、あるいはしたことがあるということをお聞きして、酒さ様皮膚炎とわかるものです。
顔のアトピー性皮膚炎や接触皮膚炎(たとえば化粧品負け)に対して長期にステロイド外用剤を塗布し続けたことで起こったります。 酒さ様皮膚炎では、長期間ステロイド外用した副作用で座瘡(ニキビ)が増えていることがあります。
また、過去にアトピー性皮膚炎に長期ステロイドを外用した経験があり、現在アトピー性皮膚炎は改善していても、毛細血管の拡張が残っていることがあります。

酒さ様皮膚炎 長期のステロイド外用で膿をもったニキビ(膿疱性座瘡)が多発しています。

アトピー性皮膚炎のため長期のステロイド外用をおこなっていた。 現在はステロイドを外用していないが毛細血管の拡張のみが残っている。
酒さ様皮膚炎の原因と治療
ステロイドを顔に長期にわたり外用していることが原因なので、ステロイド外用を止めることが治療となります。
ベースにアトピー性皮膚炎などがあることが多いので、単純に外用を止めるわけにもいかず、治療は簡単ではありません。
ステロイド外用を突然止めると、ベースにある皮膚炎が増悪し、赤み、かゆみの増強、顔面の腫れ、浸出液で顔がベトベトになるなどの激しい離脱症状がおこります。
ステロイドの強さを弱くしたり、塗る回数を減らすことで、徐々にステロイドから離脱していきます。
ステロイド外用剤を止める時には、ステロイドの内服、抗アレルギー剤の内服などを併用します。
紫外線治療、生物学的製剤の使用も可能です。
現在はステロイド外用をおこなっておらず、毛細血管の拡張のみが残っている場合は、レーザー治療が適しています。
酒さ、酒さ様皮膚炎のレーザー治療
Vフェイシャル
VビームⅡはシネロン・キャンデラ社のレーザー機器です。
血管病変の治療に効果があるとして全世界で最も多く使用されています。
厚生労働省承認機器です。

VビームⅡ キャンデラ社
Vフェイシャルとは、VビームⅡの出力をダウンタイムがでない程度に調整して、血管由来の症状/疾患をゆっくり治療していく山手皮フ科クリニックオリジナルの照射方法です。
当院では2015年よりおこなっております。 ご興味のある方は 「VビームⅡ」、「Vフェイシャル」を御覧ください。
Vフェイシャル |
VビームⅡ | |
対象 | 酒さ・赤ら顔・広範囲の毛細血管拡張症 | 狭い範囲の毛細血管拡張症 |
費用 | 自費診療 | 保険診療 |
最短照射間隔 | 1か月 | 3か月 |
出力 | 低出力 | 中~高出力 |
施術者 | 看護師 | 医師 |
VビームⅡ費用
部位 | 料金(税込み) |
全顔(初回お試し) | \13,200 |
全顔 | \16,500 |
目じり~あご先 | \13,200 |
両側頬部+鼻 | \11,000 |
Vフェイシャルの流れ
初診
- 酒さの初回診察は保険診療となります。
- 診療は予約ではありませんので、保険証をご持参の上、直接受診ください。
- Vフェイシャル(自費診療)での治療をご希望の場合、治療と費用のご説明をいたします。
- 当日の照射は原則できません。ご予約いただき後日となります。
- 当日Vフェイシャルの治療枠が空いている場合はレーザー治療が可能です。
Vフェイシャルのながれ
- 洗顔:お化粧や日焼け止めはメイク落としと洗顔フォームを使用して完全に落としていただきます。
- 眼球保護:専用のゴーグルを装着していただきます。
- レーザー照射:照射ごとに冷却ガスが皮膚表面に噴射され、皮膚を保護し痛みを緩和します。照射時の痛みはありますが、安全に治療を行うため原則麻酔は使用せずに実施します。
- 照射終了後:直後より基礎化粧品によるスキンケアとお化粧をしていただけます。
照射後の処置やスキンケア
- 通常照射直後からお化粧が可能です。Vフェイシャル後1週間は照射部へのマッサージや強い摩擦はお控えください。
- 治療直後は照射部位にほてり感がありますが、クーリングの必要はありません。
- 照射後2~3日間程度、照射部位がやや腫れた感じがする場合があります。
- 治療当日は入浴を控え、シャワー浴にしてください。
- レーザー照射後、じんま疹様の皮疹が出ることがありますが通常翌日には消失します。
翌日以降も照射部位に赤みや痒みがありご心配なときにはクリニックに連絡または受診をしてください。
自己判断で異常発生より1週間以上放置された場合、適切な処置が行えず対応できなくなる場合があります。
治療のエンドポイント
エンドポイントとは、症状に対して肉眼的変化が得られにくく(効果の実感が乏しく)なってくる時点のことです。
当院では、毎回段階的に照射パワーを上げていき、5回目で最高出力※に達し治療のエンドポイントを迎えます。(※Vフェイシャルで使用するスポットサイズにおける最高出力です)
エンドポイント以降は、効果持続のために2~3か月毎の照射をおすすめします。
Vフェイシャルの概要
診療区分 | 自由診療 | ||||||||||
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照射出力等 | 4~7J/c㎡ | ||||||||||
治療期間及び回数 |
1クール5回 (治療期間 約5ヶ月) 1クール終了後 照射は2~3ヶ月おき |
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施術によるリスク・副作⽤ | レーザー照射時にゴムで弾くような痛みがあります。 4回目照射頃に顔がむくむことがあります。 |
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施術に要する費⽤ |
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承認区分 | VビームⅡは国内承認機器です。 |
注)治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
治療に用いる医薬品および機器は当院の医師の判断の元、個人輸入の続きをおこなったものです。
個人輸入において注意すべき医薬品等についてはこちらをご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1.html