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毛穴の開き ・ Enlarged pores

毛穴の開き・角栓とは|原因・たるみ毛穴の見分け方・治療・費用

毛穴の開きは、毛穴の種類によって原因も適した治療も変わります。30代以降で目立ってくる毛穴は、皮脂ではなくたるみによる帯状毛穴であることが多く、10代後半から30歳ごろに目立つ毛穴は皮脂が主な原因です。当院は毛穴を5つに分けて診断し、ポテンツァニードルRFを軸に治療します。ただし毛穴の数そのものは治療で変わりません。

更新日:2026年7月25日/皮膚科専門医 豊福一朋 監修

このページの要点

向いている方
  • 毛穴の開き・角栓・毛穴の黒ずみが気になる方
  • 頬のたるみ毛穴(帯状毛穴)が気になる方
  • セルフケアだけでは改善しにくく、美容皮膚科での治療を検討している方
  • 治療でどこまで変わるのかを知ってから決めたい方
毛穴の開きの本体
毛穴に角栓が詰まる、皮脂腺が大きくなる、加齢で毛穴が丸形から楕円形になる、毛が黒く見える、といった原因の異なる5種類がある
治療で変えられること
毛穴の漏斗状の形状や広がりの縮小と、毛穴づまりの改善の2つ。毛穴の数そのものと、毛穴の形状・性質の個体差は変わらない
当院の基本治療
第一選択はポテンツァニードルRF(帯状毛穴=CP25チップ・マックーム導入/その他=S25チップ)。毛による黒ずみには医療レーザー脱毛とレーザーフェイシャル。1540フラクショナルレーザーは鼻のみの治療の候補
費用(税込)
  • 帯状毛穴:ポテンツァ CP25・マックーム0.5本導入 初回49,800円/2回目以降54,900円(ヒアルロン酸注入は1本77,000円〜)
  • 皮脂による毛穴の開き・黒ずみ、正常な毛穴の開き:ポテンツァ S25 初回27,900円/2回目以降33,900円
  • 毛による毛穴の黒ずみ:医療レーザー脱毛(顔全体)17,600円、レーザーフェイシャル 初回16,500円/2回目以降18,700円
  • 相談3,300円、再相談・経過診察1,650円
受診の流れ
WEB予約 → 石田医師(皮膚科医)のカウンセリング(写真撮影あり)→ 施術 → 写真を比較する経過診察
主なリスク
施術中の痛み、治療後の発赤・ほてり、一過性の炎症後色素沈着、毛包炎・小さなニキビ、皮膚のザラつき、点状皮内出血、肝斑の顕在化・悪化
当院の姿勢
診察・経過診察は石田医師(皮膚科医)、照射は看護師が担当。効果は劇的ではないため、必ず写真を撮って比較で判定する

毛穴の開き・角栓とは何ですか?

答え

毛穴の開きとは、毛穴に角栓が詰まる、あるいは皮脂腺そのものが大きくなることで、毛穴が押し広げられて目立つ状態です。角栓とは、皮脂腺から分泌された皮脂が、角層からはがれた古い角質と混ざりあったものです。当院では毛穴を帯状毛穴・正常な毛穴の開き・皮脂による毛穴の開き・皮脂による毛穴の黒ずみ・毛による毛穴の黒ずみの5つに分けて診断します。種類によって原因が違い、適した治療も変わります。

当院が診ている毛穴の5つの種類

毛穴の種類と原因、改善効果が期待できる施術
毛穴の種類原因改善効果が期待できる施術
帯状毛穴加齢による顔のたるみ症状の1つヒアルロン酸注入、ポテンツァニードルRF(CP25チップ・マックーム導入)
正常な毛穴の開き個人差によるもの(遺伝や肌質)ポテンツァニードルRF(S25チップ)
皮脂による毛穴の開き個人差によるもの(遺伝や肌質)、年齢ポテンツァニードルRF(S25チップ)
皮脂による毛穴の黒ずみ個人差によるもの(遺伝や肌質)、年齢ポテンツァニードルRF(S25チップ)
毛による毛穴の黒ずみ個人差によるもの(遺伝や肌質)、年齢、美容施術歴が少ないこと医療レーザー脱毛、レーザーフェイシャル(ニキビができやすい方)

鼻のみの治療の場合は1540フラクショナルレーザーも候補となりますが、ポテンツァニードルRFより有効であるとは言えません。毛穴が黒く見えるとき、原因が皮脂の酸化なのか毛そのものなのかで治療が変わるため、当院はダーモスコピー(ダーモスコープという拡大鏡を使う検査)で確認します。

皮脂の役割と分泌

10代後半から30歳ごろにかけて目立つ毛穴の開きでは、皮脂の過剰分泌がもっとも大きな原因になります。皮脂は毛包に接している皮脂腺から産生されます。毛包内に分泌され、毛包壁をつたって皮膚の表面に広がっていきます。皮脂は汗の水分と混じって皮膚表面に皮脂膜をつくります。この皮脂膜が皮膚を覆うので、皮膚は外界の乾燥や刺激から守られます。また酸性にかたむいたpHにより、皮膚で悪い細菌が増殖するのを抑制しています。

脂腺と毛包の関係図
皮脂腺は毛包に接していて、分泌された皮脂は毛包壁をつたって皮膚の表面へ広がります。

分泌は気温によって変化します。気温が高くなると皮脂分泌量は増え、寒くなると分泌量は減ります。つまり夏は多く、冬は少なくなります。

皮脂の分泌量は年齢によって変わります。10代後半から30歳ごろにかけて多く、その後は徐々に減っていきます。30歳を超えると皮脂腺も縮小しはじめるため、30代以降で目立ってくる毛穴は、皮脂ではなくたるみによる帯状毛穴であることが多くなります。

年齢と皮脂の分泌の関係(毛穴の開き)
皮脂の分泌量は年齢によって変わり、10代後半から30歳ごろにかけて多くなります。

皮脂の過剰分泌と毛穴の開き(脂性肌)

皮脂の分泌量が過剰な肌を「脂性肌」といいます。オイリースキンとも呼ばれます。皮脂分泌量が多い脂性肌では、皮脂腺が発達しています。形が大きくなり、これに伴い毛穴が広がります。これが「毛穴の開き」に見えます。脂性肌には遺伝的素因も関係します。

毛穴の詰まり(角栓)

分泌された皮脂は皮膚表面の汗と混じり、皮脂膜をつくります。皮脂の分泌量が多いと、皮脂膜は厚みをおびて、表面張力のちからで皮膚表面に広がりにくくなります。こうなると皮脂は毛穴のなかに詰まってきます。これをコメド(面皰)といい、ニキビの始まりにもなります。

毛穴や皮膚表面に留まっている汚れや古い角質などが皮脂と混ざって酸化し、毛穴が黒ずんで見える原因にもなります。角栓とは、皮脂腺から分泌された皮脂が角層からはがれた古い角質と混ざりあったものです。角栓は毛穴に詰まって、毛穴が開いたように見える原因になります。

角栓の図
角栓は、分泌された皮脂と角層からはがれた古い角質が混ざりあって毛穴に詰まったものです。

肌質による毛穴の開き

乾燥肌は皮脂の分泌が少ない状態です。皮脂の分泌が少ないと、角質をうるおす皮脂膜の量が減少して、角層がはがれやすくなります。角質がはがれて角層が薄くなると、皮膚の内側の水分が簡単に肌から蒸発して乾燥しやすくなります。乾燥した肌では表面の凹凸が粗くなってけば立ち、毛穴が目立ちやすくなります。

脂性肌では毛穴の開きが目立つのが特徴です。皮脂が多いと毛包内に貯留して毛包が拡大します。これが毛穴の開きに見えるのです。また、皮脂腺そのものも大きくなっていて、毛穴が開いた様に見えます。

毛穴の開きの原因は何ですか?セルフケアで悪化することはありますか?

答え

原因は、皮脂の過剰分泌、汚れのつまり、皮脂腺の大きさ、ターンオーバーの乱れ、凹んだニキビ跡です。そして洗いすぎは毛穴の開きを悪化させます。1日に5回も6回も洗顔すると、セラミドや天然保湿因子まで洗い流されて乾燥し、皮膚は乾燥から守るために角質を厚くします。結果として毛穴がふさがれ、余計に詰まりやすくなります。

皮脂が過剰に分泌されている

皮脂は表皮からはがれた角質とまじりあって、油と垢がまじりあった「角栓」となって毛穴をふさぎます。これが毛穴の開きとなります。

角栓ができないようにするために、皮脂の分泌が多いからといって顔を洗いすぎるのはよくありません。皮脂を洗い流そうと1日に5回も6回も洗顔される方がいらっしゃいます。皮膚は洗いすぎると、皮膚に自然に備わっているセラミドや天然保湿因子を一緒に洗い流します。

結果、表皮の水分量は少なくなって乾燥します。皮膚は乾燥を感じると、内部を乾燥から守るために角質を厚くして皮膚に厚みをもたせるようになります。角質が厚くなると毛穴はふさがれて、これに皮脂の分泌が加わり、毛穴が詰まりやすくなります。毛穴を洗い出そうとする行為そのものが、毛穴を詰まらせる悪循環をつくります。洗顔は朝晩2回程度をおすすめします。

汚れがつまっている

毛穴から分泌された皮脂は、皮膚の表面に皮脂膜という薄い油と水がまざった膜をつくります。皮脂膜は皮膚の保護(乾燥防止や細菌からの保護)に重要なものですが、油の膜だけに欠点があります。汚れやすいということです。空気中の微細なほこりには油に吸収されるものがあります。

皮脂が空気中のほこりや汚れ、はがれた角質(垢)とまざりあって毛穴に詰まった状態になると、汚れと毛の黒色で、毛穴が黒く目立つ原因になります。

皮脂腺の大きさ

皮脂腺の大きさが毛穴の開きと関係することもあります。もともと、Tゾーン、特に鼻、額、頬部は皮脂腺が発達していて、大きい皮脂腺です。皮脂腺が大きいと毛穴の開きが目立つことがあります。これには年齢差と個人差があります。

ターンオーバー(皮膚の新陳代謝)の乱れ

皮膚ではつねに細胞が入れ替わっています。皮膚の一番下の基底層でつくられた細胞が角層にいくまで14日間かかります。さらに角質細胞から皮膚の表面の角質になってはがれ落ちるまで14日間かかります。皮膚の表皮は約28日周期で新しい細胞と入れ替わっています。

表皮では一番下の基底層にある基底細胞から、新しい細胞が細胞分裂で生まれます。その後、細胞は有棘層、顆粒層をへて角層に到達します。そこで細胞は死んでしまいますが、これが固い角層となって、皮膚の内部を紫外線や乾燥から保護します。

ストレス、ホルモンバランスの乱れ、加齢は順調なターンオーバーを乱します。角層が厚くなったり、角層が簡単にはがれやすくなると、皮膚の表面はなめらかで柔らかいものではなくなります。保湿力が低下して表面がかさついたり、こわばったりという肌荒れの原因となります。毛穴が目立って見えるようになります。

表皮の構造の図
表皮は基底層・有棘層・顆粒層・角層からなり、約28日周期で新しい細胞と入れ替わります。

凹んだニキビ跡

ニキビ跡の凹みが毛穴の開きに見える場合があります。凹んだニキビ跡は皮下に瘢痕ができていて、治療には機器が必要になります。凹んだニキビ跡(クレーター)が主なお悩みの場合は、ニキビ跡の凹み(クレーター)の治療のページもあわせてご確認ください。

食生活やスキンケアで毛穴の開きは変わりますか?

答え

皮脂の主原料は血中の糖です。皮脂腺の皮脂細胞は、血中の糖を使って皮脂の主成分である中性脂肪や飽和/不飽和脂肪酸をつくります。皮脂腺は血中の脂質も取り込みますが、その比率は少ないため、脂肪の多い食事より糖質の多い食事のほうが皮脂の産生を亢進させます。油ものより、甘いものをまず減らすことをおすすめします。

食事

糖質の多い食事は皮脂の分泌を増やします。分泌が多いと皮脂腺も大きくなり、双方が毛穴の開きの原因になります。糖質も脂質も大好きな方は、まず糖質から減らすことが効果が高いといえます。なお、内服のサプリメントでは毛穴の改善は見込めません。

ストレスとホルモンバランス

角層の状態が毛穴の開きに関係する以上、表皮のターンオーバーを正常に保つことは重要です。ストレスの蓄積や睡眠不足、食生活の乱れなどがあると、皮脂が過剰に分泌されたり、血流が悪くなり肌に十分な栄養が行き渡らなくなったりします。さらに、睡眠不足になると、肌の再生を促す成長ホルモンの分泌量が減ります。これらのことは皮膚のターンオーバーを狂わせて肌荒れの原因となり、毛穴が目立って見えるようになります。

適切なスキンケアの重要性

スキンケアの中でも特に重要で、毛穴の開きを治す効果が期待できるのが「正しい洗顔と保湿」です。24時間365日、私たちの肌は空気中のホコリや化学物質などの汚れ、乾燥、肌に残った古い角質や雑菌などの刺激にさらされています。そこで重要なのが、正しく洗顔することで肌の清潔を保ち、正しい保湿によって肌をきちんと保護することです。

毛穴のケアでは「力を入れない、摩擦をしない」ことが大切です。皮膚は構造上、肌に垂直に加わる力に強くできていますが、摩擦を与える横ずれの力には弱いのです。新しい靴を履くと、しばらくもせず靴擦れができるのは良い例です。理想は肌をさわらず、泡をさわっての「泡洗顔」です。

乾燥肌のケア

皮脂の分泌が少ないと角層がはがれやすくなります。乾燥肌の方の肌がけば立ったように見えるのは、角質がはがれているためです。角質がはがれやすいと、角質のバリア機能が弱まり、皮膚の内側の水分が容易に蒸散して肌はさらに乾燥します。日常のケアでは、皮脂膜と似たクリームを外用します。クリームは皮脂膜に似せた成分でつくられています。

脂性肌のケア

脂性肌の方では、特に脂性が目立つのは鼻の頭です。同時に小鼻の周りにも脂性のカサブタがついていることがあります。そして毛穴が広がっています。毛穴の中に黒いものがある場合は、皮脂、古い角質、空気中の汚れが混じったものです。

洗顔では、よく油が落ちるオイリー肌用の洗顔料をつかいます。日常のケアでは、皮脂やよごれを丁寧に洗い流すことです。石鹸洗顔がよいとされています。化粧品としては油分の少ないさっぱりとした乳液を使います。クリームは使いません。

敏感肌のケア

敏感肌は、外的な刺激に皮膚が過敏になった状態です。毛穴の目立ちとは関係なく、ストレスの蓄積や睡眠不足、食生活の乱れなどで外的な刺激に敏感になっている可能性があります。たとえば睡眠不足では、皮膚の再生を促す成長ホルモンの分泌量が減り、角層のターンオーバーが正常におこなわれなくなります。これは皮膚のバリア機能の低下となり、日常は普通に使えていても化粧品が合わなくなったり、紫外線に弱くなったりします。

不適切なスキンケア(洗顔、クレンジング、エステで肌の無用な摩擦を加えているなど)で角質が余計にはがれて、皮膚のバリア機能が低下し、肌が敏感になっている場合もあります。

30代以降に目立つ「たるみ毛穴」はどう見分けますか?

答え

鼻の横の頬の毛穴が楕円形になってきたら、頬骨のやや後ろ(頬骨弓といいます)を斜め後方に引き上げてみてください。これで毛穴が改善するようであれば、原因は顔のたるみです。この場合は帯状毛穴(たるみ毛穴)で、皮脂が原因の毛穴の開きとは有効な治療が変わります。

30歳を超えると皮脂の分泌は減少しはじめます。30代頃からの毛穴の開きの悩みを訴える方の多くは帯状毛穴、たるみ毛穴です。過剰な皮脂で毛穴が開いているというよりは、お顔のたるみにともなって頬部が下垂し、毛穴が丸形から楕円形に変わってきたものです。加齢により皮膚の弾力性が低下することも、帯状毛穴の原因です。

皮脂による毛穴の開きと、帯状毛穴(たるみ毛穴)の見分け
観点皮脂による毛穴の開き帯状毛穴・たるみ毛穴
目立つ年代10代後半から30歳ごろ(皮脂の分泌が多い時期)30代以降
毛穴の形丸形。角栓や黒ずみを伴うことが多い楕円形。縦に伸びて帯のようにつながって見える
目立つ部位鼻・額・頬のTゾーン(皮脂腺が大きい部位)鼻の横の頬(下垂する部位)
主な原因皮脂の過剰分泌、皮脂腺の発達、角栓のつまり加齢による顔のたるみ、皮膚の弾力性の低下
引き上げテスト頬骨弓を引き上げても毛穴は変わらない頬骨弓を斜め後方に引き上げると毛穴が目立たなくなる
当院の治療ポテンツァニードルRF(S25チップ)ヒアルロン酸注入、ポテンツァニードルRF(CP25チップ・マックーム導入)

ヒアルロン酸注入という選択肢

引き上げテストで改善するようであれば、ヒアルロン酸注入でフェイスリフトをおこなう方法も有効です。ヒアルロン酸注入とポテンツァニードルRFを併用すると、毛穴治療と同時にフェイスリフト、肌の若返りが可能です。

ヒアルロン酸注入では、1回の治療で治療効果は1年〜1年半くらいです。

毛穴の開きは治療でどこまで変わりますか?

答え

毛穴の数そのものは、どんなに治療をしても変わることはありません。毛穴の形状や性質は個体差(遺伝や肌質)によるもので、治療によってある毛穴の形状が別の毛穴の形状になることもありません。機器を用いた治療で変えられるのは、毛穴の漏斗状の形状や広がりの縮小毛穴づまりの改善の2つです。いずれの作用も劇的なものではありません。

毛穴の治療で「毛穴が消える」ことはありません。毛穴は皮膚の付属器官であり、数も配置も生まれつき決まっています。治療で働きかけられるのは、開いて漏斗状に広がった毛穴の入口の形状と、そこに詰まっているものです。ここを最初にお伝えするのは、期待とのズレが患者様にとって一番の損失になるからです。

効果が劇的でないからこそ、写真で判定します

1・2いずれの作用も劇的なものではありません。毎日ご自身のお肌を見ていると、治療効果がよくわからないことがほとんどです。そのため当院は必ずカウンセリング時に写真撮影をおこない、効果判定のための経過診察をおこないます。カウンセリング時と経過診察時の写真を比較すると、「毛穴の漏斗状の形状や広がりが縮小している」「毛穴づまりの改善」がみられることがほとんどです。

効果が劇的でないことは、治療回数の考え方にも直結します。1回で完結する治療ではなく、3〜5回以上を前提に考えていただく必要があります(→07 毛穴の美容医療にはどのようなデメリット・注意点がありますか?)。

クリニックでは毛穴の開きをどのように治療しますか?

答え

機器を用いた毛穴治療の作用機序は、主に次の2つです。1)レーザーや高周波で皮膚に安全に熱傷を作り、表面的な漏斗状の形状や広がりを縮小させる 2)毛包(毛穴)の付属器である毛の脱毛や皮脂腺の機能低下により、毛穴づまりを改善する。使う機器は、ニードルRF(ポテンツァ、シルファームなど)、フラクショナルレーザー、ダーマペン、脱毛レーザーです。

1)漏斗状の形状や広がりを縮小させる

毛穴の入口は、皮膚の表面に向かって漏斗(じょうご)状に広がっています。ここが開いて広がっている状態が「毛穴の開き」です。ニードルRFやフラクショナルレーザーは、真皮に微細で修復可能な熱損傷(安全な熱傷)を作ります。からだがこれを修復する過程で、老化した線維芽細胞が新しい線維芽細胞に置き換わり、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの細胞外マトリクスも新しくなります。この過程を皮膚のリモデリング(再構築)といいます。

毛穴で何が起きるかというと、毛穴の周囲の真皮が引き締まることで、漏斗状に広がった毛穴の入口が縮小します。帯状毛穴では、下垂によって縦に伸びた毛穴の形が目立ちにくくなります。真皮の若返り一般ではなく、毛穴の入口の形状が変わることが、毛穴治療としての効果です。

2)毛穴づまりを改善する

もう1つの作用は、毛包の付属器にはたらきかけるものです。皮脂腺に熱を加えて機能を低下させると皮脂の分泌が減り、毛穴に詰まる皮脂と角質の量が減ります。脱毛レーザーで毛をなくすと、毛穴に詰まっている毛と、毛にからんだ角栓がなくなります。毛穴の黒ずみが皮脂の酸化によるものか、毛そのものによるものかで、どちらの手段が適しているかが変わります。

皮脂を取り除くために洗顔やはがすタイプの毛穴パックを使われる方も多いと思いますが、やりすぎはかえって皮膚を傷めます。皮脂は皮脂腺から分泌されていて、洗顔やパックで取り除いても生産され分泌され続けます。皮脂腺そのものにはたらきかけられるのが、機器を使った治療との違いです。

機器ごとの働きの違い

毛穴の開きに使われる機器と、期待できる働きの比較
働きダーマペンニードルRF(ポテンツァ)ニードルRF(シルファーム)フラクショナルレーザー(1540レーザー)フラクショナルレーザー(炭酸ガスレーザー)
皮脂腺の縮小効果なし
リモデリング
薬剤導入できない〇(マックーム)なしなしなし

この表には当院で扱っていない機器も含みます。当院で毛穴の開きに使用しているのは、ポテンツァニードルRFと1540フラクショナルレーザーです。皮脂腺は真皮の深さ1mm付近にあり、1540フラクショナルレーザーの熱凝固も深さ0.9〜1.1mmまで届きますが、針の先端から点状に熱凝固をおこして皮脂腺へ直接ダメージを与えられるポテンツァニードルRFのほうが、毛穴の治療では有効です。

毛穴の美容医療にはどのようなデメリット・注意点がありますか?

答え

針やチップが使い捨ての消耗品でコストが高いこと、1回では終わらないこと、そして施術者による差です。治療は1回で終わらないので、3〜5回以上おこなう予算を考えてクリニックを選ばれてください。痛み、治療後の赤み・ほてりといった副作用もあります。

セルフケアで毛穴の開きが改善されなかったときは、美容皮膚科での機器を用いた治療が選択肢になるかと思います。ただし、あらかじめ知っておいていただきたいことがあります。

料金が高い

ダーマペンやポテンツァ、シルファームなどのニードルRFの針やチップは、一人1回しか使えない消耗品です。使いまわしができません。したがって、コストが高くなります。

治療は1回で終わらないので、3〜5回以上おこなう予算を考えてクリニックを選ばれてください。料金にはクリニックの立地(家賃)も反映されます。

医師の施術と看護師の施術、どちらがよいのですか

施術は医師がおこなうか看護師がおこなうかで価格は大きく違ってきます。医師が施術をおこなえば料金は高くなります。医師と看護師、どちらの施術がよいのでしょうか。

院長の見解として、答えは、機器を扱い慣れていればどちらでもよい、というものです。医師だから効果が高いことはない、と院長は考えています。看護師で施術をずっとおこなっている人は、医師より扱いがうまいプロです。治療での細かい反応にも気づくし、対処も適格です。やり慣れた人がおこなうほうが、当然結果はよくなる、というのが院長の見解です。

ドラッグデリバリーに使う薬剤のコスト

毛穴治療につかう機器には、施術と同時に薬剤を皮膚に入れるドラッグデリバリーを備えたものがあります。例えばポテンツァです。使用した方が効果が高いですが、薬剤のコストが料金に反映されます。事前にクリニックに相談したほうがよいですね。

治療回数

ダーマペンやポテンツァ、シルファームなどのニードルRF、フラクショナルレーザーでは1回の治療でも効果がありますが、満足するまでには複数回の治療が必要となると思います。最低でも3〜5回の治療が必要です。

一方、帯状毛穴、たるみ毛穴の場合、ヒアルロン酸注入などでフェイスリフトをおこなえば、目立たなくなることが期待できます。

副作用

痛み

ダーマペンやポテンツァ、シルファームなどのニードルRF、フラクショナルレーザー、すべての治療では痛みがあります。痛みの程度で麻酔クリームなどの局所麻酔薬を使用することがあります。治療後の痛みもありますが、痛みは施術時のものがメインとなります。

当院のポテンツァニードルRFと1540フラクショナルレーザーは、照射時の痛みが非常に強いため、麻酔なしでの実施はできません(ポテンツァの治療目的が肝斑の場合を除く)。

赤みなどのダウンタイム

治療後は照射部位が赤くほてります。クリニックで冷やしていただきますので、原則としてご自宅で冷やしていただく必要はありません。ポテンツァニードルRFでは、直後の赤みは通常翌日には軽快しますが、治療により生じた赤みが治療後1週間程度継続する場合があります。1540フラクショナルレーザーでは、治療直後の赤みは通常1〜2日で消退します。

そのほか、治療部位のザラつき(数日〜1週間程度)、毛包炎や小さなニキビ、点状皮内出血(1週間ほどで自然に消退)、ハンドピースの形状痕(1〜6週間、特に目の下・こめかみ)が生じることがあります。詳しくは08 山手皮膚科クリニックの毛穴治療はどのような体制ですか?の各機器の注意事項をご確認ください。

山手皮膚科クリニックの毛穴治療はどのような体制ですか?

当院の体制

毛穴の開きの診察・カウンセリング・経過診察は、石田医師(皮膚科医)が担当します。照射は看護師がおこないます。毛穴の開きに対する第一選択はポテンツァニードルRFです。このほかに1540フラクショナルレーザー、顔脱毛、レーザーフェイシャルを毛穴のメニューとして用意しています。ポテンツァ・1540フラクショナルレーザーは、いずれも国内未承認機器です。

石田医師は当院で毛穴の診療を担当している皮膚科医です。この記事の執筆・監修は、皮膚科専門医である院長の豊福一朋がおこなっています。

当院の毛穴治療のメニューは次の4つです。毛穴の種類(→01 毛穴の開き・角栓とは何ですか?)に応じて選びます。

  • ポテンツァニードルRF(CP25チップ・マックームのドラッグデリバリー/S25チップ)
  • 1540フラクショナルレーザー
  • 顔脱毛(医療レーザー脱毛)
  • レーザーフェイシャル

ポテンツァニードルRF(第一選択)

ポテンツァの治療原理は、マイクロニードルという微細な針を皮下へ穿刺し、針先からRF(高周波)エネルギーを照射することで、真皮に熱を加える治療です。表皮に熱損傷を起こすことなく、皮下の真皮層に直接熱エネルギーを与えます。毛穴・ニキビ跡・小ジワ・肝斑では真皮層の状態が関わっており、ニードルRFで真皮層へアプローチすることにより、これらの症状を改善することが可能になります。

当院での主な治療対象は次のとおりです。

  • ニキビ跡の凹み
  • 皮膚のたるみ
  • 小じわ
  • 毛穴の開き
  • 赤ら顔
  • 肝斑
  • 肌質改善

皮脂腺にはたらきかけられる数少ない治療です

皮脂の分泌を抑制するには糖分を控えた食事が必要ですが、食生活の改善だけで皮脂の分泌が十分に減る方は多くありません。皮脂の分泌を機器をつかって抑制することは、最近まで難しいことでした。唯一希望が持てたのは医療レーザー脱毛でした。脱毛をおこなうと、毛が燃焼する際に皮脂腺にも間接的に熱が加わり、皮脂腺が小さくなることでした。

ニードルRFは原理からして、皮脂腺に直接、熱ダメージを与えることが可能です。ポテンツァによる皮脂腺を縮小させる治療原理は次のとおりです。

  1. 皮脂腺の深さ皮脂腺は真皮の深さ1mm付近に存在します。
  2. マイクロニードルの穿刺局所麻酔をおこない、マイクロニードルを皮膚に刺し、真皮まですすめます。
  3. 高周波による熱凝固針の先端から高周波がでて、周囲に熱凝固をおこします。このとき、皮脂腺は直接の熱ダメージを受けます。
  4. 修復と縮小ダメージを受けた皮脂腺や周囲の真皮組織は修復されます。修復後の皮脂腺は縮小します。
ニードルRFの毛穴治療原理
マイクロニードルを真皮まで刺し、針先から出る高周波で皮脂腺に直接の熱ダメージを与えます。

帯状毛穴、たるみ毛穴にも用います

ポテンツァの働きは皮脂腺だけではありません。ポテンツァはそもそも、皮膚の若返りに使用される機器です。真皮のリモデリング(再構築)をおこない、小じわ、たるみ、肌質の改善をおこないます。帯状毛穴とたるみ毛穴の原因は皮膚の加齢ですから、真皮のリモデリングをおこなうポテンツァニードルRFが適応になります。当院では帯状毛穴に、CP25チップとマックームのドラッグデリバリーを用います。また、肝斑の治療にも有効です。

マックーム(ドラッグデリバリー)について

ドラッグデリバリーモードで使用するマックームは、ポテンツァ用に開発された薬剤です。主成分はPLLA(ポリ乳酸)で、コラーゲンを生成する作用があります。PLLAは「溶けるコラーゲン」と呼ばれることもありますが、PLLA自体はコラーゲンではなく、線維芽細胞を刺激してコラーゲンの産生を促す生体吸収性のポリマーです。スレッドリフト(糸リフト)で使用される吸収性の糸や、皮膚の陥凹治療の注射薬として使用されているものと同じ成分です。ポテンツァではマイクロニードルで開けた皮膚の穴から真皮に注入され、コラーゲンの産生を促します。マックームは時間が経てば体内で自然分解されます。

薬剤溶解に時間がかかるため、マックームを使用するかどうかは、予約受付時にお決めいただいております。

治療の回数と間隔(ポテンツァニードルRF)

個人差がありますが、十分な治療効果を得るためには3〜5回程度の治療が必要です。

ポテンツァニードルRFの治療間隔と効果判定(院内の治療スケジュールより)
目的間隔効果判定までの回数効果判定後
毛穴の開き・肝斑1か月3回実施後に要診察4回目以降は3〜4か月毎を継続
ニキビ跡・ニキビ1か月3回実施後に要診察4回目以降は3〜4か月毎を継続
美肌・赤ら顔2か月2回実施後に要診察4回目以降は3〜4か月毎を継続
エイジングケア2か月2回実施後に要診察4回目以降は3〜4か月毎を継続

1〜2か月間隔で3回程度おこなうと、患者様の気になる症状(毛穴、ニキビ跡、シワ等)に対しての肉眼的変化が得られにくく(主観的な効果の実感が乏しく)なってきます。4回目以降は、これまでの治療で得られた効果を維持する目的で治療を継続されることをおすすめいたします。

ポテンツァニードルRFの治療をお受けいただけない方
  • 妊娠中の方
  • イソトレチノイン内服中の方および内服終了から1か月を経過していない方
  • 心臓ペースメーカーの植え込み、ステント留置をされている方
  • 顔面に金の糸および非吸収性の糸が挿入されている方
  • 麻酔成分リドカインで過敏症の既往歴がある方
  • 金属を体内に留置している方(金属義歯、歯科矯正を除く)
  • がんや悪性疾患の既往がある方
  • 重度の金属アレルギーの方
  • ケロイド体質の方
  • 抗凝固剤内服中の方

既往症として、糖尿病、心臓疾患、出血傾向のある方は、治療前に申告してください。

ポテンツァニードルRFの施術当日のながれ

予約日前日の夜または当日の朝に、顔の毛を剃ってください。産毛、ヒゲの剃り残しがあるとインピーダンス(電気抵抗値)が高くなり効果が低下します。治療目的が肝斑の場合を除き、照射時の痛みが非常に強いため、安全かつ効果的に施術をおこなうためにクリームの麻酔を使用していただきます。ポテンツァニードルRFは麻酔なしでの実施はできません。術前に身に着けている金属製品を外していただきます。

  • 洗顔をして日焼け止めやお化粧を完全に落としていただきます
  • (ドラッグデリバリーモードおよびRFがモノポーラ設定の場合)腰に対極板を貼付します
  • 必要時、髪の毛を専用のシートで保護します
  • 麻酔を除去します(治療目的が肝斑の場合を除く)
  • 照射範囲全体を消毒します。アルコールアレルギーがある方は、アルコール綿以外の消毒綿を使用します
  • (マックーム使用の場合)照射範囲全体にマックーム溶液を塗布します
  • 照射範囲をブロック分けするため専用のペンでマーキングします
  • ポテンツァニードルRFを照射します。麻酔が効いていても照射による痛みがあります。照射時間は、お顔全体で20〜30分程度です(マックーム使用の場合はマックーム溶液を塗布しながら照射します)
  • 必要時、患者様ご自身にて照射部位をアイスノンで5分程冷やしていただきます
  • 終了後、基礎化粧品、お化粧はせずにご帰宅いただきます
ポテンツァニードルRFの治療後の注意事項

治療後は治療部位が赤くほてります。治療直後にクリニックで5分程度冷やしていただきます。原則としてご自宅で冷やしていただく必要はありません。術直後の赤みは通常翌日には軽快しますが、術後に生じた赤みは治療後1週間程度継続する場合があります。

  • 他の医療機関やエステサロンでの施術歴の有無に関わらず、パワー設定について患者様のご希望による設定調整はいたしかねます
  • 術後、発赤や湿疹、毛包炎が生じることがあります。特に毛量が多い部位に生じやすいです。特に痒みを伴う場合は、当院を受診してください
  • 術後数日から1週間程度、治療部位の皮膚にザラつきが生じる場合があります
  • 治療部位に小さなニキビが発生することがありますが、通常5日程度で自然治癒します。毎回ニキビが多発し、1週間以上経過しても自然治癒しない場合は、肌質に合わない可能性がありますのでポテンツァニードルRFでの治療はできません
  • 治療部位の異常(水疱形成・赤み・腫れ・痒み・痛みがある等)や、ご心配なことがある場合は速やかに当院にご連絡いただき受診をしてください
  • 効果がみられるまでの回数、治療後の反応には個人差があります

ポテンツァニードルRFの照射により、これまで目立たなかった肝斑が顕在化または悪化することがあります。この場合、医師の診察をお受けいただき、肝斑の症状に応じてポテンツァニードルRFによる治療を継続するか、肝斑治療を優先しておこなうかを検討・ご提案いたします。

ポテンツァニードルRF治療後の日常生活
洗顔・シャワー入浴基礎化粧品化粧飲酒運動
当日から可能翌日から可能翌日から可能翌日から可能翌日から可能翌日から可能

1540フラクショナルレーザー(鼻のみの治療の候補)

「アイコン 1540フラクショナルレーザー(サイノシュアー社製)」の1540nmという波長のレーザーは、皮膚に照射することで真皮に小さな点状の熱凝固を生じさせます。真皮に熱凝固を生じると、組織の収縮と、熱傷の治癒過程(創傷治癒過程)による皮膚組織の再構築が促されるためコラーゲンが増加します。この作用により、ニキビ跡の凹みの改善や、シワの改善、毛穴の縮小、肌の若返りなどの効果が得られます。

1540フラクショナルレーザーでは、皮膚表面から深さ0.9〜1.1mmの真皮までに熱凝固をおこすことができます。1540nmという波長は、従来のノンアブレイティブフラクショナルレーザーより皮膚の深くまで届きます。照射面積はポテンツァのマイクロニードルより大きい面積を治療できます。この治療をくり返すことで、線維化が固くなっている瘢痕組織はやわらかくなり、正常な組織構造に近づきます。

毛穴の開きについては、鼻のみの治療の場合に候補となりますが、ポテンツァニードルRFより有効であるとは言えません。皮脂腺は真皮の深さ1mm付近にあり、1540フラクショナルレーザーの熱凝固も深さ0.9〜1.1mmまで届きますが、針の先端から点状に熱凝固をおこして皮脂腺へ直接ダメージを与えられるポテンツァのほうが、毛穴では有効です。

また、ハンドピース先端のクリスタル(レーザー照射面)が5℃に冷却されるコンタクトクーリングシステムを搭載しており、レーザー照射時の疼痛緩和に加え、皮膚表面への熱ダメージを最小限に抑え、術後の皮膚の赤みを軽減します。

フラクショナルレーザーの種類と治療方法の違い
フラクショナルレーザーには種類があり、皮膚に届く深さと治療方法が異なります。
1540レーザーの毛穴治療のメカニズム
1540フラクショナルレーザーは、深さ0.9〜1.1mmの真皮に点状の熱凝固をおこして皮膚を作りかえます。

当院での主な治療対象(1540フラクショナルレーザー)

  • ニキビ跡の凹み
  • シワの改善
  • 毛穴の縮小
  • 肌の若返り

治療の回数と間隔(1540フラクショナルレーザー)

治療の理論としては1回あたり20%程度の密度の改善となります。十分な効果を得るためには、4〜6週間の間隔で少なくとも5〜7回程度の治療が必要です。一定期間に定期的におこなうことで効果が得られる治療であるため、年に1〜2回程度の照射については治療をお断りする場合があります。効果の確認のために、5〜7回目の1か月後に経過診察にご来院いただきます(自費診察料が必要です)。

1540フラクショナルレーザーの治療間隔と効果判定(院内の治療スケジュールより)
目的間隔効果判定までの回数効果判定後
毛穴・ニキビ跡1か月5回または7回実施後に要診察3〜4か月毎を継続
エイジングケア1か月5回実施後に要診察3〜4か月毎を継続
治療のエンドポイントについて

エンドポイントとは、患者様の気になる症状(毛穴・ニキビ跡・シワなど)に対しての肉眼的変化が得られにくく(効果の実感が乏しく)なってくる時点のことです。当院では、症状・肌質毎に使用する最高出力を定めています。各患者様の最高出力での治療を5回おこなった時点を1540フラクショナルレーザーのエンドポイントとしています。多くの方が初回または3回目で最高出力となり、5回目または7回目で治療のエンドポイントを迎えます。

エンドポイントを迎えた後は、1540フラクショナルレーザーによって得られた効果を維持する目的(メンテナンス)で、3〜4か月ごとの照射をおすすめしております。前回照射より4か月以上間隔が空いた場合、治療後の皮膚トラブルを避けるため、照射パワーを2段階下げて再開いたします。

1540フラクショナルレーザーの治療をお受けいただけない方

妊娠中の方、イソトレチノイン内服中の方および内服終了から1か月を経過していない方は、1540フラクショナルレーザーをお受けいただけません。また、すでに肝斑が濃く存在する場合は、肝斑を悪化させるおそれがあるため1540フラクショナルレーザーはお受けいただけません。

1540フラクショナルレーザーの照射により、これまで目立たなかった肝斑が顕在化または悪化することがあります。この場合、医師の診察をお受けいただき、肝斑の症状に応じて1540フラクショナルレーザーによる治療を継続するか、肝斑治療をおこなうかを検討・ご提案いたします。

1540フラクショナルレーザーの施術当日のながれ

予約日前日の夜または当日の朝に、顔の毛を剃ってください。産毛、ヒゲの剃り残しがあると皮膚にレーザーが当たらない箇所が生じ、効果が低下します。レーザー照射時の痛みが非常に強いため、安全かつ効果的に施術をおこなうために、クリームまたはテープの麻酔を使用していただきます。1540フラクショナルレーザーは麻酔なしでの実施はできません。

  • 洗顔をして日焼け止めやお化粧を完全に落としていただきます
  • 必要時、髪の毛を専用のシートで保護します
  • 麻酔を除去します
  • 専用のゴーグルで目を保護します(鼻と目の周囲の照射時は、ゴーグルを外して照射をおこないます)
  • 照射範囲をブロック分けするため蛍光ペンでマーキングします
  • レーザーを照射します。麻酔が効いていても照射による痛みがあります。照射時間は、お顔全体で10分程度です
  • 患者様ご自身にて照射部位をアイスノンで5〜15分程度冷やしていただきます
  • 終了後、直後から基礎化粧品の使用、お化粧が可能です

希望範囲全体への照射後、深いニキビ跡箇所に対しては、ご希望によりスタック照射(同一箇所に3ショット連続照射、追加料金あり)をおこなっております。スタック照射のみの施術はおこなっておりません。

1540フラクショナルレーザーの治療後の注意事項
  • 他の医療機関やエステサロンでの施術歴の有無に関わらず、パワー設定について患者様のご希望による設定調整はいたしかねます
  • 術後、発赤や湿疹、毛包炎が生じることがあります。鼻下や額など毛量が多い部位に生じやすいです。特に痒みを伴う場合は、当院を受診してください
  • 術後は照射部位が赤くほてります。クリニックで十分に冷やしていただきます。ご自宅で冷やしていただく必要はありません。術後の赤みは通常1〜2日で消退します
  • 術後数日〜1週間程度、治療部位の皮膚にザラつきが生じます
  • 1540フラクショナルレーザーの照射面は硬いクリスタルに角錐状の突起があり、それを皮膚に押し当ててレーザーを照射するため、レーザー照射後に微細な点状皮内出血が生じることがあります。点状皮内出血は通常1週間ほどで自然に消退します
  • レーザーのハンドピースの形状痕が1〜6週間残ることがあります(特に目の下・こめかみ)。この形状痕は通常、時間の経過とともに消退します
  • 1540フラクショナルレーザーによる治療は皮膚の創傷治癒過程を促すものであるため、継続治療期間中に皮膚の赤みが持続する、あるいは寒暖差や飲酒時に通常より皮膚が赤くなるといった症状がみられる場合があります。これらの症状は、1540フラクショナルレーザー照射部位に皮膚を作りかえるために毛細血管が新生、増加することによります
  • 治療部位に小さなニキビが発生することがありますが、通常5日程度で自然治癒します。毎回ニキビが多発し、1週間以上経過しても自然治癒しない場合は、肌質に合わない可能性がありますので1540フラクショナルレーザーでの治療はできません。また、ニキビ治療と1540フラクショナルレーザーによる凹んだニキビ跡の治療は並行しておこなうことができません
  • 治療部位の異常(水疱形成・赤み・腫れ・痒み・痛みがある等)や、ご心配なことがある場合は速やかに当院にご連絡いただき受診をしてください
1540フラクショナルレーザー治療後の日常生活
洗顔・シャワー入浴基礎化粧品化粧飲酒運動
当日から可能翌日から可能直後から可能直後から可能当日から可能当日から可能

顔脱毛(医療レーザー脱毛)

毛による毛穴の黒ずみには、医療レーザー脱毛が適応になります。毛穴に詰まっている毛そのものがなくなるためです。あわせて皮脂の分泌にも間接的にはたらきます。レーザーを照射すると毛は瞬時に燃焼します。その際の熱が毛包に隣接する皮脂腺に波及し、ダメージを与えます。

皮脂腺には熱が間接的に伝わるので、ポテンツァや1540フラクショナルレーザーに比べると皮脂腺への効果は弱くなります。それでも、有効な治療と考えています。

脱毛レーザーで皮脂腺が縮小するメカニズム
脱毛レーザーで毛が燃焼するときの熱が、毛包に隣接する皮脂腺に波及して皮脂腺を縮小させます。

レーザーフェイシャル

毛による毛穴の黒ずみがあり、かつニキビができやすい方には、レーザーフェイシャルをご提案しています。産毛への作用とあわせて肌質にはたらきかける施術です。

看護師施術に共通する注意事項
  • 過度の日焼け、湿疹、皮膚炎、炎症の強いニキビ(レーザー脱毛、ポテンツァニードルRF、レーザーフェイシャルを除く)、傷、カサブタがある箇所への照射はできません
  • 安全に施術をおこなうために、治療期間中は日焼けを避け、日中外出時には必ず日焼け止めを使用してください
  • 日焼けをした後や大事なご予定がある前は、最低2週間あけて施術をお受けになることをおすすめします
  • 術前・術後3日間は、施術部位へのトレチノイン、アダパレンおよび過酸化ベンゾイル含有のニキビ治療外用剤、ピーリング石鹸の使用を中止してください
  • 術後3日間はハイドロキノンの使用を中止してください
  • プロテーゼ挿入部分直上の皮膚には照射はできません
  • 術後1週間は施術部位へのマッサージをお控えください。なお、肝斑、シワ、たるみ、皮膚の菲薄化の原因となるため、当院といたしましては顔面へのマッサージは推奨しておりません
  • 予約日の前2か月間に当院および他の医療機関、またはエステサロン等にて美容施術を受けている場合、施術内容に応じて間隔をあけていただく必要があります。必ず予約前に当院施術が可能となる時期についてお問い合わせください

治療効果を高める製品として、当院では飲むコラーゲン&エラスチンのサプリメント「エラスリフト」(ロート製薬・京都大学と共同開発)をご案内しています。治療によって生じた熱傷が治癒し、新しい皮膚ができるまでに約2週間を要します。この期間は治療部位の真皮に線維芽細胞が一時的に急増するため、このときにコラーゲンサプリを摂取することで、新しく作られる皮膚のコラーゲン量の増加と質の向上が期待できます。1日2回、朝晩1袋ずつ摂取する場合、1箱30袋入りのため1箱が目安となります。価格は診察の際にご案内いたします。

治療の流れはどうなりますか?

答え

初回はカウンセリングのみが基本です。WEBで予約し、石田医師(皮膚科医)が問診・視診・ダーモスコピーで診察し、必ず写真撮影をおこないます。当日の予約に空きがある場合に限り、カウンセリングと同日に施術をお受けいただくことが可能です。カウンセリング時に当院からの同日施術への誘導、営業行為は一切ありませんのでご安心ください。

カウンセリング当日のながれ

カウンセリングは次の順序で進みます。診察では、問診(WEB問診内容の再確認)・視診・ダーモスコピー(ダーモスコープという拡大鏡を使う検査)・写真撮影をおこない、毛穴の種類を見きわめます。

  • 気になる症状の確認
  • 写真撮影
  • 診断・症状の説明
  • 治療のご提案
  • 料金案内
  • 質問受付(予約に関することを除く)
  • 会計・予約案内

予約から経過診察まで

  1. 予約サイトから「毛穴の開き」のご相談を選択します予約サイトへ行き、選択メニューのボタンから「毛穴の開き」のご相談を選択してください。診察はすべてWEBからご予約をお取りいただく予約制です。クリニック受付ならびにお電話では予約の受付はいたしておりません。
  2. 石田医師(皮膚科医)のカウンセリングを受けていただきます毛穴の開きの治療をご希望の方は、まずカウンセリングにご来院いただいております。問診・視診・ダーモスコピー・写真撮影をおこない、石田医師が診断と治療方法の説明をおこないます。ご相談は自費診療です。当院で自費診療のご相談が初めての方は3,300円(税込)、再相談・経過診察は1,650円(税込)です。前回相談日ならびに前回レーザー治療から1年以上経過している方は、再度診察(再カウンセリング)が必要です。
  3. 施術日を予約します当日の予約に空きがある場合に限り、カウンセリングと同日に施術をお受けいただくことが可能です。ポテンツァニードルRFでマックーム(ドラッグデリバリー)を使用するかどうかは、薬剤溶解に時間がかかるため予約受付時にお決めいただきます。予約の受付、2日前までの変更およびキャンセルは予約サイトから承ります。
  4. 施術の前日夜または当日朝に顔の毛を剃っていただきます産毛やヒゲの剃り残しがあると、ポテンツァニードルRFではインピーダンス(電気抵抗値)が高くなり、1540フラクショナルレーザーではレーザーが皮膚に当たらない箇所が生じるため、いずれも効果が低下します。
  5. ご来院後、洗顔と麻酔をおこないます洗顔をして日焼け止めやお化粧を完全に落としていただき、クリームまたはテープの麻酔を使用します。照射時の痛みが非常に強いため、ポテンツァニードルRF・1540フラクショナルレーザーとも麻酔なしでの実施はできません(ポテンツァの治療目的が肝斑の場合を除く)。
  6. 看護師が照射をおこないます照射範囲をブロック分けするためマーキングし、照射します。麻酔が効いていても照射による痛みがあります。照射時間は、お顔全体でポテンツァニードルRFが20〜30分程度、1540フラクショナルレーザーが10分程度です。
  7. 照射部位を冷やしてご帰宅いただきます照射部位をアイスノンで冷やしていただきます(ポテンツァニードルRFは5分程度、1540フラクショナルレーザーは5〜15分程度)。ポテンツァニードルRFの後は基礎化粧品、お化粧はせずにご帰宅いただきます。1540フラクショナルレーザーの後は、直後から基礎化粧品の使用、お化粧が可能です。
  8. 写真を比較する経過診察で効果を判定しますポテンツァニードルRFは3回(美肌・赤ら顔・エイジングケアは2回)実施後、1540フラクショナルレーザーは5〜7回目の1か月後に、石田医師の経過診察にご来院いただきます(自費診察料1,650円)。カウンセリング時の写真と経過診察時の写真を比較して効果を判定します。毎日ご自身のお肌を見ていると効果がわかりにくいため、写真での比較が必要です。効果判定後は、3〜4か月ごとのメンテナンス照射をおすすめしております。

カウンセリングおよび経過診察または最終施術のいずれか直近の日付から1年経過したのち、治療開始または治療再開をご希望の場合は、施術のご予約前に再度医師のカウンセリングが必要です。

治療費用はいくらですか?

答え

毛穴の種類によって使う施術が変わるため、費用も変わります。帯状毛穴はポテンツァニードルRF(CP25チップ・マックーム0.5本導入)で初回49,800円・2回目以降54,900円、それ以外の毛穴の開きはポテンツァニードルRF(S25チップ)で初回27,900円・2回目以降33,900円です。毛による黒ずみは医療レーザー脱毛(顔全体)17,600円、レーザーフェイシャルは初回16,500円・2回目以降18,700円です。このほかに初回相談3,300円、再相談・経過診察1,650円がかかります。

診察・相談の費用

診察・相談(自費診療・税込)
項目適用条件費用
自費初診料(初回相談)当院で自費診療のご相談が初めての方3,300円
自費診察料再相談・経過診察1,650円

ポテンツァニードルRFの費用

ポテンツァニードルRF(自費診療・税込/麻酔代を含みます)
治療目的使用チップ・施術内容照射パス数初回2回目以降
毛穴S25チップ/ドラッグデリバリーなし(顔全体または目尻〜フェイスライン+顎裏)2パス27,900円33,900円
毛穴(鼻のみ)S25チップ/ドラッグデリバリーなし2パス18,700円
帯状毛穴・ニキビ跡CP25チップ/ドラッグデリバリーあり(マックーム0.5本導入)3パス49,800円54,900円
帯状毛穴・美肌・赤ら顔・エイジングケアCP25チップ/ドラッグデリバリーあり(マックーム1本導入)3パス55,800円60,900円

初回料金は、当院でポテンツァニードルRFの施術が初めての方が対象です。ポテンツァニードルRF治療の範囲は、【毛穴 鼻のみ】を除き「顔全体」または「目尻〜フェイスライン+顎裏」となります。

1540フラクショナルレーザーの費用

1540フラクショナルレーザー(自費診療・税込/麻酔代を含みます)
照射範囲初回2回目以降
鼻全体16,500円16,500円
両頬+鼻全体27,500円27,500円
両頬22,000円22,000円
両頬+目の周囲27,500円27,500円
額(眉上6cmまでの範囲)22,000円22,000円
目の周囲22,000円22,000円
目尻〜フェイスライン(鼻を含む)33,000円33,000円
目尻〜フェイスライン(鼻を含む)+顎裏30,000円44,000円
顔全体(額は眉上6cmまでの範囲)30,000円44,000円
(オプション)スタック照射1か所330円1か所330円

スタック照射のみの施術はおこなっておりません。

医療レーザー脱毛・レーザーフェイシャルの費用

医療レーザー脱毛(自費診療・税込)
部位1回料金
顔全体17,600円
口周り(鼻下+前あご)13,200円
鼻下・前あご・あご裏・首前側(各1部位)7,700円
剃り残し剃毛代1部位ごと1,100円
抗炎症軟膏(ロコイド軟膏5g)1本220円

医療レーザー脱毛のカウンセリングは無料です。

レーザーフェイシャル(自費診療・税込)
項目料金
初回16,500円
2回目以降18,700円
麻酔クリーム(30ml容器入り)2,200円(1回あたり550〜1,000円程度)

帯状毛穴にヒアルロン酸注入を併用する場合の費用

ヒアルロン酸注入(自費診療・税込/注射麻酔代・内服抗生剤は無料)
製剤・本数1回料金
レスチレン®シリーズ 1本77,000円
レスチレン®シリーズ 2本127,600円
ジュビダームビスタ®XCシリーズ 1本88,000円
ジュビダームビスタ®XCシリーズ 2本149,600円
鈍針使用料4,400円

3本以上の本数別料金は料金表をご確認ください。表示金額は消費税を含みます。将来において料金が改定される場合があります。実際の料金は、治療当日の料金設定に準じます。毛穴の開きの治療は美容医療であり、保険適用ではありません。自費診療となります。

毛穴の開きについてのよくある質問

答え

スキンケアでもっとも大切なのは「力を入れない、摩擦をしない」ことです。角栓を指先で押し出すこと、洗顔のしすぎ、頻回な毛穴パックは、毛包炎や色素沈着の原因になります。

毛穴の開きのスキンケアでしてはいけないことがありますか?

毛穴の開きに対するスキンケアでは「力を入れない、摩擦をしない」ことが大切です。洗顔や化粧水などを使っての保湿をする際、手や指先に力を入れてゴシゴシ擦ってしまうと、皮膚には横ずれに力がかかります。これは肌への大きな負担になります。ですから、優しく、力を加減して毎日のケアをおこなってください。理想は肌をさわらず、泡をさわっての「泡洗顔」です。

「洗顔のし過ぎ」も避けてください。一日に何度も洗顔すると、角質がはがれて表皮がうすくなります。角質には天然の保湿成分が含まれているので皮膚は乾燥します。皮膚はこれを察知して、皮脂の分泌を加速します。結果、毛穴の開きにつながります。洗顔は朝晩2回程度をおすすめします。

角栓を手(指先)でぎゅっと押し出していますが、よいでしょうか?

指先で角栓(毛穴のつまり)をぎゅっと押し出すことはよくありません。まず、指先は汚れているとお考えください。毛穴から雑菌が毛包へはいっていくと、毛包炎の原因になります。炎症を繰り返すと凹んだ瘢痕になることがあります。

では、指先を清潔に洗ったらよいのか、とのご質問もあると思います。それでも、刺激によって毛穴周囲(毛包漏斗部といいます)のメラニン産生が亢進して、色素沈着がおこります。

色素沈着が起こっている毛穴周りも良くなりますか?

頻回な毛穴パック、摩擦、指先(手)での押し出しなど、毛穴に繰り返し刺激が加わると色素沈着がおこり、毛穴が黒くなってしまいます。このような場合、刺激になる行動(生活習慣)を避けることがもちろん大切です。

セルフケアではビタミンC誘導体の入った化粧水などの使用がよいと思います。ビタミンC誘導体は皮膚に浸透して活性型ビタミンCにかわります。これがメラニンを産生するメラノサイトに働き、色素沈着を軽減します。

引き締めケアはどのようにしますか?

ビタミンC誘導体の入った化粧水がよいと思います。皮膚の収れん効果があります。同時に色素沈着の防止にもなります。

ときどきピーリング効果がある化粧品の使用もよいと思います。ただし、毎日など頻回におこなうと皮膚の角層を過剰にはがすことになり、皮膚はダメージを受けます。結果、色素沈着や毛細血管の拡張がおこることがあります。

加齢による毛穴の開きも治せるものでしょうか?

加齢による毛穴の開きは、表皮が薄くなること、真皮の線維芽細胞の老化、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの基質(この3つを細胞外マトリクスといいます)の老化が原因です。

毛包に対しなにか治療をおこなうのではなく、毛包の周囲の真皮に対して老化対策をおこなう治療をおこないます。治療はセルフケアでは不可能で、美容皮膚科での機器を使った施術が必要となります。ニードルRFやフラクショナルレーザーで、表皮基底層・真皮に「リモデリング」という古い組織を新しい組織におきかえる治療をおこない、毛穴の漏斗状の形状や広がりの縮小をはかります。

サプリメントは毛穴の開きに改善効果がありますか?

内服のサプリメントでは毛穴の改善は見込めません。

毛穴の開きを食生活で改善できますか?

皮脂は毛包の横の皮脂腺で血中の糖からつくられます。糖質が多い食事を好まれる方で皮脂の分泌が多い(脂性肌)の方は、食生活から糖質を減らすことでよくなる可能性があります。詳しくは03 食生活やスキンケアで毛穴の開きは変わりますか?をご覧ください。

機器をつかった場合、施術回数や期間はどれくらいですか?

1回の施術でも毛穴の開きの改善効果が期待できますが、効果は劇的ではないため複数回の治療が必要です。当院では、ポテンツァニードルRFは1か月間隔で3回実施後に効果判定の診察、1540フラクショナルレーザーは1か月間隔で5回または7回実施後に効果判定の診察をおこないます。

また治療後にメンテナンスが必要な場合もあります。治療の効果には機器の治療メカニズム、治療への反応の個人差、個人の感じ方の差があります。

毛穴の開きの治療は保険適用ですか?

毛穴の開きの治療は美容医療です。保険適用ではありません。自費診療となります。

山手皮膚科クリニック院長 豊福一朋

この記事の執筆・監修

豊福 一朋(とよふく かずとも)

日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医・医学博士・MBA

「毛穴の治療」のページをご覧いただきありがとうございます。毛穴が目立たないツルンとした肌は若々しく見せます。年齢を問わず、「毛穴の開き」にお悩みの方は多いです。

毛穴からは皮脂が分泌されます。皮脂は毛穴の表面で外気の汚れを吸着し、酸化することで黒くなります。黒くなると目立つことで毛穴が開いたように見えます。また、日光の影響もあります。紫外線により皮膚の真皮の弾力性が失われて毛穴が開きます。それゆえ「肌につまった角栓を取り除きたい」「毛穴の黒ずみをどうにかしたい」「毛穴の開きを抑えたい」という要望は多いです。紫外線予防や正しいスキンケアがもっとも大事ですが、それでも不十分ならば機器での治療があります。

毛穴治療には、韓国のニードルRFである「ポテンツァ」と「1540フラクショナルレーザー」の2つの機器をつかいます。また、皮脂の分泌を減らすには医療レーザー脱毛も有効です。当院では皆様にあった治療の選択肢をご提案いたします。カウンセリングで治療の押し売りはいたしません。安心してお越しください。

経歴
  • 1991年 長崎大学医学部卒業
  • 1991年 長崎大学病院泌尿器科、九州大学病院皮膚科にて卒後研修
  • 1994年 九州大学大学院医学研究科入学。同年、カナダ医学奨学金(Royal Canadian Medical Foundation)にてカナダ・アルバータ州立大学皮膚科(エドモントン)に留学
  • 1997年 九州中央病院皮膚科医長
  • 1998年 九州大学大学院医学研究科修了(医学博士)
  • 1999年 米国国立衛生研究所(NIH)(メリーランド州ベセスダ)研究員
  • 2001年 佐賀県立病院皮膚科医長
  • 2002〜2004年 慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)
  • 2005年 山手皮膚科クリニックを開設

自費診療に関する表記

ポテンツァニードルRFの概要
診療区分自由診療
治療内容POTENZAとは、多彩なマイクロニードルのチップを備えた、RF(高周波)治療機です。症状に適したチップを使用し、RFを照射することで、様々なお肌の悩みにはたらきかけます。
照射出力等LEVEL6〜10
治療期間及び回数繰り返しの治療が望ましい治療です。回数は疾患により異なります。毛穴の開きでは1か月間隔で3回実施後に効果判定の診察をおこない、4回目以降は3〜4か月毎の継続をおすすめしています。十分な治療効果を得るためには3〜5回程度の治療が必要です。
施術によるリスク・副作用治療直後には照射部位に発赤がでます。治療後は一過性の炎症後色素沈着が起こることがあります。治療部位には凸凹とした治療跡が残ることがあります。発赤や湿疹、毛包炎、皮膚のザラつき、小さなニキビが生じることがあります。これまで目立たなかった肝斑が顕在化または悪化することがあります。
施術に要する費用毛穴(S25チップ・2パス):初回27,900円、2回目以降33,900円/帯状毛穴(CP25チップ・マックーム0.5本導入・3パス):初回49,800円、2回目以降54,900円(税込・麻酔代を含みます)
未承認医薬品等であることの明示ポテンツァは国内未承認機器です。
入手経路等の明示Jeisys Medical Inc.より、医師が個人輸入しております。※承認を受けていない医薬品・医療機器については下記のページをご確認ください https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/healthhazard/
国内の承認医薬品等の有無の明示同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等は、当院が確認した範囲ではありません。
諸外国における安全性等に係る情報の明示以下の認証を取得しております。MFDS(2019.01)、FDA、CE、ANVISA
1540フラクショナルレーザーの概要
診療区分自由診療
照射出力等45〜70mJ
治療期間及び回数4〜6週間の間隔で、少なくとも5〜7回程度の治療が必要です。効果の確認のために5〜7回目の1か月後に経過診察にご来院いただきます。
施術によるリスク・副作用治療直後にはレーザー照射部位に発赤と痛みがでます。皮膚のザラつき、点状皮内出血、ハンドピースの形状痕(1〜6週間)、発赤・湿疹・毛包炎、小さなニキビが生じることがあります。これまで目立たなかった肝斑が顕在化または悪化することがあります。
施術に要する費用顔全体:初回30,000円、2回目以降44,000円/目尻〜フェイスライン(鼻を含む)+顎裏:初回30,000円、2回目以降44,000円/目尻〜フェイスライン(鼻を含む):33,000円/両頬+鼻全体:27,500円/両頬+目の周囲:27,500円/両頬:22,000円/額(眉上6cmまでの範囲):22,000円/目の周囲:22,000円/鼻全体:16,500円/スタック照射:1か所330円(いずれも税込・麻酔代を含みます)
承認区分1540フラクショナルレーザーは国内未承認機器です。

注)治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。治療に用いる医薬品および機器は当院の医師の判断の元、個人輸入の手続きをおこなったものです。個人輸入において注意すべき医薬品等については厚生労働省のページをご参照ください。

毛穴の開き・角栓・たるみ毛穴でお悩みの方は、まず石田医師(皮膚科医)のカウンセリングにお越しください。毛穴の種類によって有効な治療が変わります。

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