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顔・首のホクロ ・ Melanocytic Nevus

顔・首のホクロ(色素性母斑)とは|原因・見分け方・レーザー治療・費用

顔や首のホクロを取りたい。以前レーザーで取ったのに、また出てきた。取ったあとの跡が心配。当院は頭部・顔面・頸部(鎖骨より上側)のホクロに限り、自費でのレーザー治療をおこなっています。どの治療方法を選択しても、必ず治療痕は残ります。そのうえで、跡がきれいに治り、再発しにくく、回数の少ない治療を目指しています。

更新日:2026年7月25日/皮膚科専門医 豊福一朋 監修

このページの要点

対象となる方
頭部・顔面・頸部(鎖骨より上側)のホクロを自費レーザーで取りたい満19歳以上の方が対象です。保険での治療はおこなっていません
本疾患の本体
直径1.5cmまでの母斑細胞母斑(色素性母斑)です。母斑細胞が皮膚の深い層まで増殖しているため、色だけを抜いても組織は残ります
当院の基本治療
スキャナ付き炭酸ガスレーザー「コア」単独、またはスキャナ付き炭酸ガスレーザーとピコ秒アレキサンドライトレーザー「ピコシュアプロ」の併用でおこないます。いずれも国内承認機器です
大前提
どの治療方法を選択しても、必ず治療痕が残ります。凹みがないことが、きれいな治療痕の条件とはなりません
費用(税込)
炭酸ガスレーザー使用で3mm未満13,200円から、9mm以上10mm未満38,500円です(直径10mm以上・眼瞼縁・被髪部は要見積りです)。別に自費初診料3,300円ほかがかかります。最新の金額は料金表をご確認ください
受診の流れ
診察と治療は同日におこないません。レーザー治療までに2回の来院が必要です。診察は石田医師(皮膚科医)、治療は院長が担当します
主なリスク
凹んだ治療痕、赤い治療痕(6〜18か月)、20人に1人の割合で生じる肥厚性瘢痕・ケロイド、色素脱失、脱毛、炎症後色素沈着などがあります
当院の姿勢
1)きれいな治療痕となるように治療します(凹みがないことがきれいな治療痕の条件とはなりません)。2)なるべく再発しないように治療します。3)なるべく回数少なく治療します

ホクロ(色素性母斑)とは何ですか?

答え

ホクロとは、小型(直径1.5cmまで)の母斑細胞母斑(同義語:色素性母斑)の通称です。褐色(黒みがかった茶色)から黒色または正常皮膚色で、表面は平坦なものから盛り上がりがあるものまでさまざまで、全身のどこにでも生じます。

大部分のホクロは生まれたときには皮膚表面に確認できず、3〜4歳ごろから生じはじめ、次第に色調や大きさ、盛り上がりの程度、数を増していきます。20〜30歳代をピークとして、以後は退色し、脂肪組織や線維性組織に入れ替わります。

ホクロは、肉眼では老人性色素斑やソバカス、脂漏性角化症、疣贅など、他の色素斑や腫瘍との見分けが難しいことも多く、診察時にはダーモスコピー(ダーモスコープという拡大鏡を使う検査)で観察します。

また、ホクロ自体は良性のものですが、皮膚の悪性腫瘍のなかでも悪性度が高い悪性黒色腫と見分けがつきにくいものもあるため、さらに精度の高い検査が必要と医師が判断した場合は、病理検査が可能な病院に紹介をしています。

院長の頸部にある褐色のホクロ(色素性母斑)
院長の頸部に存在するホクロです。褐色で、わずかに隆起しています。

写真は院長(私)の頸部に存在するホクロです。ちなみに私は顔のホクロを7個、医学生時代(30数年前)にメスでくり抜き切除しました。1週間、顔が血だらけになりました。現在はレーザーを用いて出血がほとんどなく、ホクロが取れるようになり便利になりました。

ホクロはなぜできるのですか?

答え

ホクロは、母斑細胞というメラノサイト系の未分化な細胞が異常増殖することにより生じます。母斑細胞の母細胞は、胎生期の9週から15週までの間に皮膚に定着すると考えられており、生後にホクロが生じることは、生まれる前から決まっていたことであるといえます。

少し難しい説明になりますが、母斑細胞とは、神経堤由来のメラノサイトやシュワン細胞に分化して皮膚に定着するはずの細胞が、このどちらにも分化しきれないまま皮膚に定着したものです。この母斑細胞それぞれの性質と存在部位により、ホクロの色調や隆起の程度が変わります。

ホクロが「盛り上がる」のはなぜか

ホクロの組織は、上方(表皮側)にはメラニンを産生する機能をもつ母斑細胞が多く存在し、下方になるほどメラニンを産生しない母斑細胞が存在するようになります。ホクロが盛り上がる原因は、母斑細胞の存在部位、メラニン産生能力の有無に関わらず、母斑細胞の増殖によるものです。つまり、色が薄くても盛り上がるホクロがあり、色を消しても盛り上がりは残り得ます。

皮膚の断面と母斑細胞の分布 表皮・真皮・皮下脂肪織からなる皮膚の断面図です。表皮と真皮の境界部にメラニンを産生する母斑細胞の胞巣があり、真皮の深い層にはメラニンを産生しない母斑細胞が存在することを示しています。 表皮 真皮 皮下脂肪織 隆起は母斑細胞の増殖によって生じます メラニンを産生する母斑細胞 (ホクロの「色」のもとです) メラニンを産生しない母斑細胞 (色はありませんが、増殖して 盛り上がります) ※これは模式図です。実際の分布・深さは個々のホクロで異なり、皮膚表面から深さを鑑定することはできません。
皮膚の断面と母斑細胞の分布を示した図です。上方(表皮・真皮境界部)にはメラニンを産生する母斑細胞が、下方(真皮深層)にはメラニンを産生しない母斑細胞が存在します。色の有無にかかわらず、母斑細胞が増殖すればホクロは盛り上がります。

ホクロと見分けが必要なシミ・できものは何ですか?

答え

肉眼では、老人性色素斑・ソバカス(雀卵斑)・脂漏性角化症・疣贅などとの見分けが難しいことが多くあります。当院ではダーモスコピー(ダーモスコープという拡大鏡を使う検査)で観察し、悪性の所見がない場合に限りレーザー治療をおこないます。

見分けが重要なのは、治療法が異なるからだけではありません。ホクロ自体は良性ですが、皮膚の悪性腫瘍のなかでも悪性度が高い悪性黒色腫と見分けがつきにくいものがあるためです。さらに精度の高い検査が必要と医師が判断した場合は、病理検査が可能な病院に紹介をしています。

ホクロ・老人性色素斑・脂漏性角化症の見分け
観点ホクロ(色素性母斑)老人性色素斑(シミ)脂漏性角化症(老人性イボ)
本体母斑細胞の増殖表皮のメラニン増加表皮基底細胞の増殖
出はじめ3〜4歳ごろから、20〜30歳代がピーク紫外線の蓄積により中年以降に目立つ老人性色素斑から移行して隆起することが多い
褐色〜黒色、または正常皮膚色淡褐色〜褐色で均一褐色〜黒褐色。表面がざらつく
隆起平坦なものから隆起するものまでさまざま原則として平坦隆起する
深さ真皮の深い層まで組織が及ぶ表皮内にとどまる表皮内が主体
当院の基本治療スキャナ付き炭酸ガスレーザーで削る(+ピコ秒アレキサンドライトレーザー)Qスイッチ・ピコ秒レーザー等による色素治療炭酸ガスレーザーで蒸散

ダーモスコピーは診察の一部としておこなう検査です。当院ではこの所見で悪性を疑う場合、レーザー治療はおこなわず、病理検査が可能な医療機関に紹介します。

ホクロを取ると、治療痕は残らないのですか?

答え

残ります。当院ではスキャナ付き炭酸ガスレーザーまたはピコ秒アレキサンドライトレーザー、あるいは両方を用いてホクロの治療をおこなっておりますが、どの治療方法を選択しても必ず治療痕が残ります。そのうえで私(院長)は、凹みがないことがきれいな治療痕の条件とはならない、と考えています。

ホクロは皮膚の深いところまでホクロの組織が存在するため、メスでの切除や炭酸ガスレーザーで蒸散する(削り取る)治療法が根治術となります。組織を取り除く以上、皮膚には必ず何らかの治療痕が残ります。「傷跡が残らずにホクロが取れる」という前提でお読みいただくと、期待とのズレが生じます。

私(院長)が治療の目標としていること

  • きれいな治療痕となるように治療します(凹みがないことがきれいな治療痕の条件とはなりません)
  • なるべく再発しないように治療します
  • なるべく回数少なく治療します

自費診療の治療は、医療機関によって方針と治療法がさまざまです。私(院長)はレーザーを用いたホクロの除去治療を、この3つの考えのもとにおこなっています。

治療痕として実際に起こりうること

  • 凹んだ治療痕が残ります
  • 20人に1人の割合で創が盛り上がって治る(肥厚性瘢痕やケロイドになる)可能性があります
  • 新しい皮膚ができた後も、赤い治療痕が6〜18か月程度残存します
  • 赤い治療痕の改善後、治療箇所の皮膚色が、治療箇所以外の皮膚色よりも明るく(白っぽく)みえる場合があります
  • 毛髪(髪の毛、眉毛、睫毛、髭など)のある部位では、治療箇所が一時的または永久的に脱毛となる可能性があります

治療における患者様の効果に対する期待は様々です。さらに治療における患者様の皮膚の反応も様々です。医療には多くの不確実、不確定の要素が含まれており、医療行為に確実性はありません。したがって、治療に際してはこの点をご理解いただき、治療前の患者様の期待に対してご満足いただけない場合でも、既に実施された治療費の返金はいたしておりませんので予めご了承ください。

他院でホクロを取ったのに、また出てきたのはなぜですか?

答え

色のもととなる「メラニンを産生する母斑細胞」だけを取り除き、その下にある「メラニンを産生しない母斑細胞」が残っているためです。残存した母斑細胞が増殖すると、治療箇所がドーム状に盛り上がってきます。盛り上がらずとも、残った母斑細胞がメラニンを産生するようになれば、再び治療痕に一致して色が出てきます。

当院には、過去に他院でホクロのレーザー治療をおこない再発したという方が多くご来院されます。なぜ、再発するのでしょうか。まず、ホクロの組織が実際にどうなっているかをご覧ください。

正常皮膚とホクロの病理組織像の比較。ホクロでは青く染まった母斑細胞の組織が真皮深くまで入り込んでいる
左が正常皮膚です。青紫色に染まる薄い表皮の下に、赤紫色に染まる厚い真皮があります。右がホクロの組織です。青く染まった部分(母斑細胞)が真皮深くまで入り込んでいます。上方(表皮側・黄色で囲まれた領域)にはメラニンを産生する母斑細胞が多く存在し、下方になるほどメラニンを産生しない母斑細胞が存在するようになります。

『傷が残らないホクロのレーザー治療』とはどのような治療か

『傷が残らないホクロのレーザー治療』では、「ホクロの色のもととなるメラニンを産生する母斑細胞の領域」または、ホクロの盛り上がりの部分のみを取り除きます。この治療後には、残存した母斑細胞が増殖して、レーザー治療により欠損した部分を埋めるため、凹んだ治療痕ができにくい治療方法です。治療部にはメラニンを産生しないホクロの組織が残りますが、色がなくなり、平坦で、再発がなければ治療は成功といえます。

ホクロの病理組織像と、色だけを抜くレーザー治療で取り除かれる部位
左の図の黄色い部分が「ホクロの色のもととなるメラニンを産生する母斑細胞の領域」です。その下に「メラニンを産生しない母斑細胞の領域」があります。右の図の赤い部分が、『傷が残らないホクロのレーザー治療』で取り除かれる範囲です。

問題は、そこに残った母斑細胞です。増殖すれば一度おこなったホクロの治療箇所がドーム状に盛り上がり、メラニンを産生するようになれば色が戻ります。ここで再発したホクロは、色がある場合とない場合があります。

他院でホクロのレーザー治療をおこない再発した例
他院でホクロのレーザー治療をおこない、再発した例です。治療箇所に一致して盛り上がったり、色が再び現れたりします。

治療後に再発しないようにするためには

レーザー治療後のホクロの再発を防ぐには、ホクロの組織のうち上方の「メラニンを産生する母斑細胞の領域」のみならず、下方の「メラニンを産生しない母斑細胞の領域」までを取り除くことが必要となります。

ホクロの病理組織像と、再発しないために取り除く必要のある範囲
再発しないために取り除く必要がある範囲です。メラニンを産生しない母斑細胞の領域まで含まれます。

色を抜くだけのレーザー治療を、私(院長)が採用しない理由

凹んだ治療痕を避ける治療法として、炭酸ガスレーザーを使用せずにホクロの色のみを除去するQスイッチレーザーやピコ秒レーザーを単独で使用する方法も一般におこなわれています。ホクロの除去治療で治療痕の評価を「凹んだ治療痕を避ける」ことのみに限定すると、この方法が優れていることになります。しかしながら、私(院長)がこの方法を採用しない理由は以下のとおりです。

  • 直径と隆起が大きいほど、回数と期間を要します。瘢痕化を避けるため、治療と治療の間隔はそれぞれの治療後の皮膚状態に応じて3か月〜12か月程度空けておこなう必要があります。直径と隆起が大きいほど治療期間が長くなり、通院回数が増えます。完全に除去できない可能性もあります。当院は、通院の負担と根治性を重視して治療法を選んでいます
  • 繰り返しのレーザー治療による熱損傷(レーザー治療は人為的に熱傷を生じる行為)で、ホクロ周囲の皮膚に線維化が起こり、固くツルツルした瘢痕になる可能性があります。かえって、治療痕が目立つようになります
  • 繰り返し同一箇所にQスイッチレーザー、ピコ秒レーザーを照射することにより、メラノサイトが破壊されて永久的な色素脱失(白抜け)が生じます
  • 大きなホクロにおこなうほど均一に色素が除去できず、ホクロの色調は薄くなりますが、まだらな色になります。色が除去できたとしても、まだらに色が再発してきます
同一箇所にホクロのレーザー治療を繰り返した例
同一箇所にレーザー治療を繰り返した例です。線維化により固くツルツルした瘢痕になり、かえって治療痕が目立つことがあります。

他院で治療されたホクロが再発している場合も、当院で改めて診察のうえ治療方法をご説明します。ただし、繰り返しの照射で瘢痕化している場合など、ご希望どおりの結果にならないこともあります。

当院のホクロ診療|誰が診て、誰が治療しますか?

当院の体制

診察(カウンセリング)は石田医師(皮膚科医)がおこない、レーザー治療と経過診察は院長・豊福がおこないます。看護師が照射をおこなうことはありません。当院は方針として、診察と治療を同日にはおこなっておらず、レーザー治療までに2回のご来院が必要です。

対応する範囲と、対応しない範囲

  • 治療できる部位は、頭部・顔面・頸部(鎖骨より上側)にあるホクロです
  • 保険での治療はおこなっていません(自費診療のみ)
  • 唇にあるホクロは、治療後の処置と料金が異なるため、唇のホクロ・シミ・くすみのページでご案内しています
  • レーザー治療で除去ができないホクロ、鎖骨以下の部位にあるホクロの除去をご希望の場合は、山手メディカルセンター、国立国際医療センター病院皮膚科に紹介しております
  • ダーモスコピーで悪性の所見がある場合には、病理検査が可能な医療機関に紹介をしております
  • 年齢は、ご相談および施術ともに満19歳以上の方を対象とさせていただきます

当院が守っている治療のルール

  • カウンセリングと同日に治療はおこないません。レーザー治療までに2回のご来院が必要です
  • 1回のご来院でご相談いただける内容は1つとさせていただいております
  • 治療方法①②では、肥厚性瘢痕とケロイド体質でないことを確認する目的で、当院での初回治療は1個限定で実施します
  • 2回目以降の治療をご希望の場合は、初回治療から3か月以上間隔を空けていただいております
  • ①②の初回治療を除き、①〜③どの治療法においても、1回のご来院における治療個数は3個までとさせていただきます
  • 注射麻酔を使用せずにホクロのレーザー治療はできません
  • 初診(初回相談)または最終治療のいずれか直近の日付から1年を経過した後、治療開始または治療再開をご希望の場合は、初診からの開始・再開となります

最善の治療をおこなうためには、患者様がご自身の受ける治療について十分理解したうえで治療に臨んでいただくことが必須条件であると考えております。そのため、カウンセリングと同日の治療はおこなわず、説明同意書をお持ち帰りいただいたうえで、ご検討いただいています。

治療前の確認事項

以下の1)〜6)に該当する方は、事前に医師にお申し出ください。7)に該当する方は、ピコ秒アレキサンドライトレーザーを使用した治療をお受けいただけません。8)〜11)に該当する方は、治療をお受けいただけません。

事前申告・治療をお受けいただけない条件(全11項目)
  • 1) 以前に注射麻酔を受けて気分が悪くなったことがある方
  • 2) 既往症に高血圧・不整脈・糖尿病・B型C型肝炎がある方
  • 3) 消毒液にかぶれたことがある方
  • 4) 鎮痛剤・抗生剤にアレルギーがある方
  • 5) 血液抗凝固剤(パナルジン・アスピリンなど)を内服中の方
  • 6) 授乳中の方
  • 7) 抗リウマチ薬(金製剤)内服歴のある方 → ピコ秒アレキサンドライトレーザーを使用した治療はお受けいただけません
  • 8) 妊娠中の方 → 治療不可
  • 9) 過去の手術痕、ニキビ痕、傷痕、ピアスの穴が固く盛り上がる(肥厚性瘢痕、ケロイド)体質の方 → 治療不可
  • 10) 光線過敏症の方 → 治療不可
  • 11) イソトレチノイン内服治療を受けている方、および内服終了後30日を経過していない方 → 治療不可

8)〜11)については、説明同意書の提出をもって、該当しないことのご申告となります。

山手皮膚科クリニックではホクロをどう治療しますか?

答え

原則としてスキャナ付き炭酸ガスレーザー「コア」単独、あるいはスキャナ付き炭酸ガスレーザーとピコ秒アレキサンドライトレーザー「ピコシュアプロ」を併用した治療をおこなっています。炭酸ガスレーザーでホクロの組織を平坦に削り、肉眼では確認できない残存組織をピコ秒アレキサンドライトレーザーの衝撃波で砕く2段階の治療です。いずれも国内承認機器です。

患者様のホクロの組織が皮膚のどの深さまで存在しているかを皮膚表面から鑑定することは不可能なため、実際の治療中に治療方法を選択決定することがあります。

通常のレーザー治療の手順

  1. 炭酸ガスレーザーで削る黒いメラニンをもつホクロの組織が、肉眼ではほとんど見えなくなる程度まで削っていきます。
  2. ピコ秒アレキサンドライトレーザーで砕く残存している可能性がある、肉眼では確認できないホクロの組織を、衝撃波で砕きます。黒いメラニンをもつ組織にのみ選択的に作用するため、必要以上にホクロの表面を削らずに済みます。

メラニンをもつホクロの組織がかなり深い層まで存在しており、炭酸ガスレーザー単独でどんどん削っていくと治療痕の凹みが深くなりそうだと判断したときには、炭酸ガスレーザーの照射を終了し、ピコ秒アレキサンドライトレーザーかQスイッチルビーレーザーを照射して、深部のホクロの組織を砕きます。

治療法①〜③と、その長所・短所

当院のホクロ治療 3つの方法
観点①炭酸ガスレーザー②炭酸ガスレーザー+ピコ秒アレキサンドライトレーザー③ピコ秒アレキサンドライトレーザー単独
適応顔面・頭部・頸部にある全てのホクロ顔面・頸部にある全てのホクロ頭部以外に存在する直径2mm以下の平坦なホクロ
実施の位置づけ基本の方法基本の方法適応するホクロに対して、患者様からご希望がある場合に承ります
長所基本的に1回の治療で除去が可能です(※注1)基本的に1回の治療で除去が可能です(※注1)。色素を伴う母斑細胞がかなり深い層まで存在している場合、炭酸ガスレーザー単独より治療痕の陥凹が軽度です①②に比べ治療痕の陥凹が浅くなります
創傷保護テープ3週間の貼付が必要です3週間の貼付が必要です2週間の貼付が必要です
主な短所凹んだ治療痕が残ります。20人に1人の割合で肥厚性瘢痕・ケロイドになる可能性があります。赤い治療痕が6〜18か月残存します。治療箇所が白っぽくみえる場合があります①と同様です隆起しているホクロの根治は困難です。再発・瘢痕化・炎症後色素沈着の可能性があります(下記)

※注1:「大きなホクロ」や「ホクロの細胞が皮膚の深くまで存在している場合」は、治療を2回に分けておこなうことがあります。この場合、治療毎にホクロの大きさに応じた治療費用がかかります。

③ピコ秒アレキサンドライトレーザー単独治療の短所(全項目)
  • 隆起しているホクロの根治は困難です
  • 1回の治療で消えないことがあり、その場合は追加の治療(1〜2回)が必要で、その都度費用がかかります
  • 完全に色が消えても、時間の経過とともに同一箇所に一致して再発する可能性があります
  • 同一箇所に繰り返しの治療をおこなうと、レーザー照射箇所の皮膚が固く瘢痕化する可能性があります
  • 治療後に炎症後色素沈着と炎症後紅斑が生じる可能性があります
  • 炎症後色素沈着は消退に3〜6か月程度を要します
  • 炎症後紅斑は消退に6〜18か月程度を要します
  • 追加の治療は、炎症後色素沈着と炎症後紅斑が消退するまではおこなえません
  • 炎症後色素沈着と炎症後紅斑がない場合であっても、3か月以上間隔をあけておこないます
  • 治療箇所の皮膚色が、治療箇所以外の皮膚色よりも明るく(白っぽく)みえる場合があります

当院では原則として「直径2mm以下の平坦で色が薄いホクロ」と「口唇に存在するホクロ」に限定して、ピコ秒アレキサンドライトレーザーで治療をおこなっています。唇にあるホクロは、治療後の処置と料金が顔・首のホクロとは異なるため、唇のホクロ・シミ・くすみのページでご案内しています。これらは、表層の浅い領域にメラニンを産生する母斑細胞が増殖しているホクロです。メラニンに選択的に吸収され、メラニンを含むホクロの組織を砕けるピコ秒アレキサンドライトレーザー単独でも治療が可能となります。

境界母斑の病理組織像。表皮と真皮の境界部の浅い領域に母斑細胞が増殖している
境界母斑の病理組織像です。表層の浅い領域にメラニンを産生する母斑細胞が増殖しているため、ピコ秒アレキサンドライトレーザー単独でも治療が可能となります。

なぜ「スキャナ付き」の炭酸ガスレーザーなのか

炭酸ガスレーザーはホクロの治療には欠かせないレーザー機器です。ホクロの組織を削って取り除くことができます。当院ではスキャナ付き炭酸ガスレーザーを用いて治療をおこないます。コンピューター制御で、カンナを用いるように平坦にホクロの組織を削り、治療スピードが格段に速いのが特徴です。正確に平坦に削ることで、皮膚に与えるダメージを最小限にすることが可能になっています。正確に平坦に削ることと、照射時間が短いことにより、治療箇所がきれいに治ります。

通常型の炭酸ガスレーザーを用いて蒸散させた場合は、どうしても手ブレが起こるので蒸散面に凹凸が残ります。これは真皮に凸凹の傷をつくっていることになります。真皮の凸凹の傷が、治療後の傷跡のきれいさに影響を与えます。

通常型炭酸ガスレーザーとスキャナ付き炭酸ガスレーザーの蒸散面の違い 通常型では手ブレにより蒸散面に凹凸が残り、真皮に凸凹の傷ができます。スキャナ付きではコンピューター制御で、カンナを用いるように平坦に削られます。 通常型炭酸ガスレーザー(手ブレが起こります) スキャナ付き炭酸ガスレーザー「コア」 蒸散面に凹凸が残り、真皮に凸凹の傷ができます → 治療後の傷跡のきれいさに影響します カンナを用いるように平坦に削ります → 皮膚へのダメージを最小限にし、   照射時間も短くなります
通常型では手ブレにより蒸散面に凹凸が残ります。スキャナ付きはコンピューター制御でカンナを用いるように平坦に削るため、真皮に与えるダメージが小さくなります。
通常型とスキャナ付きの炭酸ガスレーザーで薄い木片表面を蒸散させた比較。右のスキャナ付きの面は平坦、左の通常型の面には凹凸が残る
スキャナ付き炭酸ガスレーザーと通常型炭酸ガスレーザーを用いて、薄い木片表面を蒸散させた比較です。右のスキャナ付きで蒸散させた面はカンナでけずったようになります。左の通常型で蒸散させた面には凹凸が残ります。

なぜピコ秒アレキサンドライトレーザーを併用するのか

スキャナ付き炭酸ガスレーザーでは、ホクロの組織のほとんどを除去することができます。しかし、肉眼ではホクロの組織は取りきれたように見えても、ホクロの組織が残存している可能性があります。スキャナ付き炭酸ガスレーザーを購入する前には、通常型炭酸ガスレーザー単独で治療をおこなっていました。多くのホクロ治療をおこなった結果、少数ではありますが、治療後数か月経過して治療部中心にわずかに色が出てくることを経験しました。

現在では、色のついたホクロの治療には、スキャナ付き炭酸ガスレーザーに加えてピコ秒アレキサンドライトレーザーを使用することが多いです。ピコ秒アレキサンドライトレーザーの光は黒や褐色のメラニンに吸収されます。照射時間が1兆分の1秒(ピコ秒)単位と極めて短いため、周囲の組織へ熱が伝わる前にエネルギーが作用します。熱で焼いて壊すのではなく、衝撃波(光音響効果)でメラニンを含む組織を砕くのが特徴です。このレーザーを色がついたホクロの治療に使用することで、炭酸ガスレーザーで深くまで削らずとも、肉眼では確認ができない「メラニンを産生する母斑細胞」を砕くことができるため、治療痕の凹みを最小限にしつつ、治療痕に一致してぽつんと色が再発する可能性が低くなります。

スキャナ付炭酸ガスレーザー・コア、およびピコ秒アレキサンドライトレーザー・ピコシュアプロは、いずれも国内承認機器です。

実際の治療前後はどうなりますか?(症例紹介)

答え

当院でおこなった炭酸ガスレーザーによるホクロ除去の症例を6例掲載します。いずれも治療回数は1回、通院回数は3回(初診、治療、経過診察)です。治療痕の残り方は部位と大きさにより異なり、わずかな凹みが残る例、平坦だがツルンとした皮膚になる例、肉眼ではほとんど分からない例があります。

症例1:30歳代女性・上口唇縁部

上口唇縁部のホクロの炭酸ガスレーザー治療前後
左が治療前、右が治療後です。上口唇縁部のホクロです。

上口唇縁部のホクロの除去目的で来院。炭酸ガスレーザーによる治療を選択されました。治療痕として、わずかな凹みが残っています。

部位:上口唇縁部/治療内容:炭酸ガスレーザーによるホクロ除去(自由診療)/治療回数:1回/通院回数:3回(初診、治療、経過診察)/費用(税込・診察代を除く):レーザー料金16,500円+創傷保護剤1,100円+消炎鎮痛剤270円=合計17,870円/主なリスク・副作用:局所麻酔使用時の注射針穿刺および局所麻酔薬注入による疼痛、迷走神経反射症状(血圧低下、気分不快、動悸など)、内出血。治療箇所の発赤、灼熱感、痛み、痒み、水疱、炎症後色素沈着、色素脱失、瘢痕

症例2:40歳代男性・鼻孔直下

鼻孔直下のホクロの炭酸ガスレーザー治療前後
左が治療前、右が治療後です。鼻孔直下のホクロです。

鼻孔直下のホクロの除去目的で来院。炭酸ガスレーザーによる治療を選択されました。治療痕は平坦になりましたが、外見がツルンとした皮膚になっています。

部位:鼻孔直下/治療内容:炭酸ガスレーザーによるホクロ除去(自由診療)/治療回数:1回/通院回数:3回(初診、治療、経過診察)/費用(税込・診察代を除く):レーザー料金22,000円+創傷保護剤1,100円+消炎鎮痛剤270円=合計23,370円/主なリスク・副作用:局所麻酔使用時の注射針穿刺および局所麻酔薬注入による疼痛、迷走神経反射症状(血圧低下、気分不快、動悸など)、内出血。治療箇所の発赤、灼熱感、痛み、痒み、水疱、炎症後色素沈着、色素脱失、瘢痕

症例3:20歳代女性・鼻背

鼻背のホクロの炭酸ガスレーザー治療前後
左が治療前、右が治療後です。鼻背のホクロです。

鼻背のホクロの除去目的で来院。炭酸ガスレーザーによる治療を選択されました。治療痕は肉眼ではほとんどわかりません。拡大鏡でみると治療痕が確認できます。

部位:鼻背/治療内容:炭酸ガスレーザーによるホクロ除去(自由診療)/治療回数:1回/通院回数:3回(初診、治療、経過診察)/費用(税込・診察代を除く):レーザー料金13,200円+創傷保護剤1,100円+消炎鎮痛剤270円=合計14,570円/主なリスク・副作用:局所麻酔使用時の注射針穿刺および局所麻酔薬注入による疼痛、迷走神経反射症状(血圧低下、気分不快、動悸など)、内出血。治療箇所の発赤、灼熱感、痛み、痒み、水疱、炎症後色素沈着、色素脱失、瘢痕

症例4:20歳代女性・左眼瞼直下

左眼瞼直下のホクロの炭酸ガスレーザー治療前後
左が治療前、右が治療後です。左眼瞼直下のホクロです。

左眼瞼直下のホクロの除去目的で来院。炭酸ガスレーザーによる治療を選択されました。治療痕は肉眼ではほとんどわかりません。

部位:左眼瞼直下/治療内容:炭酸ガスレーザーによるホクロ除去(自由診療)/治療回数:1回/通院回数:3回(初診、治療、経過診察)/費用(税込・診察代を除く):レーザー料金16,500円+創傷保護剤1,100円+消炎鎮痛剤270円=合計17,870円/主なリスク・副作用:局所麻酔使用時の注射針穿刺および局所麻酔薬注入による疼痛、迷走神経反射症状(血圧低下、気分不快、動悸など)、内出血。治療箇所の発赤、灼熱感、痛み、痒み、水疱、炎症後色素沈着、色素脱失、瘢痕

症例5:20歳代女性・左下眼瞼縁

左下眼瞼縁のホクロの炭酸ガスレーザー治療前後
左が治療前、右が治療後です。左下眼瞼縁のホクロです。

左下眼瞼縁のホクロの除去目的で来院。炭酸ガスレーザーによる治療を選択されました。治療に際しては眼球を保護するため専用のコンタクトシェルを使用します。ホクロの中から下まつ毛が生えているので、この部分をレーザーで削ると部分的に治療箇所のまつ毛が脱毛となります。

部位:左下眼瞼縁/治療内容:炭酸ガスレーザーによるホクロ除去(自由診療。眼球保護のためコンタクトシェルを使用)/治療回数:1回/通院回数:3回(初診、治療、経過診察)/費用(税込・診察代を除く):レーザー料金27,500円+コンタクトシェル利用料および点眼薬代3,000円+眼軟膏550円+消炎鎮痛剤270円=合計31,320円/主なリスク・副作用:局所麻酔使用時の注射針穿刺および局所麻酔薬注入による疼痛、迷走神経反射症状(血圧低下、気分不快、動悸など)、内出血。治療箇所の発赤、灼熱感、痛み、痒み、水疱、炎症後色素沈着、色素脱失、瘢痕、治療箇所のまつ毛の脱毛

症例6:40歳代女性・右上眼瞼縁

右上眼瞼縁のホクロの炭酸ガスレーザー治療前後
左が治療前、右が治療後です。右上眼瞼縁のホクロです。

右上眼瞼縁のホクロの除去目的で来院。炭酸ガスレーザーによる治療を選択されました。治療に際しては眼球を保護するため専用のコンタクトシェルを使用します。ホクロの中からまつ毛が生えているので、この部分をレーザーで削ると部分的に治療箇所のまつ毛が脱毛となります。

部位:右上眼瞼縁/治療内容:炭酸ガスレーザーによるホクロ除去(自由診療。眼球保護のためコンタクトシェルを使用)/治療回数:1回/通院回数:3回(初診、治療、経過診察)/費用(税込・診察代を除く):レーザー料金33,000円+コンタクトシェル利用料および点眼薬代3,000円+眼軟膏550円+消炎鎮痛剤270円=合計36,820円/主なリスク・副作用:局所麻酔使用時の注射針穿刺および局所麻酔薬注入による疼痛、迷走神経反射症状(血圧低下、気分不快、動悸など)、内出血。治療箇所の発赤、灼熱感、痛み、痒み、水疱、炎症後色素沈着、色素脱失、瘢痕、治療箇所のまつ毛の脱毛

掲載した症例は治療結果の一例であり、同じ結果を保証するものではありません。治療における患者様の皮膚の反応は様々です。

予約から治療・経過診察までの流れは?

答え

完全予約制です。予約サイトから「顔・首のホクロ」のご相談を選び、まず石田医師(皮膚科医)の診察を受けていただきます。治療は後日、院長がおこないます。当院は診察と治療を同日にはおこなわないため、レーザー治療までに2回のご来院が必要です。炭酸ガスレーザーを用いた初回治療では、さらに1週間後の経過診察があります。

  1. STEP1 予約当院は完全予約制です。ご予約は「予約サイト」から承っております。選択メニューボタンから、顔・首の「ホクロ」のご相談を選択ください。
  2. STEP2 初診・再相談(担当:皮膚科医 石田医師)問診(WEB問診の内容確認)→視診・ダーモスコピー→写真撮影→診断→レーザー治療の説明・料金案内→ご質問への回答、という流れでおこないます。悪性の所見がない場合に限り、レーザー治療が可能です。悪性の所見がある場合には、病理検査が可能な医療機関に紹介します。レーザー治療をご検討の場合は説明同意書をお渡しし、お持ち帰りいただきます。前回相談日ならびに前回レーザー治療から1年以上経過している方は、再度診察(再相談)が必要です。自費診療のご相談が初めての方は自費初診料3,300円、ご相談歴がある方は自費診察料1,650円です。
  3. STEP3 治療の予約カウンセリング時にご提案した治療のご予約は、予約サイトから承ります。自費レーザー治療<小範囲>医師施術の予約→顔・首のホクロ、をお選びください。治療当日までに、治療をご希望の箇所を患者様ご自身にてお決めいただいております。
  4. STEP4 治療(担当:院長 豊福)メイクオフ(治療箇所のみ)→治療箇所の確認・計測(ここで料金が確定します)→写真撮影→注射麻酔→レーザー照射→クーリング→処置→ご自宅での処置の説明、という流れです。
  5. STEP5 治療後の処置消炎鎮痛剤を内服します(炭酸ガスレーザーを用いた治療では3日間、ピコ秒アレキサンドライトレーザー単独使用の治療では2日間)。創傷保護テープ(ビジダームテープ)を貼付します(炭酸ガスレーザーを用いた治療では3週間、ピコ秒アレキサンドライトレーザー単独使用の治療では2週間)。
  6. STEP6 経過診察(担当:院長 豊福)炭酸ガスレーザーを用いた初回治療では、1週間後を目安にご来院いただきます。症状の確認→(必要な場合)壊死組織の除去→現在の状態と今後の経過の説明をおこないます。経過診察は自費診療です(自費診察料1,650円)。2回目以降の治療では、原則経過診察はありません。

レーザー照射の手順

  1. 前処置照射部のお化粧や日焼け止めを落とします。ホクロの周囲1cm2程度の範囲で十分です。
  2. 麻酔キシロカイン入注射麻酔(局所麻酔)を使用します。注射麻酔の穿刺時と注入時に痛みがありますが、レーザー照射による痛みは完全になくなります。注射麻酔を使用せずにホクロのレーザー治療はできません。
  3. 眼球保護必要に応じて専用のゴーグルを使用します。眼瞼縁など眼に近い部位では、眼球を保護するため専用のコンタクトシェルを使用します。
  4. レーザー照射治療に必要なレーザーを使用します。
  5. 照射後の処置創傷保護剤ビジダームまたは抗生剤軟膏と絆創膏で創部を保護します。

治療後の日常生活

レーザー治療後の日常生活の目安(院内でお渡しする案内より)
項目いつから可能か
洗顔・シャワー当日から可能
入浴翌日から可能
飲酒翌日から可能
運動翌日から可能
基礎化粧品3週間経過後から可能
化粧3週間経過後から可能

ビジダームまたは絆創膏の貼付中は、治療箇所へのお化粧はできません。治療当日の飲酒・運動・入浴はお控えください。

治療後の処置・注意事項(詳細)
  • 創が深く、治療後の出血が予想されるときは、始めの1週間は抗生剤軟膏塗布後に絆創膏で保護し、その後の2週間はビジダームを貼付します。出血が多い時には創部を縫合する場合があります(特に頭部に多い)
  • 毛髪(髪の毛、眉毛、睫毛、髭など)のある部位に存在するホクロの治療では、治療箇所が一時的または永久的に脱毛となる可能性があります
  • これまでに既往がなくても、体質、治療部位によっては治療痕が盛り上がる(肥厚性瘢痕、ケロイドになる)可能性があります
  • 肥厚性瘢痕、ケロイドが生じた場合は、ステロイドの注射(1回550円)または貼付剤(1枚550円)にて治療をおこないます。ホクロのレーザー治療後に生じた肥厚性瘢痕、ケロイドの治療は自費診療(自費診察料1,650円+上記薬剤費)となります
  • レーザー治療は人為的に熱傷を生じさせ治療対象を破壊または変性させるものであるため、治療後には、発赤、灼熱感、痛み、痒み、水疱、炎症後色素沈着などの症状が見られる可能性があります。また、色素脱失、瘢痕を生じる可能性が全くないわけではありません
  • 治療後にレーザー治療箇所の異常(赤み・腫れ・痒み・痛み)や、ご心配なことがある場合は速やかにご連絡いただき受診をしてください。ご自身での自己判断で異常発生より1週間以上放置された場合、適切な処置が行えず対応できなくなる場合があります
  • 経過診察後に治療箇所が盛り上がったり、膿んだり、ご心配な症状がありましたらクリニックにご連絡ください。必要な場合は経過診察にご来院いただきます(自費診察料が必要です)
  • ピコ秒アレキサンドライトレーザー単独使用の場合は、原則経過診察はありません。治療後の経過にご不安なことがありましたら受診してください(自費診察料1,650円)
  • 治療における患者様の効果に対する期待は様々です。さらに治療における患者様の皮膚の反応も様々です。医療には多くの不確実、不確定の要素が含まれており、医療行為に確実性はありません。したがって、治療に際してはこの点をご理解いただき、治療前の患者様の期待に対してご満足いただけない場合でも、既に実施された治療費の返金はいたしておりませんので予めご了承ください
  • 医療事故発生時は、当院が加入する医療賠償責任保険の保険会社(保険会社が委任した者を含む)に対し、保険金支払いの有無などを判断する材料として診療記録・検査記録等を提供することや、傷病内容についての調査・確認にご対応いただきます
  • 料金、治療方法、治療後の処置は、将来において変更となる場合があります。説明同意書交付後に治療方法、治療後の処置に変更が生じた場合は、改めて新しい説明同意書への署名と提出をお願いいたします
  • 初診(初回相談)または最終治療のいずれか直近の日付から1年を経過した後、治療開始または治療再開をご希望の場合は、初診から治療開始または治療再開となります

顔・首のホクロ治療の費用はいくらですか?

答え

すべて自由診療(自費)です。炭酸ガスレーザーを使用する治療は、直径3mm未満13,200円から9mm以上10mm未満38,500円まで、大きさにより異なります(税込)。直径10mm以上・眼瞼縁・被髪部(頭部・眉)は要見積りです。これに自費初診料3,300円(ご相談歴がある方は自費診察料1,650円)と、内服薬・創傷保護テープなどの実費が加わります。

ホクロの大きさにより料金が異なります。治療当日の計測値にてレーザー料金は確定します。将来において料金が改定されることがあり、実際の治療費は治療当日の料金が適用となります。レーザー料金には局所麻酔代が含まれます。最新の料金は当院の料金表をご確認ください。

診察料(税込)
項目費用(自費・税込)
自費初診料(当院で自費診療のご相談が初めての方)3,300円
自費診察料(ご相談歴がある方の再相談・経過診察)1,650円
治療方法①炭酸ガスレーザー/②炭酸ガスレーザー+ピコ秒アレキサンドライトレーザー(1個・1回あたり、税込)
ホクロの大きさ(直径)費用(自費・税込)
3mm未満13,200円
3mm以上5mm未満16,500円
5mm以上7mm未満22,000円
7mm以上8mm未満27,500円
8mm以上9mm未満33,000円
9mm以上10mm未満38,500円
10mm以上要見積り
眼瞼縁に存在するもの22,000円〜要見積り
被髪部(頭部・眉)に存在するもの27,500円〜要見積り
治療方法③ピコ秒アレキサンドライトレーザー単独(1個・1回あたり、税込)
ホクロの大きさ(直径)費用(自費・税込)
3mm未満7,700円

直径2mmより大きなホクロは、ピコ秒アレキサンドライトレーザー単独での治療には原則適しません。

唇にあるホクロは、治療後の処置と料金が顔・首のホクロとは異なります。費用は唇のホクロ・シミ・くすみのページをご覧ください。

その他の費用(税込)
項目費用(自費・税込)
注射麻酔代無料(レーザー料金に含む)
消炎鎮痛剤(ロキソプロフェンNa錠)2日分180円/3日分270円
鎮痛剤(カロナール)2日分220円/3日分330円
創傷保護テープ(ビジダームテープ)中1,100円/枚、大1,650円/枚
抗生剤軟膏(アクアチム軟膏10g)720円/本
絆創膏(Lサイズ6枚入)110円/袋
コンタクトシェル利用料+抗生剤点眼薬(眼瞼縁など眼に近い部位)3,000円
肥厚性瘢痕・ケロイドが生じた場合のステロイド注射550円/回
肥厚性瘢痕・ケロイドが生じた場合のステロイド貼付剤550円/枚

上記のほか、患者様の状態により薬剤・処置が追加となる場合があります。費用は治療当日の料金が適用となります。

山手皮膚科クリニック院長 豊福一朋

この記事の執筆・監修

豊福 一朋(とよふく かずとも)

日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医・医学博士・MBA

ほくろのレーザー治療のページをご覧いただき、ありがとうございます。カウンセリングは石田医師(皮膚科医・女性)がおこない、レーザー治療は私、豊福がおこないます。スキャナ付き炭酸ガスレーザーとピコ秒アレキサンドライトレーザーを用いて、ほくろの治療は丁寧におこないます。

経歴
  • 1991年 長崎大学医学部卒業
  • 1991年 長崎大学病院泌尿器科、九州大学病院皮膚科にて卒後研修
  • 1994年 九州大学大学院医学研究科入学。同年、カナダ医学奨学金(Royal Canadian Medical Foundation)にてカナダ・アルバータ州立大学皮膚科(エドモントン)に留学
  • 1997年 九州中央病院皮膚科医長
  • 1998年 九州大学大学院医学研究科修了(医学博士)
  • 1999年 米国国立衛生研究所(NIH)(メリーランド州ベセスダ)研究員
  • 2001年 佐賀県立病院皮膚科医長
  • 2002〜2004年 慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)
  • 2005年 山手皮膚科クリニックを開設

自費診療に関する表記

スキャナ付炭酸ガスレーザーによるホクロ治療の概要
診療区分自由診療(保険適用外)です
照射出力等0.5〜4J/c㎡
治療期間・回数基本的に1回です。大きなホクロやホクロの組織が皮膚の深くまで存在している場合は、治療を2回に分けておこなうことがあります
リスク・副作用局所麻酔使用時の注射針穿刺および局所麻酔薬注入による疼痛、迷走神経反射症状(血圧低下、気分不快、動悸など)、内出血。治療箇所の発赤、灼熱感、痛み、痒み、水疱、炎症後色素沈着、色素脱失、瘢痕、脱毛
費用(税込)13,200円〜38,500円(大きさによります)。直径10mm以上・眼瞼縁・被髪部は要見積りです。別途、診察料・薬剤・創傷保護テープ等の費用がかかります
承認区分スキャナ付炭酸ガスレーザー・コアは国内承認機器です
ピコ秒アレキサンドライトレーザーによるホクロ治療の概要
診療区分自由診療(保険適用外)です
照射出力等12〜18J/c㎡
治療期間・回数治療は1回で終了します。単独使用では1回の治療で消えないことがあり、その場合は追加の治療(1〜2回)が必要です
リスク・副作用局所麻酔使用時の注射針穿刺および局所麻酔薬注入による疼痛、迷走神経反射症状(血圧低下、気分不快、動悸など)、内出血。治療箇所の発赤、灼熱感、痛み、痒み、水疱、炎症後色素沈着、色素脱失、瘢痕、脱毛
費用(税込)単独使用で3mm未満7,700円です。併用時は炭酸ガスレーザーの料金によります。別途、診察料・薬剤・創傷保護テープ等の費用がかかります
承認区分ピコ秒アレキサンドライトレーザー(ピコシュアプロ)は国内承認機器です

顔・首のホクロのご相談は完全予約制です。まずは診察で、そのホクロがレーザー治療の適応かどうかを確認します。

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