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脂肪溶解注射

脂肪溶解注射カベリン|フェイスライン・あご下の部分的な脂肪にアプローチする治療

二重あごやフェイスラインのもたつきに、長く悩んできた方へ。
ダイエットをしても、顔まわりの一部だけがすっきりしないと感じている方へ。
脂肪吸引までは考えていないけれど、気になる部位の脂肪を少しずつ整えたい方へ。

脂肪溶解注射カベリンは、気になる部位の脂肪細胞に働きかけ、部分的な脂肪へアプローチする治療です。体重を大きく減らすことを目的とした治療ではなく、フェイスラインの調整を目的とする治療です。二重あご、フェイスライン、頬や口元のもたつきなど、ダイエットや運動だけでは変化を感じにくい部位に向いています。

このページでは、脂肪溶解注射カベリンとはどのような治療なのか、どの部位に向いているのか、どのくらいの回数が必要なのか、痛みやダウンタイム、副作用、ほかの輪郭治療との違いまで、初めての方にも分かりやすくまとめてご案内します。

予約の受付は、カウンセリングと治療いずれも2026年4月20日(月)を予定しております。

1. 脂肪溶解注射カベリンとは

脂肪溶解注射カベリンは、デオキシコール酸を主成分とした脂肪溶解注射です。気になる部位へ注入することで、脂肪細胞そのものに働きかけ、顎下やフェイスラインなどの部分脂肪にアプローチします。

美容医療には、体重を落とすことを目的にするものと、見た目のラインを整えることを目的にするものがあります。カベリンは後者です。たとえば、体重は標準でも横顔の印象が重たく見える、口元のもたつきで輪郭がぼやけて見える、といったお悩みは少なくありません。こうした「部分的な脂肪」に対して、切らずに少しずつ変化を重ねていくのがカベリンの役割です。

一方で、カベリンは1回で劇的に変化させる治療ではありません。急激な変化を狙うよりも、自然な変化を積み重ねていく治療です。そのため、次のような方に向いています。

  • 周囲に気づかれにくい範囲で少しずつ整えたい
  • 手術は避けたい
  • まずは顔まわりから始めたい

カベリンの仕組み

カベリンは、次の流れで脂肪細胞に働きかけます。

脂肪溶解注射の効果発現の様子
脂肪溶解注射の効果発現の様子
  1. 脂肪細胞の膜を壊す
  2. 細胞内の脂肪(トリグリセリド)を分解する
  3. 分解後の脂肪酸をエネルギーとして代謝されやすくし、再び脂肪として蓄積されにくくする

このため、カベリンは「むくみを一時的に取る治療」ではありません。脂肪細胞そのものに働きかける点が特徴です。一般に、一度減少した脂肪細胞は元に戻りにくいと考えられています。ただし、残っている脂肪細胞は体重の増加によって大きくなることがあります。「蓄積されにくくなる」のは分解された脂肪細胞の話であり、体全体の体重管理や生活習慣は施術後も引き続き大切です。

2. 適応・対象外

カベリンが向いているお悩み・部位

当院では顔まわりへの施術を行っています。次のようなお悩みに向いています。

部位 こんな方に向いています
二重あご 顎下の脂肪で正面・横顔ともに輪郭が重く見える方、首と顎の境目をすっきり見せたい方
フェイスライン・頬・口元 脂肪の厚みが主な原因で顔が大きく見える方

ただし、見た目のふくらみがすべて脂肪とは限りません。フェイスラインのもたつきが、たるみ主体なのか、筋肉の張りが強いのか、脂肪とたるみが混在しているのかで、選ぶべき治療は変わります。当院では、ただ注射を行うのではなく、現在のお悩みの主体がどこにあるのかを診察で確認したうえで、治療の適応を判断します。

カベリンを受けられない方

以下に該当する方は、施術をお受けいただけない、または医師判断が必要になることがあります。

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 重い基礎疾患(心臓病・腎臓病・肝臓病・糖尿病・自己免疫疾患など)がある方
  • 活動性の感染症がある方
  • 過去に脂肪溶解注射で強いトラブルがあった方
  • 施術希望部位に炎症や感染がある方

内服中のお薬や過去の美容医療歴によっても注意が必要な場合がありますので、診察時にはできるだけ詳しくお知らせください。

3. 治療のながれ

  • STEP1

    予約

    当院は完全予約制です。ご予約は「予約サイト」から承っております。

    予約の受付は、カウンセリングと治療いずれも2026年4月20日(月)を予定しております。

     
  • STEP

    初診・再相談

    写真撮影

    写真撮影をおこないます。

    診察・カウンセリング

    気になる症状をお伺いし、治療の提案をおこないます。当日の治療はおこないません。

  • STEP

    治療の予約

    • カウンセリング時にご提案させていただいた治療のご予約は、予約サイトからお取りいただけます。
    • 当日の予約に空きがある場合に限り、カウンセリングと同日に施術をお受けいただくことが可能です。
    • カウンセリング時に当院からの同日施術への誘導、営業行為は一切ありませんのでご安心ください。
  • STEP

    治療

    • 診察・カウンセリングにて適応の有無を判定
    • 対象部位のマーキングおよび皮膚消毒
    • 細径針を用いて皮下脂肪層にカベリンを注入
    • 注入量や深度は、脂肪層の厚さや部位特性に応じて医師が個別に調整します。
    • 処置後、必要に応じて冷却・軽度圧迫を実施
  • STEP

    経過確認・次回のご案内

    腫れや違和感の経過をみながら、次回のタイミングや追加の要否をご案内します。脂肪溶解注射は「受けて終わり」の治療ではありません。経過を確認しながら、必要に応じて回数や部位を調整することで、より納得しやすい輪郭づくりにつながります。

4. 費用

本治療は自由診療です。費用は注入量・回数により異なります。

項目 料金(税込)
自費初診料 3,300円
自費診察料(経過診察料) 1,650円
カベリン 1本(8mL) 19,800円
カベリン 0.5本(4mL) 16,500円

※原液を薄めずに使用します。施術費用は注入量・回数により異なります。

5. 回数・間隔の目安

項目 目安
効果を感じ始める時期 注入後1週間〜1か月頃から徐々に変化を感じやすくなります
効果を実感するまでの回数 2〜4回程度
施術間隔 2〜4週間隔

ただし、これはあくまで目安です。顎下のように比較的範囲が限られている部位と、フェイスラインのように範囲の広い部位では、必要な注入量も回数も変わります。皮下脂肪の厚み、左右差、目指す仕上がりによって、適切なペースは一人ひとり異なります。

カベリンを検討するうえで大切なのは、「1回でどれだけ変わるか」だけを見ることではありません。むしろ、「何回くらいで、どの程度の変化を目指すか」を現実的に共有することが大切です。少しずつ自然に整えていきたい方には向いていますが、短期間で大きく変えたい方には、別の治療が適していることもあります。

適応部位と注入量の目安

注入量は一律ではありません。目安としては、10ccで手のひら1枚分程度の範囲がひとつの考え方になりますが、脂肪の厚みや広がり、左右差によって調整します。

部位 注入量の目安
あご下(二重あご) 2〜8mL
フェイスライン(片側) 1〜8mL

これは標準的な目安であり、実際の注入量をそのまま約束するものではありません。注入量は多ければよいわけではなく、部位ごとのバランスやダウンタイムとの兼ね合いも考えながら決める必要があります。当院では、現在の状態を確認し、どの部位にどの程度注入すると、どのような変化が見込めるのかを診察で丁寧にご説明します。

6. ダウンタイム・痛み

痛みについては、一般的にはチクッとする程度で、部位によっては軽い痛みを感じることがあります。外科的な治療と比べると負担は少ない一方で、まったく無刺激という治療ではありません。

症状 期間・備考
腫れ 数時間〜2〜3日程度
つっぱり感・違和感 数日程度
内出血 まれ。出た場合は1〜2週間程度続くことがあります
日常生活 基本的に当日から可能
施術当日に避けること 強いマッサージ、飲酒、激しい運動

「脂肪溶解注射はダウンタイムがゼロ」と思って受けると、施術後の見た目や触れた感覚に戸惑うことがあります。比較的日常生活に戻りやすい治療ではありますが、大切な予定の直前ではなく、少し余裕をもって日程を組むほうが安心です。

7. ホームケア

施術後のホームケアは、効果を引き出すうえで大切な要素です。

ケア 内容
マッサージ 腫れが引いた後(施術翌日以降を目安)から、施術箇所を優しくマッサージすることで、薬剤の浸透と代謝を助けます
水分補給 十分な水分摂取で、分解された脂肪酸の代謝排出を促します
体重管理 脂肪細胞の数は減少しても、残った細胞が大きくなれば見た目に影響します。バランスのよい食事と適度な運動を心がけてください
施術当日の注意 強いマッサージ・飲酒・激しい運動は避けてください

8. 効果の限界・再発のリスク・副作用

脂肪溶解注射カベリンで起こりうる反応は次のとおりです。

  • 腫れ
  • 赤み
  • 軽い痛み
  • つっぱり感
  • 内出血
  • かゆみ
  • 発疹

こうした反応は一時的であることが多いですが、症状の出方には個人差があります。施術後に強い腫れや強い痛みが出た場合は、自己判断せず、必ずご連絡ください。

また、一度減少した脂肪細胞は元に戻りにくいと考えられていますが、体重が増加すると残っている脂肪細胞が大きくなることがあります。施術後も体重管理と生活習慣の見直しが大切です。

美容医療の情報では「手軽」「簡単」という言葉が目立つことがありますが、実際には、適応の見極め、注入する層や範囲の判断、施術後のフォローまで含めて考えることが大切です。当院では、期待できる変化だけでなく、ダウンタイムや副作用についても事前に丁寧にご説明します。

9. カベリンとHIFU・エラボトックスの違い

輪郭のお悩みは、脂肪だけで決まるわけではありません。お悩みの主体によって、向いている治療が異なります。

治療 主な適応
カベリン 脂肪の厚みが主な原因の場合
HIFU たるみや下垂感が主な原因の場合
エラボトックス 咬筋の張りによる輪郭の広がりが主な原因の場合

「顔をすっきり見せたい」という同じ悩みでも、必要な治療は同じではありません。状態によってはHIFUやエラボトックスを組み合わせたほうが、より自然で満足度の高い仕上がりにつながることがあります。

10. よくあるご質問

  • カベリンは1回でも効果がありますか。

    1回でも変化を感じる方はいますが、一般に複数回の治療で徐々に整えていく治療です。効果を実感するまでの目安は2〜4回程度です。

  • カベリンの効果はいつから分かりますか。

    施術後1週間〜1か月頃にかけて徐々に変化を感じやすくなります。部位や脂肪量によって個人差があります。

  • カベリンは痛いですか。

    チクッとする程度の痛みが中心ですが、部位によっては軽い痛みを感じることがあります。施術後にはつっぱり感や違和感が数日続くことがあります。

  • カベリンのダウンタイムは長いですか。

    比較的日常生活に戻りやすい治療ですが、腫れ(2〜3日程度)、赤み、軽い痛み、違和感、内出血などが出ることがあります。大切な予定の直前は避けるほうが安心です。

  • カベリンでリバウンドしますか。

    一般に減少した脂肪細胞は元に戻りにくいと考えられています。ただし、残っている脂肪細胞は体重の増加によって大きくなることがあります。施術後も体重管理は大切です。

  • HIFUとどちらを選べばよいですか。

    脂肪が主体ならカベリン、たるみが主体ならHIFUが向くことがあります。実際には脂肪とたるみが混在していることも多いため、診察で見極めることが大切です。

11. まとめ・診察でご相談ください

脂肪溶解注射カベリンは、二重あごやフェイスラインなどの部分脂肪に対して、切らずにアプローチできる治療です。ただし、誰にでも同じように向いているわけではなく、1回で完成する治療でもありません。

だからこそ大切なのは、今気になっているふくらみが本当に脂肪なのか、どのくらいの回数でどの程度の変化を目指すのか、ダウンタイムをどこまで許容できるのかを、治療前にしっかり共有することです。

二重あご、フェイスライン、口元のもたつきでお悩みの方は、まずは診察でご相談ください。状態に合わせて、カベリンが適しているかどうか、HIFUやエラボトックスを含めてどう組み合わせるのがよいかまで、丁寧にご案内いたします。

この記事の執筆者写真

この記事の執筆者

豊福 一朋医師

公益社団法人日本皮膚科学会認定
皮膚科専門医/医学博士/経営管理学修士(MBA)

メッセージ

準備中

経歴

  • 1991年

    長崎大学医学部卒業

  • 長崎大学病院泌尿器科、九州大学病院皮膚科にて卒後研修

  • 1994年

    九州大学大学院医学研究科入学。同年、カナダ医学奨学金(Royal Canadian Medical Foundation)にてカナダ・アルバータ州立大学皮膚科(エドモントン)に留学

  • 1997年

    九州中央病院皮膚科医長

  • 1998年

    九州大学大学院医学研究科修了(医学博士)

  • 1999年

    米国国立衛生研究所(NIH)(メリーランド州ベセスダ)研究員

  • 2001年

    佐賀県立病院皮膚科医長

  • 2002年〜2004年

    慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)

  • 2005年

    山手皮膚科クリニックを開設


カベリン(脂肪溶解注射)の概要

診療区分 自由診療
治療内容 デオキシコール酸を主成分とした脂肪溶解注射です。気になる部位へ注入することで脂肪細胞に働きかけ、顎下・フェイスラインなどの部分脂肪にアプローチします。
治療期間及び回数 2〜4週間隔で2〜4回程度(効果を実感するまでの目安)。部位・脂肪量・目標により異なります。
施術によるリスク・副作用 腫れ(数時間〜2〜3日程度)、赤み、軽い痛み、つっぱり感、内出血(まれ。出た場合は1〜2週間程度)、かゆみ、発疹など。強い腫れや痛みが続く場合はご連絡ください。
施術に要する費用
使用量 1回料金(税込)
1本(8mL) 19,800円
0.5本(4mL) 16,500円

※原液を薄めずに使用します。注入量・回数により費用は異なります。

承認区分 カベリン(Kabelline)は、日本において薬事承認を受けていない医薬品です。
入手経路:医師の判断のもと個人輸入しています
国内承認医薬品の有無:無
諸外国における安全性情報:本治療で使用するカベリン(Kabelline)は、厚生労働省の検討会資料でも未承認薬として言及されています。FDAも、Kabellineを含む未承認の脂肪溶解注射について、安全性・有効性を評価しておらず、永久的な瘢痕、重い感染、皮膚の変形、嚢胞、深く痛いしこりなどの有害事象報告があるとして注意喚起しています。
本治療は医薬品副作用被害救済制度等の対象外となります。