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ニキビ跡の凹み ・ Atrophic acne scar

ニキビ跡の凹み(クレーター)治療|タイプ・治療法の違い・回数・費用

凹んだニキビ跡は、真皮がもとの構造に修復できずに瘢痕へ置き換わったものです。どんな治療をしても、ニキビ跡が無いもとの肌に戻すことはできません。そのうえで何をどこまで変えられるのか、当院がポテンツァニードルRFと1540フラクショナルレーザーを選んでいる理由を、治療の深さと機序からご説明します。

更新日:2026年7月25日/皮膚科専門医 豊福一朋 監修

このページの要点

向いている方
  • ニキビ跡の赤みや色素沈着ではなく、凹み(クレーター)の治療を検討している方
  • 他院でフラクショナルレーザー・ダーマペン・ピーリング・サブシジョン・ポテンツァ・シルファームなどを受けてきた方
  • 自分が受ける治療で何がどう変わるのか、具体的にイメージできていない方
凹んだニキビ跡の本体
真皮がもともとの構造に修復できず、瘢痕に置き換わったもの。通常の皮膚組織に戻すことはできません
治療の目的
「ニキビ跡の凹みと正常皮膚の凹凸差を縮小する」「凹みの部分を盛り上げる」ことで目立たなくすること。凹みの数そのものは変わりません
当院の基本治療
ポテンツァニードルRF ドラッグデリバリーモード(ポテンツァマックーム)と、アイコン1540フラクショナルレーザー(サイノシュアー社製)の2つ
選び方
凹み治療が初めての方はポテンツァ、他院でポテンツァやシルファームを複数回受けている方は1540フラクショナルレーザー
回数の目安
ポテンツァマックームは1か月間隔で3回(効果判定後は3〜4か月毎)、1540フラクショナルレーザーは1か月(4〜6週間)間隔で5回または7回(最高出力で5回到達が治療のエンドポイント)
費用(税込)
カウンセリング(自費初診料)3,300円。1回あたりの施術料金は、ポテンツァニードルRF(ニキビ跡)が初回49,800円・2回目以降54,900円、1540フラクショナルレーザーが両頬22,000円・顔全体は初回30,000円・2回目以降44,000円
受診の流れ
完全WEB予約制。まず石田医師(皮膚科医)のカウンセリング(自費初診料3,300円)。カウンセリング日と初回施術日は別日を推奨
主なリスク
治療後の赤み・ほてり、皮膚のザラつき、点状皮内出血、ハンドピースの形状痕、治療部位への小さなニキビの発生、肝斑の顕在化
治療の前提
ニキビが多発している場合は、凹み治療より先にニキビ治療を優先します
使用機器・薬剤
ポテンツァ・1540フラクショナルレーザー・マックームは国内未承認(個人輸入)です。詳細は「自費診療に関する表記」をご確認ください

ニキビ跡の凹み(クレーター)はもとの肌に戻せますか?

答え

戻せません。ニキビ跡の凹み(クレーター)は、真皮がもともとの構造に修復できずに瘢痕に置き換わったものです。凹んだニキビ跡をはじめ真皮に生じた瘢痕組織を、通常皮膚組織に戻すことはできません。凹んだニキビ跡ができてしまうと、将来どんな治療をおこなっても、ニキビ跡が無いもとの肌に戻すことはできません。

ですから当院がおこなう治療の目的は、「ニキビ跡の凹みと正常皮膚の凹凸差を縮小する」ことと「凹みの部分を盛り上げる」ことです。ニキビ跡の凹み治療で得られる効果は、次のような変化です。

  • 肌表面の凹凸差が改善し、なめらかでなだらかになる
  • 凹み(クレーター)の部分が盛り上がって凹みが目立たなくなる

あなたはご自身のニキビ跡の凹み(クレーター)がどうなると、治療効果を実感しますか。ここ数年でニキビ跡の凹みに対する治療の選択肢が一気に増えました。フラクショナルレーザー、ダーマペン、マッサージピールやダイヤモンドピーリング、サブシジョン、ポテンツァ、シルファームなどなど、あらゆる治療を受けてきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。あなたはご自身が受ける凹んだニキビ跡の治療の効果を、具体的にイメージできていますか。

山手皮膚科クリニックでは、ニキビ跡の凹み(クレーター)治療として「ポテンツァニードルRF ドラッグデリバリーモード・ポテンツァマックーム」と「1540フラクショナルレーザー」をおこなっています。この2つの治療は、2005年の開院から20年以上診療してきた当院が、ニキビ跡の凹みの改善に効果があり、ダウンタイムが少ない治療として、ニキビ跡の凹みにお悩みのあなたにおすすめできる治療だといえます。

このページは、ニキビ跡の赤みや色素沈着ではなく、凹み(クレーター)の治療を検討している方向けのページです。ニキビそのものの治療、赤いニキビ跡・茶色いニキビ跡については ニキビ(尋常性痤瘡)の診療ページ をご確認ください。先に予約方法と料金を確認したい方は カウンセリングから治療までの流れ費用 をご覧ください。

ニキビ跡の凹みにはどのようなタイプがありますか?

答え

Jacobらの萎縮性(陥凹性)痤瘡瘢痕の分類では、ボックスカー(直径1〜4mm・境界明瞭で垂直)、ローリングスカー(直径4〜6mm程度・境界不明瞭でなだらか)、アイスピックスカー(直径2mm以下・細く深い)の3つに分けられます。皮膚表面からみるニキビ跡の形が境界明瞭な円形で4mm未満であるものはローリングスカーではなく、サブシジョンをおこなってもクレーターの改善効果は乏しいです。

Jacobらの萎縮性(陥凹性)痤瘡瘢痕の分類というものがあります。みなさんも見聞きしたことがあるのではないでしょうか。

断面でみると、3つのタイプは凹みの形と深さが異なります。ボックスカー型は境界が明瞭な垂直の壁と平らな底をもち、真皮乳頭層から真皮網状層にかけて凹みます。ローリング型は真皮から皮下組織におよぶ索状膠原線維に引っ張られるため、境界が不明瞭でなだらかに凹みます。アイスピック型は細く深く、真皮深層から皮下組織(皮下脂肪層)にまで及びます。

ニキビ跡の凹み(萎縮性痤瘡瘢痕)3タイプの皮膚断面図 ボックスカー型は直径1〜4mmで、境界が明瞭な垂直の壁と平らな底をもち、真皮乳頭層から真皮網状層にかけて凹みます。ローリング型は直径4〜6mm程度で、真皮から皮下組織におよぶ索状膠原線維に引っ張られ、境界が不明瞭でなだらかに凹みます。アイスピック型は直径2mm以下で細く深く、真皮深層から皮下組織(皮下脂肪層)にまで及びます。 ボックスカー型 ローリング型 アイスピック型 1〜4mm 4〜6mm程度 2mm以下 表皮 真皮乳頭層 真皮網状層 皮下組織 SMAS 索状膠原線維
ニキビ跡の凹み(萎縮性痤瘡瘢痕)3タイプの皮膚断面です。左から、ボックスカー型は境界が明瞭な垂直の壁と平らな底をもち、ローリング型は真皮から皮下組織におよぶ索状膠原線維に引っ張られてなだらかに凹み、アイスピック型は細く深く皮下組織にまで及びます。Jacob CI らの分類(J Am Acad Dermatol 2001)をもとに当院で作成した図です。

ボックスカー(ボックス型)

直径1〜4mm、類円形、瘢痕の境界は明瞭で垂直に凹んだ形をしています。

ローリングスカー(ローリング型)

直径4〜6mm程度で真皮から皮下組織におよぶ索状膠原線維に引っ張られて、境界は不明瞭でなだらかに凹んだ形をしています。サブシジョンはこの索状膠原線維を切断することで、ニキビ跡の部分の皮膚を内側に引き込む力が解除されるため、ローリングスカーの凹みが改善するものです。皮膚表面からみるニキビ跡の形が境界明瞭な円形で4mm未満であるものはローリングスカーではなく、サブシジョンをおこなってもクレーターの改善効果は乏しいです。

アイスピックスカー(アイスピック型)

その名の通り、アイスピックを刺したような形をしています。直径2mm以下で、真皮深層や皮下組織(皮下脂肪層)にまで及びます。

凹んだニキビ跡(萎縮性瘢痕)の3タイプ|Jacobらの分類
タイプ大きさ形・境界深さ
ボックスカー(ボックス型)直径1〜4mm類円形、境界は明瞭で垂直に凹む真皮
ローリングスカー(ローリング型)直径4〜6mm程度境界は不明瞭でなだらかに凹む真皮から皮下組織におよぶ索状膠原線維に引っ張られている
アイスピックスカー(アイスピック型)直径2mm以下アイスピックを刺したような形真皮深層や皮下組織(皮下脂肪層)にまで及ぶ

サブシジョンが効くのはローリングスカーです。境界明瞭な円形で4mm未満のものはローリングスカーではないため、サブシジョンをおこなっても改善効果は乏しいと当院は考えています。

ニキビ跡の凹みを改善するために必要なことは何ですか?

答え

「ニキビ跡の凹みと正常皮膚の凹凸差を縮小する」「凹みの部分を盛り上げる」治療法を選ぶこと、そして「効果の持続が半永久的(不可逆的)」であることです。凹凸差の縮小で一番効果があるのはアブレイティブフラクショナルレーザー、2番手が1540フラクショナルレーザーです。盛り上げで一番効果があるのは、ポテンツァ ドラッグデリバリーモードのポテンツァマックーム・ポテンツァジュベルックと、ローリングスカーに対するサブシジョン(マックームやジュベルック注入を併用した場合)です。

ニキビ跡の凹み(クレーター)は、真皮がもともとの構造に修復できずに瘢痕に置き換わったものです。そのため、ニキビ跡の凹みを改善するためには、真皮への効果的なアプローチが必要となります。ニキビ跡の凹みを改善するためには「ニキビ跡の凹みと正常皮膚の凹凸差を縮小する」「凹みの部分を盛り上げる」治療法を選択する必要があります。また、その「効果の持続が半永久的(不可逆的)」であることも重要なポイントです。先に答えを書きます。

凹凸差を縮小する+半永久的(不可逆的)

「ニキビ跡の凹みと正常皮膚の凹凸差を縮小する」+「効果の持続が半永久的(不可逆的)」で一番効果があるのは、アブレイティブフラクショナルレーザーです。アブレイティブフラクショナルレーザーはダウンタイムが長いため治療が受けられない方も多く、「ニキビ跡の凹みと正常皮膚の凹凸差を縮小する」+「効果の持続が半永久的(不可逆的)」である効果的な治療法の2番手として、1540フラクショナルレーザー(ノンアブレイティブフラクショナルレーザー)があります。ちなみに、フラクショナルレーザーには「凹みの部分を盛り上げる」効果もあり、アブレイティブフラクショナルレーザーよりも1540フラクショナルレーザーの方が「凹みの部分を盛り上げる」効果は高いです。

凹みの部分を盛り上げる+半永久的(不可逆的)

「凹みの部分を盛り上げる」+「効果の持続が半永久的(不可逆的)」で一番効果があるのは、ポテンツァ ドラッグデリバリーモードのポテンツァマックームやポテンツァジュベルックと、ローリングスカーに対するサブシジョン(マックームやジュベルック注入を併用した場合)です。

当院がおこなっているのは、ポテンツァニードルRF ドラッグデリバリーモード(ポテンツァマックーム)と1540フラクショナルレーザーです。サブシジョンは当院ではおこなっておりません。また、ここでいう「効果の持続が半永久的(不可逆的)」とは、瘢痕組織そのものを作りかえる治療のため、ターンオーバーで元に戻る変化ではないという意味です。効果を保証するものではありません。アブレイティブフラクショナルレーザー(フラクショナル炭酸ガスレーザー)はダウンタイムが長く、当院はかつて治療をおこなっていましたが、2回目の治療まで半年から1年空ける必要がありました。

ダーマペンやピーリングでニキビ跡の凹みは改善しますか?

答え

皮膚表面を削る・傷つけるだけの治療(ダーマペン、ケミカルピーリング、クリスタルピーリング、ダーマローラー)は、凹みの変化が小さく、ターンオーバーによりもとに戻る可能性が高い、あるいは効果が不明です。凹んだニキビ跡の治療で効果の持続が半永久的(不可逆的)といえるのは、皮膚を焼く・熱する治療(フラクショナルレーザー、高周波・ラジオ波治療)と、皮膚深くの瘢痕組織を傷つける治療です。

山手皮膚科クリニックではニキビ跡の凹み治療として「ポテンツァニードルRF ドラッグデリバリーモード・ポテンツァマックーム」と「1540フラクショナルレーザー」をおこなっています。下の表は、当院にない治療についても記載したニキビ跡の凹み治療の比較です。

ニキビ跡の凹み治療の比較(★の数=ニキビ跡の凹みの変化の大きさ)※当院にない治療についても記載しています
作用ターゲット領域ニキビ跡の凹みの変化代表的な治療法効果の持続
皮膚表面を削る表皮〜真皮浅層ダーマペン、ケミカルピーリング、クリスタルピーリングターンオーバーによりもとに戻る可能性が高い
皮膚表面〜皮膚の内側を傷つける表皮〜真皮浅層ダーマペン、ダーマローラー不明
皮膚表面を焼き削る表皮〜真皮浅層★★★★炭酸ガスレーザーやEr:YAGレーザーによるフラクショナルレーザー治療半永久的(不可逆的)
皮膚表面を焼いて熱する表皮〜真皮中層★★1540フラクショナルレーザー半永久的(不可逆的)
皮膚の内側を焼く真皮★★★高周波・ラジオ波治療(ポテンツァニードルRF、ポテンツァマックーム、シルファーム)半永久的(不可逆的)
皮膚の内側に薬液を注入する真皮または真皮〜皮下組織★★マックーム、ジュベルック、ヒアルロン酸、PRP(多血小板血漿)、自家脂肪注入する薬剤の作用による
皮膚深くの瘢痕組織を傷つける真皮〜皮下組織★★サブシジョン、ポテンツァニードルRF、シルファーム半永久的(不可逆的)

この表は、あらゆる治療を受けてきた方が「自分が受けてきた治療は、皮膚のどこに、どう作用していたのか」を確認できるように、当院にない治療も含めて並べたものです。効果が半永久的(不可逆的)といえるかどうかは、熱作用があるかどうかで大きく変わります。★は作用ごとの評価であり、機器の総合評価ではありません。なお「半永久的(不可逆的)」とは、瘢痕組織を作りかえる治療のためターンオーバーで元に戻る変化ではないという意味で、効果を保証するものではありません。

なぜ「皮膚を傷つける作用」「熱作用」「薬剤による細胞刺激」を組み合わせるのですか?

答え

医学技術的に、皮膚表面を強く傷つけながら、同時に皮膚の内側を強くかつ安全に傷つけることはできないからです。そのため、ニキビ跡の凹み治療は単独の治療をおこなうよりも、2〜3種類の治療を順番に受けていくことが良いといえます。順番は「皮膚の内側へのアプローチ」→「皮膚表面へのアプローチ」です。さらに、皮膚を傷つけることと同時に熱傷を作り、皮膚の新しい組織をつくる細胞の働きを活性化する成分を導入すると、治療効果をより高めることができます。

凹んだニキビ跡(クレーター)の治療では、皮膚表面へのアグレッシブなアプローチと、皮膚の内側へのアグレッシブなアプローチをおこなうことで、最大限の効果が期待できます。

ここでいう皮膚表面とは表皮〜真皮浅層の領域です。皮膚の内側とは真皮と皮下組織です。医学技術的に、皮膚表面を強く傷つけながら、同時に皮膚の内側を強くかつ安全に傷つけることはできません。

つまり、ニキビ跡の凹み(クレーター)治療は、単独の治療をおこなうよりも2〜3種類の治療を順番に受けていくことが良いといえます。そして、2〜3種類の治療を順番に行う場合、「皮膚の内側へのアプローチ」→「皮膚表面へのアプローチ」の順番でおこなうのが良いです。

また、凹んだニキビ跡(クレーター)治療では、皮膚を傷つけることと同時に熱傷を作ることが重要です。併せて皮膚の新しい組織をつくる細胞の働きを活性化する成分を導入すると、より治療効果を高めることができます。

「皮膚を傷つける作用」と「熱作用」の同時作用の有効性

針を刺して皮膚を傷つけるだけの治療と、レーザーや高周波で熱作用を加える治療では、皮膚に起きることが異なります。ニキビ跡の凹みに針を刺して皮膚を傷つける場合(ダーマペンやダーマローラー、水光注射など)の皮膚への作用は、次の図のとおりです。

ダーマペンやダーマローラー、水光注射などの皮膚への作用
ダーマペンやダーマローラー、水光注射などで針を刺入したときの皮膚への作用です。

1540フラクショナルレーザーでは、針を刺入するだけよりも、安全かつ広範囲および均一に皮膚表面を傷つけることができます。

1540フラクショナルレーザーの作用機序
1540フラクショナルレーザーの作用機序です。針を刺入するだけよりも、安全かつ広範囲および均一に皮膚表面を傷つけることができます。

ポテンツァでは、針を刺入するだけよりも、安全かつ広範囲および均一に皮膚の内側を傷つけることができます。

ニードルRF、ポテンツァとシルファームでの皮膚のリモデリングのメカニズム
ニードルRF(ポテンツァとシルファーム)での皮膚のリモデリングのメカニズムです。

当院が「皮膚を傷つけるだけの治療」で終わらせないのは、この熱作用の差が、効果が半永久的(不可逆的)に残るかどうかを分けると考えているからです。

マックームやジュベルックはどのような薬剤ですか?

答え

マックームやジュベルックは、真皮の再構築を担う線維芽細胞を活性化する「コラーゲンブースター」です。真皮に入れられた主成分は1年〜2年ほど真皮内にとどまり、真皮にダメージが生じたときには線維芽細胞を活性化し、組織の再構築(リモデリング)を助けます。マックームやジュベルックは、線維芽細胞にとって離脱症状がないエナジードリンクのような存在に例えることができます。

私たちの皮膚に傷や火傷ができると、それらを治すために線維芽細胞(せんいがさいぼう)という細胞が傷口に急増します。この線維芽細胞は真皮の再構築の役割を一手に担っています。つまり、線維芽細胞の活力や働きぶりは、傷の治りの早さや、再生する皮膚が良質であるかどうかに影響するのです。

ポテンツァ ドラッグデリバリーモードで使用されるマックームやジュベルックは、この線維芽細胞を活性化する「コラーゲンブースター」です。真皮に入れられたマックームやジュベルックの主成分は1年〜2年ほど真皮内にとどまり、真皮にダメージが生じたときには線維芽細胞を活性化し組織の再構築(リモデリング)を助けます。マックームやジュベルックは、線維芽細胞にとって離脱症状がないエナジードリンクのような存在に例えることができます。

マックームとは?

ポテンツァ用に開発された薬剤です。主成分はPLLA(ポリ乳酸)で、コラーゲンの産生を促す作用があります。PLLAは「溶けるコラーゲン」と呼ばれることもありますが、PLLA自体はコラーゲンではなく、線維芽細胞を刺激してコラーゲンの産生を促す生体吸収性のポリマーです。スレッドリフト(糸リフト)で使用される吸収性の糸や、皮膚の陥凹治療の注射薬に使われている素材と同じものです。ポテンツァではマイクロニードルで開けた皮膚の穴から真皮に注入され、コラーゲンの産生を促します。ニキビ跡の凹み(クレーター)治療、毛穴改善に使います。マックームは時間が経てば体内で自然分解され、安全性が高い薬剤です。類似の働きをする薬剤にジュベルックがあります。

マックーム
ポテンツァ用に開発された薬剤マックームです。主成分はPLLA(ポリ乳酸)です。

当院のドラッグデリバリーモードで使用しているのはマックームです。ポテンツァニードルRFによって生じた熱傷が治癒し、新しい皮膚ができるまでには約2週間を要します。この期間は、治療を行った部位の真皮(血管が豊富な皮膚中層)に、コラーゲンを作り出す線維芽細胞が一時的に急増します。マックームは、この線維芽細胞の働きを支えるために真皮へ入れる薬剤です。マックームは国内未承認の薬剤です(→自費診療に関する表記)。

他院でポテンツァやシルファームを何回も受けたのに効果を感じない方へ

答え

ポテンツァやシルファームはいずれも真皮中〜深層に作用するニードルRFです。すでにその領域の治療を何回も受けている場合、当院では次のアプローチとして表皮〜真皮中層に作用する1540フラクショナルレーザーをおすすめしています。凹んだニキビ跡に対する効果では、表皮〜真皮中層・深層まで治療をおこなうのがベストであるといえるためです。

ニキビ跡の凹み治療は、単独の治療よりも2〜3種類の治療を順番に受けることが良いといえます。他院でポテンツァやシルファームを何回もおこなっている方は、すでに「皮膚の内側へのアプローチ」を重ねてきた状態です。その次に必要になるのは「皮膚表面へのアプローチ」であり、当院では1540フラクショナルレーザーをおすすめしています。

他院での治療歴の有無にかかわらず、パワー設定について患者様のご希望による設定調整はいたしかねます。当院では症状・肌質ごとに使用する最高出力を定めており、その範囲で治療をおこないます。また、予約日の前2か月間に当院および他の医療機関、またはエステサロン等にて美容施術を受けている場合、施術内容に応じて間隔をあけていただく必要があります。必ず予約前に、当院施術が可能となる時期についてお問い合わせください。

どちらが効果が高いという単純な比較は難しく、実際、治療をおこなってみないとわからないところがあります。そのうえで、これまで受けてきた治療がどの深さに作用していたのかを整理して、次の治療を選ぶことが重要です。

山手皮膚科クリニックのニキビ跡の凹み治療はどのような体制ですか?

当院の体制

ニキビ跡の凹みのご相談は自費診療です。まず皮膚科医の石田医師が診察し、診断と治療方法の説明をおこないます。ポテンツァニードルRFと1540フラクショナルレーザーの照射(施術)は、いずれも看護師がおこないます。当院は1540フラクショナルレーザーを2017年に導入して2,500症例以上、ポテンツァニードルRFを2023年に導入しています。

診察と施術の担当

ニキビ跡の凹みの治療をご希望の方には、まずカウンセリングにご来院いただいております。カウンセリング(診察)と経過診察は、皮膚科医の石田医師が担当します。石田医師は当院でニキビおよびニキビ跡の診療を担当している皮膚科医です。この記事の執筆・監修は、皮膚科専門医である院長の豊福一朋がおこなっています。石田医師が診察し、診断と治療方法の説明をおこないます。ポテンツァニードルRF・1540フラクショナルレーザーの照射は看護師がおこないます。効果判定のための経過診察では、石田医師が治療による見た目の変化について確認と説明をおこないます。

ポテンツァニードルRF(2023年導入)

ポテンツァは2025年4月時点で日本国内の稼働台数が750台(うち東京都280台、新宿区60台)のニードルRF治療器で、当院は2023年に導入しました。導入を検討する際にはシルファームとコンペをおこない、ドラッグデリバリーモードとCPチップがニキビ跡治療に非常に有効であると判断し、ポテンツァの方を選んだといった経緯があります。導入後、ポテンツァのニードルRF治療とポテンツァダイヤモンドチップの治療効果が良いので、2025年になって2台目を購入したほどです。

ポテンツァニードルRFの本体
ポテンツァニードルRFの本体です。

アイコン1540フラクショナルレーザー(2017年導入・2,500症例以上)

1540フラクショナルレーザーは東京都内の導入施設数25程度とのことで、当院は2017年に導入し2,500症例以上の実績があります。余談ですが、1540フラクショナルレーザーがポテンツァよりも普及しづらい理由として、機器の価格があげられます。1540フラクショナルレーザー1台の費用で、ポテンツァは2台導入できます。

アイコン1540フラクショナルレーザー
アイコン1540フラクショナルレーザー(サイノシュアー社製)です。

当院の治療方針

凹んだニキビ跡に対しては、皮膚表面を削るだけの治療ではなく、熱作用によって真皮の再構築を促す治療を選びます。そのうえで、ニキビ跡の凹み治療が初めての方にはドラッグデリバリーシステムがあるポテンツァ、すでに他院でポテンツァやシルファームを何回もおこなっている方には1540フラクショナルレーザーをおすすめしています。治療効果は劇的なものではないため、経過診察で見た目の変化を確認しながら進めます。

機器の詳細は ポテンツァニードルRFのページ1540フラクショナルレーザーのページ をご確認ください。ポテンツァ・1540フラクショナルレーザーはいずれも国内未承認の機器です(→自費診療に関する表記)。

ポテンツァと1540フラクショナルレーザーはどちらを選べばよいですか?

答え

ニキビ跡の凹み治療が初めての方は、ドラッグデリバリーシステムがあるポテンツァをおすすめしています。ほかのクリニックですでにポテンツァやシルファームを何回もおこなっている方には、1540フラクショナルレーザーをおすすめしています。2つの大きな差は治療部位の深さで、ポテンツァは真皮中〜深層、1540フラクショナルレーザーは表皮〜真皮中層に熱凝固をおこし、リモデリング効果を発揮します。

ニードルRF(高周波治療器)であるポテンツァ、ノンアブレイティブフラクショナルレーザーである1540フラクショナルレーザーは、ともに凹んだニキビ跡(クレーター)治療として高い効果を発揮します。

ポテンツァと1540フラクショナルレーザーの大きな差は治療部位の深さです。ポテンツァは真皮中〜深層、1540フラクショナルレーザーは表皮〜真皮中層に熱凝固をおこし、リモデリング効果を発揮します。

ポテンツァではドラッグデリバリーシステムを持っていること、1540フラクショナルレーザーではニキビ跡(クレーター)の面積の縮小効果があること、それぞれの強みもあります。どちらが効果が高いという単純な比較は難しく、実際、治療をおこなってみないとわからないところがあります。

凹んだニキビ跡(クレーター)に対する効果では、表皮〜真皮中層、深層まで治療をおこなうのがベストであるといえますが、予算の関係もあると思います。当院では、ニキビ跡の凹み(クレーター)治療が初めての方は、ドラッグデリバリーシステムがあるポテンツァをおすすめしています。ほかのクリニックですでにポテンツァやシルファームを何回もおこなっている方には、1540フラクショナルレーザーをおすすめしています。

ポテンツァと1540フラクショナルレーザーの治療効果の違い
ポテンツァと1540フラクショナルレーザーの治療効果の違いです。作用する皮膚の深さが異なります。
ポテンツァマックームと1540フラクショナルレーザーの比較
施術名治療間隔効果実感までの目安回数作用領域強み効果実感までの費用目安※1
ポテンツァマックーム1か月間隔3回真皮中〜深層ドラッグデリバリー159,600円(マックーム0.5本の場合)/177,600円(マックーム1本の場合)
1540フラクショナルレーザー1か月(4〜6週間)間隔5回表皮〜真皮中層ニキビ跡の凹凸改善と面積縮小効果206,000円(顔全体の場合)/110,000円(両頬のみの場合)

当院が考える標準的な進め方

2〜3種類の治療を「皮膚の内側へのアプローチ」→「皮膚表面へのアプローチ」の順でおこなうという考え方(→なぜ3つの作用を組み合わせるのか)に沿うと、当院の標準的な進め方は、まず真皮中〜深層に作用するポテンツァマックームを1か月間隔で3回、そのうえで表皮〜真皮中層に作用する1540フラクショナルレーザーを1か月(4〜6週間)間隔で5回です。予算やダウンタイムの都合で片方だけを選ぶことも可能です。それぞれの費用は 費用 をご確認ください。

※1:カウンセリング代、経過診察代を除く金額です。施術料金には麻酔代を含みます。ポテンツァマックームは初回49,800円+2回目以降54,900円×2回(マックーム0.5本の場合)、1540フラクショナルレーザーは初回30,000円+2回目以降44,000円×4回(顔全体の場合)で算出しています。項目ごとの料金は 費用 をご確認ください。

ポテンツァと1540フラクショナルレーザーのどちらが向いているかは、凹みのタイプと深さ、これまでの治療歴によって変わります。石田医師の診察でご説明します。

ニキビ・ニキビ跡の凹みの相談を予約する

症例紹介(治療前後)

答え

ポテンツァマックーム(ポテンツァニードルRF ドラッグデリバリーモード)でマックーム1本を導入し、1か月間隔で3回おこなって頬部のニキビ跡を治療した症例です。費用は税込177,600円です。頬部のニキビ跡の赤みが減少し、陥凹が浅くなっています。自由診療です。治療内容・費用・経過・主なリスクは症例に併記しています。

症例:頬部のニキビ跡の凹み(ポテンツァニードルRF)

頬部のニキビ跡のポテンツァ治療前後の写真
ポテンツァ治療前後です。頬部のニキビ跡の赤みが減少し、陥凹が浅くなっています。

頬部の凹んだニキビ跡に対して、ポテンツァニードルRF ドラッグデリバリーモード(ポテンツァマックーム)でマックーム1本を導入し、1か月間隔で3回おこなった症例です。治療後は、頬部のニキビ跡の赤みが減少し、陥凹が浅くなっています。

治療内容:ポテンツァニードルRF ドラッグデリバリーモード(ポテンツァマックーム・マックーム1本導入/CP25チップ・3パス)/治療回数:1か月間隔で3回/費用(税込):177,600円(初回55,800円+2回目以降60,900円×2回)/主なリスク・副作用:治療後の赤み・ほてり(通常翌日には軽快、赤みは1週間程度継続する場合があります)、皮膚のザラつき、発赤・湿疹・毛包炎、治療部位への小さなニキビの発生、肝斑の顕在化。効果・経過には個人差があります。自由診療です。

凹んだニキビ跡は、真皮に生じた瘢痕組織を通常皮膚組織に戻すものではありません。治療の目的は、凹凸差を縮小し、凹みを盛り上げて目立たなくすることです。

ポテンツァニードルRF(ポテンツァマックーム)はどのような治療ですか?

答え

ポテンツァはマイクロニードルRF(高周波)治療器です。マイクロニードルという微細な針を皮下へ穿刺し、針先からRFエネルギーを照射することで、表皮に熱損傷を起こすことなく皮下の真皮層に直接熱エネルギーを与えます。ニキビ跡の凹みに対しては、CP25チップでマックーム0.5本を導入するドラッグデリバリーモードを3パス、顔全体3周でおこないます。照射は看護師がおこない、麻酔なしでの実施はできません。

ニキビ跡・毛穴・小ジワ・肝斑では真皮層の状態が関わっており、ニードルRFで真皮層へアプローチすることにより、これらの症状を改善することが可能になります。ドラッグデリバリーモードで使用するマックームは、マイクロニードルで開けた皮膚の穴から真皮に注入され、コラーゲンの産生を促します(→マックームやジュベルックはどのような薬剤ですか?)。

治療の範囲・パス数

ニキビ跡の凹みに対するポテンツァニードルRFは、CP25チップを使用したドラッグデリバリーあり(マックーム0.5本導入)の3パスです。治療の範囲は、毛穴の鼻のみの治療を除き「顔全体」または「目尻〜フェイスライン+顎裏」となります。薬剤溶解に時間がかかるため、マックームを使用するかどうかは予約受付時にお決めいただいております。

回数と間隔

個人差がありますが、十分な治療効果を得るためには3〜5回程度の治療が必要です。ニキビ跡・ニキビを目的とする場合は1か月間隔で、3回実施後に石田医師の診察(効果判定)を受けていただきます。1〜2か月間隔で3回程度おこなうと、患者様の気になる症状(ニキビ跡、毛穴、シワ等)に対しての肉眼的変化が得られにくく(主観的な効果の実感が乏しく)なってきます。4回目以降は、これまでの治療で得られた効果を維持する目的で、3〜4か月毎の治療を継続されることをおすすめいたします。

ポテンツァニードルRFの治療間隔と効果判定(院内書類「治療スケジュール」より)
目的間隔効果判定までの回数効果判定後
ニキビ跡・ニキビ1か月3回実施後要診察3〜4か月毎を継続
毛穴の開き・肝斑1か月3回実施後要診察3〜4か月毎を継続
美肌・赤ら顔2か月2回実施後要診察3〜4か月毎を継続
エイジングケア2か月2回実施後要診察3〜4か月毎を継続

当院での主な治療対象

  • ニキビ跡の凹み
  • 皮膚のたるみ
  • 小じわ
  • 毛穴の開き
  • 赤ら顔
  • 肝斑
  • 肌質改善

治療をお受けいただけない方

次に該当する方は、ポテンツァによる治療をお受けいただけません。説明同意書のご提出をもって、該当しないことの申告とさせていただいております。

  • 妊娠中の方
  • イソトレチノイン内服中の方および内服終了から1か月を経過していない方
  • 心臓ペースメーカーの植え込み、ステント留置をされている方
  • 顔面に金の糸および非吸収性の糸が挿入されている方
  • 麻酔成分リドカインで過敏症の既往歴がある方
  • 金属を体内に留置している方(金属義歯、歯科矯正を除く)
  • がんや悪性疾患の既往がある方
  • 重度の金属アレルギーの方
  • ケロイド体質の方
  • 抗凝固剤内服中の方

既往症として、糖尿病、心臓疾患、出血傾向のある方は、治療前に申告してください。プロテーゼ挿入部分直上の皮膚には照射はできません。

主なリスク・副作用

  • 術後、発赤や湿疹、毛包炎が生じることがあります。特に毛量が多い部位に生じやすいです。特に痒みを伴う場合は、当院を受診してください
  • 術後は照射部位が赤くほてります。必要時、クリニックで5分程度冷やしていただきます。ご自宅で冷やしていただく必要はありません
  • 術直後の赤みは通常翌日には軽快しますが、術後に生じた赤みは治療後1週間程度継続する場合があります
  • 術後数日から1週間程度、治療部位の皮膚にザラつきが生じる場合があります
  • 治療部位に小さなニキビが発生することがありますが、通常5日程度で自然治癒します。毎回ニキビが多発し、1週間以上経過しても自然治癒しない場合は、肌質に合わない可能性がありますのでポテンツァニードルRFでの治療はできません
  • ポテンツァニードルRFの照射により、これまで目立たなかった肝斑が顕在化または悪化することがあります
  • 治療部位の異常(水疱形成・赤み・腫れ・痒み・痛みがある等)や、ご心配なことがある場合は、速やかに当院にご連絡いただき受診をしてください

肝斑が顕在化または悪化した場合は、医師の診察をお受けいただき、肝斑の症状に応じてポテンツァニードルRFによる治療を継続するか、肝斑治療を優先して行うかを検討・ご提案いたします。効果がみられるまでの回数、治療後の反応には個人差があります。他の医療機関やエステサロンでの施術歴の有無に関わらず、パワー設定について患者様のご希望による設定調整はいたしかねます。

ポテンツァニードルRF 治療後の日常生活(院内書類「治療スケジュール」より)
洗顔・シャワー入浴基礎化粧品化粧飲酒運動
当日から可能翌日から可能翌日から可能翌日から可能翌日から可能翌日から可能
施術の流れ(当日の手順)
  • 予約日前日の夜または当日の朝に、顔の毛を剃っていただきます。産毛、ヒゲの剃り残しがあるとインピーダンス(電気抵抗値)が高くなり効果が低下します
  • 照射時の痛みが非常に強いため、安全かつ効果的に施術を行うために麻酔クリームを使用していただきます。ポテンツァニードルRFは麻酔なしでの実施はできません(治療目的が肝斑の場合を除く)
  • 術前に、身に着けている金属製品を外していただきます
  • 洗顔をして日焼け止めやお化粧を完全に落としていただきます
  • ドラッグデリバリーモードおよびRFがモノポーラ設定の場合、腰に対極板を貼付します
  • 必要時、髪の毛を専用のシートで保護します
  • 麻酔を除去します(治療目的が肝斑の場合を除く)
  • 照射範囲全体を消毒します。アルコールアレルギーがある方は、アルコール綿以外の消毒綿を使用します
  • マックーム使用の場合、照射範囲全体にマックーム溶液を塗布します
  • 照射範囲をブロック分けするため、専用のペンでマーキングします
  • ポテンツァニードルRFを照射します。麻酔が効いていても照射による痛みがあります。照射時間は、お顔全体で20〜30分程度です
  • マックーム使用の場合、マックーム溶液を塗布しながらポテンツァニードルRFを照射します
  • 必要時、患者様ご自身にて照射部位をアイスノンで5分程冷やしていただきます
  • 終了後、基礎化粧品、お化粧はせずにご帰宅いただきます
看護師施術に共通する注意事項
  • 過度の日焼け、湿疹、皮膚炎、炎症の強いニキビ、傷、カサブタがある箇所への照射はできません
  • 安全に施術を行うために、治療期間中は日焼けを避け、日中外出時には必ず日焼け止めを使用してください
  • 日焼けをした後や大事なご予定がある前は、最低2週間あけて施術をお受けになることをおすすめします
  • 術前・術後3日間は、施術部位へのトレチノイン、アダパレンおよび過酸化ベンゾイル含有のニキビ治療外用剤、ピーリング石鹸の使用を中止してください
  • 術後3日間はハイドロキノンの使用を中止してください
  • プロテーゼ挿入部分直上の皮膚には照射はできません
  • 術後1週間は施術部位へのマッサージをお控えください。なお、肝斑、シワ、たるみ、皮膚の菲薄化の原因となるため、当院といたしましては顔面へのマッサージは推奨しておりません
治療効果を高める製品のご案内(エラスリフト)

ポテンツァニードルRFによって生じた熱傷が治癒し、新しい皮膚ができるまでに約2週間を要します。この期間は、治療を行った部位の真皮(血管が豊富な皮膚中層)に線維芽細胞というコラーゲンを作り出す細胞が一時的に急増します。このときに、コラーゲンサプリを摂取することにより、線維芽細胞の働きがより活性化し、新しく作られる皮膚のコラーゲン量の増加と質の向上が期待できます。当院では京都大学と共同開発したロート製薬の「エラスリフト」(飲むコラーゲン&エラスチン)を推奨しております。1日2回、朝晩1袋ずつ摂取する場合、1箱30袋入りのためポテンツァニードルRFとの併用では1箱が目安となります。ニキビ跡の改善およびリフトアップ目的の治療との相性がとても良いものです。当院では2018年より取り扱いを開始し、ポテンツァニードルRFに限らず、シミレーザー治療後やHIFU治療後など、多くの患者様にご好評をいただいております。

ポテンツァ(機器)とマックーム(薬剤)は、いずれも国内未承認です(→自費診療に関する表記)。

1540フラクショナルレーザーはどのような治療ですか?

答え

「アイコン 1540フラクショナルレーザー(サイノシュアー社製)」の1540nmという波長のレーザーを皮膚に照射し、真皮に小さな点状の熱凝固を生じさせる治療です。真皮に熱凝固が生じると、組織の収縮と、熱傷の治癒過程(創傷治癒過程)による皮膚組織の再構築が促されるためコラーゲンが増加します。治療の理論としては1回あたり20%程度の密度の改善で、十分な効果を得るためには4〜6週間の間隔で少なくとも5〜7回程度の治療が必要です。照射は看護師がおこない、麻酔なしでの実施はできません。

この作用により、ニキビ跡の凹みの改善や、シワの改善、毛穴の縮小、肌の若返りなどの効果が得られます。1540nmという波長は、従来のノンアブレイティブフラクショナルレーザーより皮膚の深く(表皮〜真皮中層)まで届きます。また、ハンドピース先端のクリスタル(レーザー照射面)が5℃に冷却されるコンタクトクーリングシステムを搭載しており、レーザー照射時の疼痛緩和に加え、皮膚表面への熱ダメージを最小限に抑え、術後の皮膚の赤みを軽減します。

回数と間隔・治療のエンドポイント

治療の理論としては1回あたり20%程度の密度の改善となります。十分な効果を得るためには、4〜6週間の間隔で少なくとも5〜7回程度の治療が必要です。一定期間に定期的に行うことで効果が得られる治療であるため、年に1〜2回程度の照射については治療をお断りする場合があります。効果の確認のために、5〜7回目の1か月後に経過診察にご来院いただきます(要自費診察料)。

エンドポイントとは、患者様の気になる症状(ニキビ跡・シワ・毛穴など)に対しての肉眼的変化が得られにくく(効果の実感が乏しく)なってくる時点のことです。当院では、症状・肌質毎に使用する最高出力を定めています。各患者様の最高出力での治療を5回行った時点を1540フラクショナルレーザーのエンドポイントとしています。多くの方が初回または3回目で最高出力となり、5回目または7回目で治療のエンドポイントを迎えます。

エンドポイントを迎えた後は、1540フラクショナルレーザーによって得られた効果を維持する目的(メンテナンス)で、3〜4か月ごとの照射をおすすめしております。前回照射より4か月以上間隔が空いた場合、治療後の皮膚トラブルを避けるため、照射パワーを2段階下げて再開いたします。

1540フラクショナルレーザーの治療間隔と効果判定(院内書類「治療スケジュール」より)
目的間隔効果判定までの回数効果判定後
ニキビ跡・毛穴1か月5回または7回実施後要診察3〜4か月毎を継続
エイジングケア1か月5回実施後要診察3〜4か月毎を継続

スタック照射(オプション)

希望範囲全体への照射後、深いニキビ跡箇所に対しては、ご希望によりスタック照射(同一箇所に3ショット連続照射)をおこなっております。1か所につき330円(税込)の追加料金がかかります。スタック照射のみの施術は行なっておりません。

当院での主な治療対象

  • ニキビ跡の凹み
  • シワの改善
  • 毛穴の縮小
  • 肌の若返り

治療をお受けいただけない方

  • 妊娠中の方
  • イソトレチノイン内服中の方および内服終了から1か月を経過していない方
  • すでに肝斑が濃く存在する方(肝斑を悪化させるおそれがあるため)

説明同意書のご提出をもって、該当しないことの申告となります。プロテーゼ挿入部分直上の皮膚には照射はできません。

主なリスク・副作用

  • 術後、発赤や湿疹、毛包炎が生じることがあります。鼻下や額など毛量が多い部位に生じやすいです。特に痒みを伴う場合は、当院を受診してください
  • 術後は照射部位が赤くほてります。クリニックで十分に冷やしていただきます。ご自宅で冷やしていただく必要はありません。術後の赤みは通常1〜2日で消退します
  • 術後数日〜1週間程度、治療部位の皮膚にザラつきが生じます
  • 照射面は硬いクリスタルに角錐状の突起があり、それを皮膚に押し当ててレーザーを照射するため、レーザー照射後に微細な点状皮内出血が生じることがあります。点状皮内出血は通常1週間ほどで自然に消退します
  • レーザーのハンドピースの形状痕が1〜6週間残ることがあります(特に目の下・こめかみ)。この形状痕は通常、時間の経過とともに消退します
  • 皮膚の創傷治癒過程を促す治療であるため、継続治療期間中に皮膚の赤みが持続する、あるいは寒暖差や飲酒時に通常より皮膚が赤くなるといった症状がみられる場合があります。これらの症状は、照射部位に皮膚を作りかえるために毛細血管が新生、増加することによります
  • 治療部位に小さなニキビが発生することがありますが、通常5日程度で自然治癒します。毎回ニキビが多発し、1週間以上経過しても自然治癒しない場合は、肌質に合わない可能性がありますので1540フラクショナルレーザーでの治療はできません
  • 照射により、これまで目立たなかった肝斑が顕在化または悪化することがあります

ニキビ治療と、1540フラクショナルレーザーによる凹んだニキビ跡の治療は、並行して行うことができません。肝斑が顕在化または悪化した場合は、医師の診察をお受けいただき、肝斑の症状に応じて1540フラクショナルレーザーによる治療を継続するか、肝斑治療を行うかを検討・ご提案いたします。他の医療機関やエステサロンでの施術歴の有無に関わらず、パワー設定について患者様のご希望による設定調整はいたしかねます。

1540フラクショナルレーザー 治療後の日常生活(院内書類「治療スケジュール」より)
洗顔・シャワー入浴基礎化粧品化粧飲酒運動
当日から可能翌日から可能直後から可能直後から可能当日から可能当日から可能
施術の流れ(当日の手順)
  • 予約日前日の夜または当日の朝に、顔の毛を剃っていただきます。産毛、ヒゲの剃り残しがあると皮膚にレーザーが当たらない箇所が生じ、効果が低下します
  • レーザー照射時の痛みが非常に強いため、安全かつ効果的に施術を行うためにクリームまたはテープの麻酔を使用していただきます。1540フラクショナルレーザーは麻酔なしでの実施はできません
  • 洗顔をして日焼け止めやお化粧を完全に落としていただきます
  • 必要時、髪の毛を専用のシートで保護します
  • 麻酔を除去します
  • 専用のゴーグルで目を保護します(鼻と目の周囲照射時は、ゴーグルを外して照射を行います)
  • 照射範囲をブロック分けするため蛍光ペンでマーキングします
  • レーザーを照射します。麻酔が効いていても照射による痛みがあります。照射時間は、お顔全体で10分程度です
  • 希望範囲全体への照射後、深いニキビ跡箇所に対しては、ご希望によりスタック照射(同一箇所に3ショット連続照射、追加料金あり)をおこないます
  • 患者様ご自身にて照射部位をアイスノンで5〜15分程度冷やしていただきます
  • 終了後、直後から基礎化粧品の使用、お化粧が可能です
看護師施術に共通する注意事項
  • 過度の日焼け、湿疹、皮膚炎、炎症の強いニキビ、傷、カサブタがある箇所への照射はできません
  • 安全に施術を行うために、治療期間中は日焼けを避け、日中外出時には必ず日焼け止めを使用してください
  • 日焼けをした後や大事なご予定がある前は、最低2週間あけて施術をお受けになることをおすすめします
  • 術前・術後3日間は、施術部位へのトレチノイン、アダパレンおよび過酸化ベンゾイル含有のニキビ治療外用剤、ピーリング石鹸の使用を中止してください
  • 術後3日間はハイドロキノンの使用を中止してください
  • プロテーゼ挿入部分直上の皮膚には照射はできません
  • 術後1週間は施術部位へのマッサージをお控えください。なお、肝斑、シワ、たるみ、皮膚の菲薄化の原因となるため、当院といたしましては顔面へのマッサージは推奨しておりません
治療効果を高める製品のご案内(エラスリフト)

1540フラクショナルレーザーによって生じた熱傷が治癒し、新しい皮膚ができるまでに約2週間を要します。この期間は、治療を行った部位の真皮(血管が豊富な皮膚中層)に線維芽細胞というコラーゲンを作り出す細胞が一時的に急増します。このときに、コラーゲンサプリを摂取することにより、線維芽細胞の働きがより活性化し、新しく作られる皮膚のコラーゲン量の増加と質の向上が期待できます。当院では京都大学と共同開発したロート製薬の「エラスリフト」(飲むコラーゲン&エラスチン)を推奨しております。1日2回、朝晩1袋ずつ摂取する場合、1箱30袋入りのため1540フラクショナルレーザーとの併用では1箱が目安となります。当院では2018年より取り扱いを開始し、多くの患者様にご好評をいただいております。

1540フラクショナルレーザーは国内未承認の機器です(→自費診療に関する表記)。

ニキビが多い場合は先にニキビ治療が必要ですか?

答え

必要です。いま、あなたの肌にニキビが多発しているのであれば、まずはニキビ治療を優先してください。凹んだニキビ跡治療の中には、その作用機序(メカニズム)から治療後の副作用としてニキビができるものもありますし、炎症性ニキビがあるところにはおこなえない治療もあります。ニキビ跡の凹みを治療するはずが、治療のために新たに凹んだニキビ跡ができてしまうのは、患者様にとって不利益でしかありません。

ニキビ跡の凹み(クレーター)にお悩みの方の肌には、いまもまだ活発にニキビができたり治ったりを繰り返している場合があります。凹んだニキビ跡(クレーター)ができてしまうと、将来どんな治療をおこなっても、ニキビ跡が無いもとの肌に戻すことはできません。

ニキビ跡の凹み(クレーター)の改善治療は回数がかかり、費用も高額となります。だからこそ、治療の前提として新しいニキビを作らないことが先決です。いま、まさに凹んだニキビ跡(クレーター)治療をおこなっている最中のあなたも、新しいニキビをしっかり予防しながら治療を続けることが重要です。

ニキビ治療と、1540フラクショナルレーザーによる凹んだニキビ跡の治療は、並行して行うことができません。ニキビが多発している場合は、ニキビの治療を先に進めてから凹みの治療に移ります。ニキビそのものの治療については ニキビ(尋常性痤瘡)の診療ページ をご確認ください。

治療効果を実感するために確認しておくことは何ですか?

答え

ご自身がお受けになる治療の①使用機器、②1回の治療で何パスするか(何回当てるか)、③肌のどの部分に作用しているのか、④薬剤の有効成分と効果はなにか、⑤治療前後の見た目の変化、をきちんと確認しましょう。ニキビ跡の凹みの数そのものは、どんなに治療をしても変わることはありません。治療で得られる効果は劇的なものではないため、毎日ご自身のお肌を見ていると治療効果が良くわからないことがほとんどです。

ニキビ跡の凹み(クレーター)治療で確実な効果を得るために必要なことは、「新しいニキビができるのを予防する」ことと「患者様自身が治療に対する理解を深める」ことです。

ニキビ跡の凹み(クレーター)の数そのものはどんなに治療をしても変わることはありません。レーザーや高周波で皮膚に安全に熱傷を作り、ニキビ跡(クレーター)の凹凸の程度を縮小させることが「ニキビ跡の凹み」治療の効果の作用機序です。治療で得られる効果は劇的なものではないため、毎日ご自身のお肌を見ていると治療効果が良くわからないことがほとんどです。だからこそ、次の5点を確認しておいてください。

  • 使用機器
  • 1回の治療で何パスするか(何回当てるか)
  • 肌のどの部分に作用しているのか
  • 薬剤の有効成分と効果はなにか
  • 治療前後の見た目の変化

当院のニキビ跡の凹み(クレーター)治療では、効果判定のための経過診察をおこない、治療による見た目の変化について確認と説明をおこなっています。

当院の治療でいえば、ポテンツァニードルRFはCP25チップでマックーム0.5本を導入する3パス(真皮中〜深層)、1540フラクショナルレーザーは1回あたり20%程度の密度の改善(表皮〜真皮中層)です。何がどこに作用しているのかを知っておくことが、効果の実感につながります。

カウンセリングから治療までの流れはどうなりますか?

答え

カウンセリングおよび治療のご予約は、予約サイトからご予約をお取りいただく完全WEB予約制です。クリニック受付ならびにお電話では予約の受付はいたしておりません。まず皮膚科医の石田医師のカウンセリングを受けていただき、施術は別日のご予約となります。当院の方針では、カウンセリング日と初回施術は別日を推奨しております。

  1. WEB予約予約サイトへいき、選択メニューボタンから「ニキビ・ニキビ跡の凹み」のご相談を選択ください。クリニック受付ならびにお電話では予約の受付はいたしておりません。
  2. カウンセリング(石田医師の診察)ニキビ跡の凹みの治療をご希望の方は、まずカウンセリングにご来院いただいております。皮膚科医の石田医師が診察し、診断と治療方法の説明をおこないます。ニキビ跡の凹みのご相談は自費診療です。カウンセリング料金は、当院で自費診療のご相談が初めての方は税込3,300円、すでに自費診療のご相談歴がある方は税込1,650円です。前回相談日または前回治療日から1年以上経過している方は、再度診察(再カウンセリング)が必要です。
  3. 施術の予約カウンセリングのご予約時点で施術のご予約はお取りいただけません。当院の方針ではカウンセリング日と初回施術は別日を推奨しております。患者様からのご希望があり当日の予約に空きがある場合に限り、カウンセリングと同日に施術をお受けいただくことが可能です。カウンセリング時に当院からの同日施術への誘導、営業行為は一切ありませんのでご安心ください。ポテンツァのマックーム使用の有無は、薬剤溶解に時間がかかるため予約受付時にお決めいただきます。
  4. 施術前日または当日朝の準備予約日前日の夜または当日の朝に、顔の毛を剃ってください。産毛、ヒゲの剃り残しがあると、ポテンツァではインピーダンス(電気抵抗値)が高くなり、1540フラクショナルレーザーではレーザーが当たらない箇所が生じるため、効果が低下します。
  5. 麻酔照射時の痛みが非常に強いため、安全かつ効果的に施術を行うために麻酔クリームまたはテープ麻酔を使用していただきます。ポテンツァニードルRF・1540フラクショナルレーザーはいずれも麻酔なしでの実施はできません。麻酔クリームは国内未承認の外用局所麻酔剤で、韓国からの個人輸入によるものです。
  6. 照射(看護師がおこないます)洗顔と消毒のうえ、照射範囲をマーキングして照射します。麻酔が効いていても照射による痛みがあります。照射時間はお顔全体でポテンツァが20〜30分程度、1540フラクショナルレーザーが10分程度です。ポテンツァのドラッグデリバリーモードでは、マックーム溶液を塗布しながら照射します。
  7. 冷却・ご帰宅照射部位をアイスノンで冷やしていただきます(ポテンツァは必要時5分程、1540フラクショナルレーザーは5〜15分程度)。ポテンツァの場合は、基礎化粧品・お化粧はせずにご帰宅いただきます。1540フラクショナルレーザーの場合は、直後から基礎化粧品の使用、お化粧が可能です。
  8. 2回目以降の治療と効果判定の経過診察ポテンツァマックームは1か月間隔で3回、1540フラクショナルレーザーは1か月間隔で5回または7回を実施したのち、石田医師の経過診察で効果判定をおこないます(要自費診察料)。効果判定後は、効果を維持する目的で3〜4か月毎の治療を継続されることをおすすめしています。

ご予約の変更およびキャンセルは、予約日の2日前までに予約サイトから手続きをおこなってください。休診日は電話での予約対応を行っておりません。詳細は「看護師施術予約規約」をご確認ください。予約日の前2か月間に当院および他の医療機関、またはエステサロン等にて美容施術を受けている場合、施術内容に応じて間隔をあけていただく必要があります。必ず予約前にお問い合わせください。カウンセリングおよび経過診察または最終施術のいずれか直近の日付から1年経過したのち、治療開始または治療再開をご希望の場合は、施術のご予約前に再度医師のカウンセリングが必要です。

ニキビ跡を作らないための予防とホームケアはどうすればよいですか?

答え

ニキビ跡はいったん凹んでしまうと、自然にもとに戻ることは難しいです。院長の見解として、ホームケアも効果が高いものがあるとは思いません。ニキビ跡をつくらせない最大のポイントは、炎症性ざ瘡である赤ニキビと黄色ニキビを早期に治療して、早く炎症を鎮静化することです。このためには、まず皮膚科専門医がいる皮膚科クリニックで保険診療と治療を受けてください。

皮膚科ではさまざまな外用剤、内服抗生剤を使って治してくれます。外用剤が一般的ですが、重度の場合は内服抗生剤が処方されます。ニキビはホルモンバランスによって引き起こされることも多いため、漢方薬が用いられる場合もあります。

美容皮膚科を受診するタイミング

これは院長の見解ですが、最初から美容皮膚科を受診することはおすすめしません。当院は、まず保険診療の外用剤・内服で炎症を早く鎮静化することが、ニキビ跡を作らせないための最優先だと考えています。美容皮膚科を受診するタイミングは、保険診療だけの治療で抑えきらない時です。保険診療での治療を続けながら、ピーリング、レーザーなどの自由診療を追加するのがよいと思います。

※診療のシステム上、ニキビの治療で保険診療と自費診療を並行しておこなうことはできません。混合診療禁止の原則があります。美容皮膚科では自由診療をおこない、別のクリニックで保険診療を継続することになります。なお当院は、2023年7月29日をもちまして一般保険診療を終了しております。

ニキビ跡の凹み治療の費用はいくらですか?

答え

自由診療です。カウンセリング料金は、当院で自費診療のご相談が初めての方は3,300円、すでに自費診療のご相談歴がある方は1,650円です。ポテンツァニードルRF(ニキビ跡・マックーム0.5本導入・3パス)は初回49,800円、2回目以降54,900円。1540フラクショナルレーザーは顔全体が初回30,000円、2回目以降44,000円、両頬が22,000円です(いずれも税込・麻酔代を含みます)。効果実感までの費用目安は、ポテンツァマックームが159,600円〜177,600円、1540フラクショナルレーザーが110,000円〜206,000円です。

診察料(自費)

ニキビ跡の凹みのご相談・経過診察(税込)
項目適用条件費用
自費初診料(カウンセリング料金)当院で自費診療のご相談が初めての方¥3,300
自費診察料すでに自費診療のご相談歴がある方、経過診察時、再カウンセリング時¥1,650

ポテンツァニードルRF(ニキビ跡)の施術料金

ポテンツァニードルRF|1回あたりの料金(税込・麻酔代を含みます)。範囲は顔全体3周
施術内容初回2回目以降
CP25チップ/ドラッグデリバリーあり・マックーム0.5本導入/3パス¥49,800¥54,900
CP25チップ/ドラッグデリバリーあり・マックーム1本導入/3パス¥55,800¥60,900

初回料金は、当院でポテンツァニードルRFの施術が初めての方が対象です。治療の範囲は、毛穴の鼻のみの治療を除き「顔全体」または「目尻〜フェイスライン+顎裏」となります。

1540フラクショナルレーザーの施術料金

1540フラクショナルレーザー|範囲別・1回あたりの料金(税込・麻酔代を含みます)
範囲初回2回目以降
顔全体(額は眉上6cmまでの範囲)¥30,000¥44,000
目尻〜フェイスライン(鼻含む)+顎裏¥30,000¥44,000
目尻〜フェイスライン(鼻含む)¥33,000
両頬+鼻全体¥27,500
両頬+目の周囲¥27,500
両頬¥22,000
額(眉上6cmまでの範囲)¥22,000
目の周囲¥22,000
鼻全体(テープ麻酔を使用します)¥16,500
スタック照射(オプション・1か所)¥330

スタック照射のみの施術は行っておりません。

効果実感までの費用目安

  • ポテンツァマックーム(1か月間隔・3回):159,600円(マックーム0.5本の場合)/177,600円(マックーム1本の場合)
  • 1540フラクショナルレーザー(1か月間隔・5回):206,000円(顔全体の場合)/110,000円(両頬のみの場合)

施術料金には麻酔代を含みます。効果実感までの費用目安には、カウンセリング代、経過診察代を含みません。上記はご案内時点の料金です。実際の料金は治療当日の料金設定に準じます。将来において料金が改定される場合があります。最新の料金は 1540フラクショナルレーザーの料金ポテンツァの料金 をご確認ください。

ニキビ跡についてよくある質問

答え

ニキビ跡は「赤み」「色素沈着」「凹み(クレーター)」に分かれ、それぞれ有効な治療が異なります。赤いニキビ跡と茶色いニキビ跡は時間とともに薄くなりますが、凹んだニキビ跡は日常のケアで消えることはなく、クリニックでの治療のみが効果があります。

ニキビ跡のタイプと治療方法
ニキビ跡のタイプ治療方法
赤みIPL(フォトフェイシャルなど)、色素レーザー
色素沈着ピーリング、ビタミンCイオン導入、エレクトロポレーション
凹み(クレーター)ダーマペン、ニードルRF、フラクショナルレーザー、サブシジョン
ニキビ跡をきれいに消すために日常で気をつけることは何ですか?

赤いニキビ跡は炎症の名残です。かならず時間とともに薄くなっていきます。注意しないといけないのは、同じ場所に繰り返しニキビができると、陥凹したり、皮膚表面に微細な瘢痕を残すことです。また、炎症後の色素沈着の予防に紫外線対策をおこなってください。茶色いニキビ跡は炎症後の色素沈着です。炎症をおこして3〜6か月で消えることが多いのですが、気になる場合はビタミンC誘導体が入ったローションがおすすめです。美白にはハイドロキノンが良いのですが、剤形によっては毛穴が詰まって、あたらしくニキビをつくることがあるので注意が必要です。凹んだニキビ跡は日常のケアで消えることはなく、クリニックでの治療のみが効果があります。

ニキビ跡を治すためにどうすればいいですか?

平坦な赤いニキビ跡は、かならず時間とともに薄くなっていきます。盛り上がりがあれば、炎症性のニキビですから皮膚科での治療が必要です。炎症後の色素沈着である茶色いニキビ跡には、ビタミンC誘導体が入ったローションが効果があります。トラネキサム酸は色素沈着に有効です。市販のトランシーノがよいと思います。

ニキビ跡のクレーター状態を治しやすい方法はありますか?

クレーター状態になったニキビ跡を治療するには、ヒアルロン酸注入、サブシジョン、ダーマペン、ポテンツァやシルファームなどのニードルRF、フラクショナルレーザーなどの治療方法があります。美容皮膚科で治療を受けることができます。当院がおこなっている治療については、このページの ポテンツァと1540フラクショナルレーザーはどちらを選べばよいですか? 以降に詳細を記載しています。

ニキビ跡の治療方法はどのくらいの期間がかかりますか?

ニキビ跡の治療にはクレーターや凹みの深さ、数、範囲で異なります。また個人の治療に対する反応の差もあります。通常は数ヶ月から1年程度の期間がかかることが多いです。

ニキビ跡を治すために気をつけるべきことはありますか?

ニキビ跡を治すためには、ニキビが悪化することを避けるために早期の治療が大切です。保険診療の皮膚科で外用剤による治療を受けられることをおすすめします。また、日頃のスキンケア(洗顔、生活習慣)に気をつけることが重要です。ニキビを気にして触り続けると、炎症が進み悪化させてニキビ跡をつくることになりますので注意してください。

ニキビ跡の治療方法は何がありますか?

ニキビ跡の治療方法としては、クリニックでの治療が一般的です。ニキビ跡のタイプごとに、上の表のとおり治療方法が分かれます。

ニキビ跡が治っても完全に消えないことはありますか?

赤いニキビ跡や茶色いニキビ跡は消えても、同じ部位に繰り返しニキビができて、ニキビが治っても、再度赤いニキビ跡や茶色いニキビ跡になることはあります。ニキビ跡が治った後でも、ニキビが再発した場合は、保険診療の皮膚科を受診して早めに適切な治療を行うことが大切です。

ニキビ跡をきれいに消すためには、どのようなスキンケアが効果的ですか?

赤いニキビ跡や茶色いニキビ跡をきれいに消すためには、ビタミンC誘導体を含んだ化粧水を使用することが効果的です。また、紫外線から肌を守るためにサンスクリーン(日焼け止め)を使用することもおすすめです。

ニキビ跡の原因は何ですか?

赤いニキビ跡の原因は、ニキビの炎症が収まったあとに血管の拡張や、血管の周囲にリンパ球という細胞がのこっていることが原因です。炎症の名残です。これらの状態は時間とともに正常化します。血管の拡張は収まり、リンパ球は血管の中に戻っていきます。結果、赤みが消え、肌色が戻ります。茶色いニキビ跡は、ニキビが治った跡の炎症後色素沈着です。やけどやケガのあとに一時的に茶色になるのと同じメカニズムです。炎症のあと、表皮のメラノサイトの働きが活発化して大量のメラニンをつくるためです。一般に炎症後色素沈着は炎症後1か月頃に色のピークとなり、その後徐々に薄くなります。消えるのは個人差があり、3か月〜半年、長いと1年以上かかることもあります。

皮膚科でニキビ跡を治すには?

美容皮膚科でのニキビ跡の治療はさまざまです。一般にニキビ跡は「赤み」「色素沈着」「凹み(クレーター)」があります。この中で、ご自身に当てはまる治療をお受けになってください。

ニキビ跡はレーザー治療を何回すれば治りますか?

ニキビ跡の凹みの程度によって、治療回数はかわります。当院でつかっているアイコン1540フラクショナルレーザーでは、3〜5回あたりで変化を実感される方が多いようですが、効果判定は5回または7回を実施したあとの経過診察でおこないます。フラクショナル炭酸ガスレーザーでは、もっと少ないかもしれませんが、皮膚の修復にかかる時間、ダウンタイムの関係で2回めの治療を長く開ける必要があります。当院はかつて、フラクショナル炭酸ガスレーザーでの治療を行っていましたが、半年から1年空けていました。

ニキビ跡の治療には何回ほど通院が必要ですか?

治療にどのような機器を使用するか、ニキビ跡の凹みはどのくらいかで治療回数、通院期間がかわります。機器のバリエーションが多彩なので、ご希望の治療があるクリニックのホームページをみられるのをおすすめします。当院では、ポテンツァマックームが1か月間隔で3回実施後に効果判定(十分な効果を得るには3〜5回程度)、アイコン1540フラクショナルレーザーが1か月(4〜6週間)間隔で少なくとも5〜7回です。私見ですが、エンドポイント(5回または7回)を過ぎてなお続けた場合、アイコン1540フラクショナルレーザーでは7〜9回で治療効果は平行線になるように思います。したがってこれが、治療総回数と考えています。

山手皮膚科クリニック院長 豊福一朋

この記事の執筆・監修

豊福 一朋(とよふく かずとも)

公益社団法人日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医・医学博士・経営管理学修士(MBA)

ニキビ跡の凹み(クレーター)のページをご覧いただき、ありがとうございます。当院では高周波(ニードルRF)治療器の「ポテンツァ」と、波長1540ナノメートルという真皮のリモデリング(再構成)に適したレーザー光が出る「1540フラクショナルレーザー」で治療をおこなっています。凹んだニキビ跡は、どんな治療をしてもニキビ跡が無いもとの肌に戻すことはできません。だからこそ、何がどの深さに作用して、どこまで変わるのかをご理解いただくことが大切だと考えています。医師が症状を診て、適切な治療計画を立てます。どうかカウンセリングにお越しください。

経歴
  • 1991年 長崎大学医学部卒業
  • 1991年 長崎大学病院泌尿器科、九州大学病院皮膚科にて卒後研修
  • 1994年 九州大学大学院医学研究科入学。同年、カナダ医学奨学金(Royal Canadian Medical Foundation)にてカナダ・アルバータ州立大学皮膚科(エドモントン)に留学
  • 1997年 九州中央病院皮膚科医長
  • 1998年 九州大学大学院医学研究科修了(医学博士)
  • 1999年 米国国立衛生研究所(NIH)(メリーランド州ベセスダ)研究員
  • 2001年 佐賀県立病院皮膚科医長
  • 2002年〜2004年 慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)
  • 2005年 山手皮膚科クリニックを開設

自費診療に関する表記

ニキビ跡の凹み(クレーター)治療の概要
診療区分自由診療(保険適用外)
使用機器・薬剤ポテンツァニードルRF(マイクロニードルRF治療器/CP25チップ・ドラッグデリバリーモード/マックーム0.5本導入・3パス)、アイコン1540フラクショナルレーザー(サイノシュアー社製/波長1540nm/ノンアブレイティブフラクショナルレーザー)、マックーム(主成分PLLA=ポリ乳酸)
照射出力等ポテンツァニードルRFは顔全体3周・3パス、照射時間はお顔全体で20〜30分程度です。1540フラクショナルレーザーは治療の理論として1回あたり20%程度の密度の改善で、照射時間はお顔全体で10分程度です。出力は症状・肌質毎に当院で定めた最高出力の範囲内で設定し、患者様のご希望による設定調整はいたしかねます。
治療期間・回数ポテンツァニードルRFは1か月間隔で3回実施後に効果判定の診察(十分な治療効果を得るためには3〜5回程度)、以後は3〜4か月毎を継続します。1540フラクショナルレーザーは4〜6週間の間隔で少なくとも5〜7回程度、5〜7回目の1か月後に経過診察、以後は3〜4か月ごとのメンテナンス照射です。
リスク・副作用照射に際して麻酔クリームまたはテープ麻酔を使用します(麻酔なしでの実施はできません)。治療後は照射部位が赤くほてり、赤みは1週間程度継続する場合があります(1540フラクショナルレーザーは通常1〜2日で消退します)。術後数日〜1週間程度、皮膚のザラつきが生じます。発赤・湿疹・毛包炎、治療部位への小さなニキビの発生、点状皮内出血、ハンドピースの形状痕(1〜6週間)、肝斑の顕在化または悪化が生じることがあります。効果がみられるまでの回数、治療後の反応には個人差があります。
費用(税込)ポテンツァニードルRF(ニキビ跡・マックーム0.5本導入)初回¥49,800/2回目以降¥54,900。1540フラクショナルレーザー 顔全体 初回¥30,000/2回目以降¥44,000、両頬¥22,000。施術料金には麻酔代を含みます。別途、自費初診料¥3,300(すでに自費診療のご相談歴がある方は¥1,650)、経過診察料¥1,650が必要です。
承認区分ポテンツァ、アイコン1540フラクショナルレーザー、マックーム、および施術時に使用する麻酔クリームは、いずれも国内未承認の医療機器・医薬品です。詳細は下の「未承認医療機器・未承認医薬品に関する明示事項」をご確認ください。

未承認医療機器・未承認医薬品に関する明示事項

医療広告ガイドラインに基づく明示事項(未承認医療機器・未承認医薬品)
対象未承認である旨入手経路
ポテンツァ(マイクロニードルRF治療器)国内未承認の医療機器です医師の判断による個人輸入で入手しています(個人輸入について(厚生労働省)
アイコン1540フラクショナルレーザー(サイノシュアー社製)国内未承認の医療機器です医師の判断による個人輸入で入手しています
マックーム(PLLA=ポリ乳酸を主成分とする薬剤)国内未承認の医薬品です医師の判断による個人輸入で入手しています
麻酔クリーム(外用局所麻酔剤)国内未承認の医薬品です韓国からの個人輸入で入手しています

麻酔クリームについては、国内に同種の効能を有する外用局所麻酔剤の承認医薬品(リドカイン・プロピトカイン配合クリーム等)があります。

上記の治療はいずれも自由診療(保険適用外)です。効果・経過には個人差があります。未承認の医療機器・医薬品を用いた治療であることをご理解のうえ、ご検討ください。

凹んだニキビ跡は、もとの肌に戻すことはできません。そのうえで何がどこまで変わるのかを、皮膚科医の石田医師が診察してご説明します。カウンセリング日と初回施術日は別日を推奨しており、同日施術への誘導や営業行為は一切ありません。

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