自費診療のご案内

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眼瞼黄色腫

眼瞼黄色腫の症状

眼瞼黄色腫は上下眼瞼(まぶた)にできる黄色の扁平な隆起です。高脂血症があると結節状に盛り上がるという印象があります。中年以降の人に比較的多くみられます。

30歳台男性の両側上眼瞼の平坦な黄色腫

50歳台女性の両側上眼瞼の結節上に盛り上がった黄色腫

20歳台後半女性の下眼瞼の結節状の黄色腫

眼瞼黄色腫の原因

機械的刺激や炎症によって、血液中のリポタンパク(血液中の脂質の総称、LDLコレステロール、悪玉コレステロールなど)が血管外に漏れ出て、マクロファージなどの組織球がこれを取り込みます。取り込んだ組織球は泡沫細胞に変化して皮下に沈着するのが原因です。1/3は高脂血症と伴い、高脂血症Ⅱ型(LDLコレステロール、いわゆる悪玉コレステロール高値)の場合が多いのですが、2/3では高脂血症が認められません。

眼瞼黄色腫の治療

高脂血症Ⅱ型がある場合は、内科で治療を行います。食事療法や内服薬(シンレスタール:商品名プロブコール)で治療します。治療しても黄色腫が消えることはほとんどありませんが、レーザー治療後の再発率を下げると考えています。内科治療を行わなかったり、手術後の中止した場合は再発率は40%という報告があります。高脂血症がない場合でもLDLコレステロールは正常値内高めのことがあり、この場合でも内科治療をおこなったほうがよいというのが代謝病専門の内科医の意見です

メスでの切除術

メスで切除する方法です。黄色腫を紡錘形に切除し縫合します。線状の傷跡が残ります。

レーザー治療

炭酸ガスレーザーを使います。炭酸ガスレは波長10,600ナノメトル(1ナノトルは0.000001ミリメトル)のレです。この波長は水に吸される性質があり、色腫は水分を含んでいるため蒸散させて削り取ることができます。炭酸ガスレスキャナ付きフラクショナル炭酸ガスレーザー(シネロン・キャンデラ社、CO2RE(コア2)レーザー)を使用します。

このスキャナ付きレーザーを使用することによって、材木をカンナで削るように均一に黄色腫を蒸散させることが可能となります。均一に蒸散させることは治癒の期間を短くし、手術後の傷を可能な限り少なくします。治療時間は3-5分で、出血はほとんどありません。治療後の痛みは軽度ですが、痛み止めの抗炎症剤を処方します。シャワーは当日より可能で、洗顔はできます。傷は濡れても治りに影響はありません。およそ2~3週間で傷は治ります。数ヶ月後には赤みがとれ、平らで目立たない傷跡になります。

シネロン・キャンデラ社、CO2RE(コア2)レーザー
スキャナ付き炭酸ガスレーザーは組織を平坦に均一に蒸散させることができます。

スキャナ付き炭酸ガスレーザーは強い出力で一瞬で黄色腫を蒸散させるので、組織のダメージが少なく傷の修復が早くなり、通常型の炭酸ガスレーザーに比べて創跡がめだたなくなります。

治療例

治療前
局麻麻酔薬を注射します。

手術直後
スキャナ付き炭酸ガスレーザーで黄色腫を薄く削り取ります。
傷には創傷保護材を3週間貼ります。

治療後6か月後  
傷跡が目立たず治癒しました。

炭酸ガスレーザー治療料金(自費診療)

黄色腫の大きさ 料金(税込み)
黄色腫の長径の合計が2cmまで  21,600
黄色腫の長径の合計が2~4cmまで 32,400
黄色腫の長径の合計が4cm以上  43,200 

初診料金3,240円、再診料1,080円が別途必要となります。
抗生剤、痛み止め、消毒液、抗生剤軟膏は別途実費(1,0801,620円)。